牛乳を水筒で持ち運びする方法/牛乳瓶型水筒なら大丈夫?

牛乳を水筒で持ち運びする方法/牛乳瓶型水筒なら大丈夫?

牛乳を外出先で飲みたい場合、購入するか持ち運ぶかの2パターンしかありません。では牛乳を持ち運びたい時は水筒に入れてもいいのでしょうか。

牛乳瓶型水筒なら保温性も高く洗いやすいため入れてもいいのでしょうか。

この記事では牛乳の持ち運び方について解説しています。

目次

牛乳を水筒に入れての持ち運びは危険か?

はじめに、牛乳を水筒に入れて持ち運ぶことを推奨している水筒メーカーはありません。

以下のように水筒メーカーのFAQにも書かれています。

牛乳や、乳飲料、果汁などは入れないでください。腐食や変質の原因となります。またそのまま長く放置した場合、腐敗、変質により、ガスが発生して本体の内圧があがり、せんやふたが開かなかったり、内容物が吹き出たり、部品が破損して飛散する危険があります。

https://support.tiger.jp/faq/show/5417?category_id=160&site_domain=faq

牛乳は10℃以下で保冷するように牛乳の紙パックに書かれています。

鮮度を保ったまま飲むには紙パック開封後、冷蔵庫で10℃以下に保管をしながら2日程度で飲み切ることが必須になります。

このように、牛乳は雑菌に触れると傷みやすく、温度管理も必要なので、水筒に入れて持ち運ぶのには向かない飲み物なのです。

うまく管理ができない状況で無理をして水筒に牛乳を入れると、傷んだ牛乳からガスが発生して、水筒内の内圧が上がり、蓋が開かなくなるだけではなく、中で腐ってしまった牛乳が飛び出してくるのです。

そうなると、水筒そのものも破損は逃れられません。

牛乳を水筒に入れて持ち運ぶことは危険を伴うのです。

しかし、外出先でどうしても牛乳でなければいけない場面もあるのではないでしょうか。

牛乳を水筒に入れて持ち運ぶ場面

牛乳を水筒に入れて持ち運びたい場面とは以下のような時ではないでしょうか。

プロテイン

ジムに通っている人は、自宅で作ったプロテインを持ち込んでいるのではないでしょうか。

傷みやすいのでジムに行く前や帰宅後に飲むという人もいるかもしれませんが、運動の直後にプロテインを飲むために持ち込む人も実は多いのです。

休憩時間に牛乳でカフェオレやミルクティー

粉末状のクリープやコーヒーフレッシュではなく、牛乳でカフェオレやミルクティーを楽しみたい人は多いのではないでしょうか。

勤務先に共有の冷蔵庫がある人は紙パックの牛乳を買い置きして、休憩時間に牛乳を使える人はいいのですが、そうではない場合、水筒を使わざるを得ませんよね。

キャンプ場

キャンプ場では近くに牛乳を売っている売店があるとは限りません。

アウトドアでカフェオレを牛乳で作りたい時、料理に牛乳を使いたい時に、使いた分だけ水筒に入れた牛乳をクーラーボックスで管理しながら持ち運ぶこともあるのではないでしょうか。

通常の水筒で牛乳を持ち運ぶのはオススメできない理由

通常の水筒は牛乳を持ち運ぶことを想定して作られていません。むしろ、牛乳を入れてはいけないと注意書きをしています。

その理由を詳しくご紹介します。

水筒のステンレスが傷む

牛乳が傷むと酸っぱくなります。酸性の液体は、水筒のステンレスを変質させたり、最悪は錆を作らせてしまいます。

ステンレスが錆びると、牛乳以外の入れても良かった飲み物でも、味に変化をもたらしたり、温度を保てない現象が起きてしまいます。

つまり、水筒の性能が落ちてしまう原因を牛乳が作ってしまいます。

水筒では牛乳の温度を一定に保てない

牛乳は冷蔵庫のように安定した環境で10℃以下に保って保管が必要です。

しかし、普通の水筒では連続して同じ温度を保つことが難しく、魔法瓶構造であっても6時間程度が限度です。

持ち歩く時間が長くなるほど牛乳が傷みやすくなるので、メーカー側は牛乳を入れることを禁じています。

牛乳はパックを開けた瞬間から雑菌が入る飲み物

牛乳は高温で殺菌や滅菌をした後、紙パックに詰められていますが、一度紙パックの口を開けると冷蔵庫で保管しても鮮度を保てるのは2日程度です。

紙パックに印字されている消費期限は開封前の日にちですので、開封後はできるだけ2日程度で牛乳を飲み切ってしまいましょう。

これほど、腐りやすい飲み物なので、水筒に移し替えるだけでも雑菌にさらされています。更に温度も一定に保てない環境で持ち運ぶと、数時間で傷んでしまうため普通の水筒で持ち歩くことはおすすめできません。

水筒のパッキンにカビが生える

水筒には中身の液体が漏れないようにゴムのパッキンが必ずついています。牛乳がパッキンに付着すると、栄養価の高い牛乳に雑菌が集まり、カビが繁殖します。

カビの繁殖したゴムパッキンのまま水筒を使い続けると、再び入れた牛乳は更に腐りやすく、それを飲んだ人はお腹を壊したり、食中毒を起こしたりする危険があります。

毎回、洗剤で洗っていても小さな溝の内側まではなかなか洗いきれないので、取り外せるタイプのパッキンは外して酸素系漂白剤で除菌と消臭を毎回行う必要があります。

水筒メーカーは牛乳を推奨していない

何度もお伝えしていますが、水筒メーカーの注意書きには牛乳や牛乳を使った乳製品を入れることを推奨していません。

むしろ、注意書きで入れてはいけないと禁止している旨を書いています。

牛乳がそれほど腐りやすく、管理が難しい飲み物であることがわかりますね。

水筒に牛乳を入れる時は自己責任になる

水筒メーカーは注意書きで牛乳を水筒に入れることを禁じているので、それでも水筒に牛乳を入れてお腹を壊したり、食中毒になったりしてもメーカーに責任は問えません。

自分で水筒に牛乳を入れた時点で、水筒や牛乳の管理はすべて自己責任の元行わなければなりません。

何があっても牛乳を安定した温度で管理して持ち運べる人しか、牛乳を水筒に入れられないのです。

牛乳を水筒に入れて持ち歩きする方法

前章で、牛乳を水筒に入れて持ち運ぶことをおすすめできない理由をご紹介しましたが、それでも持ち運びたいという人もいると思います。

持ち運びには、雑菌を繁殖させない環境と、牛乳を保つ温度と時間の管理が必要です。

そのために管理方法をご紹介します。

毎日洗浄と除菌を行う

牛乳は栄養価が高いので、少しでも成分が残っていると、カビが繁殖しやすくなります。

その日、使い切った時点で水筒の中は洗剤を付けてしっかりゴムパッキンも外して洗いましょう。洗剤を付けて洗えない時は、丁寧に水洗いをして、帰宅後にしっかりゴムパッキンも外して洗剤を付けて洗いましょう。

使い切った時点ですぐ洗わなければいけない理由は、少しでも牛乳が残っていると腐ってしまい、ガスが発生する可能性があるからです。ガスで水筒が開かなくなったりしないように、使い切った時点で牛乳の成分をしっかり洗い流しましょう。

水筒やタンブラーを洗うのに便利な柄のついたスポンジを1本購入しておくと水筒の内側の底面や側面がしっかり洗えますよ。

柄のついたスポンジは100均などでも販売されているので手に入りやすいです。

雑菌を少しでも残さないように、ステンレスに使える酸素系漂白剤で除菌と消臭をしっかり行いましょう。

酸素系漂白剤でおすすめなのは「シャボン玉せっけん 酸素系漂白剤」です。

環境や人に優しい漂白剤なのでぜひ使ってみてください。

保冷機能が高い水筒を選ぶ

魔法瓶構造などの水筒の場合、保温と保冷の連続時間が長めに継続されます。

お値段が張りますが、牛乳を持ち運ぶ水筒は高機能でなければ、安定した温度で管理できません。

牛乳専用の高機能水筒を1本用意しましょう。

可能な限り水筒の牛乳を早めに飲み切る

魔法瓶構造の水筒でも連続して保温と保冷ができるのは6時間が限度です。

牛乳の鮮度を守って飲むには、朝入れてから昼には飲み切ってしまうのが理想です。

しかし、真夏のように外気温が人の体温を超えるような日は、牛乳を水筒に入れて持ち運ぶのはやめましょう。

真夏は、昼休みに近くのコンビニで牛乳を買って新鮮なうちに飲み切るのが良いですよ。

牛乳を持ち運ぶのにおすすめの容器

保冷温度が10℃以下で、連続して保冷できる時間が長い容器や水筒をご紹介します。

しかし、どの製品も注意書きで牛乳を入れることを禁じています。

牛乳を入れる場合は温度と時間の管理に責任を持って持ち運べる責任感の強い方のみ、容器や水筒をご利用ください。

サーモス

サーモス真空断熱2ウェイボトル FHO-1001WF BL-Fは保冷専用の水筒です。キャップユニットを使用時は飲み物の温度を8℃に保つことができ、連続保冷時間は6時間となっています。

10℃以下を6時間保てるので、その間、牛乳が腐る心配がありませんね。

温かい飲み物を入れることも可能ですが、その場合、中栓とコップユニットを使用しなければ使えません。

しかし、牛乳を持ち運ぶには温める必要はないので、キャップユニットのみ使用で大丈夫です。

水筒には珍しくスポーツドリンクOKなので、保冷に特化した商品です。

ストラップ付のハンディポーチが外気や衝撃から水筒を守ってくれます。

牛乳瓶型水筒「mosh! ボトル」

株式会社ドウシシャから販売されている水筒の中で、牛乳瓶型水筒「mosh! ボトル」は、シンプルなデザインだけど、他の水筒とは一味違うデザインが人気。

しかし、見た目だけが良いのではなく、使いやすさも魅力の一つです。

「mosh! ボトル」の飲み口は広口で、本体にはゴムパッキンが付いていないので洗いやすく清潔に保てます。

蓋にはパッキンが付いていますが取り外しができるので洗いやすく、酸素系漂白剤につけ置きもできますね。

「mosh! ボトル」のシリーズの中でも「mosh!ミルクAIRボトル 450ml DMKB450」は8℃以下を6時間継続して保冷できるので、牛乳を持ち歩くのに管理がしやすい水筒です。

冷んやり水筒

全国に店舗展開している100円均一ショップの「ダイソー」から販売されている「冷んやり水筒」は、中栓の容器に凍らせた水を入れることによって本体の飲み物を冷やす構造をしています。

中栓の容器を使うと、本体に入れられる飲み物の量は300mlです。

本体のみ使用も可能で、普通の水筒として使う場合に入れられる飲み物の量は400mlとなります。

中栓を使って本体を冷やすと氷の代わりにすることができ、ドリンクが薄まらずに冷たい飲み物を飲むことができます。

しかし、本体、中栓、キャップすべてがプラスチックでできているので、保冷を継続できる時間が短く、中栓の氷は外気温の影響を受けやすいため牛乳を入れるには温度管理が安定しません。

中栓の氷を使って室内に放置した場合の保冷時間は約1時間です。人の体温を超える真夏の室内であれば、保冷時間はもっと短くなるでしょう。

そのため、「冷んやり水筒」に牛乳を入れて持ち歩くためには、アウトドアで使うクーラーボックスで保管しながら持ちあることが必須条件となります。

クーラーボックスに入れると中栓の氷が溶ける時間もゆっくりになるので、キャンプ場などでカフェオレや牛乳を使う料理を作る場面に「冷んやり水筒」は活躍します。

「冷んやり水筒」だけで牛乳を持ちあることは不可能ですが、家の中でタンブラー代わりに使ったり、クーラーボックスを使うアウトドアで使ったりするのにはおすすめできます。

象印とミズノのコラボ水筒

象印に、軽量ステンレスマグ 「MIZUNO」モデル 480ml SM-SM48というスポーツドリンクOKの水筒が販売されています。

水筒の内側がフッ素加工されているので、着色や臭い残りがなく、スポーツドリンクの塩分にも強いので錆びにくいという特徴を備えています。

水筒本体も広口で、柄のついたスポンジを入れて洗いやすく、牛乳を入れても掃除がしやすいですよ。

気になる保冷時間ですが、4℃の水を6時間8度以下で保冷できた実績があるので、牛乳を10℃以下で6時間保冷することが可能です。

蓋のパーツも2つに分かれ、それぞれのパッキンも取り外しができるので、酸素系漂白剤につけ置きがしやすいですね。

保冷時間、掃除のしやすさ、どちらも管理しやすい水筒です。

牛乳が持ち歩けない時の代用品

どんなに持ち歩く時間や洗浄での衛生面を工夫しても、体温を超えるような真夏には水筒で牛乳を持ち歩くとは難しいですよね。

そんな時、普通の牛乳の代用品を使ってみるのはいかがでしょうか。

ロングライフ牛乳

常温で2か月保管が可能なロングライフ牛乳があることはご存じでしょうか。

ロングライフ牛乳は135℃~150℃で滅菌され、無菌の状態で容器に入れることにより、牛乳は無菌状態になっています。

また、長期で保存することを想定して、紙パックの内側にアルミ箔を貼り、光と空気を遮断、これにより菌の繁殖を防いでいます。

こうした工夫の施された牛乳の栄養価は普通の牛乳と差異はないので、風味も損なわれることなく美味しく飲むことができます。

普通の牛乳よりも値段が高いことがデメリットですが、衛生的にパックのままで持ち歩くことができるので安心して飲むことができます。

開封した後は、普通の牛乳と同じように10℃以下で保管して2日程度で飲み切る必要がありますので、その点はご注意ください。

スキムミルク

スキムミルクは冷たい水にも温かいお湯にも溶けるので、水筒に冷たい水やお湯を入れて、飲む直前にスキムミルクを入れてかき混ぜると牛乳の代わりになります。

スキムミルクは牛乳から脂肪分を取り除いた成分でできているので、低脂肪牛乳を飲むような感覚で味わえる乳製品です。

成分調整牛乳に比べるとあっさりした味わいですが、タンパク質やビタミン、ミネラルはそのままで、加え栄養価を強化されているので体に良いですよ。

まとめ

販売されている水筒の中で、牛乳を入れることを想定して作られた水筒はありません。

また、水筒メーカー側は、水筒に牛乳を入れることを禁じています。

理由は、牛乳が腐りやすく、水筒を変質させたり、腐った牛乳のガスによって蓋が開かなくなったり、中身が噴き出したりする危険性があるからです。

牛乳は10℃以下で保管が必要で、紙パック開封後は2日程度で飲み切らなければならない飲み物です。

牛乳は栄養価が高いためその分雑菌も繁殖しやすいのです。

管理が難しい牛乳ですが、外出先でどうしても牛乳でなければならない場面があると思います。

スポーツジムでプロテインを飲んだり、会社の休憩時間にカフェオレやミルクティーを飲んだり、キャンプ場で料理に使ったりするのではないでしょうか。

そんな時、保冷に特化した水筒を使って持ち運ぶと便利ですよね。

どうしても水筒を使う時は、しっかり毎日、柄のついたスポンジで内側の側面や底面を洗い、酸素系漂白剤につけ置きする必要があります。

そして、なるべく、朝水筒に入れた牛乳は昼には飲み切ることが大切です。

しかし、人の体温よりも外気温が高くなる真夏には水筒で牛乳を持ち歩くのはやめましょう。

近所にコンビニがあれば、買って飲むのが安全です。

近所にコンビニが無い場合は、普通の牛乳より値段が張りますが、ロングライフ牛乳を持ち歩くことをおすすめします。

ロングライフ牛乳では不経済な場合は、水でもお湯でもさっと溶ける粉末のスキムミルクを使ってみるのも良いですよ。

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