筋子を買ってイクラにして食べてみたいけどほぐすのって難しそうだな。と思って敬遠している方は多いかと思います。
ですがそれは思い込み。
筋子をほぐすのってメチャクチャ簡単でメチャクチャ速いんですよ。
本記事では誰でもできる超時短型筋子の簡単なほぐし方を解説しています。
ほぐしやすい筋子はピンと張った筋子
筋子を買うときにほぐしやすい筋子を見極められるようにしておきましょう。
目安としては筋子がピンと張ってハリのあるものがほぐしやすいです。
逆に選んではいけない筋子の特徴は、赤黒く変色しているもの。
これらは鮮度が落ちてきてほぐしづらく、さらに味も旨みも落ちているので購入時にこのような筋子があった場合は、選ばないほうが無難でしょう。
お湯で筋子をほぐす方法
手順1 40℃のお湯と塩を準備
筋子をほぐす時には40度のお湯とお塩を使います。
お湯1リットルに対し、塩はすり切り一杯もしくはそれより少し多い程度が目安。
数字で表すと100mlに対し3gの塩が目安です。
手順2 お湯に浸けてほぐす
40度のお湯に塩をまぜたら筋子をほぐしていきましょう。
筋子をお湯に付けながら順番にほぐしていきます。
コツとしては、筋子ひっくり返すようにする事がコツ。
ひっくり返すようにすると、親指で次々と剥がしていくことができます。
お湯につけると筋子が取れやすくなるので、親指の力は軽くで大丈夫。
ゆっくりとほぐし、卵がつぶれないように注意してください。
動画で確認!
お湯に浸けてほぐすとイクラが白くなってしまうかもしれませんが、これは全く問題ありません。
ぬるま湯に浸けて白く変色した場合、塩や醤油につけることで再び色を取り戻します。
逆にぬるま湯ではなく熱いお湯ですと、元に戻らないので注意してください。
筋子をほぐす時の温度は40度ということを徹底してくださいね。
調理器具で筋子をほぐす
筋子をほぐす方法は「お湯と指」だけではなく、調理器具を使用してほぐすこともできます。
調理器具とは、焼き網や泡だて器の事。
これらを使用する事でかなり早く筋子をほぐすことができます。
こちらの方が指よりも早く筋子をほぐすことができるので、一度実践してみてください。
まず、さきほど説明した「塩と40度のぬるま湯」を作ります。
そこである程度、すじこをほぐしたら次は網。
網に筋子をこすりつけて、卵をとっていく方法です。
たったのこれだけでみるみる筋子をほぐしていくことができます。
また、泡だて器を使う場合は筋子を固定し、泡立て器でゴシゴシこそぎ落としていくという方法です。
この方法だと卵がつぶれてしまいそうな気がしますが、意外と大丈夫。
効率よく卵がポロポロと取れるので時短できます。
やはりおすすめは焼き網。
全ての卵をほぐし終わったら
邪魔なものを取り除く
筋子を全て取り除くことができたら、次は薄皮などが混ざっているのでこれらを除去していきます。
これはお湯で全てほぐした場合も、網でほぐした場合もどちらも水を何度も変えて邪魔なものを除去していかなければなりません。
ザルを使うことで効率よく薄皮や汚れ、筋などを除去する事ができます。
水分を切る
筋子をほぐしイクラの状態にする事ができたら、水分を切っていきます。
水分を切るためにイクラをざるに上げ、5分~10分放置。
これでイクラの水切りは完了です。
イクラがしょっぱくて食べられない!
「思ったよりしょっぱいなぁ。」
味の濃い食べ物が苦手な方はこう思うこともあるでしょう。
それもそのはず。
店頭に並んでいる筋子はすでに塩漬けされているものがほとんど。
こうすることで保存期間をのばすことができるからです。
そのため少し強めに塩分がきいていますが、どうしても食べられないという方は筋子を塩抜きしましょう。
ただし、やみくもに真水に浸けておけばよいというものではありません。
下手をしたら筋子がべちゃべちゃになってしまいとても食べられるものではなくなってしまう可能性もあるからです。
以下の記事では筋子の塩抜き方法を解説しています。
塩分が苦手な方は筋子の塩抜きをしてからほぐすとよいでしょう。
ほぐした筋子の色を整える方法
筋子をほぐした後は、いくらが少し白く変色しているかもしれません。
上記でも少し触れましたが、ほぐした後の筋子の白さが気になる場合も安心。
ほぐした筋子(イクラ)が白く変色した時も戻す方法はあります。
その方法はとても簡単で、食塩水に5~30分程度様子を見ながら浸しておくだけで、白く変色した筋子も綺麗なオレンジ色の筋子に戻りますのでご安心ください。
方法は簡単で、ボールに水を適量入れ、手のひらに塩が乗る程度の分量を加えるだけです。
このあたりの塩加減は、しょっぱくなりすぎないように調整してください。
たったのこれだけで筋子をほぐした後の白っぽさがなくなるので、目でも筋子を味わうことができます。
ひと手間加える価値はありますよ。
筋子をほぐした後はアニサキス対策
アニサキスはサケをはじめとする魚介類に寄生しています。
鮭の卵である筋子も例外ではありません。
ほぐした筋子を安全に食べるために、アニサキス対策をしておきましょう。
アニサキス対策は目視でも確認する事ができます。
しかし目視だけでは不安なので、アニサキスによる食中毒を防ぐために冷凍しましょう。
冷凍するだけで簡単にアニサキス対策をする事が可能です。
引用元:厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」
その後自然解凍すれば食べられるようになります。
また、そのまま冷凍保存する事も可能です。
ただし冷凍保存する場合、鮮度にもよりますがおおよそ1ヶ月程度が保存期間の目安。
生食はとてもデリケートですから、処理した後に冷凍保存する事がとても重要です。
筋子をほぐす方法はたったのこれだけ
特にお湯に軽くつけてアンにほぐす方法は非常に簡単で、やってみるととても癖になります。
本当にポロポロとれるので面白いですよ。
初めてやると感動するかと思います。
スーパーに筋子が売っているけれど、筋子をほぐす方法がわからず敬遠していた方は、上記の方法で筋子を食卓に取り入れてみてください。
また、筋子の塩漬けや醤油漬けも売られているかと思います。
これらはほぐしてもよいですしほぐさなくてもよいです。
ほぐさない場合は包丁で切ってご飯の上にのせるだけで食べることができますよ。
筋子のほぐし方がわかったところで、筋子のいろいろな食べ方を知りたいということは次のページで筋子のおいしい食べ方を解説しています。
コメント