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サラダ油は体に悪い?危険は嘘?安全な食用油は?

サラダ油は体に悪い?危険は嘘?安全な食用油は?

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サラダ油を知っていますか?

野菜をいためたり、揚げ物をしたり、さらにはサラダに直接かけても美味しいサラダ油です。

最近では、健康を意識して油を選ぶ方も増えています。

しかし、美味しくて料理に欠かせないからこそ、目に見えないものもたくさん潜んでいるのです。

この記事では

  • サラダ油は体に悪いのか
  • サラダ油は危険という噂は嘘なのか
  • サラダ油より安全な食用油はないのか

について解説しています。

目次

サラダ油とは

サラダ油は、1924年に日清オイリオが出した商品名「日清サラダ油」から由来しています。

当時、欧米ではオイルをかけてサラダを食べていましたが、日本にその習慣は無く、生野菜と一緒に食べられる油を開発する目的で生産されました。

よく、お煎餅に「サラダ味」とありますが、それと同義で、塩の味を指しています。

サラダに合う、塩気のあるオイルという意味で「サラダ油」が生まれ、当時は高級品として扱われたようです。

JASが定めるサラダ油の定義とは

「サラダ油」として売り出される商品は、JAS(日本農林規格)により定められた基準をクリアしたものになります。

つまり、JASが定める基準そのものが、サラダ油として世に出回るための要件となります。

要件①:安全な植物油脂を使用すること

サラダ油に使用される植物は、なじみ深いもので大豆や菜種、また他にも、サンフラワーやぶどうなど、計16種の植物から摂れる油脂を使用することが定められます。

単一から摂れたものに加えて、2種以上を混合した「調合サラダ油」も存在します。

品質は十分に調査され、低温下で濁ったり、固化することの無い油脂でなければならず、非常に精製された油となります。

要件②:成分構成が一定である

同じ種類の植物でも、品種や産地が違えば、味や品質に微妙な差が生じますし、天候や生育環境により、品質の差も生じます。

しかし、JASでは科学的な根拠に基づいて調査された、一定の成分構成を示すことができた製品のみが「サラダ油」と認定されます。

要件③:輸入品も調査対象とする

他国から輸入されたサラダ油も、もちろんJASの規格により、厳重に調査されていきます。

「輸入品だから危険」というわけではないのです。

家庭で使用する「サラダ油」も厳しい基準をクリアして市場に出回っているのをお分かりいただけましたか。

しかしながら、サラダ油は「危険」だという意見も多く見受けられます。

では一体なぜ、危険だと言われてしまうのでしょうか。

サラダ油の危険性

サラダ油が危険だ!と言われてしまう理由を紐解いていきましょう。

製造過程で化学物質が使用されている?!

植物によっては、油分が少なく抽出するのが非常に難しいこともあります。

そんな時には、製造過程で、より効率よくサラダ油を生産するために化学物質が使用されます。

では、使用されている化学物質は一体どんなものなのでしょうか。

ヘキサン

植物から油脂を抽出するために、使用されます。

ヘキサン自体の有毒性は明らかで、マウス実験によると、吸入したマウスは麻酔状態になってしまったり、痙攣を起こしてしまいます。

人間でも、濃度の高いヘキサンは、めまいなどの症状を引き起こします。

リン酸・シュウ酸・クエン酸

原油中の不純物を除去する工程で使用される物質です。

特にシュウ酸においては、過剰摂取で尿路結石を引き起こしてしまうこともあり、人体への危険もある物質と言えます。

水酸化ナトリウム

水酸化ナトリウムは油中の遊離脂肪酸と結合することで、石けんを作ります。

水に溶けない石けんの性質を活かし、水の中に入れることで油中の遊離脂肪酸を分離し、脱酸ができるのです。

重要な役割を果たす水酸化ナトリウムですが、皮膚に付くと炎症が起きてしまう物質です。

酸性白土

色素分を除去するため、使用される化学物質です。

土と名前にある通り、粘土となり、吸着剤や触媒に使用され、食べる目的の物質ではありません。

このように、製造過程では多くの化学物質が使われています。

そもそもカロリーが高すぎる?!

油といっても多くの種類がありますが、特にサラダ油はなんとなく「太りやすい」というイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、実はオリーブオイルやごま油など、他の油と比べてもカロリーは変わらないのです。

それにも関わらず、太りやすいイメージが付くのには理由があります。

トランス脂肪酸が多く使用されている

トランス脂肪酸とは、バターやマーガリンなどの加工性油脂に多く含まれており、過剰摂取により悪玉コレステロールを増加させてしまいます。

そのトランス脂肪酸を、一般的なサラダ油は100g中に1.4g含んでおり、これはこめ油や亜麻仁油の約4倍の含有量です。

サラダ油が太りやすい油だというイメージが付いたのは、これによるものだと思われます。

オメガ6系脂肪酸は身体に害がある?!

オメガ6系脂肪酸とは

脂肪酸は大きく、常温で固体となる飽和脂肪酸と、液体となる不飽和脂肪酸に分けられ、さらに不飽和脂肪酸は、構造によっても分けられていきます。

オリーブオイルをはじめとするオメガ9系、エゴマ油をはじめとするオメガ3系、そしてサラダ油を含むオメガ6系です。

オメガ6系は、加工食品にも多く含まれるため、知らないうちに摂り過ぎてしまう脂肪酸なのです。

オメガ6系脂肪酸はなぜ害があるのか

サラダ油の脱臭過程で、オメガ6系脂肪酸である「リノール酸」は200℃を超える高温にさらされると、ヒドロキシノネナールという有害物質に変化します。

これは、体内に入ることで細胞のリン脂質を酸化させて、死滅させてしまうという、いわば有毒物質となります。

最終的には、脳の記憶を司る海馬を委縮させ、アルツハイマー病の原因ともなるため、有害だと言われてしまうのです。

遺伝子組換え食品を使用している?!

そもそも遺伝子とは、私たちの身体を構成するタンパク質の作り方を示した、いわば「身体の設計図」です。

食品になる植物には、「低温に強い」「塩分の高い水でも育つ」というように他の植物に比べて、秀でた長所を持っている植物もあります。

そんな長所を全ての植物が持てた場合、非常に効率的に生産を進めることができるでしょう。

そこで、その長所を持つ遺伝子を他の植物にコピーし、同様の長所を持った植物を作り上げていくのです。

サラダ油は使用している植物が遺伝子組み換え食品としても、表示義務がないため、記載されていないことがあります。

したがって、使用されている原料の中に遺伝子組み換えされた植物が含まれている可能性が十分にありうるのです。

サラダ油が危険と言われるのは嘘?

先述の通り、サラダ油が危険だと言われる理由は大きく4つありました。

  1. 製造過程で化学物質が使用されている
  2. トランス脂肪酸が多く含まれている
  3. オメガ6系脂肪酸が含まれており、ヒドロキシノネナールに変化している
  4. 遺伝子組み換え食品を使用している

そもそもこれら4つは、本当に危険なのでしょうか。

製造過程で化学物質は除去される

油脂の抽出に使用されるヘキサン、不純物除去に使用されるリン酸やシュウ酸、クエン酸など、製造過程では多くの化学物質が使用されていました。

しかしながら、これらは何度も行われる処理の過程で0に等しくなります。

もちろん、JASの規定に基づき、厳重に調査されているため、有害な物質が含まれているものが市場に出回ることは無いのです。

トランス脂肪酸は摂りすぎなければ問題はない

食品であれば、どんなものでも食べ過ぎた場合は身体に害があります。

トランス脂肪酸も同様で、過剰摂取が肥満の素となるのです。

日本人のトランス脂肪酸における1日の摂取量平均は0.92~0.96gであり、目安量となる2gを大きく下回っています。

通常通りの食事をしていれば、何も問題はないのです。

オメガ6系脂肪酸は一緒にオメガ3系脂肪酸を摂ると良い

魚に含まれる油やえごま油、亜麻仁油に含まれるものがオメガ3系脂肪酸です。

実は、このオメガ3系脂肪酸はオメガ6系脂肪酸の過剰摂取により起こる疾患を予防する効果があるのです。

しかし、予防してくれるからといってたくさん摂れば過剰摂取になってしまうので、バランスが大切です。

最もいいバランスがオメガ3:オメガ6=1:4の割合で摂取することです。

これによって、オメガ6系脂肪酸は危険ではなくなります。

遺伝子組み換え食品は安全

遺伝子組み換え食品と聞くと、安全性が一番に気になるところです。

そもそも、遺伝子組み換えというのは遺伝子の一部を変化させており、それ以外の部分に変化はありません。

例えば、「塩分濃度が高い土でも成長できる」という遺伝子を持つことができたとしても、その他の遺伝子に変化はないのです。

したがって、食品自体の本質は変わらず、安全な食品に変わりはありません。

加えて、未知の植物だとしても胃や腸で消化がされますし、厚労省によりアレルギー原因となることも無いように規定されているのです。

遺伝子組み換え食品も安全性が保障されているため、安心して召し上がってください。

さて、以上のようにサラダ油も一概に危険な食物だととらえてはいけません。

食べる量、一緒に食べるもので、体内に入る油が有害にも無害にもなるのです。

キャノーラ油は危険というのは嘘?

キャノーラ油とは

サラダ油と異なり、100%なたねを使用した油です。

スーパーなどでも簡単に手に入り、酸化しにくい製法で作られています。

キャノーラ油の危険性

キャノーラ油の原料は「なたね」です。

なたね油には「エルカ酸」と「グルコシアレート」という2つの有害な成分が含まれています。

エルカ酸は心毒性がある脂肪酸であり、グルコシアレートは甲状腺障害を引き起こすことも明らかとなっています。

つまり、2つの成分が多く含まれた、なたね油は身体に有害だと考えられます。

しかし、ここでカナダではこの2つの成分を減らした油を開発したのです。

それが「キャノーラ油」です。

したがって、菜種の栄養素を持ちつつ、無害になるよう工夫された油こそが「キャノーラ油」なのです。

安全な食用油

米油

米油は、米ぬかを原料とした油で、植物ステロールの一種βシステロールやビタミンEが豊富です。

ガンや生活習慣病予防、悪玉コレステロールの減少、動脈硬化予防など様々な効果があります。

圧搾製法により抽出された米油

油の抽出方法は大きく2つあり、化学物質を使用した抽出方法と、植物自体に圧力をかけて搾り出す圧搾製法があります。

化学物質を使用した際の安全性は先述の通りですが、やはりそれでも心配が拭えない方もいらっしゃるでしょう。

そんな方には、圧搾製法により製造された米油がお勧めです。

通販でも簡単に手に入りますので、ぜひお試しください。

えごまオイル

えごまはゴマではなく、シソ科の一種です。

皮膚の健康維持に役立つ成分が含まれると共に、オメガ3系脂肪酸が豊富に含まれているのです。

こちらの油も圧搾製法を売りにしているため、ご心配な方も安心してお召し上がりいただけます。

通販や身近なスーパーで買える安全な油ですのでぜひお試しください。

サラダ油は危険なのか?

サラダ油は危険なものだと、一概にいうことができないとお分かりいただけたでしょうか。

生産者の努力によって品質向上に努めているサラダ油も多く存在しますし、何よりそんなサラダ油は経済的に家庭に大きく貢献してくれるものが多いです。

ぜひ、サラダ油を選ぶ際に少しでも思い出していただける記事となれば嬉しいです。

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