ヒートテックが暖かくない、寒い原因!逆に冷えるから着ないほうがいいのか

ヒートテックとは?

ヒートテックとは、ユニクロと東レが共同開発した薄い生地なのに保温性の高い「吸湿発熱素材」インナーのことです。

2003年の販売以来、ユニクロを代表する商品として長く愛されています。

皆さん、一度は袖を通したことがあるのではないでしょうか。

次の章では、ヒートテックの保温性の仕組み「吸湿発熱」について解説します。

目次

ヒートテックの仕組み

ヒートテックは「吸湿発熱」という仕組みを最大限利用したインナーです。

人は何もしていなくても、1日に800ml~1,200mlの汗を放出しています。

この肌表面にかいた水蒸気の汗を、インナーの繊維が吸い取り、水蒸気が水分に変わる時に生まれる凝縮熱で暖かさを得ることを「吸湿発熱」といいます。

「吸湿発熱」は、古くは羊毛繊維などで起こる現象と知られており、ユニクロは東レと、その効果を最大限引き出せる合成繊維を開発しました。

ヒートテックの合成繊維は超極細で

  1. ポリエステル
  2. アクリル
  3. レーヨン
  4. ポリウレタン

この4種類が使われています。

ポリエステルは水蒸気が水に変わった後、衣類を素早く乾燥させる役割があります。

アクリルは保温性を保つ役割、レーヨンは水分吸収率が高く発熱をする役割、ポリウレタンは体にフィットさせる伸縮性を出す役割を持っています。

これだけ考え抜かれたユニクロのヒートテックで暖かさを感じられず、むしろ寒いと感じるのは何故でしょう。

次の章では、暖かさを感じられない、寒いと感じる原因について解説していきます。

ヒートテックが暖かくない、寒いと感じる原因

ヒートテックが暖かくない、寒いと感じる原因を4つご紹介します。

動かないと発熱しない

衣類は肌と擦れることによって発熱、保温をします。

ヒートテックも同じで、寒いところでじっとしているだけだと暖かさを感じることができません。

普段からあまり汗をかかない人の場合、体をあまり動かさないので、ヒートテックの「吸湿発熱」効果を受けることが難しくなります。

汗をかき過ぎると発熱しない

ヒートテックは気化した汗を合成繊維が吸い、蒸気が水に変わる時の凝縮熱で暖かさを得ています。

しかし、どんな衣類も汗を吸える限界があるように、ヒートテックも汗を吸う量が乾く速度を追い越すと、飽和状態になって熱を発することができなくなります。

そのため、体をたくさん動かすスポーツや登山などで着用していると、汗を吸い過ぎて発熱できないうえ、いつまでも合成繊維が乾かないので、汗冷えを起こしてしまいます。

除湿性能が低いことと、体温調節機能が低いことは吸湿発熱繊維の欠点と言えます。

サイズが大きいと暖かくない

素肌から出る水蒸気の汗を吸ったり、衣類と肌で摩擦させたりするには、ヒートテックのインナーを身体にフィットさせて着用しなければなりません。

ご自分の体よりも大きめでぶかぶかしているサイズのインナーを選んでしまうと、暖かさを感じることができません。

洗濯のし過ぎでよれてフィット感がなくなってしまった場合も、暖かさを感じにくくなります。

乾燥や寒さが厳しいところでは発熱しにくい

乾燥や寒さの厳しい環境で着用すると、発熱の材料である汗があまり出ないので、ヒートテックも発熱が出来ず、冷たいまま着用することになります。

ヒートテックに対する口コミ

実際にヒートテックを使用している人の口コミをご紹介します。

暖かいと感じる意見

ユニクロのヒートテック極暖を初めて購入された方の感想です。
こちらの方はレギンスの極暖ですが、暖かさを気に入っていらっしゃいます。

2020年発売のコットンのヒートテック。インナーなのに見た目はクールネックの長袖Tシャツですね。そのため、これ一枚で着ても見栄えが良いと絶賛されていますね。
値段もリーズナブルで1,500円+税。
これは合成繊維だけのヒートテックにはない暖かさと保温性を体感できますね。

デコルテを美しく見せられるインナーを探していたら、ヒートテックのバレエネックがぴったりだったのですね。
襟ぐりが開いていてもヒートテックを中に着ていれば暖かいと絶賛されています。
オシャレと暖かさを両立させられるのもヒートテックの良いところですよね。

寒いと感じる意見

ヒートテックを着ても、動かないので摩擦熱が発生せず、マイナス10度以下になる寒冷地のため乾燥も強く汗があまり出ないため「吸湿発熱」効果が発揮されていないのですね。

除湿性と体温調節機能が低いことはヒートテックインナーに使われている吸湿発熱繊維の欠点。
また、体を動かさないため摩擦熱も発生せず、寒い屋外で汗もかかないため発熱できずに、寒いままだったのですね。
使う場所によって速乾性のある素材を選ぶというのも選択肢の一つとしてとても大切ですね。

ヒートテックの汗を吸う量が乾く速度を追い越して、飽和状態になってしまって熱を発することができなくなったのですね。
乾かなくなったヒートテックをそのまま着用されて汗冷えを体験されたのですね。

逆に冷えるからヒートテックは着ないほうがいいのか?

ヒートテックは肌から放出された汗を「吸湿発熱素材」の合成繊維が吸い、水に変えるときの凝縮熱で暖かさを得ています。

日常的な動き、歩いたり、掃除をしたり、買い物に行くなど適度な動きと汗があれば、快適に発熱して暖かさを提供してくれる商品です。

逆に汗冷えするからといっても、上記のようにメリットもありますから一概にヒートテックは着ないほうがいいとは言えないのです。

しかし、誰もが同じ行動をとることができるわけではありません。

ヒートテックのインナーを着るには向かない人もいるのです。

どんな人が向いていないか詳しく見ていきましょう。

ヒートテックインナーを着るのには向かない人

普段から汗をたくさんかく体質の人

黙っていても常に汗をかいていたり、ちょっと動いただけで大汗をかきやすかったりする人は、ヒートテックの合成繊維が汗を吸う量よりも乾く速度を追い越してしまい、水分が飽和状態になって熱を発することが出来なくなります

そのため暖かさを感じることなく、汗冷えで寒くなってしまいます。

この他、激しいスポーツや登山などでたくさん汗をかく場面での着用は、ヒートテックの合成繊維が汗を吸う量よりも乾く速度を追い越してしまうため、濡れたままになり、冷えを経験してしまいます。

普段からあまり汗をかかない人

屋内で長く過ごし、あまり動かない人は摩擦熱や汗による発熱が起こりにくく、暖かさを感じることができません。

特に、暖房のきいた室内で長時間動かないことが多い方にはヒートテックのインナーは向いていません。

乾燥しがちな寒冷地に住んでいる人

寒さが厳しく、乾燥しがちな地域にお住いの方は、屋外で動いても乾燥のためあまり汗が出ず、暖かさを感じることが難しい場合もあります。

寒い屋外から暖かい屋内に入ったときに汗をかいて、急にヒートテックインナーが発熱しだして汗をかき過ぎると、瞬く間に濡れたままとなって汗冷えを経験してしまいます。

敏感肌や乾燥肌の人

敏感肌や乾燥肌の人は冬の乾燥に肌表面の水分を奪われがちになります。

そのため、敏感肌や乾燥肌の人はヒートテックインナーを着ていても汗の分泌が少ないため、発熱が起こりにくく、暖かさを感じるのが難しくなります。

また、体を動かすと、乾燥した肌表面を合成繊維でできたヒートテックインナーがこするので、熱を感じる前にかゆみを感じてしまって、着ていることが苦痛になることもあります。

ヒートテックを着ない方がよい場面

ヒートテックを着ない方がよい場面をご紹介します。

ハイキングや登山を楽しむと、たくさん汗をかきます。

ヒートテックのインナーを着て、大量の汗をかくと、合成繊維が汗を吸って飽和状態になり発熱できなくなります。

汗を吸って飽和状態のヒートテックを乾かそうにも山頂に近づくにつれ、気温が下がっていくので、乾くことなくそのままで登り続けなければなりません。

結果、汗冷えを体験して体調を崩したり、標高の高い山では命の危険さえも体験したりする可能性があります。

屋外観戦やアイスアリーナでの観戦

寒い屋外やアイスアリーナのように極端に寒い場所でずっと座り続けていると、摩擦熱が起こりにくく、寒さで乾燥して素肌から汗の放出も減るので、ヒートテックが発熱しづらい状況です。

暖かさを感じられないまま観戦すると体調を崩すことがあります。

お子様の公園遊び

子供は汗をよくかきます。はじめは発汗によってじんわり暖かくても、夢中で走り回っている間に摩擦熱も加わって急激に暑くなって、ヒートテックインナーが汗をたくさん吸います。

しかし、汗を吸い過ぎて飽和状態になるとヒートテックインナーが発熱できなくなり、お子様は寒い屋外で汗冷えを経験してしまいます。

子供の感覚器官は未発達なので、大人のように暑さや寒さに気付きにくいので、注意して見てあげましょう。

キャンプやアイスホテル

秋口のキャンプや、真冬のアイスホテルなどには向いていません。

秋口のキャンプは、昼間は気温がある程度あっても夜はとても冷え込みます。昼間汗をかいて濡れた場合、乾かないまま夜を迎えると、寒さの中発熱しないヒートテックインナーを着ることになります。

汗冷えで体調を崩すことになるので、寒暖差の激しい秋口のキャンプには向いていません。

真冬のアイスホテルでも、寒さや乾燥が厳しいのでヒートテックインナーは向いていません。
発熱するための汗があまり出ないことと、ホテルの中であまり動き回ることがないので摩擦熱を発することができないからです。

ヒートテックを暖かく着るための対策

ヒートテックを暖かく着るための対策をご紹介します。

ミレー「ドライナミック メッシュ」をヒートテックの下に着る

登山を楽しむ人であればご存じのメーカーであるミレー。「ドライナミック メッシュ」という製品は、素肌に付けるメッシュ素材のインナーで、通称「くさびかたびら」と呼ばれています。

生地に厚みがあり、大きめのメッシュが素肌から放出された汗を吸い取り、重ね着したヒートテックを通して汗を放出します。

そのため、汗による濡れや体が冷えるのを軽減する役割を果たしてくれます。

汗をかいて冷たいヒートテックインナーを経験した方であれば、ミレー「ドライナミック メッシュ」を素肌につけていると快適に暖かく過ごせるようになります。

アウターに風を通さない素材を着る

風を通さないアウターを着ていると、じんわりと汗をかいてくるので、ヒートテックが発熱しやすく、熱を逃がしにくいので暖かさを感じていられます。

屋外であればウィンドブレーカーやダウンジャケット、室内であれば厚い生地のフリースなどもおすすめです。

ジャストサイズ、または一つ小さめのサイズを着る

ヒートテックは素肌にぴったりフィットした状態のほうが吸湿発熱効果を得やすいので、大きめのヒートテックインナーを着ている人は、一つ小さめのサイズに買い替えると暖かさを感じやすいです。

買ったときはジャストサイズで素肌にフィットしていたヒートテックインナーがいつの間にか緩くダボついてきた場合は、洗濯によって劣化して伸びた可能性が考えられます。

その場合は、体にぴったりフィットした新しいヒートテックに買い替えると暖かさが得られます。

極細の繊維で作られているヒートテックは、他の衣類と絡まった状態で洗濯すると劣化が早まりますので、洗濯ネットに入れてオシャレ着洗剤を使い、オシャレ着コースで洗濯されるのをおすすめします。

洗濯の仕方だけで、ヒートテックインナーの買い替え時期を遅らせることができます。

ヒートテックを2枚重ねるのは暖かくない

結論から言って、ヒートテックを2枚使用しても暖かさはほとんど変わりません。
その理由は、吸湿発熱なので2枚目(上になるヒートテック)には汗が届きにくいため、発熱が機能しないのです。

それでしたら、ヒートテックの上には分厚いトレーナーを着たほうが暖かくなります。

別な記事でヒートテックの重ね着について詳しく解説していますので、こちらの記事も併せてご覧くださいね。

ヒートテックを買うならどれがおすすめ?

ヒートテックがあまり暖かくないと感じている方の中には、「極暖ヒートテック(ヒートテックエクストラウォーム)」に買い替えると体感温度が変わるかもしれません。

極暖ヒートテック(ヒートテックエクストラウォーム)」は通常のヒートテックよりも1.5倍暖かい商品。

「吸湿発熱」をするレーヨンが、通常のヒートテックには2割含まれていますが、「極暖ヒートテック(ヒートテックエクストラウォーム)」には4割も含まれています。

更に、素肌に触れる裏面が毛羽立った「裏起毛」になっているので、通常のヒートテックの繊維よりも暖められた空気を逃さないので保温に優れています。

「裏起毛」は肌触りが良いので、着心地も良くなります。

通常のヒートテックから1枚「極暖ヒートテック(ヒートテックエクストラウォーム)」へ買い替えて、ご自分に合っているか確かめてみるのはいかがでしょうか。

ユニクロ公式サイト

しかし、もともと汗をあまりかかない人、敏感肌や乾燥肌の人には発熱材料になる汗が少ないため違いがあまり感じられないかもしれません。

その場合は、吸湿発熱素材(ヒートテック)にこだわらず、綿を使ったインナーを検討してみるのも良いでしょう。

厚手の綿(コットン)ならば、普通の吸湿発熱素材よりも保温性に優れているからです。
綿(コットン)なら汗をかかずとも効率的に体温を保温することができます。

ヒートテックより暖かいインナーはある?

ヒートテックよりも暖かいと評判のインナーを4つご紹介します。

パタゴニア キャプリーン・ミッドウェイトL.W.

パタゴニアのキャプリーン・ミッドウェイトは寒暖差の激しい場面でも高い保温性と速乾性に優れた商品です。

屈んだ姿勢の時に腰や背中が出ないように、後ろの裾が長くなっているのも嬉しい特徴。

カラーバリエーションが豊富なので、選ぶのが楽しくなります。

ヒートテックと比べるとものすごく値段が高いのですが、高いなりの高性能なインナーになっています。

パタゴニア製品に袖を通すとやめられなくなると言う人もいるくらいなので、とっておきの1枚として購入してみてはいかがでしょうか。

モンベル ジオライン

ジオラインはポリエステル100%でできています。

軽くて速乾性にも優れているので、寒い季節にたくさん汗をかく運動、夏場のウォータースポーツなど、1年中使えて汎用性の高いインナーです。

セラミックがポリエステルの繊維に含まれていることにより、体から放出される熱をもう一度利用します。
利用し、遠赤外線で熱を放出することにより体を温めてくれます。

ヒートテックとは異なる素材で、速乾性に優れているので、ヒートテックに比べてジオラインは汗で体が冷えにくいのが特徴です。

薄手なので、着ぶくれしないところも嬉しいですね。

ヒートテックに比べると値段が張りますが、汗をよくかく人にはジオラインがおすすめです。

モンベル スーパーメリノウール

メリノ種の羊毛を使った商品。極細の羊毛は保温性に優れています。この極細の羊毛は天然の吸湿発熱効果を生み出し、熱の発生量はヒートテックのレーヨンを上回ります。

ヒートテックよりも値段が張りますが、体をあまり動かさず汗の量が少ない人には最適です。

しかし、羊毛でかゆくなった経験のある乾燥肌と敏感肌の人には向かない可能性もあります。

また、レーヨンにアレルギー反応が出る人も向かない可能性があります。
なぜなら、レーヨンと羊毛の構造はよく似ているので、レーヨンでかゆくなる人は羊毛でもかゆみを感じることがあるからです。

ご自分の体質にあった素材選びを心掛けてください。

ミズノ ブレスサーモ

スポーツメーカーのミズノから、普段着で使えるブレスサーモが販売されています。

ヒートテックに比べ、速乾性と防臭に優れた商品です。

使うシーンに合わせて素材やデザインも様々な種類があります。

女子に特化したデザインも登場しています。

値段はヒートテックより若干高いですが、汗をよくかく人に向いている商品です。

ヒートテックが暖かくない原因まとめ

2003年の発売以来、多くの支持者を得ているヒートテック。

人気がある一方で、その暖かさを感じにくい、むしろ寒いという声も。

それにはヒートテックが発熱する仕組みが大きく関わっていました。

ヒートテックは、素肌から蒸発する汗を合成繊維が吸って、汗を水分に変える凝縮熱で暖かさを得ています。

汗をかきにくい人には「吸湿発熱」の効果が感じにくいのです。

また、どんな衣類にも水分を吸収する限界があります。吸収率を超えると、ユニクロのヒートテックでは「吸湿発熱」によって熱を得ることができず、濡れて冷たいままなのです。

つまり、普段からよく汗をかく人、運動をする場面では汗冷えを経験してしまうのです。

そして、どんな衣類でも、肌とこすれることによって摩擦熱から暖かさを得ています

屋内で長時間じっとしていて、摩擦が起こらない環境でヒートテックを着ても暖かさを感じにくいのです。

しかし、ヒートテック暖かく感じるための着方もあります。

ヒートテックを2枚重ねたり、汗を吸って乾かしてくれる「ドライナミック メッシュ」を素肌に着用したり、風を通さないアウターを着たり、常に素肌にぴったりとしたサイズを着用したりするだけで、暖かさを感じやすくなります。

それでも、体感温度があまり変わらない人には、同じくユニクロから販売されている「極暖ヒートテック(ヒートテックエクストラウォーム)」をおすすめします。

暖かさは、通常のヒートテックの1.5倍。素肌に触れる面は毛羽立った「裏起毛」なので暖かい吸気を逃さず肌触りも心地いいですよ。

通常のヒートテックと併せて一枚、「極暖ヒートテック(ヒートテックエクストラウォーム)」を購入してみるのも良いかもしれません。

着ていく場所やシチュエーションによって使い分けて、今年の冬も暖かく過ごしましょう。

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