せっかくケーキを作ってもなんだか保存効かなそうなイメージの手作りケーキ。生クリームなども使っているので余計に不安ですよね。
そこで本記事では手作りケーキの日持ちはいつまでなのかを解説。
手作りケーキといってもロールケーキやパウンドケーキなど様々なケーキがあると思うので、種類別に賞味期限や保存方法を解説していきます。
手作りケーキの日持ちはいつまで?賞味期限一覧
手作り生クリームケーキの日持ち
【冷蔵庫で1日】
よくある一般的な苺のショートケーキなど、果物が入っているものは作った当日に食べるのが一番安全です。
翌日でも食べられないことはないですが、味が落ちてしまいます。
原因として、生クリームがべっとりするほか、苺などの他のフルーツから水分などが出てしまうからです。
しかし生のフルーツでも選ぶものによっては1日は日持ちすることもあります。
美味しくいただくためね、生クリームケーキはその日にいただくものという認識の方が安全かもしれませんね。
手作りロールケーキの日持ち
【冷蔵庫で2日】
手作りのロールケーキは生クリームを使用しているので水っぽくなってしまうので、できるだけ早く食べる方がいいでしょう。
どうしても2日以内に食べられない場合は、冷凍して2週間ほどなら日持ちします。
この場合少し解凍して冷たい感覚を楽しむのも美味しいでしょう。
時間がなくて当日には作れない方もいらっしゃると思いますので、
生地だけを先に焼いておく方法もありますのでご紹介いたします。
とっても簡単で生地を先に作って、食べるその日に生クリームを入れて巻くだけです。
(当日まで期間が空く場合は冷凍しておきましょう)
果物などのデコレーションを予定している場合は、食べる直前に行ってください。
手作りパウンドケーキの日持ち
【常温で1週間】
焼いているパウンドケーキは他のケーキに比べて日持ちはします。
焼いた次の日にいただくのが美味しいので食べる予定の日の前日に作るのをおすすめします。
りんごやバナナなどフルーツを入れて焼く場合は、5日ほどで食べるようにしてください。
夏場など暑かったりすると腐ってしまうので、
必ず冷蔵庫に入れて保存するようにしてください。
手作りガトーショコラの日持ち
【冷蔵庫で4、5日】
ガトーショコラは当日よりも作って1日〜2日程度経った方が、しっとりとして美味しくいただくことができます。
しっとりとした特徴のガトーショコラですので、乾燥してパサパサになってしまうとせっかくの美味しさが台無しです。
風味が落ちたりしてしまうので作ってから3日以内にいただくのがおすすめです。
手作りチョコブラウニーの日持ち
【常温で4日】
ブラウニーは持ち運びにも便利ですから、バレンタインなどにも作る定番のお菓子ですが、
常温で4日も日持ちがするのでプレゼントにもとっても合いますよね。
もし夏場など暑い時期に保存する場合は必ず冷蔵庫に。
常温で保存する場合も25℃以下で保存するようにしましょう。
手作りシフォンケーキの日持ち
【冷蔵庫で3日】
シフォンケーキは焼き菓子ですが、生クリームを使っているので少し日持ちは短いです。
できるだけ早めにいただく方が食感なども損なわずにより美味しくいただけます。
保存は必ず冷蔵保存してください。
手作りベイクドチーズケーキの日持ち
【冷蔵庫で4日ほど】
作った当日よりも翌日の方が味が馴染み美味しくいただけます。
こちらもプレゼントなどに作ることも多いかと思いますが、
お渡しする前日に焼くともらった方が美味しい時に食べられると思います。
手作りレアチーズケーキの日持ち
【冷蔵庫で3日】
日持ちは少し短いですのでできるだけ早く食べ切った方が美味しい状態でいただけます。
土台になるサクサクのクッキー部分の食感が時間が経てば経つほど、水分により食感が損なわれてしまいます。
さらには、生クリームやフルーツでデコレーションしている状態でしたら2日を目安に食べ切ってください。
2日で腐ることはないのですが、フルーツの傷みや、水分を含んでしまいので味が落ちてしまいます。
保存するならせめて2日が好ましいでしょう。
手作りカップケーキの日持ち
【常温で3、4日】
デコレーションなどしている場合は2日程度です。
もし、すぐに食べる予定がなければ、ラップなど一つずつ包んで保存すると乾燥を防げますので食べる直前にデコレーションすると良いでしょう。
食べる直前にレンジで20秒ほど温めると美味しいですよ。
手作りフルーツタルトの日持ち
【当日もしくは翌日】
できるだけ当日に食べた方がいいでしょう。
フルーツタルトでも生のフルーツか焼いたフルーツかによって少しだけ日持ちする日数は異なります。
・生のフルーツ…当日もしくは翌日
・日が通ったフルーツ…3日ほど
もし、すぐに食べる予定がない場合はフルーツに火を通せるものでタルトを作るのがいいかもしれません。
ちなみにカスタードを使用する場合は1日しか日持ちしませんので、フルーツに火を通した場合でも日持ちは1日になります。
ただ、タルトの生地だけを先に焼いておいて当日他を盛り付けるとする場合、
焼きタルトは5日ほど日持ちするので忙しい方などは先にタルト生地だけ作っておくと便利かもしれません。
手作りスポンジケーキの日持ち
【常温保存で3日】
梅雨の時期だと2日程度です。湿度が高いと傷みやすいので時期によって見極めましょう。
作った次の日に食べるとしっとりとしていて美味しいので、デコレーションする場合も食べる日の前日に焼いておくと、1番美味しい時にいただくことができます。
翌日を過ぎても食べることがなければ冷凍して保存しましょう。
冷凍については後でしっかりと冷凍保存方法をご紹介いたしますのでご覧ください。
手作りパウンドケーキの日持ち
【常温で1週間】
焼いているパウンドケーキは日持ちします。
寝かせた方が美味しくいただけるパウンドケーキは作ってから3日くらいが美味しく食べられる時期です。
食べる日から逆算して作るといいでしょう。
泡立てておいた生クリームは保存できる?
答えは【その日中に食べ切る】です。
どうしても食べられない場合は冷蔵庫に入れて保存できますが、それでも翌日までです。
生クリームのホイップは泡立てる時に空気を充分に含ませると思います。
その際に空気中には雑菌が存在していますので、雑菌が混入してしまうことがあります。
ですから、雑菌の繁殖により痛みやすくなってしまうので作ったらすぐに食べるのが安全です。
生クリームは環境によって鮮度が変わってしまいますので、できるだけ食べる前に泡だてていただくようにしてください。
手作りケーキが腐る保管方法ややってはいけない事
ケーキの種類を確認する
作るケーキによって保存方法は異なります。
しっかりご自身が作るケーキや材料を確認してから保存するようにしましょう。
ある材料は何日も保存できても、ある材料は当日中という場合にはせっかく作ったのにお腹を壊してしまう原因にもなってしまいます。
常温で放置
基本的にすぐに食べない場合は冷蔵保存しておくことが大切です。
夏場など暑い時期に常温で放置してしまうと、雑菌の繁殖からケーキが傷んでしまう可能性があります。
特に生クリームやフルーツなどの入っているものは夏場でなくても風味がすぐに落ちてしまいやすいのと腐る可能性があるのでできるだけ早く食べるか、冷蔵保存、冷凍保存などの工夫をすると良いでしょう。
できるだけ、当日、もしくは翌日に食べ切るか、生クリームなどの傷みやすいものは食べる直前に飾り付けておきましょう、
手作りケーキを日持させる保存方法
冷蔵保存
日持ちさせる保存方法として冷蔵保存があります。
その中でもいろいろな方法があるのでおすすめを紹介したいと思います。
ラップで包む
スポンジケーキなどはラップで綺麗に包んで冷蔵保存することができます。
この時、生クリームなどの崩れやすいものでのデコレーションがある場合は、形が崩れてしまうことがあるため、あまりおすすめはできません。
もし、プレゼント用などで箱などに入れている場合は、箱ごと丸ごとラップをしてしまうのも乾燥を防ぐ意味では有効です。
容器に入れる
生クリームなどのデコレーションがある場合は、崩れてしまうので深さのある密閉できる容器で保存します。
冷蔵保存しても保存期間は翌日までですので、当日か翌日までには食べ切るようにしましょう。
冷凍保存
焼いたケーキなどは冷凍保存することができます。
デコレーションしているものや生クリームを使用しているものはラップをしても容器にいれていても、
冷凍保存することはおすすめできません。
自然解凍でも美味しく食べることができるチーズケーキやパウンドケーキなどとは違い、
風味も落ちてせっかく作っても美味しくいただくことができません。
ちなみに半解凍で食べるケーキもあってセミフレッドと呼ばれています。
冷凍した手作りケーキを解凍する方法
冷蔵庫で解凍
冷凍したケーキは冷蔵庫で解凍することができます。
目安は冷蔵庫で2時間程度です。
食べる時間の2時間前には冷蔵庫に移して、解凍を始めましょう。
電子レンジはNG
電子レンジでの解凍はあまりおすすめできません。
急速に解凍することで、風味も一気に損なわれてしまいます。
同時に、常温での解凍もおすすめすることはできません。
解凍する場合は冷蔵庫での解凍をするようにしてください。
どうしても生クリーム入りを冷凍・解凍したい
基本的にはおすすめはできませんが、どうしても冷凍したい場合はそれぞれに分けて保存することも可能です。
市販のものだと防腐剤が入っていたりするので安心なのですが、手作りケーキの場合はあまりおすすめできないので参考までにご紹介します。
この場合は形は崩れてしまうのでご了承ください。
・生クリームとスポンジを密閉できる容器にいれて保存
・フルーツは生クリームをよく拭き取り、密閉できる容器にいれて保存
この方法ですと1ヶ月は保存することができます。
手作りケーキの日持ちと賞味期限や保存方法まとめ
いかがでしたでしょうか。
冷蔵保存、冷凍保存に向くケーキをしっかりと把握することで日持ちさせることができるということがわかりました。
できるものは冷凍保存できるということも理解できましたが、一つ気になるのは手作りケーキの賞味期限切れのケーキを冷凍すれば日持ちさせられるのかという問題です。
市販のものであれば冷凍保存することもできますが、手作りのものは防腐剤など入っていないケーキになります。
冷凍したら消費期限も延びるような気持ちになりますが、おすすめできません。
なのでそれぞれの消費期限を過ぎてしまった場合は痛んでしまっている可能性があるので処分しましょう。
それぞれの特徴をしっかり確認してから、その時々にあったケーキを作って無理なく美味しくいただきましょう!
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