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サンマの内臓が赤いのは寄生虫?糸みたいなのや細かな穴は何?

サンマの内臓が赤いのは寄生虫?糸みたいなのや細かな穴は何?

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サンマに穴?サンマに虫?

「秋に捕れる刀のような魚」という意味で、秋刀魚と名付けられ、旬の時期にはお刺身として食卓に並ぶことも多いでしょう。

しかし、そんな時、内臓が赤かったり、糸のようなものが付いているのをご覧になったことは無いでしょうか。

はたまた、黒い穴が見えた人もいるかと思います。

一体それらは、食べても平気なのか、調べてみましょう。

目次

サンマの内臓(はらわた)に含まれる栄養素

そもそもサンマの内臓は苦みがある一方で、多くの栄養素を秘めています。

では、具体的にどのような栄養素が隠されているのでしょうか。

ビタミンA

目の健康維持が主な働きの栄養素です。

その他にも、粘膜を強化してくれることで風邪を予防してくれたり、成長促進やがん予防にも役立ちます。

ビタミンB12

ヘモグロビンを生成してくれるため、貧血になりにくい身体にしてくれます。

また、神経機能を正常に保つように働いてくれます。

鉄分

ビタミンB12同様、ヘモグロビンの生成を行います。

欠乏すると、貧血を起こし、身体がだるくなることもあります。

鉄分のみを摂るだけではヘモグロビンは生成できません。

同時にタンパク質を摂ってビタミンB12や葉酸を一緒に摂りましょう。

カルシウム

骨や歯の生成に欠かすことができない栄養素です。

また、血を止める作用も持ちます。

多くの栄養素が含まれている内臓ですが、赤くなっていたり、黒い糸のようなものが見えることもあります。

これらは一体何でしょうか。

サンマの内臓が赤い原因

多くの栄養素を含むサンマの内臓ですが、赤いと食べるのを躊躇ってしまいます。

では、なぜ内臓が赤くなるのでしょうか。

オキアミを食べ過ぎたサンマだから

オキアミとはプランクトンの一種で、サンマのエサとなります。

DHAやEPAが豊富であり、老化予防効果もあるため、私たちが食べても無害です。

オキアミにはアスタキサンチンが豊富に含まれており、この成分は熟すことで赤くなります。

これにより、食べ過ぎたサンマの内臓が赤くなると考えられます。

サンマにいる寄生虫

ペンネラ(サンマヒジキムシ)

大きいものだと数10㎝にもなり、見た目はヒジキに似た黒いひも状の寄生虫です。

頭部を筋肉に食い込ませ、尾部を魚の体外に出します。

食べても問題はありませんが、見た目が悪いため、調理段階で見つけた際には取り除きたいです。

アニサキス

白色の糸のような外観で、魚の内臓や筋肉に生息します。

誤って食してしまうと、数時間かけて胃や十二指腸で悪さをし、アレルギー反応とも重なって強烈な痛みを起こします。

つまり、食中毒の原因となる、危険な寄生虫の1つです。

アニサキス食中毒の症状

体内に入ってから、数時間で、激しい胃痛や嘔吐に見舞われます。

また、アニサキスのいる消化器官によって発症までの時間が異なります。

胃に留まる場合:2~8時間で発症
腸に留まる場合:数時間~数日で発症
腸を食い破りお腹に侵入する場合:数時間~数日で発症

アニサキス食中毒の治療

治療法もアニサキスのいる場所により、異なります。

胃に留まる場合:内視鏡検査により、つまんで取り出す。
腸に留まる場合:一般的に治るのを待つ。

アニサキスは、最大でも5日で排便されます。

そのため、特別な治療をすることなく経過観察が一般的です。

一方、正露丸を販売する大幸薬品によると、アニサキス食中毒に感染した方が正露丸を服用後、1~2分で腹痛が治まり、アニサキスの動きも停止したとの報告もあります。

しかし、あくまでも薬事法による正露丸の効果は「消化不良による下痢」の緩和です。

1度は病院を受診し、必ず診断を受けるようにしましょう。

アニサキス食中毒の予防

食中毒は何より、予防が大切です。

では、どのような予防法があるのかご紹介しましょう。

よく噛む

アニサキス含め、寄生虫は切断すれば死滅します。

つまり、よく噛んだり、細かく刻むことで食中毒を予防できるでしょう。

内臓を生食しない

原因菌は主に内臓に多く生息します。

生食する場合は、魚をよく見て調理し、内臓に近い筋肉部分(ハラス)には注意をして取り除きましょう。

加熱あるいは冷凍する

加熱する場合は、70℃以上で1分、冷凍する場合は家庭用冷凍庫で1~2週間保存するとアニサキスは死滅します。

焼くよりも長時間高温を保てるため、煮るほうが予防には効果的です。

時間や手間がかかりますが、美味しくサンマを食べられるようにしっかりと予防しましょう。

サンマの内臓から出る赤い糸は?

サンマから出てきた赤い糸の正体は、寄生虫の1種“ラジノリンクス”です。

鉤頭虫類でサンマやサバ、アジなど青魚の腸管内に生息する約1㎝ほどの寄生虫です。

人への害はあるのか?

人への害はないため、調理の際、誤って入ったままでも大丈夫です

しかし、のどに詰まったという例があるようなので、念のため見つけた際に取り除くのが良いでしょう。

ラジノリンクスを見つけた人の口コミ

見つけたら食べないという意見が多いようです。
無害だとは分かっているものの、食べるには勇気がいりますね。

こんな驚きの意見もありました。
寄生虫が生息するということは、確かに栄養が豊富な内臓だということです。しかし、新鮮なのかは別問題になってしまうでしょう。

サンマの細かな穴は何?

サンマウオジラミの痕跡

画像のような黒い穴を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは、“サンマウオジラミ”と呼ばれる寄生虫が寄生した痕跡です。

サンマに付着することで、血液や皮膚の粘膜を吸い取っていきます。

人に害はあるのか?

人に寄生はしないことに加え、あくまで穴は痕跡であるため、食べても大丈夫です

販売時点で取り除かれているため、スーパー等で購入後、目にする機会はほとんど無いでしょう。

サンマウオジラミの穴を見つけた人の口コミ

サンマウオジラミの穴なら気にしないという意見が多いです。
寄生虫自体を食べるのは抵抗がありますが、穴であれば気にせず食べる方が良さそうです。

サンマウオジラミによって苦くなるのかは定かではありませんが、味に変化を感じる方もいるようです。
スーパーで見かけたら、なるべく穴が無いサンマを選びたいです。

サンマの内臓が赤いのは食べられる?

サンマの内臓が赤い原因は、オキアミの食べ過ぎとラジノリンクスの寄生によるものでした。

どちらも人体には影響がなく、栄養素も豊富なので内臓が赤いからと言って控えることなく、食べてみましょう。

でもさんまの内臓って苦いし、見た目もあまりよくない…。
そこで世間ではさんまの内臓を食べる人が多いのか、それともさんまの内臓はキレイに取り除く人が多いのか、口コミを調査してみました。

サンマの内臓を取る?取らない?

サンマの内臓を取る派の意見

苦みだけでなく、臭みを気にする方もいるようです。
子供の頃に食べられず、そのまま食わず嫌いになるケースも多いでしょう。

寄生虫がトラウマで、食べられなくなる方も多いかと思います。
1度お目にかかってしまうと、なかなか食べるのには勇気が必要ですね。

お子様が苦みを気にして、食べないため、内臓を取り除くご家庭が多いようです。

サンマの内臓は苦くないって本当?

実は、サンマの内臓は苦くないのです。

サンマは食べ物を数10分で消化そして排泄が可能な魚です。
サンマは無胃魚と呼ばれ、胃がありません。胃があると食べたエサが残っており、食べるこちら側もあまり良い気分ではありません、もちろん人間の餌ではないので食べられません。

胃がないからさんまの餌がないため食べられる

また、サンマは火が明るいうちにプランクトンを食べ、夜は何も食べません。
したがってさんまの漁が行われる夜中には内臓は空っぽの状態。

胃がなく、また内臓にさんまの餌が残っていないからこそ、内臓を食べることができ、そして苦みを感じることが無いのです。

しかし、内臓を食べると苦い気がします。その原因は、胆汁です。

内臓が苦いのではなく、胆のうから出る胆汁が苦みを感じさせるのです。

サンマの内臓を取らない派の意見

お酒のおつまみにサンマの内臓を食べる方が多いです。
子供の頃には食べられなかったものも、お酒を覚えると食べられるようになるものは多いです。

内臓をソース代わりにする意見もありました。
苦みもアクセントにしてしまえば、サンマもいつもと違ったおいしさを楽しめそうです。

サンマの内臓まとめ

秋はサンマが美味しくなる季節です。

例年、値段が高騰していることが話題に上がりますが、やはり旬のものは食べたくなってしまいますね。

「せっかく買ったけど、食中毒を気にして食べられなかった」なんてことの無いように、しっかりと知識を持って美味しいサンマを安心して召し上がってください。

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