せっかくセラミックフライパンを買ったのに焦げついてしまった…。高かったのに。
セラミックフライパンに焦げ付きができるとショックですよね。
ですが大丈夫。
自己流でセラミックフライパンをお手入れしていると、セラミックフライパンの寿命を縮めてしまう原因となります。
ここで正しいお手入れ方法を覚えていてください。
セラミックフライパンはなぜ焦げる?
焦げつかないように鉄のフライパンからセラミックへ変更したのに、すぐに焦げついてしまった。という不満を抱えている人が多く存在します。
焦げつかないという謳い文句でセラミックフライパンが販売されているのに、なぜすぐに焦げついてしまうのでしょうか。
それはセラミックフライパンが低品質なわけではなく、あなたのセラミックフライパンの使用方法が悪いのです。
たしかに安価なセラミックフライパン自体が悪いという事もあるでしょう。
しかしそれよりも多くの原因は使用者自身が作っている事が非常に多いです。
ですから、まずは使い方を改めなければなりません。
セラミックフライパンの焦げ付きの手入れ方法
手順1 重曹と酢で煮沸
セラミックフライパンの焦げ付きをとる方法として一番良いのは重曹と酢を使用する事。
焦げ付きのあるセラミックフライパンに水をはり重曹を入れましょう。
重曹の量は、水が500mlに対して大さじ一杯程度が目安。
また、重曹に加え酢もプラスするとセラミックフライパンの焦げ付きはより落としやすくなります。
水をはり重曹を入れたら、次はそのフライパンに入っている水を数分間沸騰させます。
この時に注意しなければならないのは、目を離して空焚きをしてしまうこと。
空焚きをするとセラミックが傷んでしまうことや、焦げ付きが更にこびりついてしまう原因となります。
手順2 メラミンスポンジで磨く
煮沸し焦げ付きが取りやすい状態になったら、今度はメラミンスポンジで磨いてください。
メラミン樹脂でできているスポンジは、鍋などの調理器具を傷付けずに洗うことができるので、セラミックフライパンにはもってこいの素材。
磨く方法は簡単に水を含ませてゆっくりと優しく拭くだけです。
優しい力ではなかなか焦げ付きが取れないかもしれませんが、ココは焦らずにゆっくり優しく磨いてください。
焦ってタワシでゴシゴシ磨いたり、金属ヘラでムリヤリ焦げ付きを取ると、セラミックの効果がなくなってしまいますので注意してください。
セラミックフライパンの焦げ付きを取る方法はたったのこれだけ。
これだけでセラミックフライパンは綺麗になりますが、さらに綺麗にしたい場合や、少し汚れが残ってしまった場合は、もう一度手順1から繰り返してください。
するとより綺麗に焦げ付きを落とすことができます。
セラミックフライパンにやってはいけないお手入れ方法一覧
セラミックフライパンは焦げつかないことが魅力なのに、なぜか焦げついてしまう。
それはあなたがやってはいけないお手入れ方法をしていたからです。
以下ではやってはいけないセラミックフライパンのお手入れ方法について解説しています。
すぐ水につける
料理をし終わったあと、熱々のセラミックフライパンをすぐに水に付けていませんか?
使用したフライパンはすぐに水に浸けておくと、油が固まらないので洗いやすいかもしれませんが、これは焦げ付きにとっては逆効果。
擦って洗う
ゴシゴシと強くこする行為はセラミックコーティングが剥がれてしまう原因です。
たとえば焦げ付きが生じた際、タワシでゴシゴシこする人が多いのですが、これはセラミックフライパンにとって本当にやってはいけないこと。
たしかにたわしで強くこする事で焦げ付きがとれますし、意外と傷もついていないので何回もやってしまいがちです。
しかし実は目には見えない細かな傷がセラミックフライパンについています。
これを何回も繰り返していくことで、セラミックが効果を発揮しなくなってしまいます。
ですからたわしなどで強くこする行為は、セラミックフライパンに焦げ付きができてしまう原因となってしまうのです。
クレンザーでお手入れ
クレンザーもたわしと同様、強い摩擦を与えてしまう原因なので注意が必要です。
クレンザーには細かな粒子(研磨剤)が含まれているので、クレンザーを使って洗うことによりセラミックフライパンに細かな傷がついてしまいます。
その結果、セラミックがはがれてしまい焦げ付きやすくなってしまうのです。
塩素系漂白剤の使用
塩素系漂白剤もコーティングにダメージを与えてしまいます。
塩素系漂白剤の場合は直ちにセラミックに影響があるわけではないですが、何回も塩素系漂白剤を使用する事によりコーティングが劣化してしまいます。
また、たわしやクレンザーなどの併用により、大きなダメージに変わってしまうので注意が必要です。
セラミックフライパンが今後焦げつかないように
せっかく高価なセラミックフライパンを買ったのに長持ちしなければ意味がありません。
そもそもセラミックフライパンは長持ちするというメリットもあるので、こちらが長持ちさせないようにしていては意味がありません。
ですから以下では、セラミックフライパンを長く使うための対策を解説します。
冷めてから水につける
これはさきほどもいったように、フライパンを洗うときは冷めてから水に付けてください。
すぐに油汚れを落としたいのは分かりますが、セラミックフライパンの寿命を縮めてしまう原因となります。
冷やした後に油汚れを落とすのは少しだけ面倒くさいかもしれませんが、冷ましてからフライパンを洗い始めてください。
水分をしっかり拭き取る
しっかり洗えたように見えても、少しだけ油汚れが残っていたりします。
油汚れが残っている事により、次回調理した際にそこにまた油汚れがこびりつき、どんどん頑固になってしまい焦げ付きの原因となってしまいます。
また、セラミックフライパンを洗った後は水分が残っていると思いますが、水分がある状態で油を使用すると汚れがこびり付きやすくなります。
そこから焦げ付きの原因となりますので、洗った後はキッチンペーパーやふきんでしっかりと拭き取る必要があります。
油ならしをする
油ならしというのはセラミックコーティングを長持ちさせるテクニックの1つ。
セラミック自体にもコーティング効果はありますが、油によるコーティングも加えるという事です。
油ならしの方法はいたって簡単。
- まずは、フライパンを30秒程度中火以下で温める。
- 料理で使う油をセラミックフライパンに敷く。
- キッチンペーパーで塗りこむように拭き取る。
たったのこれだけでセラミックコーティングを長持ちさせることができます。
これは料理に使用する時や洗った後に毎回するわけではなく、メンテナンスとして月に1、2回程度行うだけで OK 。
強火にしない
セラミックフライパンを買ってもなかなか説明書や注意書きを読まない方が多いかと思いますが、実はセラミックフライパンは強火で使用する事は推奨されていません。
ただしセラミックフライパンによってはこの注意書きがない場合があります。
しかし強火で調理しないというのは全てのセラミックフライパンにおいて言える事なので覚えておいてください。
もちろんあの有名なショップジャパンの「セラフィット」も中火以下での使用を推奨しています。
金属の調理器具を使わない
金属はセラミックコーティングを剥がしてしまう原因。
ですから、シリコンの調理器具や木製の調理器具を使用するとセラミックフライパンを長持ちさせることができます。
セラミックフライパンが焦げつく原因まとめ
セラミックフライパンは意外とデリケートなフライパンです。
また価格も2000円以上するのでフライパンにしては非常に高価。
そんなセラミックフライパンだからこそ長く使いたいですよね。
ですから上記の方法を全て実践してください。
また、セラミックフライパンは使いたいけど手入れが面倒くさいという方は、鉄のフライパンに戻すというのも1つの手。
その理由は、安い鉄製のフライパンであれば、600円程度で購入できるからです。
フッ素加工もしてあるので意外と油汚れや焦げもこびりつきません。
使い捨て感覚で鉄製のフライパンを使うことで、お手入れの手間は省けます。
ですがゴミが増えるのでご注意ください。
高価なセラミックフライパンを持っているのであれば、上記の方法でぜひ焦げ付きの手入れをして長持ちさせてくださいね。
また、セラミックフライパンはとても高価ですが、とても長持ちするかといえばそんなわけではありません。
筆者もセラミックフライパンを使っていましたが、わりとすぐに寿命が来てしまいました。
現在はセラミックフライパンをやめ、マーブルコートフライパンを使用しています。
その結果はGOOD!
- 見た目良し
- コスパ良し
- 安い
- くっつかない
どれをとっても満足できるフライパンでした。
セラミックフライパンの焦げ付きが気になる方は、いっそのこと手入れはやめて買い替えを検討してみてはどうでしょうか。
筆者的にマーブルコートフライパンはオススメです!
筆者が購入したマーブルコートフライパン
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