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足を組むのはマナー違反?食事中や電車での足組みの心理や印象

足を組むのはマナー違反?食事中や電車での足組みの心理や印象

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足を組む人をどう思いますか?

足を組む人を見て、「不快だ」と思いますか?

はたまた、気にせず自分も足を組んでいるでしょうか?

今回はそんな、普段気にしないと気にならない、“足を組む”という行動について、深堀りをしてみましょう。

目次

足を組むのはマナー違反か

社会生活を円滑に営む上で、身につけたい行動や態度」これが、マナーと言われるものです。

つまり足を組むという行為自体が、マナーを違反しているとは言えません。

家に1人でいる時や、広い屋外では、足を組むことで迷惑を感じる人はいません。

しかし、周囲に人がいて、迷惑をかけてしまう場合には、社会生活を円滑には営むことができなくなります。

したがってそれこそが「マナー違反」となのです。

日本で足を組むのがマナー違反と言われる理由

ただ、足を組んでいるだけなのに、なぜ印象が悪く、マナー違反と言われてしまうのでしょうか。

あらゆる所説がありますが、なぜなのかを詳しく説明します。

横柄・傲慢に見えるから

会議中に上司が足を組む場面をよく見かけます。

もちろん、本人は無意識に足を組んでいるのかもしれませんが、見ている人は、案外色々な感情を抱いているものです。

「かっこつけているのか」「自分を良く見せようとしているのか」

本人の意図に反して、横柄に、また、傲慢に感じ取られることでしょう。

その結果、なんだか不愉快に感じられてしまうことも少なくありません。

場所をとるから

足の組み方にもよりますが、大きく、くの字に折り曲げて足を組む方もいます。

混雑した電車の中や、隣の席と近い飲食店などで、足を組まれてしまうと非常に迷惑です。

周りの状況を確認せずに、自分本位に足を組んでしまうのはマナー違反とよべるでしょう。

不潔だから

足を組むと、靴の裏が周りに見えてしまいます。

混雑した電車であれば、隣に座る乗客に靴の裏が触れてしまうかもしれませんし、飲食店では見ていると食欲をそがれてしまいます。

足を組み、靴の裏が見えることで、周りは不愉快になってしまいます。

逆に正座の印象が良い理由

日本では、足を組む姿勢は印象が悪く、反対に、正座をしていると印象が良くなります。それは一体、なぜでしょう。

正座は背筋をきれいに見せてくれるから

写真にある通り、正座をしていると、自然と背筋が伸び、シャンとした印象を与えてくれます。

一方、足を組んでしまうと、背筋は緩み、だらしない印象を与えてしまうでしょう。

日本人から見ると、正座をしている方が美しく見えるため、足を組むことがだらしないといった認識を持たれてしまうのです。

昔、武士は正座が基本姿勢だったから

日本には、昔から椅子が無く、床に直接座る文化があります。

そんな文化の中、戦国時代には、武士は目上の人に対して、胡坐でいることが基本姿勢とされてきました。

ところが、徳川家光によって「姿勢がきれいに見えるから」と正座を基本姿勢とするように推奨され始めました。

とはいえ、この理由だけではなく、家光は家臣からの反感を恐れており、「家臣に殺されそうになっても、正座だとすぐに動けない」と考え、推奨したとも言われています。

江戸時代初期に、大名へ参勤交代を命じていた為、大名が武士への謁見する時に正座でいることで、庶民の間にも浸透していきました。

海外で足を組むのはマナー違反なのか

海外で足を組むことの意味

海外の方が足を組むと、なんだか様になります。

特にアメリカでは、足を組むことで「あなたに心を開いているので、フランクに話してください」といったメッセージを持ちます。

つまり、日本ではネガティブな意味を持つ行為でも、海外ではポジティブな意味に変化するのです。

しかし、イギリス王室で女性は足を組まずに斜めに下す「ダッチェス・スラント」が美しいとされています。

画像の左、メーガン妃が足を組んだことで、国民の間に大きな波紋を呼んでしまったようです。

海外でも、時と場に応じて使い分けることもあるようです。

足を組んで座る人の心理

足を組もう!と意識して足を組む方は少ないと思います。

では、無意識のうちに足を組んでしまうのはなぜなのでしょうか。

その心理を調査しました。

【男女共通】相手にリラックスしているから

海外で足を組むことは「相手に心を開いている」という意味があります。

グローバル化により、海外の考え方が浸透し始めているのでしょう。

楽な姿勢を取ることが許される関係であるため、無意識に足を組んでしまいます。

【男女共通】緊張している

リラックスとは反対に、周囲に対する警戒心の表れであることもあります。

「少しでも自分を大きく見せよう」という意識が、行動に表れていることもあるのです。

周りの様子を伺うような態度が見えたら、緊張のサインです。

そんな人を見かけたら、少しでも気にかけてあげましょう。

【男女共通】癖になっている

デスクワークで、常にどちらかの足を組んでいないとストレスが溜まってしまう人もいます。

椅子に座り続けていると、お尻が痛くなるため、どちらか片方を上げてしまいます。

その繰り返しにより、ある種ストレッチ感覚で足を組み、そのうち無意識のうちに表れてしまうのです。

【男性】自分を大きく見せたい

傲慢に見せたいというのは、男性の方が強く表れるようです。

特に立場が上になると、「自分は偉いのだ」と思わせたい気持ちが先立ち、足を組む行為に繋がります。

【男性】苛立ちを抑える

男女で比べると、男性に比べて女性の方がストレスを感じやすいと言われています。

女性の場合、ライフステージにおける悩みや、更年期などのホルモンバランスによる悩みなど、悩みの種が多いことが理由です。

また、「女性の勘は鋭い」と言われるように、男性に比べ女性は五感が研ぎ澄まされています。

それにより、ストレスを感じやすくなるのです。

ではなぜ、女性の方がストレスを感じるにもかかわらず、男性はストレス発散をあたかも周囲にわかりやすいように、体で表現しようとするのでしょうか。

男性は女性に比べ、ストレスに立ち向かうため「身体による攻撃性」を帯びます

女性は1つのトラブルがあった際、人間関係を良好に保つように考えが変わる一方、男性はそのトラブルに「立ち向かうか逃げるか」の2択をします。

これは動物の本能として、オスは標的に立ち向かうのですが、メスはわが子を守るように考えが働くことから来ているのです。

幼少期、ストレスによってモノに当たったり、より喧嘩に発展するのは男性の方が多かったのではないでしょうか。

同じように、大人になったときに苛立ちを抑えるために、足を組むという行為によって、ストレスに立ち向かっていると考えられます。

【男性】かっこいいと思っている

海外の方がスマートに足を組む姿は、やはりかっこいいです。

その姿に近づこうと、足を組んでアピールする男性も少なくありません。

【女性】セクシーさをアピールしている

足を組むと、スカートであれば特に、足の出る範囲が広がるため足長効果に繋がります

より女性らしく、魅力的に見せることができるでしょう。

【女性】異性に興味を持ってもらいたい

男性は、女性に比べて視覚から得られた情報で恋に落ちやすいと言われています

したがって、セクシーな服を着たり、女性らしい髪型や化粧は、より男性を惹きつける材料になるでしょう。

足を組むことで、女性らしさを際立たせることに加えて、行動に変化がでると、ついそちらを見てしまいます。

意図せずとも、無意識にそんな行動でアピールする女性も多いでしょう。

【女性】相手に対する拒絶反応

異性へのアピールがある一方で、逆の意味も存在します。

身体を使って、防御しようとする、生物的な本能が働く場合もあります。

「僕の事好きなのかな?」なんて安直に捉えてしまうと、思わぬ失敗を生み出しかねないので気を付けましょう。

足を組むデメリット

海外の方が足を組んでいるのと同様に、足を組んだらかっこよくなれるはずだと過信してはいけません。

残念ながら、私たち日本人は「胴が長く、足が短い」ため、足を組んでもかっこ良くならないことのほうが多いのです。

また、骨盤に唯一存在する関節“仙腸関節”が歪んでしまうため、腰痛や肩こりの原因となります

普段の立ち姿勢も悪くなるため、姿勢が汚く、かっこ悪くなってしまい、日本人にとってはメリットは少なく、リスクが多いのです。

食事中に足を組むのはどう思われるか

今の時代、日本の文化を、「古い」「堅苦しい」と思う人は多いでしょう。
しかしながら、その文化を大切にしている人もたくさんいます。
こちらはそんな意見の1つです。
飲食店では特に、多くの方が1度に同じ場所に集うため、周囲に気を配りながら、皆が気持ちよく食事ができる空間を作り上げるべきでしょう。

対面で話す時に、足を組むこと自体が失礼に当たるという意見です。
食事をする時は特に、楽しい時間を過ごしたいと思っているため、より過敏に反応してしまいます。

足を組むこと自体は、肯定派の意見です。
しかし、組み方によっては周囲に大きな影響を与えてしまうため、否定的な意見になりかねません。

電車で足を組むのはどう思われるか

混雑している車内では、座っている人がうらやましくもなるものです。
そんなストレスがある中、足を組まれて、立つスペースすらも奪われたら、溜まったストレスも爆発しかねません。

こちらも混雑した車内だからこその意見です。
本を読むスペースもあり、なおさら立つスペースを奪われてしまいます。
空いている車内であれば、このようなストレスはないのでしょうが、混雑時は周囲への影響を考えなければいけません。

足を組むのが良い時

外人なら、という目もあるようです。
私たち日本人が海外で、足を組んでもマナー違反にならないように、海外の方が日本に来られた際には、むしろ足を組むことは新しい文化だと日本人は捉えるようです。

足を組むことを、ストレス発散にしている方もいるでしょう。
会社や広い公園など、周囲に迷惑の掛からない場所で行うのは、特にマナー違反ではありません。

足を組まない訓練方法

残念ながら、足を組むことには、否定的な意見ばかりが飛び交います。

また、骨盤を歪ませる原因にもなりかねません。

そこで、足を組まないように訓練する方法をお教えします。

椅子の高さを調整する

椅子の高さが合っていないと、その高さを補正するために足を組んでしまいます。

そこで、両足の裏が自然と床に付く高さに調整しましょう。

骨盤補正クッションを使う

ホームセンターや通販で2000円程度で手に入るクッションです。

椅子の上に乗せることで、自然に骨盤を正しい位置に導いてくれます。

コストはかかるものの、確実性の高い方法です

傾きがあるところへタオルを敷く

最も手軽にできる方法です

ついつい足を組んでしまう場合、上に乗せるお尻の下へタオルを敷いて補正しましょう。

すると、足を組む必要はなくなります。

整体サロンへ行く

コストがかかる方法ですが、個人に合わせた治療をしてくれるため、最も効果的です

また、普段の生活から気を付けるべきポイントもアドバイスしてくれるため、効率的な方法とも言えるでしょう。

周囲に指摘してもらう

「足を組んでしまったら注意して!」と周囲に言っておくことも一つの方法です。

家庭であればやりやすい方法ですが、会社など周囲と親密でない場所では、難しい方法です。

足を組むと言う行動にご注意を

足を組む方の気持ち、お分かりいただけましたか?

足を組むという、ほんの少しの行動だけでも、色んな感情が見え隠れするものです。

相手の気持ちが分かりにくい時には、行動を観察してみるのも良いでしょう。

ただ1点。行動だけを見てしまうと、勘違いが起こりやすいのでご注意を。

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