皆さんはタッパーを使ったことはありますか?
お皿のまま冷蔵庫への保管は幅をとってしまうので、別容器に入れて収納上手にしてくれる。その容器こそタッパーです。
現代では、タッパーに入れたまま電子レンジに入れて温め、すぐに温かい状態にして出せるようになってきています。
ただここで問題なのが、電子レンジに対応していないタッパーだった場合、電子レンジの熱で蓋が変形して曲がる事があり、使えなくなってしまうケースがあります。
本日は、実際に電子レンジの熱で蓋が曲がって変形してしまった時、どのように直すのか?についてご紹介していこうと思います。
タッパーの蓋が電子レンジの熱で変形したら直る?
タッパーの蓋が電子レンジの熱で曲がって変形してしまったら、実際直るのか疑問ですよね。
ほとんどの方は何もせずに諦めて捨ててしまうのではないでしょうか。
もちろん、完全に溶けてしまっている場合は元に戻すのは困難です。
少し曲がって歪んでしまってタッパーの蓋がうまく閉まらない・・・くらいのレベルであれば直すことは可能ですので、これからご紹介するやり方で直してみてください。
タッパーの蓋が電子レンジの熱で変形した時の直し方の手順
これからタッパーの蓋が電子レンジの熱で変形した時の直し方の手順のご紹介をします。
特別、何かをそろえる必要はなく、ご家庭にあるもので簡単にできますので、是非、参考にしてみてください。
1,必要な道具
- 変形してしまったタッパーの蓋。
- 変形してしまったタッパーの蓋がついていた本体。
- タッパーの本体と変形した蓋が入る大きめの鍋、もしくはボウル。
- 50~40度に温めたお湯。
- 輪ゴム数本。もしくはビニール紐。
必要な道具は上記の5点になっております。
比較的、ご家庭で揃う物が多くあるので、準備には困らないと思います。
50~40度のお湯を使うので、肌が弱くやけどの心配がある方は、ゴム手袋を追加して準備しておくと良いかもしれませんね。
2,お鍋に水を入れ、お湯を準備します。
今回一番のポイントが50~40度のお湯の準備です。
電子レンジの熱でお使いのタッパーの蓋が歪んでしまっている状態なので、この蓋に適度な熱を加えて元に戻す手法です。
そもそも50度のお湯を準備って、温度はどうやって測るのか疑問ですよね。
温度計がない方でも簡単に準備できますので、次の方法で実施してみてください。
- 1,沸騰したお湯を準備します。
- 2,沸騰したお湯をボウルに適量(この後、水道水を同量入れます)入れます。
- 3,沸騰したお湯と同等の量の水道水をボールに入れます。
- 4,そうすることで50度前後のお湯を作ることが出来ます。
このように行えば簡単に50度前後のお湯を作ることが可能です。
3,歪んだタッパーの蓋を、準備したお湯の中に入れます。
鍋、もしくはボウルにお湯の準備が出来たら、その中に歪んだタッパーの蓋とタッパーの容器を入れます。
時間にすれば数分程度で大丈夫です。
そうするとタッパーの蓋が柔らかくなり、人の手でも曲げたりすることが可能になります。
4,お湯から取り出し手で歪みを直します。
柔らかくなったタッパーの蓋をお湯から取り出します。
この時、やけどの恐れもあるので肌が弱い方はゴム手袋をすることをオススメしております。
柔らかくなったタッパーの蓋は手で少し力を加えると簡単に曲がるので、ある程度、直してみましょう。
本体も一緒に温めていたと思いますので、本体に歪みを直したタッパーの蓋を取り付けてください。
この際、蓋が閉まらない等のトラブルが発生した場合は、残念ながら元に戻すことが出来ません・・・
5,タッパー本体と蓋を取り付け、輪ゴム、またはビニール紐で固定する。
しっかりとタッパー本体と蓋が取り付く事が出来た方は、外れないように輪ゴムでしっかりと固定します。
もし輪ゴムがない方はビニール紐を利用して固定することも出来ますので、代替えとして利用してください。
6,ボウルに水を張り替えて、固定したタッパーを浸けます。
温かい状態のタッパーは変形しやすい為、固定した状態で急速に冷やしましょう。
この時の注意点として、必ずタッパー全体が浸かるようにしてください。
部分的に浸かっていない箇所が発生すると、上手く元の形に戻らない可能性もあります。
急速に冷やしたタッパーは蓋が固定している状態で形が整うので、元の状態に戻ります。
ここでも戻らなかった場合、お湯の温度を少し上げて、再度実施してみると良いでしょう。
レンジで変形した時にタッパーの中にあった食べ物は食べられる?
変形してしまったプラスチックタッパーに入っていた食材は、食べることは可能です。
実際にプラスチック容器がレンジで変形する際、容器が溶けるではなく、容器が縮んだ状態です。
溶けて食材に染み込んでいる訳ではないので、食べても害はありません。
仮に、小さなプラスチック容器の破片が入っていたとしても、プラスチックは人体に吸収されない為、身体的影響はないと考えられます。
かといって、目に見えるくらいの大きなプラスチック破片がある際は、そのまま食べてしまうと胃や腸を傷つける可能性が高いです。
そのような場合、しっかりと取り除くか、食べない方がいいでしょう。
タッパーの蓋がシリコンの場合は直る?
シリコンの場合でも同じようなやり方で直ることがあるそうです。
ただ、行い方は万能ではないため、直らない時は新しいものをお買い求め頂く方が良いかもしれません。
タッパーの蓋を電子レンジの熱で変形させないために
変形してしまった場合の対処法をご紹介して参りましたが、そもそも変形させないようにしなければいけません。
何を確認すれば良いのか、ご紹介致します。
1,容器は必ず耐熱性があるか確認する。
電子レンジで使用するタッパーは、プラスチックとガラス製がほとんどだと思います。
この2種類の容器に、しっかりと耐熱の表記があるのか確認をしましょう。
耐熱120度~140度と表記してあるものは使用しても問題は無いです。
2,本体だけではなく、蓋の表記も確認しましょう。
本体が耐熱140度だから問題ない。
そう思っている方は気をつけなければなりません。
本体と蓋は一緒の考えの製品もあれば、電子レンジで加熱時には蓋は取り外すと表記されている商品もあるからです。
購入の際には、耐熱性があること、蓋も同様であることを確認し購入するようにしましょう。
蓋が耐熱性ではない場合、外して上からラップを掛けて温めることをオススメします。
レンジOKのタッパー
ここでレンジOKのタッパーをご紹介致します。
Amazonで現在も購入でき、評価が高い商品になりますので、是非チェックしてみて下さい。
1,Joseph Joseph (ジョセフジョセフ) タッパー 保存容器 ネストロック シリーズ 5 ピースセット
5色の大小からなるタッパーセットです。
サイズが異なる容器が5つセットとなっており、重ねて置くことが出来ます。
余分な幅もとらず収納に便利です。
JIS規格 S2029の電子レンジ必須の耐熱温度140℃をクリアしており、変形の心配も御座いません。
2,日本製 カラフル 電子レンジ容器 楽ちんパック
こちらは日本製の商品になります。
耐熱も140度と兼ね備えているため、変形の心配は御座いません。
さらにすごいのは、耐寒も-20度までありますので、冷凍庫から出してそのまま電子レンジへ、なんて荒技が出来ます。
価格も339円と非常に安く、リーズナブルな商品となっております。
3,iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 保存容器
こちらの商品はベストセラー第1位に輝くほど、人気が高い商品になっております。
耐熱が140度なのはもちろんのこと、オーブンにも対応出来る優れもの。
ただし、オーブン時は蓋は外さなきゃいけないので注意です。
また、色や絵柄のバリエーションが多くいのが特徴で、おしゃれに見せることができます。
機能と見た目に力を入れているので、ベストセラー1位になっているのかもしれませんね。
タッパーの蓋が電子レンジの熱で変形した時の直し方まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はタッパーの蓋が電子レンジの熱で変形した時の直し方についてご紹介させて頂きました。
50度の温度で適度に温めれば元通りになるので、これで誤って変形してしまっても大丈夫ですね。
最近ではしっかりと耐熱仕様のタッパーも販売しているため、変形したものを我慢して使用している方は、これを気に新しいタッパーに買替える事も検討してはいかがでしょうか。
結構、簡単に直せますので、諦めずにトライしてみてください。
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