フライパンのテフロン加工とフッ素加工の違い!プラチナ加工やグレードって?

テフロン加工とフッ素加工のフライパン「焦げにくい」「食品がこびりつかない」「洗浄が楽」などが特徴で、一般的な人気も安定しています。

ではフライパンのテフロン加工とフッ素加工の違いは何なのでしょうか。

この記事はフライパンのテフロン加工とフッ素加工の違いについて解説。また、テフロン加工のフライパンに見られるプラチナのグレードとは何でしょうか。その違いについて解説していきます。

目次

フライパンのテフロン加工とフッ素加工の違いはない

フライパンのコーティング加工されたものには、「テフロン加工」「フッ素加工」といった表記を売り場などで見かけるかと思いますが、この二つに違いはあるのでしょうか?

実はこの2つは呼び名が違うだけで、加工に大きな違いはありません。

ではなぜテフロン加工とフッ素加工というように呼び方が違うのでしょうか。

テフロン加工とは?

テフロン加工とはアメリカのメーカーであるデュポン社の「フッ素加工」の商標名になります。

つまりフッ素加工が一般的な呼び名であるという事になります。

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)

PTFEは1930年代にデュポン社の研究員が研究中に発見した、フッ素原子と炭素原子で形成されたフッ素樹脂のことで、これをデュポン社が商品化するにあたり「テフロン」と名付けました。

テフロン加工とはデュポン社の商標名になるため、そのライセンス取得のないフッ素樹脂をコーティングしたフライパンにはフッ素加工と表記されます。

テフロン加工はフライパンのコーティング用途以外にも、様々な加工用素材として使われています。

テフロン加工の特徴

基本的にフッ素加工されたフライパンは耐熱性に優れているので焦付きがなく、摩擦係数が少ないためフッ素加工されていないフライパンに比べて少ない油での調理でもこびりつきがありません。

コーティングされた表面は調理した後の汚れも簡単に洗い流せます。

テフロン加工とフッ素加工のコーティング層

テフロン加工(デュポン社の「フッ素加工」の商標名)とフッ素加工(通名)も同じだというお話をしましたが、テフロン加工の方は2層以上のコーティングがされており耐久性が高くなっています。
※テフロン加工はデュポン社の「フッ素加工」の商標名です。

フッ素樹脂のみコーティングされたフライパンとの違い

デュポン社のテフロン加工フライパンにはコーティング層の中にフッ素樹脂に加えて超硬質セラミックを含み、さらに上級グレードには特殊硬質下地処理や特殊ハードプライマーといった層を重ねています。

コーティングの層の違いはフライパンの劣化にも影響し、層の少なさや薄さによっては調理中のヘラなどで傷がつくことで食材が焦げやすくなってしまいます。

必ずしもそうとは限りませんが、普通のフッ素樹脂のみのコーティングされた安いフライパンに比べると、テフロン加工されたフライパンには耐久性などの信頼性が高くなります。

また、耐久性については層の厚みと値段にも少なからず比例していますので、長く使いたい場合にはしっかりとしたコーティング層を選ぶことをおすすめします。

同じフッ素加工でもテフロン加工の他には大理石粒子を織り交ぜたマーブルコートや、ダイヤモンド粒子を織り交ぜたダイヤモンドコートといったものがあり、どちらもフッ素加工としての耐久性を上げています。

テフロン加工の注意点

テフロン加工、フッ素加工のフライパンはその表面のコーティングが剥がれ始めたら寿命と考えて良いでしょう。

フライパンの使い方によってその寿命を短くしてしまうこともあれば、伸ばすことも可能ということになります。

使用温度

テフロン加工の耐熱温度は260度までとされており、それを超えると劣化が始まってしまいますが通常料理の範囲ならばそれほど問題は起きないと考えて良いと思います。

美味しく調理できる最適な温度は160度から180度と言われており火の加減で言うと中火が最適で、チャーハンを強火で炒めたり揚げ物料理などには向いていませんので強火で使い続けることは避けた方が良いでしょう。

空焚き厳禁

テフロン加工、フッ素加工のフライパンの空焚きはコーティングの劣化を加速させるだけでなく有害なガスを発生させる恐れがありますので、調理の初めは必ず油などを敷いて加熱するようにしましょう。

傷をつけないために

コーティングに傷をつけないためにも金属のヘラなどを避けて、シリコンや木製を使うようにしてください。

使用後の洗浄もぬるま湯などで汚れを洗い流し、取れない汚れには中性洗剤と柔らかいスポンジを使ってください。

食器洗浄機などへ入れるのも、コーティングに負担がかかるので避けるようにしましょう。

料理を入れたままにしない

コーティングされたフライパンは目に見えない穴から塩分などが侵食してコーティングが剥がれ始めます。

調理後の余った料理を入れっぱなしにすることは、侵食を助長することにもなりかねませんので別の容器に移し替えるなどで対策してください。

急な温度の変化は禁物

コーティングは温度の変化に弱く、調理後の熱をもったフライパンをそのまま冷たい水で洗ったりするとコーティングが剥がれてしまう原因になりますので注意してください。

その逆、つまり急激な冷えている状態からの急な加熱もあまりよくありません。

また、熱を持った料理を入れたまま冷蔵庫に保存したりするのもやめましょう。

テフロン加工グレードランキング

デュポン社からケマーズ社へ

テフロン加工のフライパンには耐久性指数で表したグレードが存在し、ベーシックな指数を100として最高グレードは700となり指数が大きいほど基材とコーティングに厚みが増して耐久性も強化されています。

ケマーズ社はデュポン社の子会社からスタートしており、2015年に独立して「テフロン」の商標も移管しています。

デュポン社のグレードは5種類だったのに対して、ケマーズ社のグレードは7種類になります。

グレードは7種類

ここではケマーズ社のグレードをご紹介しておきます。

テフロンクラッシック(100)

デュポン社ではテフロンベーシックと言われていたもので耐久性指数は100でコーティングは2層構造となっています。

テフロン加工の基本で使いやすさとお手入れの気軽さがここにあります。

テフロンセレクト(300)

耐久性指数300でこちらからコーティングは3層構造になり、このグレードに限っては他のグレードが単色なのに対していくつかのカラーバリエーションが存在します。

テフロンプレミアム(400)

耐久性指数400でコーティングは3層構造の日本限定品のようですが、テフロンセレクトと比べて基材の厚みやコーティングの厚みにそこまで大きな違いはないかもしれません。

テフロンラディアンス(400)

テフロンプレミアムと耐久性指数や3層構造は同じですが、テフロンプレミアムよりも基材に厚みを持たせてグレードの差別化をしています。

テフロンプラチナ(600)

耐久性指数が600となりそれまでの3層構造は同じでもコーティングの厚みが増しており、さらに耐久性が上がったグレードになります。

テフロンプラチナプラス(700)

テフロン加工の最上級グレードでコーティングが特殊硬質下地処理を含めた4層構造のプラチナ加工となり、傷に強くグレードに合った耐久性と言えるでしょう。

テフロンプラチナプラスステンレス仕様(700)

今までのグレードの基材は基本的にアルミとされる中、ステンレスを使用したテフロンプラチナプラス加工で基材もコーティング層の厚みもハイグレード仕様となります。

層の違い

テフロン加工のフライパンには耐久性指数に合わせてグレードが存在していますが、コーティングの層が増すことで指数も上がり信頼性も値段も高くなります。

テフロン加工、フッ素加工のフライパンの安いものは気軽に入手できる代わりに、コーティング層が薄く上級グレードと比較して耐久性も劣ります。

グレードに限ったことではありませんが使い方によっては、数ヶ月でコーティングが剥がれて焦げ付きやすくなる可能性もあります。

フライパンを改めて購入する際はコーティングの層の違いにも注目してみてはいかがでしょうか。

フライパンのテフロン加工とフッ素加工の違いまとめ

今回はテフロン加工とフッ素加工の違いについてお話を進めてきましたが、いかがでしたでしょうか。

加工そのものに大きな違いはなくテフロン加工にはコーティング層などの違いでグレードが存在することがおわかりいただけたかと思います。

コーティングされたフライパンは手軽に扱える反面、使い方次第ではコーティングが剥がれて寿命がすぐにきてしまうでしょう。

少しでも長く扱えるためにも今回お話しした注意点をおさらいすると

  • 使用温度….強火で使用を続けない
  • 空焚き厳禁….テフロン加工の耐熱温度である260度を超えてしまうと、コーティングが剥がれて有害ガスを発生させる恐れがある
  • 傷をつけないために….調理の時に金属のヘラなどを使わず、洗う時には柔らかいスポンジで優しく
  • 料理を入れたままにしない….入れっぱなしはコーティングの目に見えない穴から侵食してコーティングを剥がす恐れがある
  • 急激な温度変化を避ける….テフロン加工、フッ素加工は温度の変化に弱く、調理後の熱を帯びたまま急に冷えた水で洗わない

何かと注意点が多くデリケートなフライパンのようですが、手軽さや食品がこびりつきにくく少ない油で調理ができてその後の洗浄も簡単だというメリットも魅力だと思います。

テフロン加工のグレード以外にもフッ素加工のフライパンには耐久性を高めるためにマーブルコートやダイヤモンドコートといったコーティングに工夫を持たせたものもあり選択の幅が広がります。

どうしても強火の料理が多かったり使用感に面倒を感じたりするのであれば、コーティングされていない鉄製のフライパンなどの選択も検討してみましょう。

ちなみにテフロン加工をさらに加工を施したものがマーブルコート加工フライパンです。
購入するならマーブルコートがおすすめです。

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