ポップコーンがはじけない・膨らまない理由!不発豆は食べる?再利用できるのか

ポップコーンがはじけない・膨らまない理由!不発豆は食べる?再利用できるのか

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ポップコーンがはじけない、または膨らまないのにはめいかくな理由があります。

また、失敗したいわゆる不発豆は食べることができるのか。または有効的に再利用できるのかについて詳しく解説していきます。

目次

ポップコーンがはじける原理

ポップコーンは、乾燥トウモロコシをフライパンなどで炒めることによって、パンパンと弾けさせたものを言います。ポップコーン用のコーンである爆裂種は表皮に厚く固いデンプン層があるのが特徴です。

爆裂種のコーンを炒めると、内部の柔らかいデンプン部分に含まれている水分が水蒸気になります。

しかし、厚く固いデンプン層があるため外に出れなくなり、出たくても出られない状態で、内側に閉じ込められた状態になります。

100℃以上になっても外に出ることができない水蒸気が一定の値を超えると、一気に外に出て弾けます。

これがポップコーンができる仕組み。

しかしこの過程が阻害されるとうまくはじけない現象が生じます。

ポップコーンがうまくはじけない理由と原因

油の量が少ない

油の量はうまく弾けない原因の1つです。

ヘルシーに仕上げたいから、油がもったいないからと、少なすぎる油の量で作ろうとしていませんか。ABCクッキングスタジオのレシピも下記の通りになってます。

とうもろこし(ポップコーン用)・・・30g
サラダ油・・・大さじ1

ABCクッキングスタジオ

これより少ない量の油では、コーンが焦げる原因となるだけでなく、水分が徐々に抜ける原因となり、ポップコーンの不発を引きおこします。

フライパンの蓋の役割

フライパンでポップコーンを作る際、蓋をしておくことが重要です。

なぜなら、蓋をせずにコーンを炒めると外気に触れている部分とフライパンに触れている部分で温度差が生じるからです。温度差が生じると、なかなかコーンの温度が上がらなかったり、水蒸気が徐々に抜けていってしまい膨らまない原因となります。

コーンの入れすぎ

コーンを一気に大量にフライパンに入れると、コーンそれぞれへの火の通りにムラができます。

一気に大量に作れると楽ですが、コーンの入れすぎは火の通りを妨げ、うまく弾けることができない原因になります。

コーン自体の問題

コーンの乾燥不足、熟成不足はコーンが弾けるのを阻害する原因にもなります。

乾燥不足、熟成不足はコーンから徐々に水分が抜けていく原因となるため。乾燥不足の場合は、冷蔵庫などで放置しておくと、乾燥が進み、もう一度調理することが可能です。

ポップコーンをうまく作る(はじけさせる)コツ

油の量を調節

油が少なすぎると焦げる原因となったり、徐々に水蒸気として水分が失われてしまい弾けない原因となります。

ポップコーン専門店POPUCORN PAPAのホームページでは油の量について下記のようにしています。

フライパンにしっかりと油を敷かないと上手にポップコーンは作れません。たっぷり(コーンが半分は浸る量)の油を敷いて強めの火にかけて、一気にポップコーン全体に熱が回るようにするのがポイントです。

POPCORN PAPA

よって、油の量は多めの方が、熱が均等にコーンに回りやすく、弾けやすくなります。

火加減

同じく火加減もうまく作るためには重要です。温度がうまく上がらないと徐々に水分が抜けてしまう原因、弾けない原因となります。同じくポップコーン専門店POPCORN PAPAは次のように述べています。

フライパンに火をかける時は、「中火」でなく「強めの中火」で一気に温度を上げると爆ぜやすくなります。この時は焦げないように良くフライパンをゆすりながら焦げないように調節をすることが大切です。

POPCORN PAPA

ほんの少し調整することで、コーンの温度が一気に上昇し、内部の水蒸気が一気に外に出て弾けやすくなります。

フライパンの蓋

前述の通り、外気に当たっている部分とフライパンに面している部分での温度差が生じやすくなるので、フライパンの蓋を使用することをおすすめします。

ここで重要なのが、決して途中で開けないこと。

途中で開けてしまうと、せっかく弾けて膨らみそうになっていたコーンも外気で冷えてしまい、膨らまない原因となります。

また、突然弾ける可能性もあり、危ないので安全性を守るためにもフライパンの蓋は最後まで閉めておきましょう。

ポップコーンの味付けのコツ

ポップコーンが出来上がってから味付けをするイメージではありませんか。実は味付けの種類によってタイミングが少しだけ違います。

塩味

塩味の味付けの方法については、POPCORN PAPAのホームページ下記のようになっています。

塩の分量は用意した乾燥とうもろこしの1/20程度。入れるタイミングが重要で、熱した油に乾燥とうもろこしを入れる段階で一緒に入れましょう。

POPCORN PAPA

重要な点は、熱した油とコーンと一緒に塩を加えること。なぜなら、ポップコーンが出来上がった後に塩を加えて味付けをすると、塩がポップコーンにくっつきにくいからです。油を利用して、塩をポップコーンにつけるイメージです。

キャラメル味やチョコレート味

キャラメル味などのポップコーンを味付ける方法は簡単。

キャラメルやチョコレートを溶かして、出来上がったポップコーンに絡めるだけ。これらの味付けは液体をポップコーンの表面に絡めるので、味がつきやすいです。

個人的にはキャラメルシュガーがおすすめです。

キャラメルシュガーを溶かし、弾けたポップコーンに付けるだけ!

キャラメルが固まるとポップコーンがサクサクになって食感も楽しむこともできます。
※ただし焦げやすいので低温で溶かしてください(体験談)

豆から弾けさせたポップコーンに使っても良いですし、コンビニに売っている塩味のポップコーンにつけても塩キャラメル風になってとってもおいしいです。

筆者はフライパンで作るのがめんどくさいので、セブンイレブンのポップコーンに付けて食べています。

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醤油バター味、醤油味

これらの味付けも液体をポップコーンの表面に絡めるタイプなので、あとから絡めることがおすすめです。

また、醤油をスプレーボトルに入れて、平らに広げたポップコーンに向かって振りかけると偏りなく味付けができます。

電子レンジのポップコーン

電子レンジでポップコーンを作成した場合は、油なしで作ることができます。

その反面、ポップコーンの表面が乾燥しており、塩がくっつきにくく、味が付きにくくなるデメリットがあります。

塩味を作る場合はフライパンでの調理がおすすめですが、どうしても電子レンジで作りたい場合は、バターに塩を溶かして、塩バター味にすると表面に絡まりやすいです。

粉末の大きさ

電子レンジ・フライパンどちらで作る場合も、あとから味付けする際の粉末の粒子の大きさに注意が必要です。

細かい粒子のものの方がポップコーンの表面にくっつきやすいので、塩も粗塩ではなく細かいものを選択するのがコツ。

コンソメも細かいほどくっつきやすいので、細かく粉砕するまたはパウダーのものを使用することがおすすめです。

不発のポップコーンの再利用法

不発のポップコーンは原因によっては再利用できます。
しかし、再びはじける可能性は低いかもしれません。

再加熱

コーンの火の通りにムラがあるなど、加熱が足りずポップコーンにならなかった場合。

この場合はもう一度加熱をすることで、ポップコーンになることがありますが、失敗することの方が多いかもしれません。電子レンジの場合はより焦げやすいので少しずつ加熱をしていきましょう。

再加熱する場合は、フライパンでやってみるのがおすすめです。

ちなみに筆者が不発のポップコーンをフライパンで再加熱したところ、

  1. 弾けたもの
  2. 弾けず焦げたもの

この二つのパターンが生まれました。

基本的にポップコーンが不発のことは少ないですが、失敗したポップコーンが再びはじける可能性は低いのかもしれません。

STEP
不発のポップコーンをフライパンで再加熱
不発のポップコーンを再加熱

不発のポップコーンを再加熱して再びはじけるか実験。

STEP
少しだけ弾けるものはある
不発豆の再加熱で弾けたものも。

中には弾けるポップコーンもありますが、はじけたものは少ない。

STEP
焦げた
再加熱で焦げた不発豆

再加熱したポップコーンは弾けるどころか、焦げてしまったものもありました。

ヘアアイロン

どうしても弾けさせたい場合、ヘアアイロンで一気に温めると弾ける可能性があります。

髪を挟んでストレートヘアを作るストレートアイロンに弾けなかったコーンを挟んでそのまま様子を見るという方法です。両面から高温でコーンを熱することができるので、効率よくコーンを熱することができるという反面、1つずつしか加熱できないデメリット、そもそも髪用の機械を使用するので衛生面の問題があります。どうしても諦めきれない場合の最終手段と考えられます。

こちらはネタのようなものです。この手の動画は以前バズりましたよね。

水分が徐々に抜けてしまった場合

この場合、コーンが弾ける水分量が不足していると考えられ、再度加熱したとしても焦げるだけで弾けることはできません。再利用は難しくその他の使い道もないです。

こちらは私が再加熱した時のパターンかもしれません。

乾燥不足

注意点に留意してポップコーンを作っているにもかかわらず不発が多い場合は乾燥不足が考えられます。

乾燥不足のコーンは冷蔵庫などで1週間ほど保管し、十分乾燥させることで再利用可能です。注意点は一度炒めてしまった分は内部の水分が抜けてしまっている可能性が高く、処分するしかない点です。

不発のポップコーンの再利用法を実験した結果、ほとんど失敗に終わりました。

したがって、不発だったポップコーンはほとんどの場合食べることはできません。というのが結論になります。

ポップコーンを作る時の便利アイテム

紙袋

ポップコーンが出来上がったあとから味付けをする場合、大きめの封筒に粉とポップコーンを入れて振ることで、まんべんなく粉を表面につけることができます。子どもでも簡単にできる作業なのもメリットです。

ポップコーンメーカー

素材がシリコンであったり、電子レンジで作るタイプ、電気式ポップコーンメーカー様々な種類のポップコーンメーカー発売されています。

また、曙産業の「チンしてキャラメルポップコーン」は1台でポップコーンとキャラメールソースも作れる優れもの。洗い物の手間が少し省けます。

家庭で作るとどうしても多くなりがちなポップコーンですが、一人用のものもあります。

ジョセフジョセフの「シングルポップコーンメーカー」は商品名の通り一人用のタイプで、一人暮らしの方、少量のポップコーンだけで満足する方におすすめです。

小袋フレーバー

いろんな味を少しずつ楽しみたい場合、数種類の味付けパウダーの小袋がセットで販売されています。

一般的な塩味だけでなく、チーズ味やのり塩味、梅カツオ味などの変わり種も含まれており、味に飽きることなくポップコーンを楽しむことができます。

ポップコーンがはじけない理由まとめ

ポップコーンの弾けない理由や原因は乾燥不足や火力不足などさまざま。また、塩味の味付けは油と一緒に最初から入れておくなどポップコーンを作る際の注意点は意外な部分だったりもします。

些細な注意を行うことでより美味しいポップコーンを作って食べることができます。また、おすすめの便利アイテムを使用して、より存分に家庭でポップコーンを楽しむのはいかがでしょうか。

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