基本的に筋子は塩抜きをせずとも食べられますが、どうしてもしょっぱくて食べられないという方もいます。
そんな時には筋子の塩抜きをしましょう。
塩抜きをする事で、しょっぱさを感じずに食べることができます。
塩筋子に塩抜は必要?いいえ、そのまま食べるものです
- スーパーで塩筋子を買ってきたから塩抜きをする
- 塩筋子と言ったらまず塩抜き
- お父さんから送られてきから塩抜きしよっと
少し待ってください。
実は塩筋子ってそのまま食べられるんですよ。
少ししょっぱいですが、そのしょっぱさがご飯を進ませるのです。
しょっぱい食べ物が好きならご飯が進むこと間違いなし!
したがって、そのまま食べられるということを知らなかっただけであれば、塩筋子を塩抜きする必要はありません。
塩筋子をそのまま食べると生臭い?
ちょっと待って!!塩筋子をそのまま食べるなんて生臭いんじゃない!
と思うかもしれませんが実はそんなことはありません。
塩は魚介類の生臭さを取り除く効果があります。
塩は水分を抜けさせると同時に、生臭く感じる成分も同時に抜けさせるからです。
ですから塩筋子で生臭さを感じることはないのです。
コレはお刺身でも魚介特有の生臭さはありますよね。
そういったニオイは残ります。塩で取れるのは、あくまでも処理をしない時のヌメリや臭さの話。
塩筋子ではなく「すじこ」ならば下処理は必要になってきます。
よって塩筋子はそのまま食べてもまったく問題ないのです。
それどころか、業者が筋子を塩漬けする時点で「そのまま食べることを想定して作っている」ので、塩筋子の場合であれば、なおさらそのまま食べるものなのです。
磯臭さが嫌いであるのであればそれは塩筋子が食べられないのではなく、そもそも海鮮が嫌いなのでしょう。
塩抜きが必要な場合塩筋子を塩抜きしなければならない場合は、そのままではしょっぱすぎて食べられないないという方。
塩辛いのが苦手な方はかの塩抜き方法を読み進めていってください。
筋子の塩抜き方法
食塩水を用意
筋子に限らず数の子でも塩抜きをする事があると思いますが、多くの方がは真水で塩抜きをする方が非常に多いです。
ですが、塩抜きをする際は食塩水を使用すると効率よく塩を抜くことができます。
詳細は後述。
食塩水の濃度は、水カップ3(600cc )であれば小さじ1程度で OK 。
これでうまみを残しつつ、しっかりと塩抜きをしていくことができます。
塩が抜ける時間
3時間たったら、再び新しい食塩水を用意し、そちらに筋子を移動させてください。
この筋子の移動2~3回繰り返すことで、筋子の塩を抜くことができます。
時間で言えば約6~9時間程度必要とします。
少しずつ味見をしながら塩抜きをしていてください。
あまりに塩を抜きすぎると、今度は味が損なわれてしまうので注意してくださいね。
素早く塩を抜きたいなら
さきほど食塩水を用いて筋子の塩抜きをすると説明しましたね。
食塩水で塩抜きをする理由は、うまみを損なわないようにするためです。
時間だけに注目すれば、真水で塩抜きをするともっと早く筋子の塩を抜くことができます。
ただしそれには大きなデメリットを伴うので、やめておいた方が良いでしょう。
以下で説明します。
塩抜きは必ず食塩水でやらなければならない理由
塩抜きをするには食塩水で行うという、一見矛盾した行為ですが、これが一番旨みを損なわずに塩を抜く事ができます。
塩が抜けるメカニズムとしては、水につけることで筋子に含まれている塩の替わりに水分が入り込み、塩が抜けていくというもの。
これを真水で行うと、食塩が含まれていない分、効率よく筋子に水が吸収され塩を抜くことができます。
ただし、水分が入り込み筋子のうまみが抜け出してしまうことはもちろん、筋子の中身も水でべちゃべちゃになってしまいます。
これは、食塩水で行うことで解決する事ができます。
ある程度塩気が含まれている水なので、もともと塩が含まれている筋子に急激に水分が吸収されることはありません。
ですから、ゆっくりと食塩水が吸収されることにより、適度に塩を抜くことができますし、水が吸収されすぎるということもないのです。
ですから塩抜きは必ず食塩水で行いましょう。
筋子の塩抜き困った! Q&A
筋子の塩抜きで白くなる場合
また、食塩水を使用したとしても、温度が高すぎると筋子は白っぽくなってしまいます。
適切な濃度の食塩水と適切な温度で塩抜きをしましょう。
筋子の塩抜きが面倒くさい場合
下の方では、筋子のおいしい食べ方を紹介していますのでぜひ目を通してみてください。
筋子の塩抜きをした後
筋子を塩抜きすると、卵の中の水分が少し抜けてしまうため、少しだけ縮んでしまいます。
しかしそこで醤油を加えることにより、元の大きさに戻り大粒の筋子を楽しむことができます。
ただし、筋子の醤油漬けを作るのであれば必ず塩抜きを行ってからにしましょう。
筋子を塩抜きせずに醤油漬けを作ってしまうと、塩と醤油が合わさってとてもしょっぱくなってしまうのでご注意ください。
筋子の塩抜きをしてもまだしょっぱい場合
筋子を塩抜きをしたとしても、まだ残っているその塩分で気分が悪くなってしまってはもともこもありません。「でも筋子は美味しく食べたい。」
そんな時は大根おろしと筋子を一緒に食べてみてください。
塩抜きをした筋子に更に大根おろしを加えることで、塩角(刺激のある塩の味)が取れますので、塩抜き後よりもさらにまろやかに筋子を食べることができます。
塩抜きをせずとも美味しく筋子を食べる方法
上記ではどうしても塩辛くて食べられないという方のために筋子の塩抜き方法を説明しました。
ですが冒頭にも説明したように、市販されている筋子はそのまま食べられるよう塩に付けてあり、塩を抜く必要はないのです。
塩辛くて食べられないという方は、「白米の上に乗せて食べようとした」、「そのまま食べようとした」かのどちらかだと思います。
ですが筋子の使い方によっては、その塩辛さを利用して塩を抜かずに使うことができるのです。
たとえばパスタのトッピング。
クリームパスタにイクラがのっているように、筋子を乗せても抜群に合います。
このようにアレンジする事で、筋子をそのまま食べることができるのです。
次のページでは筋子を美味しく食べる方法について解説しているので、併せてお読みください。
筋子をイクラにしたい場合
筋子を塩抜きして、イクラにしたい場合もあるかと思います。
そのような場合は、40度のお湯と塩を用意して、泡だて器や焼き網でグリグリとほぐしていくだけで簡単に筋子をほぐすことができます。
もしかして筋子をイクラにしたいのであればこちらをご覧ください。
しょっぱい塩筋子の塩抜きまとめ
筆者としてはこのとてもしょっぱい筋子がとても美味しく感じます。
しかし人の味覚は十人十色。
「少ししょっぱいのがオイシイ」という人から「少しでもしょっぱいと食べられない」という方もいます。
買ってきた筋子をどれだけ塩抜きしても、まだしょっぱいままで食べられないというのであれば、大根おろしと一緒に食べると塩分がまろやかになって食べられると思います。
パスタに乗せたり、お茶漬けにしたりなんて言う方法もしょっぱい筋子だからこそできるのです。
しょっぱすぎて食べないなんてもったいないです。
使い方やアレンジ次第ではとっても便利な塩筋子。
塩筋子は筆者も大好きな一品です。
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