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クッキーが粉っぽい原因!生地が固まらない・まとまらない時の対処法

クッキーが粉っぽい原因!生地が固まらない・まとまらない時の対処法

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この記事では手作りクッキーの生地が固まらない、うまくまとまらない原因と対策について詳しく解説しています。

更に焼きあがった固く粉っぽいクッキーのリメイクレシピもご紹介しているので失敗したクッキーを無駄にすることがありません。

この記事を参考にサクサクとした美味しい手作りクッキーに挑戦してみてください。

目次

手作りクッキーが粉っぽい原因

サクサクとした手作りクッキーのはずが焼き上げたクッキーは固く粉っぽくてとても誰かに食べてもらえる出来栄えではなかったという経験はありませんか。

サクサクした手作りクッキーを焼き上げるコツはいくつかありますが、粉っぽくなって失敗する原因を知っているのと知らないのではお菓子作りの上達に差が出てしまいます。

まずはクッキーが粉っぽくなって失敗してしまう原因をご紹介します。

固く粉っぽくさせていたのは小麦粉のグルテン

小麦粉には「グルテン」というタンパク質が含まれています。

このグルテンは「水」と「力」を加えることにより、強い弾力性のある固い物質に変化します。

手作りクッキーのレシピには水を加えるものはありません。

しかし、手作りクッキーの材料であるバターや卵には水分が含まれています。

その水分と小麦粉が必要以上に強い力で混ざり合い練り上げられてしまうとグルテンの働きによってクッキー生地が強い弾力性のある固い物質に変化してしまうのです。

練り上げられた固いクッキー生地を焼き上げると、固く粉っぽい手作りクッキーに仕上がってしまうのです。

サクサクして美味しいクッキーを焼き上げるには、いかにグルテンを働かせないかがポイントです。

つまりクッキー生地を作るときに生地を混ぜすぎないこと、成型するときに生地をこねすぎないことが重要なのです。

生地には薄力粉

メモ:小麦粉の種類

  1. 薄力粉
  2. 中力粉
  3. 強力粉

の3種類。

先ほどご紹介したグルテンというタンパク質を含む量がそれぞれ異なっており、手作りクッキーに使う小麦粉はグルテンが一番少ない「薄力粉」を使うのが良いとされています。

レシピに漠然とクッキー生地の材料に「小麦粉」と書かれていた場合はグルテンが一番少ない「薄力粉」を使いましょう。

薄力粉を使うことでクッキー生地が強い弾力性を持った固い生地になることを防いでくれます。

打ち粉には強力粉で

しかし、レシピで「打ち粉」と書かれていた場合は「強力粉」をお使いください。

「打ち粉」とは、材料を混ぜ終えた生地を台にのせて伸ばすときにクッキー生地が台にくっつかないようにするためにふる粉のことです。

きめが粗い「強力粉」を使うとクッキー生地に小麦粉が吸収されにくく生地を成形しやすいのです。

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この時、面倒だからと「薄力粉」を使ってしまうと薄力粉はクッキー生地と同じ粒子のため打ち粉でふるったはずの小麦粉が生地に吸収されてしまい、せっかく計量して作ったはずの生地がボロボロするようになりまとまらない状態へと変化していってしまいます。

打ち粉を強力粉にしなかったばかりにクッキー生地を失敗してしまうことにつながるのです。

強力粉はたくさんふるってもいい?

では強力粉であれば打ち粉はたくさんふるっても良いのでしょうか。

いいえ、きめが粗い強力粉だからと言ってまったく生地に吸収されないわけではありません。

打ち粉はできるだけ生地をのせる台には薄く少量を広範囲にふるうように心がけるとサクサクとした美味しい手作りクッキーを作ることができます。

薄力粉と強力粉を使い分けて美味しい手作りクッキーを作りましょう。

初めて作る人はレシピに忠実に

初めて手作りのクッキー作りに挑戦する人はレシピをしっかり読み込んでそろえなければならない材料、調理器具、手順を把握しましょう。

作り始めてみると、レシピで指定している材料がなかったり、必要な調理器具がなかったことに後から気が付いてしまうと思い通りの手作りクッキーには仕上がりません。

作り出す前に指定された材料をしっかり確保して、使う調理器具も買いそろえましょう。

材料と調理器具がしっかりそろったら、クッキー作りに必要な材料の計量を始めましょう。

「普段料理しなれているから大丈夫」と目分量で材料を用意してしまうと水分が多くて生地が固まらない、逆に粉が多くてボロボロするなどの問題が出てきます。

後から粉を加えたり、油分や水分が足りなくて牛乳を足して生地を何とか作り上げても焼き上がりの時間が変わってしまってレシピ通りには美味しくクッキーを作ることはできません。

お菓子作りやお料理は化学と似ています。正確な量を計量してクッキー生地を作り上げましょう。

最後に、材料を混ぜ合わせる順番が異なったり手順を抜かしたりしないことも重要です。

例えば、砂糖を小麦粉と一緒にふるいにかけてからバターと混ぜたり、バターを室温に戻さなかったために十分な泡立てが足りず砂糖がしっかり溶け込まなかったりすると生地がダマになってまとまりません。

仮に焼き上げたとしても出来栄えが悪くなるほか、サクサクした食感も味わえません。

初めてクッキーを手作りするときは、作る手順もしっかり頭に入れてから取り掛かると失敗がありません。

粉っぽいクッキーになるのを防ぐコツ

固く粉っぽい手作りクッキーにしないためにはどうしたらいいのでしょうか。

手作りクッキーを失敗しないコツをご紹介します。

アーモンドプードルを使ったレシピを選ぶ

アーモンドプードルとはフランス語で生アーモンドを粉末にしたもののことで英語の場合はアーモンドパウダーと言います。

アーモンドプードルには2種類あって、焼くと香ばしい皮付きのアーモンドの粉末とサクサクとしながらアーモンドの風味を楽しめる皮なしのアーモンドの粉末があります。

クッキーにアーモンドプードルを使うと、小麦粉を使う量を減らせます。つまりグルテンの働きを弱めることができるので生地の扱いが易しくなり、初心者さんでもアーモンドの食感と風味でサクサクとした美味しいクッキーを焼き上げることができます。

そのため、初めての手作りクッキーを作るときは固く粉っぽい仕上がりを避けやすいアーモンドプードルを使ったレシピを選ぶとサクサクのクッキーが作りやすいですよ。

アーモンドプードルを使ったオススメのレシピ

お菓子作り初心者でも作りやすくてサクサクした食感が楽しめるクッキーレシピをご紹介します。

■サクッホロッとした口触りのスノーボールクッキー

生地を作って休ませるまで20~30分程度で作れてしまう、簡単だけどクッキーの基本がしっかり身につくレシピです。

クッキー生地用の材料

  • 薄力粉…120g
  • アーモンドプードル…40g
  • 粉砂糖…40g
  • バター…80g

仕上げの材料

  • 粉砂糖…適量

用意する調理器具

  • ボウル
  • ゴムベラ
  • 泡だて器またはハンドミキサー
  • ラップ
  • スケッパーまたは包丁
  • クッキングシート
  • 冷蔵庫
  • オーブン
  • 小さめのポリ袋

作り方

  1. 薄力粉は冷蔵庫で冷やし、バターは室温に戻しておきます。
  2. 材料の温度が適温になったら、秤をつかってしっかりと正確に計量をします。
  3. 計量が済んだ薄力粉はふるいにかけておきましょう。材料を混ぜた時にダマになるのを防げます。
  4. バターをボウルに入れてゴムベラでクリーム状になるまでしっかりと練ります。ハンドミキサーをお持ちの人は初めからハンドミキサーでクリーム状になるまで泡立ててください。
  5. クリーム状になったバターに3回くらいに分けて少しずつ粉砂糖を加えてバターの油になじませていきます。(バターに空気を含ませてふんわりさせた状態を保つために粉砂糖は少量ずつに分けて加えます。)
  6. 粉砂糖がしっかりなじんだクリーム状のバターができたら、ふるってあった薄力粉とアーモンドプードルを2~3回程度に分けて加えていきます。(バターに含まれる空気を逃がさないことと生地がダマになるのを防ぐためです。)加えていくときのかき混ぜ方はゴムベラを使って切り混ぜるようにしてください。(縦に数字の「1」を3回くらい書いたら「の」の字を書いてかき混ぜます)
  7. 切り混ぜていくとボロボロとした塊がいくつかできてきます。ボロボロした塊が粉っぽくなくなったらラップの上に乗せましょう。
  8. ラップの上に乗せた生地をラップの端をもって伸ばして平たくします。(ここまでの作業で概ね20~30分でできます)
  9. 平たく伸ばした生地はラップで封をして冷蔵庫で最低1時間しっかり冷やしてください。時間がある人は一晩冷やしましょう。(グルテンの働きを抑えるためです)
  10. オーブンを180℃に設定して予熱させます。
  11. 取り出して置いた天板にクッキングシートをしきます。
  12. 冷蔵庫で休ませた生地を取り出したら素早く成型していきます。まず、ラップにくるんだまま全体を細長くします。細長くなった生地をピンポン玉1個くらいの大きさのところでスケッパーまたは包丁でぶつ切りし、手のひらで素早く丸めます。この時の生地の厚みは5mmから8mmを目指してください。ちょっと厚めでもかまいません。丸めた生地をクッキングシートの上に乗せていきます。この時隣の生地との間をあけて並べるとうまく焼けます。
  13. クッキー生地の乗った天板を予熱していた180℃のオーブンに入れ、焼き加減を見ながら15分焼きましょう。
  14. 焼きあがったクッキーは常温のまま放置して粗熱をとります。(この時冷蔵庫に入れてしまうとクッキーが固くなるので冷蔵庫には入れないでください)
  15. クッキーに手で触れて熱を感じなくなったら粉砂糖の入ったポリ袋にクッキーを入れて粉砂糖をまぶし、スノーボールクッキーの出来上がりです。

雪玉のような見た目と口に含んだらサクッとくだけ、口の中ではほどけていくような食感です。

ラッピングなどすると見た目もかわいらしいのでプレゼントにも最適です。

グルテンを働かせないように材料を切り混ぜる

手作りクッキーのレシピには「材料を切るように混ぜ合わせる」と書かれています。

初めてクッキーを手作りするという人にとってはどのように混ぜるのか想像しにくいのではないでしょうか。

また、混ぜるときに使う調理器具も泡だて器やハンドミキサーを使ってしまうこともあるのではないでしょうか。

使う調理器具はゴムベラ、またはスケッパーを使うようにします。

理由は、何度も登場してきた「グルテン」を働かせないためです。かき回したりこねるように材料を混ぜてしまうと、グルテンの働きが強まって、うどんのようにコシのしっかりした生地ができてしまいます。

それを避けるためには、ゴムベラやスケッパーを使って切るように材料を混ぜます。

具体的に言いますと、縦に数字の「1」を3回くらい書いたら「の」の字を書くように材料を混ぜます。

クッキー生地の材料には薄力粉を多く使いますので、切り混ぜていてもなかなかまとまりません。しかしそれでいいのです。

材料を正しく計量していれば、切り混ぜて1~2分するとだんだんとまとまってきます。

ポイントは焦って練り混ぜてしまわないことです。根気よく切り混ぜを続けて生地がまとまってくるのを待ってください。

サクサクとした歯触りが美味しいクッキーを作るには「グルテン」を働かせないことが重要です。

動画を参考に切り混ぜを根気よく行いましょう。そして生地が耳たぶくらいの固さになったらラップにくるんで生地を冷蔵庫で休ませましょう。

生地は冷蔵庫でしっかりやすませる

クッキーのレシピであれば、どれを選んでも材料を混ぜ終えた生地は「冷蔵庫で休ませる」と書かれています。

しかし、どのくらいの時間休ませるのか具体的に書いていないことがほとんどです。

サクサクとした美味しいクッキーに仕上げるには冷蔵庫で最低1時間生地を休ませましょう。

時間に余裕がある人は一晩休ませてもいいくらいです。

なぜ冷蔵庫でこれだけの時間休ませるかというと、やはり小麦粉のタンパク質であるグルテンの働きを抑えるためです。

グルテンは冷やされると粘り気や弾力が弱まる性質を持っています。

固く粉っぽいクッキーにしないためにはグルテンの働きを最小限に留めることが重要になるのです。

時間がないからと冷蔵庫で休ませなかったり、休ませる時間が足りないとクッキー生地を成型するときに手のひらの熱が伝わってベトついたり、うどんの生地のようにしっかりとした弾力が生まれてしまいます。

クッキー生地を休ませる時間を惜しまず、しっかりと冷やして美味しいサクサクのクッキーを作りましょう。

どうしてもクッキーの生地が粉っぽくて固まらない、まとまらない時の対処法

材料を切るように混ぜた生地をラップにくるんで冷蔵庫で休ませても、粉っぽさが残って固まらない、またはうまくまとまらない時は、まず冷蔵庫で休ませる時間を増やしましょう。

それでもうまくまとまらない時はポリ袋に生地を入れ、その後ティースプーン1杯分の牛乳を加えてみましょう。

牛乳を加えたら生地全体に牛乳の水分をいきわたらせるように軽くもんでください。

ティースプーン1杯では水分が足りない時はもう1杯加えて様子を見ながら生地をもんでください。

この時、生地のもみすぎに注意してください。もみすぎると焼いたときに固く粉っぽいクッキーになってしまいます。

生地に牛乳を加えるのは最終手段ですので、できる限る材料を根気よく切り混ぜることや出来上がった生地を冷蔵庫でしっかり最低1時間は休ませる方法でまずは対処しましょう。

クッキーをおいしく作るコツ

レシピには載っていないけれどもクッキーを美味しく作るコツです。

意外に思うかもしれませんが、ぜひやってみてくださいね。

生地の成型するときは室温を15度くらいに

クッキー生地にはバターが使われています。生地は冷蔵庫でしっかりと冷やし固めたのですが、成型するときに手のひらの熱が伝わってバターが溶け出てきてしまいます。

そのため、生地の成型時にはできるだけ室温を下げておく必要があります。

クッキーやタルトを作るお菓子屋さんでは生地を成型するときに室温の低い専用の部屋を使うことがほとんどです。

ご自宅でクッキー生地を成型するときはできるだけ涼しい環境で行いましょう。

特に夏場は室温が30℃を超えてしまうので、クーラーでしっかり室温を下げてから生地の成型をしましょう。

クッキー生地の成型をするときの理想の室温は15℃くらいです。

しかしキッチンではオーブンが予熱で温まっているので、室温がなかなか下がらないことがあるでしょう。

そんな時は、生地を成型する台をアイスノンなどで冷やしておくのも良いです。

室温や成型するときに使う台は可能な限り冷やして使うと、バターが溶けず、生地がダレたりベタベタすることがないので、焼き上がりがサックとした美味しいクッキーに仕上がります。

生地は素早く成型

クッキーの材料を混ぜて冷蔵庫で休ませるまでは根気と丁寧さが必要とされますが、出来上がった生地の成型には素早さが必要です。

せっかく冷やすことで抑えられていたグルテンも温まったり生地をもまれることで固く弾力をもつ力が少しずつ働いてしまいます。

また、生地に含まれているバターも手のひらの熱で溶け出してしまうので、生地を触る回数はできるだけ少なく、時間をかけずに成型することが理想です。

しかし、お菓子作り初心者の人にとってこの成型作業はどんなに頑張っても時間がかかってしまいます。

お菓子作りに慣れていない人は、はじめのうちは冷蔵庫で冷やした生地を4分割くらいに切り分けて、1つは成型用に、3つは冷蔵庫で待機用に保存しておくと良いでしょう。

そして冷蔵庫から出したての生地はとても固いので、麺棒を使って生地を伸ばすと良いです。手のひらの熱も伝わりにくいので一石二鳥です。

出来上がりが粉っぽいクッキーを再利用する方法

一生懸命作ったけれども納得のいく出来上がりではなかった手作りクッキーを捨ててしまうのはもったいないです。

固く粉っぽいクッキーだからこそ、美味しく食べられるレシピがあるのはご存じでしょうか。

お菓子作り初心者さんでも簡単に作れるアレンジレシピを3つご紹介します。

失敗したクッキーで作るチョコクランチバー

ザクザク、ゴロゴロっとした食感が楽しめるチョコクランチバー。

チョコクランチにリメイクすることで固く粉っぽい仕上がりになった手作りクッキーの食感がおいしく感じます。

おしゃれなラッピングをすれば、お友達やご家族にプレゼントできますよ。

【材料】

  • ミルクチョコレート…100g
  • コーンフレーク…40g
  • 固く粉っぽい手作りクッキー…40g
  • アーモンドスライス…20g

【用意する調理器具】

  • ある程度深めの耐熱容器または耐熱性のボウル
  • ゴムベラ
  • 包丁またはフードプロセッサー
  • ラップ
  • バットまたは大きめのタッパー
  • 電子レンジ
  • 冷蔵庫

【仕上げのラッピング】

  • クッキングシートまたはプレゼント用のラッピング材
  • あればマスキングテープ

【作り方】

  1. フードプロセッサーがある場合はコーンフレークと固く粉っぽい手作りクッキーを5mmほどの大きさに、アーモンドスライスは3mmほどの大きさに切ってください。フードプロセッサーがない時は包丁でザクザクと刻んでください。
  2. ミルクチョコレートを細かく砕いて耐熱性のボウル、または深さのある耐熱容器に入れます。
  3. 耐熱性のボウルを電子レンジに入れて600Wで30秒加熱します。一度耐熱性ボウルを取り出して中のミルクチョコレートをゴムベラでかき混ぜます。再び600Wで30秒加熱、電子レンジから出してもう一度ゴムベラでミルクチョコレートをかき混ぜます。(まだミルクチョコレートが溶け切らなかった時は追加で600Wで10秒加熱して様子を見てください。加熱しすぎるとミルクチョコレートを焦がしてしまうのでご注意ください。)
  4. 溶けたミルクチョコレートのボウルに細かく刻んでおいたコーンフレーク、固く粉っぽい手作りクッキー、アーモンドスライスを入れて、ゴムベラを使いミルクチョコレートと混ぜてください。
  5. バット(なければ大きくて深さのあるタッパー)にラップを敷いて④を流し入れます。隙間ができないように敷き詰め、表面は平らになるようにならすとキレイな形のチョコクランチバーになります。
  6. ⑤を冷蔵庫で1時間冷やします。冷やし固まったら好きなサイズに切ります。
  7. クッキングシートやラッピング材でチョコクランチバーを包み、マスキングテープでとめます。マスキングテープがない時は包んだ両端をねじって完成です。

固く粉っぽい質感の手作りクッキーがザクザク、ゴロゴロとした口当たりがおいしいチョコクランチーバーに変身しましたね。

時間があれば、同じ分量でホワイトチョコレートやストロベリーチョコレートも作って、色とりどりのチョコクランチバーにすると様々な味と見た目が楽しめますよ。

失敗したクッキーで作るレアチーズケーキ

固く粉っぽいクッキーがしっとりしたレアチーズケーキに変身するレシピです。

ご家族のデザートにもおすすめです。

【材料】

  • 固く粉っぽいクッキー…55g
  • バター…35g
  • クリームチーズ…200g
  • 生クリーム…180ml
  • レモン汁…少々
  • 粉末ゼラチン…5g
  • 水…大さじ1杯
  • グラニュー糖…50g
  • 市販のブルーベリーソース…適量

【用意する調理器具】

  • Lサイズのジップロック
  • 麺棒
  • 深さのある耐熱容器
  • 底が抜けるタイプの14㎝ケーキ型(またはラップを敷いた大き目のタッパー)
  • ラップ
  • ボウル
  • 深さのある耐熱容器
  • 泡だて器
  • ゴムベラ
  • 電子レンジ
  • 冷蔵庫
  • 計量カップ
  • 計量スプーン
  • あればフードプロセッサー
  • あればハンドミキサー

【作り方】

  1. 固く粉っぽいクッキーをジップロックに入れて、空気をしっかり抜き袋を閉じます。
  2. ジップロックに入ったクッキーを綿棒でたたいて粉々にします。(フードプロセッサーをお持ちの場合はお使いください。)
  3. バターを600Wの電子レンジに30秒かけて溶かしバターを作ります。過熱が足りない時は追加で10秒加熱して様子を見てください。
  4. ジップロックの中に溶かしバターを加えてクッキーをしっとりさせます。(クッキーがパサパサしているときはバターを増やしても良いです。)
  5. 底が抜けるタイプの14㎝ケーキ型の底面にしっとりしたクッキーの粉末を敷き詰め、表面が平らになるまでスプーンで押しつぶします。クッキーを押しつぶして敷き詰めたらケーキ型にラップをして冷蔵庫で冷やしておきます。
  6. 氷水を張ったボウルに別のボウルを入れ、そのボウルに生クリームを冷やしながら泡立てて軽く角が立つくらいの固さにします。
  7. クリームチーズを深さのある耐熱容器に入れて600Wの電子レンジで40秒加熱します。柔らかくなったクリームチーズをはじめはゴムベラで混ぜ柔らかくします。その後空気を含ませるために泡だて器でふんわりとかき混ぜます。
  8. 柔らかくなって空気を含んだクリームチーズにグラニュー糖を3回くらいに分けて加え、泡だて器でしっかり混ぜ合わせます。(クリームチーズに含まれた空気を逃がさないようにグラニュー糖は必ず複数回に分けて混ぜてください。)
  9. グラニュー糖がしっかり混ざったクリームチーズに⑥で泡立てた生クリームを3回くらいに分けて加え泡だて器でしっかり混ぜ合わせます。(生クリームに含まれるふんわりとした空気を逃さないために材料と混ぜ合わせるときは必ず複数回に分けて行ってください。)
  10. ⑨で材料がしっかり混ざったらレモン汁を少々(ポッカレモンの場合は2~3滴)入れてよく混ぜ合わせます。
  11. 深さのある耐熱性容器に粉ゼラチンを入れて水でしっかりと粉を溶きます。溶き終えたら600Wの電子レンジで10秒加熱します。
  12. ⑩の材料に⑪のゼラチンを手早く入れて泡だて器でダマにならないように混ぜ合わせます。
  13. 冷蔵庫で冷やしていたケーキ型を取り出して、⑫を流し入れます。すべての材料がケーキ型に入ったらゴムベラを使って表面を平らに整え、再び冷蔵庫へ戻し4時間冷やし固めれば完成です。
  14. 切り分けて食べる直前にブルーベリーソースをかけてお召し上がりください。

①から⑤までの手順はそのままにケーキ型ではなくタルト型に変えてお好きなフィリングを入れることも可能です。

①から②までの手順で粉々にした手作りクッキーを冷凍庫で保管しておけば、好きな時にレアチーズケーキやタルトが作れますのでぜひやってみてくださいね。

失敗したクッキーで作るパウンドケーキ

固く粉っぽいクッキーをしっとりとしたパウンドケーキに入れることで、食感にアクセントが生まれます。

チョコチップが入っているからビターな味わいも楽しめます。

自宅でご家族やお友達とのティータイムにぴったりのお菓子に生まれ変わります。

【材料】

  • 固く粉っぽいクッキー…180g
  • ビターチョコチップ…100g
  • バター…90g
  • 粉砂糖…80g
  • 卵…2個
  • 牛乳…大さじ2杯
  • ホットケーキミックス…90g

【用意する調理道具】

  • Lサイズのジップロック
  • 麺棒
  • ボウル
  • 泡だて器
  • ゴムベラ
  • クッキングシート
  • 18㎝のパウンドケーキ型
  • 包丁
  • 計量スプーン
  • あればハンドミキサー
  • あればフードプロセッサー
  • オーブン

【作り方】

  1. バターと卵は室温に戻しておきます。
  2. 固く粉っぽいクッキーをジップロックに入れて、空気をしっかり抜き袋を閉じます。
  3. ジップロックに入ったクッキーを綿棒でたたいて粉々にします。(フードプロセッサーをお持ちの場合はお使いください。)
  4. オーブンを180℃で予熱しておきます。
  5. 常温に戻して置いたバターをボウルに入れ、はじめはゴムベラでかき回し、柔らかくなったら泡だて器またはハンドミキサーでクリーム状になるまで泡立てます。
  6. クリーム状になったバターに3回くらいに分けて粉砂糖を加えてしっかりとなじませます。(バターに含まれる空気を逃さないように粉砂糖は必ず複数回に分けて少しずつ混ぜ合わせてください。)
  7. 室温に戻しておいた卵を別なボウルに割入れしっかりと泡だて器でときほぐします。
  8. ⑥に⑦を3~4回に分けて加え、材料はクリーム状を保つようにかき混ぜます。
  9. ⑧にホットケーキミックスを3回くらいに分けて加えます。(バターに含まれる空気を逃さないためと生地がダマになるのを防ぐためです。)ホットケーキミックスを加えた時はゴムベラで切るように混ぜてください。(縦に数字の「1」を3回くらい書き「の」の字でかき回すの繰り返しです)
  10. 切るように混ぜていくうちになめらかな生地ができたら、牛乳を加えて馴染ませます。
  11. ③でできた粉々のクッキーとチョコチップを⑩の生地に加えゴムベラでざっくりと混ぜます。
  12. 18㎝のパウンドケーキ型にクッキングシートを丁寧に敷いたら、⑪の生地を流し込み、ゴムベラを使って表面を平らに整えてください。
  13. 予熱していたオーブンに⑫の生地を入れ、焼き加減を見ながら40分焼きます。
  14. 焼きあがったら常温で冷まします。粗熱がとれたら型からパウンドケーキを取り出し、包丁で切り分けてお召し上がりください。

しっとりとした質感の中にクッキーがアクセントになって歯触りが良いパウンドケーキが出来上がります。

チョコチップの甘くほろ苦い味わいは紅茶やコーヒーにぴったりです。

ティータイムや休憩時間のおやつにどうぞ。

クッキーが粉っぽいのまとめ

サクサクとした美味しいクッキーを作るはずが固くて粉っぽい手作りクッキーが出来上がってしまった原因にはグルテンの働きが大きくかかわっていることを解説してきました。

グルテンは小麦粉に「水」と「力」を加えることで強い弾力と固さを生み出します。

そのため力を最小限に留めるため、材料に小麦粉を加えて混ぜるときは縦に数字の「1」を3回くらい書いて最後に「の」の字を書く「切り混ぜ」を根気よく行うことが重要でしたね。

そして冷蔵庫でしっかり生地を休ませ、手早く成型すると理想の手作りクッキーが出来上がります。

しかし、はじめはどうしても上手くいかないこともあるでしょう。

そんな時は、失敗したからと手作りクッキーを捨ててしまわず、この記事でご紹介したリメイクレシピで美味しくお召し上がりください。

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