小学生のお子さんはシャープペンシルの使用が禁止されているため、芯がむき出しの鉛筆で筆箱は汚れてしまいがち。
ですから、子供が家で勉強していると時々思うんです。
「この筆箱洗ってあげたいな。」と。
特に最近の小学校ではHBの使用ではなく、柔らかめの芯で濃い目の2Bの使用に移行しています。
ですから、筆箱の汚れも私たちが子供の頃よりも多くなって生きているこのご時世。
そこで本記事では効果的に筆箱の汚れを洗う方法を解説。
また、洗うことができない筆箱の鉛筆汚れの落とし方も併せて解説しています。
筆箱が布製品の場合
鉛筆汚れは簡単に落ちる
筆箱が布製品の場合は一番簡単。
布製品の場合は洗濯してしまえばよいのです。
水洗いする事によって、筆箱の鉛筆汚れは簡単に落とすことができます。
ただし、布製の筆箱の場合は、内側にタグがある場合があるので、そこで洗濯可能かどうかを事前にチェックしてみてください。
選択で簡単に鉛筆汚れを落とすことが出来ますが、その反面、布製品だからこその色落ちという問題が発生してきます。
ですがそれよりも鉛筆汚れの方が問題なので、色落ちに関しては少しの諦めが肝心。
これは筆箱に限らず服などの布製品全般に言えることですが、完璧に綺麗にしたいのであれば再購入するしか方法はありません。
また、洗濯をするメリットとして鉛筆汚れだけではなく、筆箱の外側についている手垢や、汗、その他の汚れも一緒に落とすことができるのでかなり清潔にする事ができます。
布筆箱の汚れを洗うための準備
ではさっそく布の筆箱の洗濯方法を解説していきます。
- 準備するのは
- 固形石鹸
- 洗濯石鹸
- 台所石鹸
このうちのどれか。
用途により、傷みにくい石鹸をチョイスしてください。
この石鹸を手洗いする事により鉛筆汚れだけではなく、汗などの表面汚れを取ることもできます。
また、いらない歯ブラシを使用する事で、さらに綺麗に磨くことが可能です。
繊維の中に入り込んでいる鉛筆汚れは、歯磨き粉を使用すると繊維についた鉛筆も綺麗に落とすことができます。
布製筆箱の汚れを落とす手順と洗濯方法
1.) ぬるま湯に布製の筆箱をつける
まずは鉛筆の汚れがついている布製の筆箱をぬるま湯に浸けておきましょう。
今度は40度程度が好ましいです。
水温が低くすぎても鉛筆汚れは落ちませんし、暑過ぎたら今度は筆箱が傷んでしまいます。
2.) ダメージを与えないように洗う
数分間布製の筆箱を水をなじませたら上記で説明した石鹸(洗濯石鹸や固形石鹸など)を使用し筆箱を洗っていきます。
この時にもみ洗いで筆箱の鉛筆汚れが落ちない場合は、用意した歯ブラシを使用して繊維の間に入り込んだ汚れを落としていきましょう。
ただし歯ブラシで強く筆箱を擦ってしまうと、筆箱を傷めてしまう原因となりますので注意してください。
布製の筆箱は耐久性が低いので根気よく丁寧に手洗いや歯ブラシを駆使して洗っていきましょう。
3.) 丁寧にすすぐ
ある程度筆箱の汚れが落ちてきたら、洗剤が残らないようによく洗い流してください。
洗剤が残っていると筆箱の布繊維の劣化につながります。
すすぎをする際、強く絞ったり振ったりすると、筆箱が壊れてしまう原因となりますのでご注意ください。
4.) タオルでトントン叩く
布筆箱の水分がしっかりと取れたら次は、乾いたタオルで脱水の仕上げをしていきます。
タオルを2枚用意し、濡れている筆箱を挟んでトントンと叩くようにして脱水していきましょう。
タオルで脱水する時も布筆箱の傷みにつながるので、擦って脱水するのはやめてください。
軽く叩くことにより水分が押し出され、乾燥時間を早めることができます。
筆箱の乾燥時間を早めると、生乾きによるイヤなニオイの防止につながります。
5.) 通気性の良い場所で陰干しをする
タオルによる脱水を行ったら次は通気性の良い場所で筆箱を乾燥させましょう。
変色や筆箱の傷みが気になるのであれば陰干しがおすすめ。
雑菌の繁殖が気になるのであれば日光に当てて乾燥させても構いませんが、その分、布筆箱のダメージは少しだけ増えます。
洗濯機の使用は大丈夫?
洗濯機に入れて洗うことも可能です。
その際は洗濯機に入れて洗濯物と洗うだけではなく、デリケートな素材を洗う用の洗濯ネットに入れて布筆箱を洗うようにしましょう。
ですから、細かなところまで洗うことができる上記で説明した手洗いがおすすめ。
筆箱が革製の場合
筆箱は革製の場合、水を大量に含んでしまうため水洗いはできません。
ですから革製品専用のクリーナーを使っていく必要があります。
基本的に革製品に使えるクリームであれば何でも良いので、革靴クリーナーでも構いません。
まずは柔らかめの布を用意しましょう。
この布を湿らせよく絞った後、クリーナーでゆっくりと磨き上げます。
その後、陰干しをしてしっかりと水分を飛ばして完了です。
シリコン製の筆箱の汚れの落とし方
革製の筆箱でもなく、布製の筆箱でもないシリコン製の筆箱も存在します。
シリコン製の筆箱の鉛筆汚れは消しゴムで消すことでかなり綺麗にする事が可能です。
しかしそれだけでは筆箱の鉛筆汚れが綺麗に落ちないことがあるので、メラミンスポンジを使ってみてください。
シリコン製の筆箱の鉛筆汚れはメラミンスポンジで綺麗に落とすことができますから。
ちなみにシリコン製の筆箱の汚れは洗うことでは綺麗に鉛筆汚れを落とすことができません。
シリコン製の筆箱を綺麗にするなら、まずは消しゴムで消してみる。
それでも鉛筆汚れが綺麗にならなかったり、納得いかないのであれば、メラミンスポンジで掃除してみましょう。
あらかじめカットしてあるキューブ型のメラミンスポンジがシリコン製筆箱の汚れ落としに使いやすくて便利!
マグネット式の筆箱
マグネット式の筆箱は頑丈で、表面がビニールのものから人工皮革のものまで存在します。
このタイプの筆箱は洗濯する事ができないので、表面についている鉛筆汚れは消しゴムで消すのが一番効果的。
また、ボールペン汚れは以下でも説明しますが、除光液で取るのが良いでしょう。
ボールペン汚れが取れない場合
筆箱の汚れは何も鉛筆だけではありません。
ボールペンの芯が出てしまっていた場合、中が汚れてしまいます。
また、ふとしたきっかけで筆箱の外側にボールペンでひっかいてしまうこともあるでしょう。
そんなボールペン汚れは洗濯ではなかなか取れないですよね。
そんな時に使用していただきたいのが除光液。
ボールペン汚れが気になるところに除光液を少したらし、ティッシュでこするとボールペン汚れを取ることができます。
もちろんその後は、水と洗剤でしっかりと洗い流してください。
これだけでボールペン汚れを取ることができます。
筆箱の鉛筆汚れを防止するなら!
筆箱な鉛筆汚れが気になるのであれば、キャップをするしか方法はありません。
しかし、小さなお子さんに毎回毎回授業後にキャップをするという行為は難しいかもしれないので、そこは割り切って月に一度程度筆箱の洗濯をしてあげましょう。
また、鉛筆がむき出しになっていると、定規や消しゴムのケースにも鉛筆の汚れが移りそこから筆箱に汚れが移行します。
これら筆記用具なども筆箱に鉛筆汚れがついてしまう原因
ですから、根本的な解決方法はキャップをするしか方法がありません。
やっぱり洗濯はダメージもある
布製品であれば筆箱にかかわらず洗濯する事により、少なからずダメージを受けてしまうことになります。
ですから洗濯後は、型崩れや少しシワシワになってしまったという事が起きなくはないです。
洗濯をすれば永遠に筆箱を使えるというわけではなく、あくまでも消耗品という感覚で、長く使うための対策という認識で筆箱を洗ってください。
筆箱の鉛筆汚れの落とし方まとめ
- 布製筆箱の鉛筆汚れ・・・洗剤で洗う
- 革製筆箱の鉛筆汚れ・・・革製品専用のクリーナーを使う
- シリコン製筆箱の鉛筆汚れ・・・消しゴム、またはメラミンスポンジを使う
- マグネット式筆箱の鉛筆汚れ・・・消しゴムを使う
- ボールペン汚れなら・・・除光液を使う
- 鉛筆汚れを防ぐなら・・・キャップを使う
筆箱はそうそう買い換えるものではありません。
使う期間も長いことからその分だけ愛着がわきやすいのが筆箱。
愛着がわいた筆箱を買い替えるのは何だか寂しい気がしますよね。
お気に入りの筆箱を長く使うために、筆箱の汚れの落とし方や汚れを防ぐ方法をぜひ実践してくださいね。
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