どんぐり虫の冷凍や煮沸消毒での処理方法!煮ると凍らせるのはどっちがイイ?

子どもが公園で拾って帰るどんぐり。工作や自由研究のテーマなど、どんぐりは遊びながら自然を学ぶことができます。

そんなどんぐりですが部屋に置いていると虫が出てきて大騒ぎ。このような経験はありませんか?

とくに虫の苦手な方はどんぐりを見るのも嫌になるでしょう。

このどんぐり虫ですが、どんぐりから出てこないように処理する方法があります。

それは「冷凍庫で凍らせる」「煮沸消毒する」などです。

キチンと処理をすることで消毒もでき、安全に遊ぶことができます。

こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご一読ください。

目次

どんぐり虫とは?

どんぐり虫はゾウムシの幼虫

どんぐりの中から出てくる虫。その正体はゾウムシの幼虫なのです。

「クヌギゾウムシ」「コナラシギゾウムシ」と呼ばれる種類で、クヌギのどんぐりに産卵するのが「クヌギゾウムシ」。コナラのどんぐりに産卵するのが「コナラシギゾウムシ」です。

成虫はどんぐりがまだ青く柔らかいときに卵を産み付けます。卵からかえった幼虫がどんぐりの実を食べて大きくなり、やがて外に出てきます。

まるまるとした大きな幼虫が登場、これは驚きますね。成虫は長い先端が特徴的。これでどんぐりに穴を開けます。

虫のいるどんぐりの見分け方は?

表面に穴の開いているどんぐり。その穴は虫が出ていった後なのですが、虫は1匹だけとは限らずまだ中に残っている可能性があります。

パッと見て穴がないどんぐりも目を凝らしてよく見ると小さな穴がある場合も。これは産卵痕と呼ばれ虫が卵を産み付けた痕なのです。

とても小さく見落としがちなので、たくさんのどんぐりを回収する場合など確認作業が困難になります。そのため外観から虫の存在を判断するのは難しいといえるでしょう。

どんぐり虫に害はある?

どんぐり虫はゾウムシの幼虫ですが害はありません。他のどんぐりを食べる虫にも毒性はなく手で触っても大丈夫です。

信州地方ではゾウムシの仲間の幼虫を食用としていています。少し信じられない話ですが、信州ではハチの子やザザムシなどを食べる「昆虫食」の文化があるのです。

ゾウムシの仲間「クリシギゾウムシ」の幼虫。こう見えて非常に美味なのだそうです。

どんぐり虫は釣りエサに

実はこのどんぐり虫。釣りのエサとして重宝されているのです。ヤマメやイワナ、ニジマスなどの渓流釣りに最適な生エサとして、釣具店などで販売されています。

ふっくらとしたどんぐり虫は釣りエサに最適です。

どんぐり虫を処理すべき理由

安心して遊ぶために

どんぐりは子どもが遊んだり工作したりします。安心して遊ぶためにどんぐり虫を処理しておいた方が良いのです。

またどんぐりの表面に雑菌が付着している場合がありますが、煮沸消毒することで殺菌できるのです。これでどんぐり虫の駆除もできて安全で衛生的に遊べます。

どんぐり虫を見たくない

身もフタもない言い方になりますが、どんぐり虫は気持ち悪いです。前述した通り何も害がないとはいえ、出てきてほしくありません。

「いつどんぐり虫が出てくるのか」そんな心配をするくらいなら精神衛生上、早めに処理をした方が良いでしょう。

どんぐり虫を冷凍で処理する手順

どんぐりを冷凍処理する方法を紹介します。

準備するもの

水に浸ける容器

手順

  1. どんぐりを水に浸けて半日ほどおく
  2. 浮いてきたどんぐりを捨てる
  3. 残りのどんぐりをビニール袋に入れて1週間冷凍する
  4. どんぐりを冷凍庫から取り出して解凍
  5. 1週間ほど部屋干しをする

注意点

どんぐりを水に浸けていると、どんぐり虫が出てくることがあります。苦手な方は大変だと思いますが勇気を持って排除しましょう。

また冷凍期間は必ず1週間おくこと。それより短いとどんぐり虫がまだ生きている可能性が。冷凍してもどんぐり虫が出てきたら頑張って排除するのみです。

乾燥させるときは部屋干しか陰干しで。日干しをすると紫外線の影響で、どんぐりが割れてしまうことがあります。また湿気が残るとカビの原因になるので、しっかりと乾燥させましょう。

どんぐり虫を煮沸消毒で処理する手順

どんぐり虫を煮沸処理する方法の紹介です。

準備するもの

煮沸で使用する鍋
水に浸ける容器

手順

  1. どんぐりを水に浸けて半日ほどおく
  2. 浮いてきたどんぐりを捨てる
  3. 残りのどんぐりを鍋に入れて加熱
  4. 沸騰したら火を止める
  5. 2~3分ほどたったらどんぐりを出す
  6. どんぐりを1週間ほど部屋干し

注意点

やはり水に浸けていると、どんぐり虫が出てくることがあります。苦手な方は大変ですが速やかに取り除きましょう。

どんぐりを沸騰したお湯に入れると、急な温度の変化により割れて変形することがあります。どんぐりを入れてから加熱しましょう。

また火器を取り扱いますので火傷しないように気をつけてください。

調理用の鍋を使うことに抵抗がある方は、使い捨ての簡易鍋がオススメ。

どんぐり虫が出てきたときの対処法

どんぐりを放置していたり、水に浸けていたりすると、どんぐり虫がウネウネと出てくる場合があります。

頭ではわかっていても苦手な方はパニック状態になるでしょう。そこでオススメの対処法を紹介します。

大丈夫な人に取ってもらう

ここでの大丈夫な人とはプニプニとした幼虫を触れる人です。家族や居合わせた人の中にそんな勇者がいたら、迷わず虫を取ってもらいましょう。

取った虫はビニール袋などに入れて、しっかりと口を結んでゴミとして捨てます。

割り箸でつまむ

ほとんどの人はどんぐり虫を直接触ることに抵抗があると思います。そこで割り箸を準備。割り箸を使い、ご飯粒をつまむ要領で虫をつまみビニール袋に入れて捨てます。

ティッシュで包む

「割り箸でつまむと手にプニプニ感が伝わるのがイヤだ」そんな方にはこちらの方法。

まずティッシュペーパーを3枚ほど重ねて準備。ティッシュ手で軽くはさむように持ち、虫に被せます。

そのまま虫を包むように持ち上げてビニール袋に入れてゴミとして処分。

ティッシュの厚みで、虫をつかんでいる感触がなくなりオススメです。

スプーンで回収

水に浸けているどんぐりから、虫がプカプカと浮いてきたときの対処法。虫が水面まで上がってきたら、スプーンですくってビニール袋に入れます。

どんぐり虫を回収したビニール袋をむすび、そのままゴミとして出せば終わりです。

どんぐり虫の処理は煮ると凍らせるのはどっち?

どんぐり虫の処理として冷凍と煮沸消毒どちらが良いのでしょうか。

手間や時間を考えると煮沸消毒の方が効率的。

せん滅させるのに冷凍だと1週間かかりますが煮沸の場合、数分で終わるのです。また殺菌の効果も冷凍より煮沸の方が高いといえます。

つまり煮沸消毒はどんぐり虫をせん滅し、さらに殺菌までできるため効率的でオススメです。

なんと1週間以上冷凍したのに虫が出てきたとのこと。珍しいケースかもしれませんが、確実に駆除するためには煮た方が良いのです。

どんぐり虫の処理は短時間で終わり消毒もできる煮沸がおすすめ

「煮る」「凍らせる」以外の処理方法

「煮る」「凍らせる」以外にもどんぐり虫を処理する方法があります。

塩水に浸けておく

塩水に浸けておくことで、どんぐり虫を処理することができます。

  1. 水1リットルに大さじ2杯分の塩を入れる
  2. どんぐりを入れて浮いてきたどんぐりは捨てる
  3. 2日ほど経過したら塩水から出す
  4. 1週間、部屋干しで乾燥させる

塩水に浸けておくだけで処理できます。火器を使わないので安全です。

オーブンで焼く

オーブンで加熱して処理する方法です。

  1. オーブンを80~100度くらいまで余熱で温める
  2. オーブンにクッキングシートなどを敷いてどんぐりを並べる
  3. その状態で30分ほど加熱する
  4. ときどきドアを開いて、破裂や焦げてないか確認する

オーブンのメリットは加熱することで、乾燥の手間を省くことができます。また電子レンジは破裂しやすいので使用しない方が良いでしょう。

どんぐりは買える?

どうしても虫が苦手で、どんぐりの処理に抵抗があるという方はネットなどで購入することもできます。

工作用として販売されており、ドライ加工を施しているため虫が出てくる心配がありません。

家の近くにどんぐりが落ちているような自然がない方にもオススメです。

どんぐりは食べられる?

どんぐり虫以外にもリスやクマなども、どんぐりが大好物。どんぐりで飼育されるスペインのイベリコ豚も有名ですね。

実はどんぐりは私たち人間も食べることができるのです。

日本でも古くは縄文時代から食べられており、当時の遺跡から多数のどんぐりが発見されています。また食糧難や飢餓に備えるための非常食としても重宝されていました。

現在でもお菓子の材料や、お酒の原料としてどんぐりは活用されています。

その名もズバリどんぐり焼酎。福岡県春日市の特産品です。

食べられるどんぐりの種類は?

日本にはどんぐりが20種類以上自生していますが、その全てを食べることができます。ただし多くのどんぐりには渋みを感じるタンニンが含まれており、アク抜きが必要です。

食用にはタンニンを含まない「スダジィ」や、タンニンの含有量が多くない「マテバシィ」と呼ばれる種類のどんぐりが適しています。

マテバシィのどんぐり。細長く帽子をかぶっているのが特徴です。

どんぐり虫の処理方法まとめ

集めて楽しいどんぐり。どんぐりに絵を描いたり、工作したりと子どもの自然のオモチャとして最適です。

また古来から食料や非常食として親しまれてきました。

どんぐりで気になる点はどんぐり虫が出てくることなのですが、煮たり凍らせたりすることで簡単に処理することができるのです。

しっかりと虫の処理ができたら、どんぐりで色々な遊びを楽しんでください。

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