「スライム」知ってますか?
子供に人気なグニョグニョした不思議な物体!私の子ども達も遊んでいました。
スライムで夢中になって遊んでいると髪の毛や洋服についたり、手で遊んでいると床に落ちて、カーペットや絨毯についてしまい、落とすのに困ったことがありました。
そんなときのために、慌てることなくキレイにスライムを落とす方法を教えます。
スライムの成分を知る
まずは、スライムが何で作られているのかを知っておきましょう。
そうするとこれから話す「スライムがついた時の落とし方」が理解できると思います。
手作りも出来る「スライム」
- 洗濯のり→PVA(ポリビニルアルコール)入りのもの
- ホウ砂(ホウ酸+重曹)
- 水
この3点で作ることが出来ます。
色を付けたければ、絵の具で色付けをします。
市販のスライム
100均やおもちゃ売り場で売っているスライムは若干成分が異なります。
- グアーガム(増粘剤)
- 蒸留水
- 食用色素
増粘剤は一般に入手する事が難しいですね。
アルカリ性のスライム
手作りはホウ砂、市販のスライムはグアーガムを使うことでどちらも「アルカリ性」になっています。
アルカリ性の物を酸性の物で中和してスライムを落としていきますよ。
お湯でカーペット・絨毯のスライムを落とす方法
スライムがついて柔らかい状態ならお湯だけでキレイに落とすことが出来ます。
用意するもの
- お湯(50℃位・触ると熱いくらい)
- タオルまたは、キッチンペーパー
- ビニールシートなど絨毯の下にしくもの(カーペットや絨毯を濡らすので下が濡れないように)
取り方の手順
- カーペットや絨毯の下にビニールシートを敷く
-
お湯で絨毯を濡らすことになるので、スライムがついたカーペットや絨毯の下がフローリングならあまり心配はいりませんが、畳などの場合濡れてしまいますので注意が必要です。
- スライムを拭き取る
-
落としたスライムの上側をキッチンペーパーで優しくスライムを取り除きます。たくさんスライムを落としてしまった時には、少しずつ取り除きましょう。
- カーペットや絨毯にしみ込んだ時
-
お湯で濡らしたタオルやキッチンペーパーで「トントン」とカーペットや絨毯を優しく繰り返したたきましょう。スライムの量にもよりますが、何度か繰り返してみてください。
使うのがお湯だけなので、子どもにも掃除できますね。
この取り方の感想
早めにとることで簡単にスライムを落とすことができました。
この方法だと家にあるものですぐにできるのはうれしいですね。
酢水でカーペット・絨毯のスライムを落とす方法
スライムを落としたのに気が付かずに固くなってしまったときや、お湯だけではキレイに落としきれない時には、酢水を作って落としてみましょう。
用意するもの
- お湯(500ml)
- 酢(小さじ1)
- タオルまたはキッチンペーパー
- ビニールシートなどカーペットや絨毯の下にしくもの(カーペットや絨毯を濡らすので下が濡れないように)
取り方の手順
- カーペットや絨毯の下にビニールシートを敷く
-
スライムがついたカーペットや絨毯の下がフローリングならあまり心配はいりませんが、酢水で絨毯を濡らすことになるので、畳などの場合濡れてしまいますので注意が必要です。また、酢水が畳などに浸み込んでしまうと匂いがついてしまいます。
- スライムを拭き取る
-
落としたスライムの上側をキッチンペーパーで優しくスライムを取り除きます。
たくさんスライムを落としてしまった時には、いちどに取ろうとすると、スライムの被害が拡大してしまうので少しずつ取り除きましょう。
- 酢水をつくる
-
お湯の温度は手を入れると熱いと感じるくらいの約50℃くらいで、500mlにこさじ1の酢を目安に作ります。
- キッチンペーパーやタオルに酢水をしみこませる
-
キッチンペーパーやタオルに酢水をしみこませたら、酢水が垂れない程度に軽く絞ります。
- スライムが固まった時
-
固くなったスライムの上に酢水を含ませたキッチンペーパーやタオルをかぶせて約5分くらい放置して、スライムが柔らかくなるのを待ちます。
- 酢水でスライムを落とす
-
スライムが柔らかくなったら、キッチンペーパーやタオルに酢水しみこませ「トントン」と優しく叩きながらスライムを落としていきます。お湯でスライムを落として行くときと同じで何度か繰り返してください。
- 水拭きをする
-
スライムが取れたら、別のキッチンペーパーやタオルで水拭きをして、しみ込んだ酢水をトントンと叩きながら取り除きましょう。このときに乾いたキッチンペーパーやタオルを一緒に使うと早めに酢水を拭き取ることが出来ます。
固くなったスライムをだけでなく、スライムを落として柔らかい状態ならさらに効果的です。
硬くなっていないのなら放置時間はなしで、すぐにスライムを掃除していきましょう。
この取り方の感想
キレイにスライムを落とせるんですが、酢の臭いが残りますね。
最後に水拭きを丁寧にしても、しばらくの間は酢の臭いが残ってしまいます。
クエン酸でカーペット・絨毯のスライムを落とす方法
酢でスライムを落とすと、酢の臭いがきつすぎる!
そんな時におすすめなのがクエン酸!
用意するもの
- お湯(200ml)
- クエン酸(こさじ1)
- タオルまたはキッチンペーパー
- ビニールシートなどカーペットや絨毯の下にしくもの(カーペットや絨毯を濡らすので下が濡れないように)
取り方の手順
- カーペットや絨毯の下にビニールシートを敷く
-
クエン酸水で絨毯を濡らすことになるので、スライムがついたカーペットや絨毯の下がフローリングならあまり心配はいりませんが、畳などの場合濡れてしまいますので注意が必要です。
また、酢水ほどではありませんが、クエン酸水も匂いがあります。
- スライムを拭き取る
-
落としたスライムの上側をキッチンペーパーで優しくスライムを取り除きます。たくさんスライムを落としてしまった時には、いちどに取ろうとすると、スライムの被害が拡大してしまうので少しずつ取り除きましょう。
- クエン酸水を作る
-
お湯の温度は手を入れると熱いと感じるくらいの約50℃くらいで、200mlにこさじ1の酢を目安に作ります。
- キッチンペーパーまたはタオルにクエン酸水をしみこませる
-
キッチンペーパーやタオルに酢水をしみこませたら、クエン酸水が垂れない程度に軽く絞ります。
- スライムが固まった時
-
固くなったスライムの上にクエン酸水を含ませたキッチンペーパーやタオルをかぶせて約5分くらい放置して、スライムが柔らかくなるのを待ちます。
- クエン酸水でスライムを落とす
-
スライムが柔らかくなったら、キッチンペーパーやタオルにクエン酸水しみこませ「トントン」と優しく叩きながらスライムを落としていきます。お湯でスライムを落として行くときと同じで何度か繰り返してください
- 水拭きをする
-
スライムが取れたら、別のキッチンペーパーやタオルで水拭きをして、しみ込んだクエン酸水をトントンと叩きながら取り除きましょう。このときに乾いたキッチンペーパーやタオルを一緒に使うと早めにクエン酸水を拭き取ることが出来ます。
この落とし方なら固くなったスライムをだけでなく、スライムが柔らかい状態なら尚更効果的です。
硬くなっていないのなら放置時間なしで、すぐにスライムを落としていきましょう。
クエン酸は若干酸っぱい臭いがしますが、ほとんど気にならない程度ですしクエン酸自体が消臭効果もありますよ。
この取り方の感想
臭いが気にならないのがいいですね!
スライムの落ち方もキレイになっていて嬉しくなりまりました。
今回は粉末のクエン酸でクエン酸水を作ってスライムを落としてみましたが、スプレータイプのクエン酸もあるので試してみる価値ありですね。
重曹+酢でカーペット・絨毯のスライムを落とす方法
スライムを大量に落としてしまった時に試してみて下さい。
用意するもの
- 重曹
- お湯(500ml)
- 酢(小さじ1)
- タオルまたはキッチンペーパー
- ビニールシートなどカーペットや絨毯の下にしくもの(カーペットや絨毯を濡らすので下が濡れないように)
取り方の手順
- カーペットや絨毯の下にビニールシートを敷く
-
酢水で絨毯を濡らすことになるので、スライムがついたカーペットや絨毯の下がフローリングならあまり心配はいりませんが、畳などの場合濡れてしまいますので注意が必要です。
- スライムに重曹をかける
-
取れるくらいのスライムを取ったら、重曹をかけて手や割りばしなどでスライムと重曹を混ぜ合わせていきます。しだいにスライムがポロポロと固まってきますので、固まったら取り除いていきましょう。
- 残ったスライムを酢水で落とす
-
スライムが柔らかくなったら、キッチンペーパーやタオルに酢水しみこませ「トントン」と優しく叩きながらスライムを落としていきます。お湯でスライムを落として行くときと同じで何度か繰り返してください。
- 水拭きをする
-
スライムが取れたら、別のキッチンペーパーやタオルで水拭きをして、しみ込んだ酢水をトントンと叩きながら取り除きましょう。このときに乾いたキッチンペーパーやタオルを一緒に使うと早めに酢水を拭き取ることが出来ます。
この取り方の感想
重曹だけでは、中の方までしみ込んだスライムを落とすことが難しかった・・・
でも、重曹でだいたいスライムがとれているので、酢やクエン酸を一緒に使うとキレイに落とせます。
始めからカーペットや絨毯を濡らすことがないので、シミになる部分が少なくて済みました。
保冷剤でカーペット・絨毯のスライムを落とす方法
用意するもの
- 冷やした保冷剤またはアイスノン
- ガムテープまたは粘着テープ
- 掃除機
取り方の手順
- 保冷剤をスライムに置く
-
凍らせた保冷剤やアイスノンで、冷やしてスライムを固まらさせます。
固まったスライムを手で取っていきましょう。
- ガムテープを使う
-
手で取れなくなったら、ガムテープをカーペットや絨毯に押し付けるように貼って残りのスライムを取り除いていきます。
- 掃除機で仕上げ
-
カーペットや絨毯の奥にある、ガムテープで取り切れなかったスライムのカスを掃除機で吸い取ります。
このやり方だと、絨毯を濡らすことがないところがメリットですね。
この取り方の感想
匂いも残らず、カーペットや絨毯を濡らすことはないですが、細かいスライムが若干絨毯の中に残ってしまうんですよね。
カーペットなら毛足が短いのでいいと思います。
レモン汁カーペット・絨毯のスライムを落とす方法
酸性の物と考えていたらレモンも酸性だ!
試してみました。
用意するもの
- ビニールシートなどカーペットや絨毯の下にしくもの(カーペットや絨毯を濡らすので下が濡れないように)
- レモン汁
- キッチンペーパー(スライムを拭き取るもの)
取り方の手順
- カーペットや絨毯の下にビニールシートを敷く
-
レモン汁で絨毯を濡らすことになるので、スライムがついたカーペットや絨毯の下がフローリングならあまり心配はいりませんが、畳などの場合濡れてしまいますので注意が必要です。
- レモン汁をかける
-
スライムに直接レモン汁をかけていきます。
そうすると次第にスライムが溶け出していくので、タオルやキッチンペーパーで拭き取っていきましょう。
一度では落としきれないので、何度か繰り返して取り除きます。
レモンがあれば出来るのがいいですね!
この取り方の感想
特に難しいことはありませんでした。
私は「ポッカレモン」があったので試してみたところ、キレイにスライムを落とすことができました。
レモンの香りが良かったでしたよ。
スライムがシミになった時の対処方法
スライムは落ちたけど・・・シミになった
スライムは着色されたものがほとんどですね。
そのスライムの色が残ってしまうこともあります。
酸素系漂白剤+重曹
・酸素系漂白剤と重曹を1:1で混ぜ合わせてタオルなどで、気長にトントン!
・色が取れてきたら水を含ませたタオルなどで漂白剤の成分を取ります。
早めに対処することでシミの被害も少なく済みますよ。
クエン酸スプレー
・市販のクエン酸スプレーをシミになった部分に吹きかけ10分程度放置!
・タオルやキッチンペーパーで拭き取る
・色が取れてきたら水を含ませたタオルなどでクエン酸の成分を取ります。
クエン酸スプレーがなかったら、作りましょう。
・スプレーボトル
・粉末のクエン酸
・水
水200cc:クエン酸小さじ1の割合で作りましょう。
その他に「クエン酸シート」なども販売されているので利用してみるのもいいと思います。
シミ取りの注意
スライムを落とすときに酢やクエン酸を使った後には塩素系漂白剤はつかわない!
「混ぜるな危険」
見たことあるかもしれませんが、何と何を混ぜたらダメなのかわからないですよね。
塩素系漂白剤は漂白するのには一番優れていますが、酸性とまじると有毒ガスを発生します。
今回のスライムを落とす時に、クエン酸や酢など酸性の成分が強いものを使ったので、キチンと拭き取ったつもりでも成分が残っていることもあるので、安全のためにもシミ取りには「酸素系漂白剤」を使いましょう。
カーペット・絨毯のスライムを取る時にやってはいけないこと
あわてて「ゴシゴシ」
スライムを落としてしまってあわてて「ゴシゴシ」すると、スライムをカーペットや絨毯の中にしみこませてしまったり、スライムを広げてしまうことになります。
被害が拡大‼
まずは、落ち着いてカーペットや絨毯に落したスライムをやさしく取りましょう。
ティッシュペーパーはNG!
ティッシュペーパーなど柔らかい紙を使うと、ティッシュペーパーがボロボロになって、カーペットや絨毯にくっついてしまいティッシュを取っているのかスライムを落としているのかわからなくなってしまいます・・・
キッチンペーパーなら大丈夫なので紙を使うなら「キッチンペーパー」ですね。
ビニールシートを敷く
カーペットや絨毯の下がフローリングなら、あまり心配しなくてもいいですが、カーペットや絨毯の下が畳などの場合、スライムを落とすつもりが畳にシミや匂いがついてしまいます。
酢水など水系でスライムを落とす時には、カーペットや絨毯の下にビニールシートなど下にしみないような物をを敷きましょう。
スライムがカーペット・絨毯に付いた時の取り方まとめ
- お湯で落とす
- 酢水で落とす
- クエン酸で落とす
- 重曹+酢水でで落とす
- 保冷剤で落とす
- レモン汁で落とす
いろんな落とし方を話してきました。
スライムを付けてしまったときには、あわてずに早めに処理をすれば被害は少なくてすみます。
また、スライムがついたときにどうすればいいのかを知っているだけでもいいと思いますので、参考にしてください。
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