紙粘土の乾燥時間と早く乾かす方法、ひび割れ対策やひび割れ修復まで解説

変形自在に色んなものを作ることができる「紙粘土」。
みなさんは子供の頃、紙粘土で遊んだ記憶はありませんか?

ただ、せっかく作ったものがひび割れして台無しになってしまったことはないでしょうか。

今回はそんな紙粘土のひび割れをしない為に、紙粘土の乾燥時間とひび割れしない方法や早く乾かす方法をご紹介します。

目次

粘土の種類

そもそも粘土には様々な種類があり、それぞれ若干使い道が違います。
ここでは、紙粘土とそれ以外の粘土の違いについて説明していきます。

紙粘土

乾燥により固くなるので、自分好みの形にして色付けすれば作品として保存することができるのが特徴です。
また、他の粘土に比べて軽く、小さなお子さんでも遊びやすいものになっています。

油粘土

乾燥で固まらないので何度もこねて使用でき、子供の粘土遊び等で何度も使用するのに向いています。

油粘土は

  • カオリン
  • 炭酸カルシウム
  • 鉱物油

など、様々な成分を混ぜて作られたもの。

ずっしり重く伸びが良いのが特徴です。

使用後はフタのある容器に入れて、ホコリやゴミ、繊維が入らないように保管しておきましょう。
油粘土はホコリが付かなければ、何度でもこねることができるので長期間遊ぶことができるためです。

身近なもので言えばジップロックで保管するのが良いです。

土粘土

乾燥により固まりますが、水を加えて練りなおすことにより柔らかさを調整できる為、再び使用できます。
また可塑性がよく、動きのあるものを作ることに向いており、完成した土粘土を焼くことで(焼成)固めることもできるので、作品づくりにもオススメです。

紙粘土の乾燥時間

1日で表面は乾燥

作った紙粘土は乾燥させることが必要ですが、どれくらい置いておけば乾燥するのでしょうか?

結論から言うと「1日」で表面が固くなり乾燥します。
表面が固まれば、紙粘土に色を付けることができます。

紙粘土内部は乾くのが遅い

ただし、紙粘土の内部はまだ乾燥しきっていない為、着色の際に強い力を加えて動かしたりしないように注意しましょう。
万が一紙粘土が変形してしまった場合は、残念ですが元に戻すことはあきらめましょう。

なぜなら、無理やり元に戻そうとしても、表面が乾燥していて伸縮性が無くなっており紙粘土にひびが入ることがあるからです。

紙粘土の変形は取り返しがつかないので、念のため着色するなら2~3日置いてから構うのがベター。

完全に紙粘土が乾燥するのは約1週間

大きさにもよりますが、紙粘土が乾燥しきるまで「約1週間」と考えておいた方がよさそうです。
完全に乾燥するまで、紙粘土が変形しないように大切に扱いましょう。

紙粘土を早く乾かす方法

紙粘土の作品をできるだけ早く完成させたい!
その為には、できるだけ早く乾燥させることが必要ですよね。
「乾燥させるのに1週間も待てない!」そんな方には、こんな方法を試してみてはいかがでしょうか。

①軽量紙粘土を使う

乾燥を早めたいなら、使う粘土を「軽量紙粘土」にしましょう。
軽量紙粘土は普通の紙粘土に比べて軽く柔らかい手触りで水分が少ない為、できるだけ早く乾かすことができます。
ただし、水分が少ない分、手につきにくく扱いやすいですが、強度は弱いのが特徴です。

②ドライヤー

ドライヤーは髪を乾かすものですが、紙粘土の乾燥にも役立ちます。
ドライヤーで紙粘土の水分を飛ばし、スピーディに乾かすことが可能です。
ただし、ドライヤーの風は思っている以上に強いので、紙粘土の近くに当ててしまうと風で粘土の一部が飛ばされてしまう可能性があるので、注意しましょう。

乾かすイメージとしては、紙粘土から少し離したところでドライヤーをオンにし、紙粘土にはふわっと風がかかる程度で乾かしていきましょう。

③シリカゲル(乾燥剤)

シリカゲルは、よくお菓子と一緒に袋の中に入っているものです。
紙粘土とシリカゲルを袋(箱)の中に入れ、しっかり袋(箱)を閉じましょう。
シリカゲルが紙粘土の水分を吸収してくれるので、通常より早く乾燥させることができます。

④つまようじと冷蔵庫

紙粘土は表面から徐々に乾燥していきますが、中まで乾燥するには非常に時間がかかりますよね。
そんな時、ちょっとした工夫で乾燥を早めることができます。

【方法】

  1. 完成した紙粘土の作品の目立たない場所に、小さな穴をいくつかあける
    ※穴をあけることで空気の逃げ道ができ、乾燥を早める効果があります。
  2. 作品を冷蔵庫の中に入れる

実は冷蔵庫の中は温度が低く湿気が少ない為、紙粘土の水分が蒸発し、早く乾きやすくなります。

このように、簡単に乾燥を早めることができるので、ぜひ試してみてください。

電子レンジを使って乾燥させるのは危険です。
なぜなら、焦げ付いたり、爆発する可能性がある為です。
実際に以下のようなクチコミもありますので、電子レンジでの乾燥はオススメできません。

紙粘土の乾燥時にひび割れしない方法

紙粘土がキレイに乾いたと思ったら、よく見ると「ひび割れが・・・」なんてことにならないよう、完成した作品がひび割れしないコツをご紹介します。

【前提条件】
まずは、乾燥させやすい環境を整えましょう。

  1. 風通しの良い場所で乾燥させる
  2. 日当たりの良い所で乾燥させる
    ※ただし、夏場の直射日光での強い光だとひび割れの原因になりますので、その場合は日陰におくようにしましょう。
  3. 紙粘土で作品を作る際、できるだけ表面を隙間なく作成する
    ※隙間から徐々にひび割れしやすくなってしまうからです。

①表面をゆっくり乾燥させる

実は紙粘土のひび割れは、表面と中の乾燥時間の差によりできてしまいます。
紙粘土表面は1日で乾燥できますが、中は大きさにもよりますが1週間程度かかります。
この乾燥の時間差を回避する為、表面を霧吹きなどで湿らせながら、通常1日で乾燥するところを中の乾燥時間と並行できるよう、ゆっくり時間をかけて乾燥させるという方法です。
いっきに乾燥することを防ぐ為、直射日光や風があたらない場所で乾燥させましょう。

②ニスを塗る

ニスにはコーティングの役割がありますので、ひび割れだけではなく防水や撥水の役割も果たしてくれます。
紙粘土の作品が完成し、完全に乾燥しきった後に(1週間程度)ニスを塗りましょう。

ニスには液体状のもの、スプレータイプがあります。
液体状のものはハケを使って作品に塗り、スプレータイプはシューッと作品に吹きかけるタイプです。
スプレータイプは一見手軽でよさそうですが、吹きかけすぎた場合に液だれになりやすく、水滴としてニスが固まってしまう危険がありますので、スプレー量に気を付けて作業しましょう。

【塗り方】

  1. ニスを塗る為に手で持てる場所を考えた上で(下の方から、表から等)、塗っていきましょう。
    ※ニスは一気に厚く塗るのはやめましょう!あくまでもニスは薄く、少しずつ塗っていきます。
  2. ニスが乾燥するまで待つ
  3. 乾いてきたら、またニスを薄く塗っていく

ニスは1回だけではなく、3回程度重ね塗りする方が強度だけではなく、見栄えも良くなります。

ニスによっては

  • 塗るだけでツヤが出るもの
  • あえてのツヤなしのもの

があるので用途に合わせて購入しましょう。

③木工ボンドを塗る

ニスの代わりに、木工ボンドに少し水を足すだけでコーティングすることが可能です。
ニスの臭いが苦は手という方は、木工ボンドを代用するのが良いかもしれません。
ただし、ボンドは劣化により黄色くなる為、日があたりやすい場所に置く作品への使用はオススメできません。

【塗り方】
紙粘土の作品が完成し、完全に乾燥しきった後に(1週間程度)ニスを塗りましょう。

  1. 水と木工ボンドを1:1で混ぜる
  2. 1を完全に乾燥しきった(1週間程度)紙粘土の作品に、薄く少しずつ塗っていく
  3. 乾いてきたら、また1を薄く塗っていく

紙粘土の作品に着色する場合、絵の具に木工用ボンドを混ぜることで、着色と作品の強度を増すことが一気にできます。

④トップコート

こちらもニス代わりとして、ネイルの仕上げに塗るトップコートを活用することで、紙粘土の強度を増すことが可能です。
トップコートは小さな瓶に入っている少量のもので、キャップを開けると小さなハケがついている女性にとって身近なものですよね。
ただし、その小さなハケを使って、紙粘土にそのまま手軽に塗ることができる手軽さの一方、大きな作品に使うには量も少なく、小さなハケでは時間もかかってしまいますので、オススメできません。

【塗り方】
紙粘土の作品が完成し、完全に乾燥しきった後に(1週間程度)ニスを塗りましょう。

  1. 塗る為に手で持てる場所を考えた上で(下の方から、表から等)、トップコートのハケを使って薄く少しずつ塗っていきましょう。
  2. トップコートが乾燥するまで待つ
  3. 乾いてきたら、またトップコートを薄く塗っていく

⑤瓶やペットボトルに紙粘土をくっつけて作品を作る

瓶やペットボトルを土台に紙粘土の作品を作ることで、紙粘土の中と表面の乾燥の時間差によるひび割れを防ぎやすくすることができます。
イメージとしては、紙粘土で貯金箱を作る時のように、瓶やペットボトルを土台として紙粘土をくっつけていきます。

【方法】

  1. 瓶やペットボトルを土台に紙粘土をくっつけて、均等な厚さになるようにしましょう。
    ※粘土の密度の差を少なくすることで、ひび割れしにくくなります。
  2. 手や木のしゃもじなどで、くっつけた紙粘土を叩くと、粘土が締まりひびが入りにくくなります。
  3. 最後に、紙粘土の作品に上からティッシュをかぶせて乾燥させましょう。

紙粘土のひび割れ修復方法

万が一、紙粘土にひび割れが入ってしまった場合、修復することはできないのでしょうか。
ここからは、ひび割れの直し方をご紹介します。

【方法】

  1. 粗めの紙やすりで紙粘土のひび割れ部分を削って平らにしましょう
  2. ひび割れ部分と窪みが大きな箇所に水を含ませます
  3. 2の箇所に、水をたくさん含ませた柔らかい粘土を塗ります
  4. 最後に、キッチンペーパーを濡らして2の箇所に巻くことで、ゆっくり乾燥させます

残った紙粘土の保存方法

紙粘土を袋から開封すると同時に乾燥がはじまってしまう為、残った紙粘土は保存方法が重要となります。
次の保存方法を実践すると、約1ヶ月紙粘土を保存することができます。
余った紙粘土の有効活用の為にも、ぜひ実践してみてください。

【方法】

  1. 紙粘土に水を練り込み、表面を濡らす
  2. 保湿効果を高める為、水をしっかり含ませたキッチンペーパー(ウェットティッシュ)で紙粘土を巻く
    ※キッチンペーパーの代わりにウェットティッシュやおしぼりでも可能です。
  3. 2をラップで巻く
  4. 3をジップロックに入れてしっかり封を閉める
  5. できるだけ、日のあたらない湿気のある場所で保管する(例:シンクの下等)

時間が経ち、濡らしたキッチンペーパーの水分がなくなってきたら、改めてキッチンペーパーを濡らすか、霧吹きなどで水分を追加して保管するようにしましょう。

紙粘土の乾燥時間とひび割れしない方法まとめ

今回は、紙粘土の乾燥時間とひび割れしない方法や早く乾かす方法をご紹介してきました。

紙粘土の扱い方のコツを知ることで、乾燥時間の短縮やひび割れ予防をすることができます。
せっかく作った紙粘土の作品を途中で台無しにしてガッカリすることがないよう、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。

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