パルクールは危険か?怪我しない対策や練習方法を解説

パルクールは危険か?怪我しない対策や練習方法を解説

パルクールは危険な行為なのでしょうか。

ここではパルクールで怪我しない対策や、もしけがをした時の処置、そして危険を避けるための練習方法を解説しています。

目次

パルクールが危険と言われる理由

見た目の判断

パルクールが危険と言われる最たる理由は、やはりそのアクロバティックな動きによるところが大きいのではないでしょうか。

パルクールを実践するトレイサーの動きに多くの人は驚きとともに危険と感じてしまうのかもしれません。

YouTube にはパルクールに挑戦して失敗する動画などもあり「危険」「危ない」といったコメントも見受けられます。

動画に見る高度な技を行うトレイサーは他人から危険行為に見えるものでも、しっかりとした鍛錬があっての実践であって無謀に挑戦しているわけではありません。

迷惑行為なのか

パルクール実践者の一部の行為によって建造物の侵入や器物損壊、通行人と接触などを理由にパルクールが迷惑行為と感じている人も少なからず存在しています。

これは真面目にパルクールに取り組んでいる実践者にとっても迷惑な話になってしまうのではないでしょうか。

屋外で練習や実践をする場合は、周りへの配慮を決して怠ってはいけません。

危険は他の競技と共通

どのようなスポーツ競技においてもまず基本的な動作を学んで段階的にその技術を得ていかなければ、いきなり結果を出すことは至難なことだと思います。

サッカーや野球、テニス、バスケットなどメジャーなスポーツ、スケートボード、BMXなどのストリートから発展したエクストリームスポーツにおいても基本がなければ思うようなプレーは出来ず怪我をする可能性が大きくなります。

パルクールにおいてもいきなりずば抜けた技ができるわけではなく、しっかりとした基礎練習を積むという意味では他のスポーツと危険は共通するリスクと言えるのではないでしょうか。

下記ではパルクールアスリートのZEN氏がパルクールの「危険について」インタビューで語っています。

【ZENが語る、パルクールの本質と『HiGH&LOW』出演の真意 「危険なイメージを払拭したい」】

パルクールだけではなく、ブレイクダンスにせよ、ボルダリングにせよ、一般のスポーツにせよ、きちんとした訓練をせずに挑めば危険なのは同じです。

https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_4ea66a31-ac18-43ba-b807-c1b6a2ac1da2.html

パルクールの危険を少なくするために必要なこと

マナーとして

危険を避けるというのは自分自身だけではなく周りの人たちへの配慮も必要となりますので、マナーとして迷惑にならない行動を心がけましょう。

言わずもがなですが、精神の自由は周りに迷惑がかかってしまえばそれは単なるわがままになってしまいます。

  • 不法侵入を犯さない(私有地であるかの確認をしましょう)。
  • 公園などの遊具を占拠してしまわないようにしましょう。
  • 他の人が行き来する可能性がある場合は実践を避けましょう。
  • 公共物、建物を壊さないようにしましょう(耐久性の確認をしましょう)。

実践や練習の場所選び

パルクールの教室や室内施設では専用に作られた障害物として整備されているので大きな心配は考えづらいですが、屋外で実践や練習する時には細心の注意を持って場所選びをしてください。

実践する場所の登る壁や掴む手すりなどの質感、耐久性などををあらかじめ細かく確認して詳細なイメージを作れるようにしましょう。

天候を考える

室内設備の整った場所であれば練習にも集中できますが、屋外では天候に左右されることを考える必要が出てきます。

雨が降っている場合は普段から練習に使っている場所でも、晴れている時のコンディションと大きく変化しています。

同じコースどりをしても濡れたものを掴んで不意に手や足を滑らせてしまったり、跳んだ先の着地面に雨水が溜まって滑りやすくなっていたりすると怪我につながる可能性があるので、決して無理をしないようにしてください。

段階を考える

パルクールに限ったことではないですが初心者であれば他のスポーツと同じように基礎をしっかり固めて段階を意識して、いきなり高度な技を決めようとせず安全確保を計算しながら練習を進めていきましょう。

焦らない

技術の未熟さを感じながら焦った状態で実践することは集中力が削がれてしまい、それまで持っている自分自身の安全マージンが狭まってとても危険です。

一緒に始めた友達が自分よりも上達が早くて悔しい思いが有ったとしても、決して無茶してはいけません。

自分のペースを乱さない状態を維持することも危険を少なくさせるための一つとして心がけておきましょう。

パルクールの練習で怪我をしない方法

自重トレーニンング

パルクールの実践は走る、跳ぶ、登る、障害物を乗り越える、高所からの着地など身軽な動きを必要とすることから無駄な筋肉をつけると体重も増えて動きが鈍くなってしまう可能性があります。

パルクールの基礎トレーニングは自身の体重に負荷をかけて行い、フィットネスジムにあるような機器を使わない自重トレーニングが中心となります。

準備運動

パルクールの練習前の準備運動も怪我をしないための備えとして重要ですので、呼吸を整えてストレッチを含めて体を各所ほぐしておきましょう。

ウォームアップ

準備運動ができたら次に行うのはウォームアップとして軽いランニング、ダッシュ、ジャンプなどを10分くらいを目安に行いましょう。

少し汗をかく程度に体を温めて血流を上げておくことで心臓や肺への負担も避けることができ、その後の筋力トレーニングや練習への移行も体の可動域が広がってスムーズになります。

筋力トレーニング

パルクールの基礎的な動きを練習するためにもまず筋力をつけることが何よりもマストと言えます。

走る、登る、跳ねる、跳ぶなどのパルクールに必要な体力が無ければ怪我をする可能性は間違いなく高くなりますので自分のレベルに合わせつつ進めていきましょう。

腕立て伏せ

上半身を鍛える腕立て伏せはパルクールで障害物を登ったり、飛び越えたりまたはぶら下がったりという時に必要な腕の力を身につける上で重要になってきます。

床での腕立て伏せに限らず階段や壁を使ったりしてバリーションを増やして、腕への負荷を考えながら進めていくと良いでしょう。

スクワット

足を鍛えるスクワットは跳んだり、着地する際に必要な筋力を作ります。

基本的なスクワットは足を肩幅より少し開く程度に位置して、背筋を伸ばした(胸を張った)状態からゆっくり膝を曲げていき手は胸にクロスしたり頭の後ろで組んでおきます。

呼吸は体を下ろす時に吸って伸ばすときに吐く方法でやりながら、10回から15回を3セットほどのインターバルを目標に行ってください。

自分のレベルに合わせて膝曲げの深さや足の開き幅を変えたりとアレンジしていくことも良いと思います。

ジャンピングスクワット

スクワットの基本的な足を鍛えると同時に跳躍力を養う方法がジャンピングスクワットになります。

姿勢はスクワットと同じようにして、膝が前に出過ぎないように太ももが床面と並行になる程度かかんだ状態でジャンプしながら、呼吸方も上記スクワットと同じ方法で行います。

手を頭に組んだり胸元にクロスして行うやり方で筋力アップも良いですが、イメージトレーニングを加える意味では手を前後に振って行う方法も良いと思います。

サイドジャンプスクワット

ジャンピングスクワットのアレンジとしては左右に飛ぶサイドジャンプスクワットなどがあり、パルクールのジャンプ力効果だけでなく空中姿勢を保つトレーニングとしての効果も期待できるようです。

腹筋

上半身のトレーニングとしてポピュラーな腹筋ですが運動能力の向上としてだけでなく、パルクールにおいては実践の動きを支える大切な要素となります。

背筋

腹筋と同時に上半身の筋力バランスを整える上では背筋のトレーニングも必要となります。

うつ伏せ状態で腕を頭の後ろで組みながら背筋を意識して上体を起こしますが状態はできる高さから始めていきましょう。

基本的な動きを1分3セット程度から始めて、継続していく中で両手と両足をあげたり交互に上げたりするバリーエーションも増やせると良いです。

懸垂

腕だけでなく上半身の筋力も付き、障害物を乗り越える時などの動作に必要な筋力を作ります。

公園の鉄棒などで順手、逆手ともに無理せず自身の出来る回数から始めていきましょう。

着地の仕方を覚える

パルクールにおいて高所からの着地方法をきちんと習得することは、怪我をしないためにとても大切です。

そしてその着地方法も一つのパターンではなくあらゆる状況下にも対応できるような、応用を増やしていくことも重要な要素となるでしょう。

筋力トレーニングで基礎的な体力ができていてもパルクールの実践の場面には高所から跳んだり、障害物を乗り越えた時などの着地の仕方が未熟であると足の捻挫だけでなく場合によっては大きな怪我につながってしまいます。

パルクールの着地方法

パルクールにおいての着地に対する基礎的な考え方は「衝撃を吸収する」「着地面積を広く取る」が2大要素となります。

動画などに見るパルクールアスリートの華麗な技もしっかりとした着地があっての事になりますので、初心者の段階では跳ぶ前にまずは着地方法を習得してください。

ランディング

高所からの着地の際に衝撃を和らげる技術の一つがランディングになり、初心者の段階ではいきなり高い場所から始めるのは非常に危険なので、高さは段階を踏んで徐々に上げていってください。

練習することで筋力トレーニングにもなるので意識しながら継続していきましょう。

着地フォームも怪我をしないための重要な要素となりますので、平坦な床の上で練習する段階からしっかり身につけていくことを心がけてください。

ロール

飛び降りてランディングの後に体を回転させて衝撃を分散させる動きで、着地面積を広げることができるのがロールです。

柔道の受け身にも似たこの動きをしっかりマスターすることで高所からの着地でも体への負担を減らせるとともに、トレーニングとしての筋力アップにもなりますので焦らず継続していきましょう。

動画を観てもわかるようにロールの練習もいきなり高いところから始めるのではなく、床でしっかりと動き方を覚えて徐々に高い場所へ移行していきましょう。

リカバリーの重要性

誰にでもミスは起こるもの

実践や練習を行う場所への安全確認は非常に重要で、細かすぎるということはないように思います。

全ての確認を終えていざ実践となりますが、練習を繰り返して覚えた技術や技を駆使できたとしても時としてミスは必ず訪れます。

これはパルクールに限らず、他のスポーツ競技のプロアスリートの選手にも実際に起こることですので決して珍しいということではありません。

そのミスをできるだけ最小限に抑える回避方法がリカバリーと言い、パルクールにおいてはランディングやロールの応用などで行っていきます。

応用できる技術を持つ

ランディングやロールというのはパルクールの中でいう技術や型であって、それをどこで使うかというのは自身の判断にもなってきます。

もちろん、練習を積み重ねて行けば実践する場所によってどこで使うべきなのかは理解していくはずです。

その中で飛び越えるべきレールに手を滑らせてしまったり、足を引っ掛けてしまってバランスを崩してしまう瞬間があると思います。

リカバリーができないと高所からの着地や障害物の乗り越えの失敗がそのまま大きな怪我につながる可能性も考えられます。

その時に瞬時に自身の習得したランディングやロールをもって変則的な形でも応用することで危険なリスクを減らしていけるということを常に理解しておくと良いでしょう。

パルクールの練習で怪我をした時のために必要なアイテム

応急処置の徹底

パルクールの練習中に起こり得る怪我にもすり傷や切り傷、打撲や捻挫など様々なことが予想されますが練習に支障をきたすレベルの怪我をしてしまった場合は応急処置の基本(RICE)を徹底してください。

応急処置の基本が適切に出来るか否かでその後の回復にも影響しますので、覚えておきましょう。

RICEとは

応急処置の基本RICEとは4つの処置の頭文字を並べたものになります。

  • R(rest)安静….損傷部位の固定
  • I(ice)冷却….患部の腫れを冷却
  • C(compression)圧迫….患部の内出血や腫れを圧迫して固定
  • E(elevation)挙上….捻挫などによる腫れを最小限にするため心臓よりも高い位置に固定

練習中に起きた打撲や捻挫にもこの4つの処置を迅速かつ落ち着いてすることによって障害の大きさを抑え、その後の病院での治療もスムーズになります。

外傷の場合

切り傷やすり傷に必要もしくは備えておくとよいアイテムになります。

滅菌ガーゼ

傷口につきやすい通常の脱脂綿よりも便利です。

消毒液

傷口に入る雑菌などを防ぎます。

絆創膏

ある程度のサイズがあると良いでしょう。

コールドスプレー

患部を一時的に冷やす時に使います。

綿棒

傷の大きさによっては活躍してくれます。

包帯

傷口の消毒した後にガーゼなどを押さえるなどで使用します。

テーピング

損傷部位の固定に使います。

応急処置はセットが便利。

患部の冷却

損傷患部を冷やす時に必要なものになります。

コールドスプレー

患部を一時的に冷やす時に使います。

ビニール袋

中に水や氷などを入れて患部を冷やしたりする時に使います。

アイスボックスなどに用意できるのが理想的です。

自己判断を避ける

打撲や捻挫は自身の判断で軽いと決めつけてそのままパルクールの練習をしてしまうと、その場では症状が軽くても後になって腫れなどがひどくなってしまう場合があります。

外傷の場合はある程度傷の様子は判断できるかもしれませんが、見た目で判断しづらい打撲や捻挫はしっかりとした応急処置をして必ず病院や診療所で診てもらうようにしてください。

パルクールの危険性まとめ

今回はパルクールにおいて怪我をしないための対策や練習方法などについてお話ししてきました。

パルクールの練習や実践する上で特に初心者の場合は常に危険が伴っていることを理解して、集中を切らさないことを心がけておきましょう。

見た目に優しそうだと思われる練習だとしても、しっかりとパルクールに取り組むという姿勢を継続してください。

環境としては独学で進めるよりも経験者と一緒に練習したり、パルクールジムなどがあれば利用することで技術的な習得も早くかつ安全と言えるのではないでしょうか。

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