モスキート音は壁越しへ貫通する?嫌がらせの事例や子供へ影響は?

ネズミ等の害獣や、若者のたむろ防止に活用されているモスキート音。
若者がモスキート音を不快に感じ、足早に去っていく姿や話を聞いたことはないでしょうか。
今回はモスキート音を使った嫌がらせや、壁越しに音が貫通するのかについて、ご紹介します。

目次

モスキート音とは

モスキート音とは、蚊が飛ぶような音を表し、非常に高周波数の音のことを指します。

このモスキート音は、年齢を重ねるにつれて聞き取り辛くなる傾向があります。

人間は20Hz~20000Hzの音域を聞き取ることが可能です。

数字が高くなるにつれて若い耳にしか聞き取ることができません。

ちなみに一般的にモスキート音の周波数は17000~18000Hzとされています。

年齢によってモスキート音が聞こえづらくなる理由

耳には蝸牛という部分があり、その中に音を有毛細胞があります。

有毛細胞は音をキャッチアップし、高周波数の音を分析する機能があるものです。

私たちは普段色々な音を聞いて生活をしています。
したがって耳の細胞は常にダメージを受けている状態で、それが長期にわたることで劣化していきます。

つまり加齢のことですね。
その為、加齢とともにダメージを受けた細胞により高周波数の音が聞こえにくくなるようです。

高周波数の音は、聞こえる人にとっては非常に不快に感じる音です。

その為、この仕組みを利用して若者がたむろしがちな公園や深夜の飲食店入り口等に設置し、犯罪防止や治安向上の為に活用されています。

年齢別の聞こえる周波数は以下です。

  • 60から69歳は8000-9000Hz
  • 50から59歳は10000-11000Hz
  • 40から49歳は12000-14000Hz
  • 30から39歳は15000Hz
  • 25から39歳は16000Hz
  • 18から24歳は17000~18000Hz
  • 13から17歳は19000~20000Hz

ちなみに一般的にモスキート音の周波数は17000~18000Hzとされています。

したがって17000~18000Hzのモスキート音を治安の悪い場所に流しておけば、若者にのみアプローチすることができ、それ以上のお歳の方には聞こえません。

ただし、耳年齢が若いとお歳を召されていても高周波数のモスキート音が聞こえる場合があります。


その他、動物別の聞こえる周波数は以下です。

  • ネズミは最大約68000kHz
  • 猫は最大約60000Hz
  • 鳥は最大約8000kHz

耳年齢を確認できるサイトもありますので、興味がある方はご覧ください。
自分の耳年齢を認識する良い機会になるでしょう。

モスキート音は壁越しに貫通するか

モスキート音は壁のような障害物があると、音が遮断されやすくなるようです。
ただ、壁の厚さにより聞こえることもあるかもしれません。

実際に壁越しに聞こえるという話もありますので、絶対に遮断されるとはいいがたいようですね。

モスキート音で嫌がらせされた事例

酔っ払いにモスキート音で嫌がらせを受けた

酔っ払いながらもモスキート音を発するなんて、普段から装置を持ち歩いているのでしょうか。使い慣れているようで怖いですね。

隣人からモスキート音で嫌がらせが!

隣人からのモスキート音での嫌がらせ、困りますね。自宅は嫌がらせをされてしまうと、寝るに寝れなくて健康被害がでそうです。

モスキート音での嫌がらせした事例

相手にモスキート音が聞こえない

嫌がらせの為にモスキート音を流したけど、相手が聞こえていなかった!なんていう失敗談ですね。

モスキート音が聞こえるのは若年層と言われていますが、加齢により聞こえなくなっていくものですので、微妙な年齢層には嫌がらせとして通用しない可能性があります。

自分にもモスキート音が聞こえて、嫌がらせできない

自分も若年層だと、モスキート音で嫌がらせする時に自分にも聞こえてしまうので、実践しにくいのかもしれないですね。

学校でモスキート音

学校でもモスキート音を使って嫌がらせ?をする案が上がっていました。

ただこの場合は嫌がらせというより、授業で学生を静かにさせる為にやむなく使用するというい案なのかもしれませんね。

最近はモスキート音を発生させる装置を買わずとも、スマホアプリや動画でモスキート音を発生させることができます。
その為、嫌がらせとして気軽にモスキート音を使うことができてしまうことが背景にありそうです。

モスキート音を用いた子供の騒音対策の事例

モスキート音は、街の治安向上を目的とした若者のたむろ防止に活用されています。
設置場所としては、主に飲食店・商業施設・オフィスビル・駅・公園等に設置されているようです。
具体的には以下事例が掲載されていました。

公園のたむろ防止

東京足立区では、人海戦術の夜間の公園パトロールからはじめて効果が引くかったことから、モスキート音により中高生の公園たむろを防止することに成功しています。
モスキート音による画期的な試験運用からマスコミで話題となり、見学者や警察巡回が増加したことにより、公園の治安向上に複合的な効果を発揮した事例となりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/661bf3d56580fcd70692165ac9ad23dab3fa34a2?page=2

路上演奏の防止

一方、福岡の天神では路上演奏防止の為、モスキート音が設置された事例がありました。
こちらはホテル宿泊客らから苦情や、赤ちゃんが号泣したり、若年層以外の人にもモスキート音が聞こえてしまう不具合があったようです。その為、結果として取り外しとなってしまった残念な事例となります。
モスキート音は見えないものであり、一部の層に対して聞こえないものだからこそ、導入は慎重に、どういう影響があるのか、しっかりと検討した上で導入してほしいものですね。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/561621/

駅にもモスキート音が設置されているようです。
普段から通勤等で使用する駅でモスキート音が聞こえると、聞こえる人にとっては毎日苦痛に感じそうです。

商業施設

ネズミだけではなく、鳩よけにも使われているようですね。

一定以上の床面積を持つ建物は、建築物衛生法でネズミや害虫の防除を行うことが定められているようです。

防除方法の一つとしてモスキート音が活用されているのかもしれません。

薬剤を使うことで駆除を行うこともできますが、やはり人体への影響も気になるところです。
その為、寄せ付けないという方法も取り入れながら運営しているのではないでしょうか。

ただ、商業施設などの施設ではお客さんには来てほしいけどモスキート音がすると、若年層は来てほしくないのかと思ってしまう人もいるようです

野生動物の防除

ねずみや鳥獣等の野生動物を寄せ付けないようにも活用されています。

設置例としては、商業施設をはじめ、農場や菜園、線路や空港にまで設置されているようです。

農場や菜園では農作物の食害被害を防止したり、線路や空港では野生動物の衝突防止に役立てているようですね。

鳥のさえずりをモスキート音と勘違い!?

鳥のさえずりをモスキート音と勘違いするという事例もありました。

普段からモスキート音に悩まされている方であれば、ちょっとした音や似ている音からも敏感に反応してしまいそうですよね。

モスキート音は子供に影響がないのか

モスキート音は基本的に安全性に問題がないと言われています。
ただ、研究が十分になされているとは言い難いのも事実です。
むしろ、モスキート音が聞こえない大人の方が、聞こえないがゆえにモスキート音に長時間さらされる可能性があり、人体への影響が問題視されています。
海外では、長時間にわたりモスキート音を聞き続けた場合に、何らかの健康被害が生じる危険性を指摘しています。具体的には、めまいや頭痛等の症状を引き起こす可能性があるようです。

https://forbesjapan.com/articles/detail/28390

音響攻撃の事例

米大使館で音を使って相手にダメージを与える事例がありました。

米国総領事館の職員が中国駐在の際、異常な音により体調不良に陥り軽度外傷性脳損傷と診断されたようです。
また、同様のことがキューバでも起きています。

https://www.sankei.com/article/20180602-YKPZUM7QPNN6RE2HXXZXFJYJ54/

米国大使館職員ら24名がキューバ政府提供の自宅で発症しており、米政府は大使館職員や家族に退去を命じました。
いずれの事例も米政府は音響攻撃としているようですが、具体的な目的や原因等ははっきりしていないようです。

一部の人にしか聞こえないモスキート音となると、どこで、どれくらいの音が、どの頻度で発生しているか等、その人にしかわからないことも多く、原因を突き止めにくいようです。原因がわからない音による体調不良や、どこに相談してよいかわからないという不安、どうしたら解決するのかという先の見えない状況から、音による問題は深刻と言えます。

モスキート音を打ち消す方法は?

聞こえる人にとっては、苦痛でしかないモスキート音。モスキート音を打ち消す方法はないのでしょうか?
残念ながら現時点では、モスキート音を打ち消す方法はみられませんでした。

モスキート音は正当で安全な使い方を

今回はモスキート音の活用事例や影響、嫌がらせや壁を貫通するのかについてご紹介しました。
モスキート音は正しく使うことで効果を発揮しますが、間違った使い方をすることで、大きな悪影響を与えてしまいます。
モスキート音が相手を攻撃するツールとしてではなく、安全で正しい方法で活用されるといいですね。

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