扇風機につける保冷剤に効果はあるのでしょうか。保冷剤扇風機を自作で風を冷たくする方法は果たして有効でしょうか。
この記事では電気代を安く抑えそして涼しい自作の保冷剤扇風機について解説しています。
扇風機につける保冷剤の効果
夏の風物詩である扇風機。
扇風機は風を生み出し風を当てることで、わたしたちの体の体感温度を下げてくれます。
なんとなく扇風機をつけているだけでも一時的に涼しいと感じます。
しかし、とても暑い時や寝苦しい時など換気をしても、ただただ扇風機をつけていても涼しく感じませんよね。
むしろ扇風機をつけて、生暖かい風が当たることで、気持ちが悪いな…と感じることはありませんか?
そしてその生暖かい風が体に当たっていることで、イライラしてしまうこともあると思います。
それは、風を送る役割を持つ扇風機に保冷剤を付け加えることで、扇風機の風が冷気を持つからです。
簡易的な冷風機のような役割を果たします。
もし、エアコンを使うことが出来ない状態でも簡単に涼しいと感じることが出来るのです。
保冷剤はどのご家庭にも常備されていることも多いです。
もし保冷剤がない場合でも、100均などで気軽に手に入れることが出来ます。
扇風機につける保冷剤とは
扇風機につける保冷剤は、扇風機で冷たい風を送り出すことが目的です。
だから、保冷剤自体はどんな保冷剤でもかまいません。
扇風機用の保冷剤なんかもネットなどですぐに購入することが出来ます。
もし扇風機専用の保冷剤をわざわざ購入するのはちょっと…と思われるのであれば、ご自宅にある保冷剤でも大丈夫です。
その保冷剤もない…というかたはお近くの100均などで購入してください。
いまはとっても可愛いおしゃれな保冷剤も販売されているので、テンションも上がります。
保冷剤はなくてもいいものではありますが、保冷剤があると便利ですよ。
さらには、発熱してしまったときに保冷剤にタオルを巻いて、首の後ろや脇の下、足の付け根などを冷やすことによって効率的に熱を下げることも出来ます。
だからこそ、保冷剤は購入したとしても持っておいて損はありません。
ツイッターでの評判
実際に扇風機と保冷剤を組み合わせて使われている方々の評判は気になるところ…
良い評判
扇風機に保冷剤
— 桃蔵 (@_momo_chimaya_) June 30, 2020
マジで効果絶大っす。
クーラー不要っすよ! pic.twitter.com/ntFWjYtNrR
扇風機と保冷剤の効果は絶大です。
エアコンやクーラーが不要なほど涼しいのは嬉しいですね。
♡
— mami💗2021.7より新居暮らし🏡 (@mami_daily) July 27, 2020
・* ご挨拶 *・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
おはようございます🎀♥️
今日もミッキーとミニーに助けて貰おうかな✨
エアコンがない部屋で仕事をするので、扇風機+保冷剤で少しでも涼しくしています😊
義理の両親も主人もエアコンは嫌みたい💦💦
みなさんにとって素敵な1日になりますよーに♥️ pic.twitter.com/nOpQ0xlNT4
エアコンが嫌いな人でも安心して使えるようです。
かわいい保冷剤で見てる方も楽しくなりますね。
扇風機+保冷剤 最強
— 安ぴょん (@always_0220) August 13, 2020
ってことでお昼寝する pic.twitter.com/0us0PkjISC
扇風機と保冷剤の組み合わせは、一言で”最強”と表現出来るくらい快適なようです。
悪い評判
エアコンがぶっ壊れたので扇風機と保冷剤で凌いでる
— 畔 (@aze_sht) August 28, 2020
暑い pic.twitter.com/6stSYvZ9MS
人によってはそこまで涼しくは感じないこともあるようです。
扇風機とエアコン
エアコンと扇風機の併用が一番涼しい
扇風機は、とても暑い時などは生暖かい風をおくってしまいますよね。
部屋の温度を下げるのにもっとも効率がいいのは、エアコンと扇風機のダブル使いです。
エアコンから冷たい風を出し、扇風機(サーキュレーター)で空気を循環させます。
それによって、あっという間に部屋全体の温度を下げることが可能になります。
しかし、エアコンがもともとついていない部屋に住んでいる人やエアコンが壊れてしまった人、電気料金の節約でエアコンを使いたくないという人、エアコンが嫌いな人もいらっしゃいますよね。
もともとエアコンは快適ではありますが、長時間エアコンにあたり続けのは体に良くないといわれています。
そして、電気料金に関して言えば、エアコンは扇風機のおおよそ10倍の電気料金がかかると言われています。
扇風機とエアコンの電気料金の差
電力会社の平均単価は、消費電力÷1000×使用時間×27円で計算することが出来ます。
エアコンは6~9畳用でおおよそ355wの電力を消費します。
これを計算式に当てはめると、「355÷1000×10×27円=95.8円」
1ヶ月は約30日なので「95.8円×30=2874円」となります。
そして扇風機の電力を計算してみましょう。
一般的な扇風機ですと電力は弱で20w強で40wと言われています。
これを計算式に当てはめると、
- 弱の場合:20÷1000×10×27円=5.4円
- 強の場合: 40÷1000×10×27円=10.8円
1ヶ月は約30日なので
- 弱の場合: 5.4円×30=162円
- 強の場合: 10.8円×30=324円
となります。
もちろん、お使いのエアコンや扇風機の性能やお住まいの環境によっても変わってきます。
しかし、電力を比較してみると圧倒的に扇風機の方が安いことがよく分かりますよね。
おおよそ10倍電気料金が違うと言われているのも納得です。
エアコンを使うのは部屋を冷やす初めの方だけ、そして時間を区切る使い方をするのもいいかもしれません。
しかし、我慢できるからといって、窓だけ開けて一切エアコンや扇風機などを使用しない、というのは絶対にNGです。
なぜなら、熱中症になってしまう可能性があるからです。
扇風機のみは熱中症に注意
総務省消防庁の調べによると、2020年の熱中症での救急搬送数は6月から9月までで64869人。
死亡者数は112人です。
たかが熱中症ではなく、されど熱中症。特に高齢の人や小さなお子様には、注意が必要です。
だからこそ無理はせずに、扇風機やエアコンを上手く使って生活していきましょう。
保冷剤扇風機を自作するメリット
保冷剤扇風機を自作するメリットとして考えられるのは、まずはコストが抑えられることです。
それに加え、「エアコンや扇風機をもっていない、これからエアコンか扇風機を購入する」という人でも、扇風機であれば価格も安く、購入しやすいところもメリットと言えるでしょう。
しかし、扇風機は単体ではそれほど涼しくない・・・と思われるかもしれません。
そこで扇風機に保冷剤を取り付けることによって、冷たい風を出すことが出来るようになります。
保冷剤もご家庭で常備されていれば、それ自体のコストもかかりません。
使う人によって感じ方は異なりますが、普通に扇風機を回すよりも大分涼しく感じることが出来るでしょう。
保冷剤を扇風機に取り付ける方法
取り付け位置
扇風機に保冷剤をつけよう!と思ってもどのように付けたらいいのか分からない方もいらっしゃるかもしれません。
まず取り付け位置です。
これは、扇風機の仕組みが関係しています。
扇風機は、後ろから空気を取り込んで前へ空気を送るような仕組みになっています。
つまり、取り込む空気が冷たい程、送り出す空気も冷たくなるということです。
扇風機の前に保冷剤を設置すると風が直接当たるので、後ろに設置よりも早く保冷剤が溶けてしまいます。
エアコンとか冷風扇とかそういう気の利いた物はないので普通の扇風機に事務クリップと針金ハンガーででかい保冷剤取り付けてみた。あっちゅーまに溶ける。 pic.twitter.com/4XDrJFYBgO
— ♠︎みなも♠︎ (@0307_mo_) July 16, 2021
だからこそ扇風機への保冷剤の設置は後ろがおすすめなのです。
次に扇風機への保冷剤の設置方法をいくつか紹介致します。
ワイヤーボックスを使う
100均などで販売されているワイヤーボックスを使い扇風機に保冷剤を設置します。
おはようございます!!
— アーリーバード 春採店 (@early_harutori1) July 18, 2021
暑い日が続いてますが体調は大丈夫ですか!?
扇風機でできる猛暑対策をスタッフ弾が紹介します!!
少しでも助けになると幸いです
1・窓を開けて外に向かって扇風機
2・保冷剤や濡れタオルをつけて天井を冷やす
3・凍ったペットボトルを扇風機の前に置く
ぜひ試してみてね pic.twitter.com/JL8oJAgw9N
なぜなら、フックを直接扇風機にかけて使用することが出来るからです。
ワイヤーボックスの中に保冷剤を入れるので、扇風機から落ちてしまう心配もありません。
また、ワイヤーボックスの下にタオルなどを置いておくことで、水滴が落ちてしまうことが防げます。
扇風機の後ろにそのまま置く
扇風機の後ろにそのまま置く方法です。
扇風機の後ろにそのまま置く場合は、アイスノンなどのソフトタイプの柔らかい保冷剤が安定するのでおすすめです。
…ならこれをすれば良きかと。
— Bazuuu Racing٩(ˊᗜˋ*)و (@MR_DjBazu) July 14, 2021
扇風機の後ろ側に保冷剤置くヤツ👍 pic.twitter.com/MvL5tcT8P0
この場合も水滴がついてしまう可能性があるので、タオルを巻くかタオルを保冷剤の下に敷いておくことを忘れないで下さい。
そのまま置くことによって、設置するための準備などタオルと保冷剤の用意のみの最低限なので、手間がかからないことが利点です。
扇風機ネット・カバーの中へ
扇風機の埃よけや子供への安全対策として扇風機に扇風機ネット・カバーを掛けている人もいらっしゃいますよね。
扇風機ネット・カバーがあるならば、その扇風機ネット・カバーの中に保冷剤を置いてしまいましょう。
その扇風機ネット・カバーによって保冷剤が固定されるので、保冷剤が落ちてしまうことがありません。
この場合も水滴が落ちないようにタオルやハンカチで保冷剤を巻いておいて下さいね。
ネットを使う
洗濯ネットなどに保冷剤を入れて、S字フックなどを使用して扇風機に固定します。
この時にS字フックにクリップがついているものを使うと簡単に固定が出来るのでおすすめです。
テープで固定
保冷剤を直接テープなどで固定します。
固定するのはガムテープなどが粘着力が高いのでおすすめです。
また、ガムテープはどのご家庭でも常備されていることが多いのでコストがかからないのがメリットです。
扇風機の前に置く
保冷剤は扇風機の後ろに置くのがおすすめだとお話しましたが、もちろん前に置いても大丈夫です。
しかし、扇風機も高さがあるので、扇風機の高さに合わせ風が当たるように小さい机などの上に保冷剤を置いておいて下さいね。
そのまま床に保冷剤を置いても扇風機の風が当たらなければ冷たい風にはなりませんので注意して下さい。
保冷剤扇風機の注意点
保冷剤扇風機は、とても簡単に涼しい風を感じることが出来ますが注意点もあります。
水滴が落ちないように
最も注意しなければならないのは水滴です。
保冷剤が溶けてしまうと、水滴が発生してしまいます。
この水滴が垂れてしまうと扇風機や床が濡れてしまったり、放置しておくとカビになってしまうこともあるのです。
扇風機に水滴が垂れてしまうことによって、最悪の場合、扇風機が壊れてしまうこともありますので注意して下さい。
少し手間が掛かりますが、事前に保冷剤にタオルやハンカチを巻いておくことで水滴が垂れることを防ぐことが出来ます。
保冷剤の交換が必要
保冷剤は一定時間が過ぎると溶けてしまいます。
したがって、長い時間保冷剤を使って涼しくしたい場合には、保冷剤の予備が必要となります。
保冷剤が手元にあまりない場合は、新たに保冷剤を買い足しておくと安心です。
感じ方には個人差がある
保冷剤扇風機は、冷たい風が送られてくるので涼しく感じることが出来ます。
しかし、感じ方には個人差があり、涼しく感じない人もいます。
その場合には、熱中症を防ぐために無理せずエアコンなどを使用することをおすすめします。
扇風機の風を冷たくするグッズ
普通の保冷剤しか扇風機の風を涼しくする方法はないのでしょうか?
結論から言うと、扇風機の風を涼しくするグッズは他にもあります。
いくつか紹介致しますので是非参考にして下さい。
ひえひえくん HNB-ZF01
ひえひえ君は、扇風機の形に合わせてある保冷剤です。
また、扇風機の後ろに設置するタイプなので、インテリアにも響きません。
ひえひえくんが優秀な点は、保冷剤が溶けてもひえひえくんの下の部分で水滴を回収してくれるところ。床が水滴で濡れないのは嬉しいですね。
快風!強(つよ)マリーナ YA-U28
快風!強マリーナは、磁石によって取り付けが出来るので、とても簡単な上に手間がかかりません。
風が強くなるだけで、扇風機の風がより涼しく感じることが出来ます。
逆に扇風機の風が強すぎる・・・と言う場合には、そよ風!広ガリーナという扇風機の風をとても優しく広げるものもあるようです。
ペットボトル
ペットボトルに水を入れて凍らせるだけで保冷剤と同じ効果が得られます。
また、水を入れ凍らせてから扇風機の前に置くだけで、除湿冷房機の役割を果たします。
なぜなら、夏のじめっとした空気の水分が凍らせたペットボトルよって冷やされて水滴に戻すことが出来るからです。
そのため沢山の水分が出てしまうので必ずペットボトルの下には受け皿を置くようにして下さいね。
濡れタオル
扇風機に濡れタオルを掛けておくことによって扇風機の風を涼しくすることが出来ます。
水分の蒸発時にその周囲の熱を吸収する気化熱というものがあり、濡れタオルはこの気化熱を利用しています。
扇風機の風の通り道に濡れタオルを置いておくことによって、その気化熱で風を冷たく温度を下げるような仕組みになっています。
氷
扇風機の前に氷を置くことによって扇風機の風を涼しくすることが出来ます。
氷はタライや洗面器に入れて使用して下さいね。
氷を使った方法も濡れタオルと同じように気加熱を利用しています。
扇風機につける保冷剤と自作方法まとめ
今回は扇風機につける保冷剤の効果と自作で風を冷たくする方法を紹介致しました。
扇風機は、夏の風物詩でもあり、夏の必需品です。
電気料金もエアコンに比べて電気料金も1/10程度しかかかりません。
しかし、扇風機だけでは物足りないと感じる人も多いと思います。
そんな時には、保冷剤をご活用下さい。
保冷剤によって扇風機の風をより涼しくすることが出来るのです。
ちょっとした工夫ですが、もしかしたらエアコンなしでも夏を乗り越えられるかもしれません。
保冷剤で快適な扇風機ライフを手に入れて下さいね。
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