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アリメツを自作!効かない原因や容器の代用まで作り方を解説

アリメツを自作!効かない原因や容器の代用まで作り方を解説

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ご自宅のアリ対策には何をお使いでしょうか?

アリメツをお使いなら、あなたはすでに一番効果が高いものを使っています。

しかし、その効果を実感できず、悩んでいませんか?

  • アリメツにまったくアリが寄りつかない
  • アリメツの効果的な設置方法を知りたい
  • もっと強力なアリメツを自作できないか

こちらの記事では、3種類のアリメツの作り方を解説します。

設置方法のコツや、効かない時の改善ポイントもご紹介。

アリの好みに合わせたアリメツを作れば、より早く、確実にアリを駆除できます。

2週間後には、アリの姿を見ることはなくなるでしょう。

目次

アリメツは自作できる

アリメツはカンタンに作ることができます。

アリメツの主な成分は、ホウ酸と糖分だからです。

市販のものは、どのような割合で作られているのでしょうか。

糖分98%・ホウ酸2%

水分・・・・・42.6%

糖蜜他・・・・57.4%

実は、アリメツのホウ酸は全体の2%しかありません。

市販のものよりもホウ酸を多く入れれば、より強力なアリメツになります。そして、それは家庭でカンタンに作ることができるのです。

家庭で自作する駆除剤では、ゴキブリ用のホウ酸ダンゴが有名ですね。

ホウ酸は、虫が食べると中毒を起こしてしましますが、人間の皮膚に触れても害はありません。

温泉や目薬にも、ホウ酸は使われています。家庭のキッチンでも安心して使うことができますね。

薬局やドラッグストアでカンタンに手に入りますので、オリジナルアリメツを自作してみましょう。

アリメツが効かない原因

市販のアリメツが効かない原因は何でしょうか?

以下の2つが考えられます。

  • アリの好みの味ではない
  • ホウ酸が少なすぎる

アリの好みの味ではない

アリは雑食ですが、アリの種類によって、好みの食べ物があります。

  • 砂糖やお菓子などに集まる
    • 甘いものが好きなアリ
  • 虫の死骸や、ハムなどの肉に集まる
    • 肉食のアリ

駆除したいアリが何に集まっているのかを観察して、アリの好みを知りましょう。

ホウ酸が少なすぎる

大きいアリは、ホウ酸の量が少ないと駆除できません。

市販のアリメツは、ホウ酸が2%しか入っていないため、大きいアリには効果がないことも。

駆除したいアリの体が大きい場合、より強力なアリメツを作る必要があるでしょう。

このように、市販のアリメツの効果が実感できない時は、原因を確かめましょう。

自作アリメツの容器に代用できるもの

アリメツの容器選びは重要です。

代用できるものをいくつか挙げてみました。

  • 瓶のフタ
  • ペットボトルのフタ
  • 平皿の裏
  • 綿棒のフタ
  • 牛乳パックを切ったもの
  • ペットボトルを半分に切ったもの
  • 瓶を横にしたもの

選ぶポイントは2つです。

平たいもの

効果:匂いがよく広がる

食べ物の匂いで、アリを呼び寄せることが重要です。

匂いが広がりやすい、口が広く、平たい容器を選ぶとよいでしょう。

浅いもの

効果:アリが昇り降りしやすい

段差が少ないと、小さいアリでもカンタンに昇り降りできます。

また、アリメツを食べやすいように、安定した足場があることも大切です。

アリメツの水面と容器の段差が1mm以下になるような、浅い容器を選んでください。

さらに、屋根のない場所に設置する時は、雨に濡れないように、蓋つきのものがよいでしょう。

瓶を倒した状態でアリメツを入れたり、ペットボトルを半分に切ったものを設置するものオススメです。

アリメツの作り方

駆除したいアリの好みによって、アリメツの作り方は違います。

しかし、共通する大事なポイントがあります。

それは、ホウ酸の割合を10%以下にすることです。

ホウ酸の割合が多いと、アリは毒だと感じて、近づいてきません。

以下の材料は、ホウ酸の割合を5%に設定しています。

甘いもの好きなアリ用

材料(完成量:100g)

  • ホウ酸:5g
  • 糖分:65g
  • お湯:30g

糖分についてですが、天然の成分に近いものを使いましょう。

匂いが強く、アリが集まりやすいためです。

具体的には

  • キビ砂糖
  • 黒砂糖
  • はちみつ
  • メープルシロップ

などです。

また、ピーナツバターやガムシロップも、香りが広がりやすいのでオススメです。

作り方

  1. 耐熱の容器の中で、糖分とホウ酸を混ぜ合わせる
  2. お湯をかけて糖分とホウ酸を溶かす
  3. 溶けにくい場合は、電子レンジで加熱する
  4. トロッとした状態になったら完成

溶けにくい場合は、電子レンジのほかに、鍋で温めるのもオススメです。

使った鍋はしっかりと洗って、ホウ酸が残らないようにしましょう。

注意点

糖分を濃くしすぎない。

ドロドロしすぎているアリメツは、アリが溺れやすく、足をとられて死んでしまうこともあります

少しトロみがあるくらいが、丁度よいです。

お湯で濃さを調整してください。

肉食のアリ用

肉食のアリには、ホウ酸と魚肉を混ぜるとよいでしょう。

魚の香りで、アリを集めることができます。

材料(完成量:100g)

  • ホウ酸:5g
  • 魚肉※:95g

魚肉は、

  • シラス
  • カツオ節
  • 魚肉ソーセージ
  • ツナ缶

がオススメです。

作り方

  1. 容器の中で魚肉を潰すように、ホウ酸とよく混ぜ合わせる

以上で完成です。

ホウ酸と魚肉がなじまない場合は、少しお湯を加えるとよいでしょう。

注意点

アリが運びやすいように、なるべく小さく潰す。

固形のアリメツは、アリが巣に持ち帰ることが多いです。

小さなアリでも運べるように、スプーンやフォークでよく潰しましょう。

シラスなどの固いものを使う場合は、ビニール袋に入れて砕いてみてください。

甘いもの好きにも肉食にも効く、昆虫ゼリーアリメツ

昆虫ゼリーを使うと、2つの好みを満たしたアリメツを作ることができます。

昆虫ゼリーは糖分のほかに、たんぱく質が多く含まれているからです。

甘いもの好きなアリにも、肉食のアリにも好まれるでしょう。

また、虫が好きな香料が使われているため、匂いも広がりやすいです。

材料(完成量:17g)

  • ホウ酸:1g程度(小さじ5分の1)
  • 昆虫ゼリー:16g(市販ものは1カップ約16gが多い)

作り方

  1. 昆虫ゼリー1パックを容器に出し、ホウ酸とよく混ぜる

以上で完成です。

ひと手間で、パワーアップ

上の3つの方法でも、効果が実感できない場合は、もうひと手間加えてみてください。

かつおだしの粉末をかける

かつおだしの粉末をかけると、さらに匂いが広がります。

甘いもの好きと肉食の、2種類のアリに悩まされている方にもオススメです。

駆除したいアリの好みがわからない場合、まず甘いもの好き用のアリメツを作り、さらにかつおだしを使うとよいでしょう。

ホウ酸がない場合はホウ砂でもよい?

ホウ砂でもアリメツを作ることができます。ホウ酸の原料は、ホウ砂だからです。

ホウ砂は、スライムの材料によく使われています。

スライムに使ったホウ砂が余っている場合は、アリメツに使うのもよいでしょう。

しかし、新しく買う場合はホウ酸をオススメします。

ホウ酸はホウ砂よりも多くの“ホウ素”を含んでいるため、より高い効果が期待できます。

ホウ酸かホウ砂で迷ったら、ホウ酸を購入しましょう。

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自作したアリメツの効果的な配置方法

アリメツの効果を高める設置方法があります。

気をつけるポイントは3つです。

  • アリの通り道に設置する
  • 水分が蒸発したら入れ替える
  • 7日~10日後にもう1度設置する

アリの通り道に設置する

アリはおいしいものを見つけると、お尻からフェロモンを出して仲間に知らせます。

仲間たちは、そのフェロモンを追ってきます。

そのため、すでに通り道にしている場所にアリメツを設置をすると、早くアリが集まってくるでしょう。

具体的には、アリの巣の近くや、アリが入ってきたと思われる壁のすき間などです。

アリがどこを通っているのか、確認して設置しましょう。

関連記事:家の中に蟻が入ってくる原因と駆除方法!侵入経路を断ち巣を丸ごと退治する方法とは

水分が蒸発したら入れ替える

甘いもの好きなアリ用のアリメツは、半日くらい外に置いておくと、水分が蒸発してドロドロしてきます。

ドロドロしたアリメツの中では、アリが足を取られて溺れてしまうことも。

日差しが強い日は、アリメツをこまめに交換するようにしましょう。

7日~10日後にもう1度設置する

アリは7日~10日で、卵からかえると言われています。

1度設置したアリメツで大人のアリを駆除できても、巣の中にはまだ卵が残っている場合が多いでしょう。

卵がかえる頃を狙って、もう1度設置すると、巣を全滅させることができます。

自作したアリメツが効かない時に疑う事

自作したアリメツが効かない時は、次の2点の可能性があります。

  • ホウ酸の量が多い
  • 別の種類のアリが混ざっている

ホウ酸の量が多い

せっかく強力に作ったアリメツですが、ホウ酸の量が多いと、アリが近寄ってこないこともあります。

アリメツに1匹もアリが食いついていない場合は、ホウ酸の量がかなり多いことが考えられます。
ホウ酸の匂いが、食べ物の匂いよりも強いのでしょう。

また、アリは危険を感じると、警戒フェロモンを出す種類がいます。

1匹のアリが、アリメツの設置場所で中毒を起こすと、警戒フェロモンを出し、他のアリが近づかなくなってしまうことも。

巣に持ち帰ってもらうためにも、ホウ酸の量は多すぎないようにしましょう。

別の種類のアリが混ざっている

アリは基本的に、同じ巣の仲間と行動します。

他の種類のアリと一緒にいることはありません。

1つの巣を駆除するためには、その巣のアリたちが好きなアリメツを1種類作れば充分です。

しかし、まれに別の巣のアリが入り込んでしまうことも。

違う種類のアリがいた場合、新しいアリメツを作る必要があります。

アリメツを何週間も設置しているのに、被害が続く場合は、新しいアリ用のアリメツを作ってみましょう。

アリの種類と味の好み

日本のアリは、大きく2種類に分けることができます。

  • 甘いもの好きなアリ:アミメアリ、トビイロケアリ
  • 肉食のアリ:トビイロシワアリ、イエヒメアリ、オオズアリ、ルリアリ、アルゼンチンアリ

アース製薬のHPに写真が載っていますので、駆除したいアリの種類をご確認ください。

アリメツの自作まとめ

  • 市販のものよりも強力なアリメツは、カンタンに作れる
  • 容器は浅くて平たいものを選ぶ
  • ホウ酸の濃度は10%以下にする
  • 甘いもの好きなアリと肉食のアリがいる
  • アリの好みによって、アリメツの材料をかえる
  • アリの通り道にアリメツを設置する
  • 蒸発してドロドロにならないように、数時間で交換する
  • 7日~10日後にもう1度設置して、巣を全滅させる
  • 効果がない場合は、ホウ酸の量を減らしたり、好みのアリメツを作り直す

一口にアリといっても、沢山の種類がいます。

駆除したいアリの好みを観察して、一番効果があるアリメツを作りましょう。

また、アリを駆除するアリメツではなく、アリを寄せ付けないようにするスプレーも効果的ですよ。

アリメツが気かな効かないと言う人はぜひ蟻を寄せ付けないスプレーに交換してみてください。

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