潮干狩りの貝の持ち帰り方法!クーラーボックスが必要な理由とない場合の代用品

潮干狩りの持ち帰り方と保存方法まとめ!採ったあさりを新鮮に家まで運ぼう

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はりきって家族みんなで潮干狩り!

さて帰ろうかと思ったその時、「ウッ!」と気づくことがあるでしょう。

それはあさりの持ち帰り方法。

本記事では、無事にアサリを家まで運ぶために効率的に持ち替える方法を解説。

潮干狩りの持ち帰りに関して様々な疑問にお答えします。

目次

はじめに:あさりを真水で洗って下処理をしよう

潮干狩りで採った貝は真水で洗わなければなりません。

その理由は、雑菌を処理するため。

採ったばかりの貝には、海水に生息している雑菌がたくさんついています。
その中には食中毒菌なども付着しているので、水で洗い流さなければならないのです。

貝に付着している菌が車の物に何かの拍子に付着した場合、食中毒になってしまうかもしれません。

洗い流すときは貝をこすり合わせるようにしっかりと洗いましょう。

ですが結局、帰宅後に再び海水に浸けて砂抜きをしますので意味がないといえば意味がないのですが…。

しかし、真水で洗うのには以下の3つの理由があるため、絶対に欠かすことはできない工程です。

採ったアサリを真水で洗わなければならない3つの理由

1.あさりの選別ができる

洗っている最中にカラカラと音がするアサリが見つかるはずです。
そのようなアサリは死んでいるので持ち帰る必要ありません。

2.日持ちするようになる

真水で洗うことにより貝の口が締まります。
すると、貝の鮮度が保たれるので、結果的に日持ちするということにつながるのです。

3.後の処理が楽になる

3つ目の理由は、帰宅後の処理が楽ということ。

後述しますが、砂抜きの前には一度必ず洗わなければなりません。

帰宅時点で洗っておくことにより、家に帰ってから水で洗うという手間が省けます

また、家でガシャガシャ洗うと雑菌が台所に付着してしまい病気になってしまう可能性があるからです。

  1. 死んでいる貝の判別
  2. 貝の鮮度を保つため
  3. 帰宅後の処理が楽

この3つを行うためにまず一番最初に水で洗わなければならないのです。
まずこれで第一段階はOK 。

ちなみに持ち帰る際は海水に貝を浸けていく必要はありません。

持ち帰りのクーラーボックスを準備

綺麗に洗った貝をクーラーボックスに入れます。

家まで帰宅する時間が2時間3時間もかかってしまうようであれば、保冷剤が必要。

貝の保存温度は15度が理想的。

冷やしすぎると貝は死んでしまうので注意が必要です。

保冷剤を入れると直接買いを冷やしてしまうことになり、死なせてしまう原因となります。
保冷剤を入れる際は、新聞でくるむと貝を冷やしすぎずに全体的に低温に保つことができますよ。

持ち帰りの保冷剤が溶けてしまう場合の対処法

保冷材は現地調達

朝から潮干狩りに出かけていると、クーラーボックスに入れていた保冷剤が溶けてしまうかもしれません。

これでは持ち帰る時に貝が温まってしまい死んでしまうかもしれません。

この問題を解決するにはどうしたらよいでしょうか。

それは保冷剤を現地調達するという方法です。

もちろん販売されている保冷剤は固まっていないので、買っても意味がありません。

コンビニのロックアイスで代用

そこでオススメしたいのが、コンビニのロックアイス

ロック氷の袋を開けずに、クーラーボックスに入れることで保冷剤が溶けてしまうという問題は解決できます。

また、ロック氷を直接貝に当ててしまうと冷やしすぎて死んでしまう原因となるので、新聞紙でロック氷を包まなければなりません。

もし新聞紙を持って来るの忘れてしまった場合は、コンビニでロックアイスと一緒に新聞紙を購入しましょう。

持ち帰る時に海水に浸けて帰らなくてもよいのか

魚は海水に浸けて帰らなければ死んでしまいますが、実は貝の場合は酸欠に強く、温度管理さえしっかりしていれば海水に浸けていなくても死にません。

15度以下に保つことで1週間海水なしで生き延びることができます。

もちろん海水に浸けて帰ってもよいですが、その分デメリットもあります。
それは、車の揺れに海水は弱いという事です。

運転中にうっかり急ブレーキを踏んでしまったりした場合には海水がこぼれてしまいます。

海水がこぼれてしまったら汚れることはもちろんのこと、様々な雑菌が付着してしまいます。
また、金属に海水が付くと錆が生じ、機械類は故障してしまうのです。

ですからアサリを持ち帰る際は、真水で綺麗に洗い流して海水から出して持って帰るのが良いでしょう。

ですが、海水は帰宅後の塩抜きに必要。
以下で解説しています。

持ち帰り用の海水を準備

家に帰った後アサリを砂抜きしなければならないので、海水を持ち帰らなければなりません。

もちろん、海水なしでも塩抜きをする事ができますが、自分で塩水を作らなければなりませんのでかなり手間がかかります。

砂抜きをするには、自然そのものである海水が一番効率的に砂抜きをする事ができるのです。

しっかりと砂抜きをして美味しく食べるためには、最低でも砂抜きを2回繰り返します。

そのために、あなたが採った量に対して2回砂抜きができる海水の量を持ち帰りましょう。

海水を持ち帰る方法は空のペットボトルで問題ありません。空のペットボトルは、処理も簡単ですしね。

海水に浸しながら帰宅中に砂抜きはできないの?

海水に貝を浸しながら帰る場合、その間に砂抜きができるのではないかと考えるかもしれませんがこれは、やめたほうが良いでしょう。

2時間程度の砂抜きでは完全に砂を抜くことはできないからです。

もちろん海水に浸して帰るのは良いですが、帰ってからもしっかりと砂抜きをする時間を設けましょう

また最低でも2回砂抜きをする必要があるので、もう一度砂抜きをするための海水を持ち帰る必要があります。

潮干狩りの持ち帰りにクーラーボックスが必要な理由

光を遮ることができる

クーラーボックスに入れて持ち帰るという事は、蓋をすればアサリに入る光を遮ることができます。

暗くしてアサリを持ち運ぶことによって、アサリを新鮮に保つことができます。

あさりは夜行性でもありますから、光にとても弱いです。
光に弱いという事は活動が鈍るという事につながり、元気がなくなってしまいます。

元気がなくなってしまうと、あさりを持ち帰った際に、キレイに砂を吐き出してくれなくなるのです。

したがって潮干狩りにクーラーボックスは必要と言えるでしょう。

潮干狩りの貝を電車で持ち帰る時に必須

潮干狩りに行くには何も車で行くのが全員ではありません。

中には電車で行く人もいるかと思います。

そういった時は必ずクーラーボックスを持っていきましょう。

電車内にビニール袋であさりを持ち込むと、破れてしまう可能性もありますし、他人の服を汚してしまう可能性もあります。

また、ビニール袋では海水のニオイが電車内に充満してしまいます。

クーラーボックスであれば閉じればこのような問題は解決。
また、ビニール袋よりも外側の清掃しやすいので他人の服を汚してしまうというリスクも回避できます。

クーラーボックスを持ち運んで電車に乗らなければならないというのは、車を持ってない人の宿命なのでガッツで乗り切るしかありません。

アサリを入れるクーラーボックスの代用品

クーラーボックスは大きいので、持ち運ぶには少し面倒くさいという方もいるかと思います。

この方法は潮干狩りする場所が近場の方に限定されるのですが、ビニール袋などでもアサリを持ち運ぶことができます。

ただし帰宅時間は保冷剤を必要としない1時間以内の場合に限ります。

採ったアサリが余った時の保存方法

生きている場合

砂抜きをして必要な分だけ食べても、あさりは結構な数余っていると思います。

このような時はアサリと海水が入っている桶にフタをし、暗い場所を作ってあげます。
これはあさりが暗い場所を好むためです。

また今度も15度前後に保ってあげるのが良いでしょう。

そうする事により、アサリが死なずに次の日も美味しくて生きの良い貝を食べることができます。

冷凍保存

アサリを冷凍保存する事により長期間保存する事が可能です。

まずは貝が含んでいる海水を吐き出させましょう。そのためには、海水の外へ出しておいてください。
1時間程度で海水を全て吐き出すと思います。

次に、必ずアサリをよく水洗いしてください。
何回も何回も強めにです。
そうする事により雑菌や汚れを落とすことができます。

この順番を逆にしてしまうと、少し厄介なことが起こります。先に水洗いをしてから海水を吐き出させた場合、また海水で貝が汚れてしまうからです。

ですから海水を吐き出させた後に、水洗いをする事が一番綺麗に安全に食べることができます。

そしてここまでできたらあとは殻付きのままジップロックで冷凍保存するだけ。

この方法は非常に便利で、解凍する必要がなく、味噌汁を作るときは鍋に凍ったまま入れることができます。
ですから水洗いは怠らないようにしましょう。

また、むき身にして保存する方法もありますが、味噌汁などに使う場合は殻のまま冷凍保存した方が手間も省けます。

潮干狩りの持ち帰り方と保存方法まとめ

  • 貝を持ち帰る際、一番初めにする事は水でゴミや雑菌を洗い流すこと。
  • クーラーボックスと保冷剤は、帰宅時間に合わせて準備する。
  • 砂抜き用の海水は確実に持って帰る。

これで潮干狩りでたくさん買いを採っても安心して持ち帰ることができます。

また、食べる際は食中毒に気を浸けてくださいね。
貝を洗う場合は食中毒回避のため、台所で洗わないことを徹底してください。

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