お風呂に入るとリラックスできたり、さっぱりしてよく眠れそうな気がしますよね。
ただ、疲れて帰ってきた時、お風呂に入ることが面倒と感じる日もあるでしょう。今回はもし、お風呂に入らないで寝るとどうなるのかをご紹介していきます。
お風呂に入らないで寝るとどうなるか
髪・頭皮の汚れ
髪の毛についた汚れや頭皮の汚れを洗い流さない為、菌が繁殖して痒みやフケの原因となります。
さらに、頭皮が衛生的でない状態が続くと抜け毛の原因になったり、良質な髪の毛が生えにくくなってしまいます。
なぜなら、頭皮が汚れることにより皮脂が毛穴につまってしまい、髪の毛が育つ環境を阻害してしまうからです。
身体の汚れ・体臭
身体の汚れを洗い流さない為、体臭の原因になってしまいます。
お風呂に入らないのが1日だけならそれほどひどい臭いにはならないでしょうが、夏場等に汗をたくさんかいた時は1日だけでも臭いが気になることがあるでしょう。
また、身体の汚れがたまってしまうと、脇から不快な臭いがするワキガの要因になりかねません。
ワキガは、汗を分泌するアポクリン汗腺から出る汗と皮膚の表面に増殖した菌に分解されることにより、強い臭いを発します。
お風呂でしっかりと汚れを落とし、臭いの要因を取り除くことが大切ですね。
睡眠の質が低くなってしまう
人は体温が低下する時に眠気が起こります。
よく、赤ちゃんの手足が温かくなると眠たい状態と言われるように、人は手足から熱を放出することで身体深部の体温を下げています。
人間の体は活動する日中は体温が高く、活動しない夜は体温が低くなりますので、夜に眠気を誘うには一度体温を上げてさらに下げる環境をつくることが有効です。
その為、お風呂に入ることで体温の上げ下げの環境を作ることができ、眠りにつきやすくなります。
ただ、お風呂に入らない場合には体温が下がりっぱなしの為、眠気を感じにくく結果として睡眠の質が低くなってしまうようです。
布団やシーツにダニが繁殖しやすい環境を作ってしまう
私たちが寝ている時にかく汗などにより、布団は高温多湿になりがちです。
さらに、お風呂に入らずに布団で寝ることで皮脂や汚れなどが寝具につき、ダニが最も好む環境を作り出してしまいます。
ダニが増えることでダニに刺されたり、ダニの死骸や糞によるアレルギーの原因になる可能性があるのです。
お風呂に入らないで寝るメリット
お風呂に入らないデメリットが多い一方、メリットはあるのでしょうか。
酷い乾燥肌の人
お風呂に入ることで皮脂汚れを落とすことができる反面、肌に必要な油分も洗い流してしまうこともあります。
その為、酷い乾燥肌の人はあえてお風呂を1日おきにすることで、肌に必要な油分を保つようにする人もいるようです。
高齢者
お風呂に入るという行為は意外に体力を使うものです。
お風呂につかることで体が温まり汗をかくので、結果としてエネルギーを使います。
一般的には高齢者になるほど、体力が低下していきますので、体力を使うお風呂に入る頻度を控える人もいるようです。
1日お風呂に入らないのは大丈夫?
1日お風呂に入らない程度だと、臭いを感じることは少ないでしょう。
ただし、汗をたくさんかいた日や皮脂の分泌が多い男性は、比較的早く臭いが発生する可能性があります。
環境や人にもよりますが、お風呂に入らないことにより日に日に雑菌が増え、皮膚のかゆみや臭いが強くなっていくことになるようです。
体調が悪い日や風邪などで1日程度お風呂に入らない日もあるでしょう。
その時は、体を拭くなどしてできるだけ汚れを取り除くことで、雑菌の繁殖や臭いを防ぐことができます。
お風呂に入らないのは病気?
普段お風呂に入っていた人も、ある日からお風呂に入るのが面倒になって入らない日が増えてきた、なんてことが起こるかもしれません。
それは、何らかの病気が関係している可能性があるようです。
うつ病
うつ病は気持ちの落ち込み、興味や食欲の低下、不眠、倦怠感等、日常生活に大きな影響を与えてしまう精神疾患です。
普段できていたこと、普通にしていたことがめんどくさくなったり、だるくなったりするので、ルーティンで行っていたお風呂でさえ、毎日入るのが難しくなってしまうこともあるのです。
実際に、心が疲れている時にお風呂に入るのが面倒と感じる人がいました。
少しでも不調を感じたら、早めに休息を取った上でお風呂でリフレッシュしてほしいですね。
副腎疲労
副腎はストレスをコントロールしてくれる臓器です。
慢性的なストレスや、不規則な生活が続くことで副腎の機能が低下し、倦怠感や精神不安、食欲不振等の体調不良を引き起こします。
その為、お風呂に入ることもままらなくなることもあるようです。
お風呂に入らない人の心理
お風呂に入らない人は、どのような理由で入らないのでしょうか。
面倒
お風呂に入るにはまず、お風呂掃除が必要です。
また、お風呂に入った後は体を拭いたり、髪をドライヤーで乾かしたりする作業が必要です。
帰宅後疲れて動きたくないのに、お風呂に入る為に色々な動作をするのが面倒と感じる心理があるようです。
♨️は好きなんだけど
— ささだんご🍡 (@gokigen_suzuki) July 21, 2021
その後に待ち構える
髪の毛乾かしたりとかが
面倒だから
お風呂行くのついつい後回しにしちゃう
お風呂に入るのが面倒という人は多いようですね。
ただ、お風呂に入った後の楽しみを作ることで、面倒なお風呂にさっさと入るようにするのは良いアイデアですね。
面倒なことは早く終わらせたいのでお風呂入ります🛁🛁🛁そのあとは特典映像見る🎶🎶
— アイリ🍚 (@ren_n__a) July 20, 2021
節約
お風呂に入る為には、水道代、ガス代、電気代と様々な費用がかかります。
お風呂の水は約200リットルほどになりますし、その水を沸かすガス代も毎日となると、それなりにかかりますよね。
少しでも生活費を節約したい人にとっては、お風呂にかかる必要はできるだけ抑えたいということかもしれません。
逆の発想で、夏はお風呂を活用してエアコン代を節約をしている人もいました。
朝からLevel Maxの暑さ
— マキロンの宇宙船 (@elmo196742420) July 19, 2021
何にも無い日は一日中水風呂で過ごすのが良い
そう朝から晩までお風呂の中
寒くなったら上がって暑くなったら水風呂に浸かる
連絡があるまで
ず〜とお風呂で過ごす
エアコンの電気代も節約出来るし暇人には最高の過ごし方
夏はダラダラ
ダラけよう
夏は暑く、冬は寒い
夏はただでさえ暑いので、お風呂に入ってわざわざ体を温めたいと思えない人もいるようです。
また、冬はお風呂に入る為に寒い中服を脱いだり、お風呂場から脱衣所に出てきた時に寒い思いをして服を着る等の作業が苦痛に感じる人も多いようです。
不衛生さに気づいていない
「今日は1日家にいたから、汚れていない」「冬場だし、汗もかかないので大丈夫」、だからお風呂に入らなくてもいいや・・・と思う人もいるようです。
外にでない日も冬場でも皮脂は分泌されますので、まったく汚れていないとは言い難い状況ですが、それに気づいていない人も多いようです。
また、自分の臭いには鈍感になりがちですので、周囲の人には臭っているのに自分だけ気づいていないということもあるでしょう。
時間がもったいない
1日24時間しかないので、限られた時間を有効に使いたいと思いますよね。
人によってはお風呂の時間より、睡眠、家事、子供との時間、趣味等、他のことに時間を費やしたい人もいるでしょう。
人それぞれ価値観や環境が違いますので、お風呂より大切にしたいことを優先することも一つの考え方ですね。
お風呂に入らない民族
私たち日本人は自宅に浴槽があり、お風呂に入ることが日常的になっていますが、海外ではその土地の環境や風習からそれが当たり前ではないことも多いようです。
中国・韓国
乾燥した地方では体が汚れにくい為、毎日はお風呂に入ることはないようです。
自宅に浴槽はなく、主にシャワーで身体の汚れを落とします。
ただ韓国では、スーパー銭湯のようないろんな種類のお風呂や蒸し風呂を利用できる施設があり、週末にはそういった施設に足を運ぶ人もいるようです。
アフリカ
アフリカは暑い地域なので、水浴が中心のようです。
上下水道が整備されていないところがまだまだ多い為、貴重な水で毎日お風呂に入るのが難しいというのが現状のようです。
そんな中、お風呂に入らないけど「世界一美しい」という言われているのがヒンバ族です。
南アフリカ大陸に隣接するナミビアという地域に住んでいます。
ヒンバ族が住む地域は空気がとても乾燥しており、水も非常に少ない為、お風呂に入らず別の方法で清潔を保っているのです。
ヒンバ族の女性は、赤い泥と牛の脂肪混ぜたオーカという赤土を身体に塗り、煙を身体に浴びることで皮膚を虫や紫外線から守り、体臭も防いでいます。
お風呂に入るメリット
疲労回復・免疫力の向上
お風呂に入ることで以下作用により、疲労回復につながると言われているのです。
温熱作用
体が温まることにより、血管が広がり新陳代謝が高まります。
その結果、体の疲れを和らげる効果があるようです。
また、お風呂の蒸気により粘膜が潤う為、免疫力が高まる効果もあります。
静水圧作用
お風呂に入ることで、体に水圧がかかり血行が促進されます。
普段体の末端部分は血行が悪くなりがちですが、この水圧の効果で末端の足先まで血行が促進され、体のむくみ改善の効果が期待されるのです。
また、全身浴ではなく半身浴にすることで、心臓の負担を減らしながらも末端部分の血行改善効果を得られます。
眠りにつきやすくなる
お風呂に入ることでリラックスし、副交感神経が高まり眠たくなります。
また、人は体の温度が下がる時に眠気が起こります。
寝る前の入浴時刻はコレ!
ただし、あまりにも高い温度のお風呂に入ってしまうと、逆に交感神経が高ぶってしまい、眠たくなるどころか目がさえてしまいます。
その為、お風呂はぬるめの40度程度のお湯にゆっくりとつかるようにしましょう。
お風呂は毎日入るべし!
今回は、お風呂に入らないで寝ることによる影響をご紹介しました。
お風呂に入らないことのデメリットを理解した上でお風呂に入る習慣をつけて、健康的な毎日を送れるようにしたいですね。
また、夏の暑い時期に風呂に入りたくない!なんて方もいるかと思いますが、そんな時はハッカ風呂にして入ってみてください。涼感がありリラックス効果も期待できますよ。
激さむハッカ油風呂ならコレ!
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