溶岩プレートをご存知ですか?
溶岩プレートとは、その名の通り溶岩を使用したプレートです。
野外でのイベントの定番バーベキューを一味違ったものに変貌させてくれるアイテムです。
バーベキューと言えば、炭と網が必須だというイメージがありますよね。
もはやBBQから炭が消えるのも時間の問題かもしれません。
それくらいお手軽で、まるで炭火のようにじっくりと焼き上げたようなお肉が出来上がるのが溶岩プレートなのです。
普段の料理よりもなぜか美味しく感じるバーベキューの料理、そのバーベキューの料理がより美味しくなったら嬉しいですよね。
この記事では溶岩プレートの効果やメリットと使い方を解説。また、溶岩プレートで焼いたらまずいと感じる原因など失敗の理由についても解説していきます。
実際に筆者が溶岩プレートを使用した感想もありますよ!
結論から言うと、溶岩プレートは絶対に買ったほうが良いです!!
肉の仕上がりが全く違います!!!詳しく解説していきますね!
溶岩プレートで焼くもの
BBQ食材なら全部焼ける!
溶岩プレートではなにが焼けるのでしょうか?
バーベキューの定番であるお肉や野菜はもちろんのこと、魚介類も焼くことが可能です。
キノコなんかも溶岩プレートの得意分野。
溶岩プレートで肉や野菜はもちろんこと、キノコや野菜が美味しくなるのは、普通のバーベキューの網と違って火を直接的に当てることをしないので、その食材自体の水分を最低限にしか奪わないのが理由です。
簡単に言えば、溶岩プレートは余計な水分や旨味が出てしまわないためおいしく焼きあがるのです!
また、炭火に比べて焦げつきにくく、ふっくら焼けていて本当に美味しく出来上がります。
厚めに切ったステーキなどのお肉や野菜も生焼けになることもほとんどありません。
薄い食材なんかも焼くことが可能で、ピザなども美味しく焼けます。
そのほかには、火加減は少し難しいようですがホットケーキなども作ることが出来るようです。
バーベキューの定番食材から、ホットケーキまで作ることが出来る実力があるので、キャンプなどの朝食作りにももってこいですね。
溶岩プレートの効果と魅力
「溶岩プレートで焼くと美味しく焼くことが出来る!」
この謳い文句だけでは、どのような効果があってどのような魅力があるのかよく分かりませんよね。
ここでは溶岩プレートの効果とその魅力を詳しくお伝えします。
蓄熱性
溶岩プレートは蓄熱性が高い特徴があります。
長い間火にかけなくとも、一度温めればある程度の時間は熱を保つことが出来ます。
理想的な火力
バーベキューなどの焼き物は「強火の遠火」が理想と言われています。
溶岩プレートは、この「強火の遠火」で簡単に調理することが可能。
遠赤外線効果によって、外はパリッと中はジューシーに食材の旨味をより引き立てます。
火を直接当てない
火を直接当てないことによって、食材の水分を必要以上に奪いません。
それによって、野菜などの食材がパサパサせずに美味しく仕上げます。
言い方を変えれば火は通っているにもかかわらずみずみずしく食べられます。
また、出てしまう余計な水分を溶岩プレートがカットしてくれるため、お肉などの表面をパリッと仕上げることが出来ます。
油を吸う
溶岩プレートは無数の穴が空いています。
その穴の中に余分な油を吸収してくれるのです。
油を吸収することによって、お肉などを通常よりもヘルシーに食べることが出来ます。
また、余分な油を吸収してくれるため、網などに比べると煙が出にくいのも魅力の一つです。
油が出ちゃうならフライパンと変わらないじゃん…と思うかもしれませんが、溶岩プレートの場合は余計な油だけを出してくれます。
溶岩プレートのメリット
食材をより美味しくすることが出来る溶岩プレートには、沢山のメリットがあります。
しかし、メリットがあると同時にデメリットもあるのです。
食材が焦げ付きにくい
バーベキューなどでありがちな失敗は、食材がすぐに焦げ付いてしまうこと。
ホットプレートでの、おうち焼肉なんかでも焦げてしまうことはよくありますよね。
お話に夢中で気付いたらお肉や野菜が真っ黒になっている・・・なんて経験がある人も多いと思います。
しかし、溶岩プレートは食材が焦げ付きにくいのです。
これは、遠赤外線効果によるもの。
溶岩プレートでの調理の際は、遠赤外線効果によって食材を外側からだけでなく素早く中に伝わり、中からも温めるので、外も中もしっかりと焼くことが出来ます。
遠赤外線効果により火力を上げる必要がないので食材が焦げ付きにくいのです。
煙が少ない
バーベキューやホットプレートでの調理の時に気になるのが煙ですよね。
バーベキューならまだいいですが、ご自宅でホットプレートで調理のときにはお部屋自体に匂いがついてしまわないか、ご近所からクレームが来ないか心配になります。
しかし、溶岩プレートは気になる煙がとても少ないというメリットがあります。
煙が全くでないという事ではないのですが、ホットプレートやフライパン調理などに比べると雲泥の差です。
これは、食材の油を溶岩プレートが吸ってくれるので直接水分や炎に当たらないのが理由です。
煙が少ないと雨の日などでも気軽にご自宅でも使うことが出来るので嬉しいですね。
筆者も驚いたのですが、実際に使ってみると煙の量が雲泥の差です。
ヘルシーになる
バーベキューやホットプレートでお肉を焼いて食べるのは普段よりも美味しく感じます。
しかし、どんどん食べ進んでいくうちに、だんだん胃もたれをしてしまうんですよね。
カルビなどの油っこいお肉は特に胃もたれを引き起こします。
だからこそ、とてもさっぱりとしていてヘルシーなんです。
溶岩プレートであればいくらでもお肉を食べられそうです。
食材の水分を奪わない
網などで食材を焼くとちょっとパサっとしているのが気になります。
とくに玉ねぎなどの、野菜の場合それが顕著に出てしまいますよね。
それに加えて、溶岩プレートは火から出てきてしまう水分を遮断します。
それによって、野菜だけではなく、お肉の表面をパリッと美味しく調理します。
玉ねぎにはしっかりと火は通りながらも水分が残っているのが分かります。
後片付けが簡単
沢山食べて楽しんだ後に待っている片付け。
使ったあとのバーベキューの網やホットプレートは、ギトギトしていて洗うのが本当に大変なんですよね。
しかし、溶岩プレートであれば片付けが楽。
溶岩プレートはお肉などの油を吸収してくれ、少し水でゆすぐだけで、表面の汚れはあっという間に落ちてしまいます。
後片付けがバーベキューの網やホットプレートと比べると圧倒的に楽なので、後片付けが嫌いな人にもおすすめです。
溶岩プレートのメリットまとめ
遠赤外線効果で中からじっくり焼き上げることで必要最低限の水分しか出ないため野菜はジューシー、お肉はふっくら、それでいて手入れが簡単な、今すぐ手に入れるべきライフハックアイテムです。
溶岩プレートのデメリット
重い
溶岩プレートはもともと溶岩で出来ているプレートです。
だからこそ当然それなりの重さがあります。
大人数で使いたい場合は大きめの溶岩プレートが必要となりますが、大きくなればなるほど重くなってしまうので、持ち運びが大変になってしまうデメリットがあります。
割れる
普段使っている網などであれば使っていくうちに劣化はありますが、割れてしまうことはありません。
一方、溶岩プレートは自然の溶岩から作られたものなので、場合によっては割れてしまうこともあるようです。
ちなみに筆者が初めて買った溶岩プレートはウッカリ落としてしまって角がかけてしまいました…。
溶岩プレートとカセットコンロの何が違う?
おうち焼肉の定番はカセットコンロです。
カセットコンロでお肉を焼く場合、通常カセットコンロの上に専用の鉄板や網をのせて焼きますよね。
鉄板などは丈夫なので落としたりしても割れたりする心配はありません。
初心者でも扱いやすいメリットがあります。
しかし、鉄板や網を使用するとどうしても煙が気になってしまったり、食材を焦がしてしまうことがあります。
溶岩プレートと通常のカセットコンロでの焼肉の違いはここです。
溶岩プレートは、上の方でも何度も説明致しましたが、煙が少ないと言う特徴があります。
煙によって、お部屋に焼肉の匂いが染み付いてしまったり、ベランダなどでの使用でもご近所さんからの目も気になりません。
それに加えて、溶岩プレートは食材が焦げ付きにくいので、食材を無駄にすることなく、最初から最後まで美味しく頂けます。
楽しくお話をしていても焦げ付きにくいので、ご家族や友人達と火加減などを気にせず楽しめますよ。
鉄板に比べると溶岩プレートは落としてしまうと割れてしまうこともあるのでそこは注意が必要です。
溶岩プレートの使い方
溶岩プレートは基本的に鉄板や網の変わりに使用するだけで、食材をより美味しく焼くことが出来ます。
しかし、購入後すぐにやらなければいけないことや、いくつかの注意点がありますので紹介していきます。
溶岩プレートはちょっとした準備が必要です。
ここでは溶岩プレートを正しく使うために溶岩プレートマスターの筆者が溶岩プレートの使い方を解説します。
1.一番最初は水で洗う
これは溶岩プレートを使う1日前の準備です
溶岩プレートは溶岩を加工して作られているので、加工した時の削った残りのカスがついてしまっていることがあります。
そのため溶岩プレートを一番初めに使う時は、水で洗う必要があります。
2.乾燥
溶岩プレートの表面を綺麗に洗えたら、溶岩プレートを乾燥させてください。
水分が残っている状態で火にかけると割れる可能性があります。
完全に乾燥させるように水分を飛ばして下さい。
3.焼くときに油を塗る
乾燥が終わって、いざ焼肉。
その前に表面に食用油を引きます。
油を塗る時はハケやキッチンペーパーを使うと作業がしやすいです。
これは焦げ付きを防ぐために行います。
使用後
使用後はすぐに冷たい水をかけたり、冷たい水につけるのはNG。
なぜなら、溶岩プレートが割れてしまったり、ヒビが入ってしまう危険があるからです。
溶岩プレートが割れてしまうと、その後使用することが出来ないので気を付けましょう。
汚れを落とす時は、溶岩プレートの温度が下がってからぬるま湯や水をかけて下さい。
汚れが落ちない場合にはヘラなどを使って汚れをこそぎ落とします。
金属ヘラではなく、ゴムヘラだと傷つかずに洗えます。
この時に絶対にしてはいけないことは洗剤を使うこと。洗剤を使って洗ってしまうと、溶岩プレートが洗剤を吸い込んでしまい、洗剤を落とすことが出来ません。
結果として溶岩プレートが傷んでしまいますので注意しましょう。
溶岩プレートを使用する際の注意点
洗剤禁止
溶岩プレートが洗剤を吸ってしまい、溶岩プレートが傷んででしまうため。
溶岩プレートの使用後すぐに水などをかけない
溶岩プレートが割れてしまったり、ひびが入ってしまう可能性があります。
割れてしまった溶岩プレートは使用しない
割れてしまった溶岩プレートを使い続けると、割れてしまったところから油が流れ、火がついてしまう危険があるので注意して下さい。
万が一溶岩プレートが割れてしまった場合使用はお控え下さい。
カセットコンロで使用する時は、溶岩プレートがボンベの上にかからないようにセットする
カセットコンロのボンベが溶岩プレートによって熱されてしまい大変危険です。
最悪の場合、ボンベが爆発してしまう可能性もあります。
溶岩プレートはまずい?失敗する原因
溶岩プレートは、ほとんどの場合、食材を美味しく焼くことが出来ます。
しかし、滅多にありませんが溶岩プレートで食材を焼く際に失敗してしまうことがあります。
食材をより美味しく焼くことが出来る溶岩プレート、上手に使って美味しく食材を頂きたいですよね。
溶岩プレートで失敗してしまう原因を調べてみました。
使用した後の汚れ
溶岩プレートの使用後に汚れや油を落としきれずに保管していた場合に失敗してしまう可能性があります。
溶岩プレートに残ったカスや油などが原因で、煙が少ないはずの溶岩プレートで大量の煙が出てしまうことがあるようです。
使用した溶岩プレートはしっかりとカスや油を落とし、しっかりと乾燥させることで防ぐことが出来ます。
タレ
溶岩プレートでお肉などを焼くときにタレをつけてから焼いてしまうと、焦げてしまう原因になります。
そのタレによって多くの煙が出てしまうこともあるようです。
もしタレをつけてから、溶岩プレートを使用してしまった場合は、溶岩プレートを洗い、しっかりとタレを落とすようにしましょう。
最初に油を馴染ませなかった
購入後は「洗う→乾燥→油を塗る」という手順が必要です。
この油を塗るという手順を忘れてしまった場合、食材が焦げてしまうことがあるようです。
また、煙などがでてしまう原因となります。
この場合は手入れ不足であっただけなので、「洗う→乾燥→油を塗る」という一番初めの手順は忘れないように気をつけましょう。
実際に溶岩プレートを使って焼いてみた!
カセットコントを用意
直火で良い溶岩プレートと直火ではいけない溶岩プレートがあります。
今回使用していく溶岩プレートは直火使用できないものなので、直火を避けつつも熱効率を最大に引き出すもの(網)を使用。
これで安全に溶岩プレートを使用することができます。
上記のアイテムはシングルバーナーを使うなら必須。炎を「熱」に変えてくれ、安全に使用することができるようになるからです。
油を敷いて焼く
今回使用する肉は焼き肉用の豚肉と国産牛。
豚肉は油たっぷりで、牛肉は赤みがおいしそう。
油を敷いて、熱々になったらお肉を乗せていきます。
ちなみに、油が多い豚バラ肉はフライパンで焼くと油と旨味が染み出てしまい、固くしぼんだ豚肉になってしまうのですが、溶岩プレートを使用するとどうなるのでしょうか。
見ものです。
焼き上がり
しっかりと油を染み出さずに焼くことができました!
これは溶岩プレートだからこそ。
旨味と程よい油を残した豚肉はうまそうです。
実食!溶岩プレートはまずい?うまい?
結論から言って溶岩プレートで焼いたお肉は段違いにおいしいです。
一言で感想を言うと「焼肉屋のお肉みたい」な味になります。
家のプライパンで焼いたお肉は「家のフライパンで焼いたお肉の味(旨味が染み出てしまった味ともいう…)」がしますが、同じ肉でも溶岩プレートなら外食の焼き肉の焼き上がりになっています。
遠赤外線効果により、安物の肉でも手軽に焼肉屋さんのお肉の焼き上がりに調整することができるのです。
フライパンと溶岩プレートの焼き上がり比較
とはいうものの、実際フライパンと溶岩プレートの焼き上がりなんてそんなに違うんじゃないの?と思うかもしれません。
そこで焼き上がりの比較として、同じ肉をフライパンで焼いてみましたのでご覧ください。
油が染み出てしまって薄っぺらくなってしまいました。
周辺も油で無駄に揚がってしまい固くなってしまっています。
よく見る家庭焼肉のお肉の仕上がりになっています。
ではここで溶岩プレートで焼きあがった豚バラ肉をご覧ください。
ね?しっかりジューシーさが残っていますよね?
溶岩プレートは遠赤外線効果で中からじっくりと火を通し、全体がまんべんなく焼けるため焼きムラも少なくなります。
まら、溶岩プレートが油を吸ってくれるため、フライペンで焼いたときのように周辺が無駄に油で揚がって固くなるという事もないのです。
もう、お家焼肉に溶岩プレートは欠かせません。
おすすめの溶岩プレート
【飛騨溶岩プレート】美味焼-Umayaki-「優」
最近私はコチラに買い替えました!
国産の溶岩である飛騨溶岩石を使用しています。
飛騨溶岩石を自社工場にて採取から加工まで全て行っている徹底ぶりです。
そして、この溶岩プレートは、地元の石材をひとつひとつ職人さんが丁寧に制作しているようで人気があるのも頷けます。
加工がとても丁寧だと言う声も多く、輸入品などと比べても安心感がありますね。
Amazonの中でもレビューが良く、ほとんど悪いレビューもありません。
脂を逃して隅にためる溝があるので油の底ダレも問題ありません。
一番オススメ!
ソト(SOTO) レギュレーターストーブ専用溶岩石プレート ST-3102
この溶岩プレートの元となっている溶岩も国産のもの。
サイズは少し小さめですが、ひとり焼肉などには最適なサイズ感です。
ステンレス遮熱板も付属しているので他の用途にも使用出来ます。
レビューでも高評価が目立ち、おうち焼肉・一人焼肉が劇的に変化すると言われています。
是非一度試してみたい溶岩プレートです。
溶岩プレート13x13x1.5cm お試し
溶岩プレートが初めて!少し試してみたい…という人にはこの溶岩プレートがおすすめです。
国産の溶岩プレートではありませんが、人気も高くお肉も野菜も美味しく焼けます。
サイズも小さめなので収納の幅を取りません。
なにより価格が安く、溶岩プレートデビューにもってこいです。
筆者も溶岩プレートはこのお試しプレートから入りました。
今回の記事もこちらの溶岩プレートを用いて説明しました。
お試しですらおいしく綺麗に焼けてしまう溶岩プレート、本当にオススメです。
溶岩プレートがまずいと言う人はどういう焼き方をしたのでしょうか…。
溶岩プレートの効果メリットと使い方、まずい・失敗の原因のまとめ
今回は、溶岩プレートの効果メリットと使い方を紹介致しました。
溶岩プレートとは、その名の通り溶岩で出来たプレートです。
溶岩プレートは、バーベキューやおうち焼肉をレベルアップさせることが可能です。
バーベキューやホットプレートの難点である煙や、食材の焦げを減らせると同時にお肉などを通常よりもヘルシーに味わうことが出来ます。
そんなメリットが沢山ある溶岩プレートですが、デメリットも存在します。
鉄板や網などはなかなか壊れることはありませんが、溶岩プレートは、自然の石で出来ているものなので、扱い方次第では割れてしまうこともあるのです。
しかし、デメリットを感じさせないほどのメリットがあるので、溶岩プレートは人気を集めているんですね。
いつもの食材をより美味しくすることが出来る溶岩プレート、興味がある方は是非試してみて下さいね。
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