コンビニのおにぎりをセールなどでつい買い込んでしまったけど、結局食べきれなくて困ったことはないでしょうか。消費期限ギリギリのおにぎりだった場合は捨てるべきか迷ってしまいそうですが、そんな時は迷わず冷凍保存してしまいましょう。
コンビニおにぎりを冷凍する方法
買ったままの状態で冷凍
自炊したご飯を冷凍保存する場合はタッパーやラップに包んだりしますが、コンビニのおにぎりは個別包装されているものであればそのまま冷凍保存できます。
海苔が個別になったタイプと直巻きになっているものと、いずれもそのまま冷凍して保存することができます。
海苔の影響は?
おにぎりを冷凍するときに海苔の影響が気になるところかもしれませんが、個別になっている海苔はおにぎりの水分の影響を受けないので冷凍しても変化はほとんどありません。
単純に考えれば、焼き海苔を冷凍保存する状態と変わらないということです。
海苔が直巻きになっているおにぎりは冷凍すると海苔も固まってしまいますが、解凍すれば元のしんなりした状態に戻ります。
コンビニおにぎりを冷凍するならこの具材
定番の具材がオススメ
コンビニに出ているおにぎりの種類はざっと見ても数十種類はあるかと思います。
具材に凝ったものは値段もそれなりになっていて普段は購入しづらいと思っても、セールになっていればつい手が出てしまうこともあるでしょう。
ここで押さえておきたいのは買って余ったおにぎりで保存したいと思ったときに、冷凍に向いた具材と向かない具材があるということです。
冷凍に向いた具材
冷凍保存に向いている具材は以下のようになります。
- 梅
- 鮭
- おかか
- 納豆
- 昆布など
シンプルな具材で塩分を含んでいるものであれば、解凍した後でも味が落ちることはありません。
上記の具材以外でも、普段から調理用に冷凍保存している食材がコンビニのおにぎりに入った具材であれば大丈夫です。
混ぜご飯系も大丈夫
おにぎりのバリーションの一つである混ぜご飯系も冷凍保存が可能です。
- 鳥五目
- チャーハン
- オムライスなど
形態は違いますが、冷凍レトルトに五目ご飯やチャーハンがあることを考えると納得できますね。
冷凍に向かないコンビニおにぎり
水分多めの具材
解凍したときに水分の影響を受けて味が落ちてしまうおにぎりの具材は以下のようなものがあります。
- ネギトロ
- イクラ
- タラコなど
いわゆる「ナマモノ」は具材の中身が水分が多く冷凍すると傷みやすくなり、解凍時にもレンジを使ってしまうと本来の味に戻すことが困難になってしまいます。
油の多い具材
コンビニのおにぎりで油の多い具材は以下のようなものがありますね。
- ツナマヨ
- エビマヨ
- チキンマヨなど
マヨネーズを使った具材は冷凍して解凍すると変色とともに成分が分離して、本来の味から遠のいてしまいます。
衣のついた具材
衣がついたものも油の多い具材となり、おにぎりとしての冷凍には向いていません。
- とんかつ系
- 天ぷら
- 唐揚げ
- かき揚げなど
フライ系は冷凍保存に問題はなくとも、おにぎりと組み合わさっている状態で解凍したときに衣が崩れて味が落ちてしまいます。
コンビニおにぎりを解凍する方法
電子レンジの解凍
コンビニのおにぎりは電子レンジで解凍する方法が簡単で時短にもなり、手軽に美味しく食べることができます。
冷凍していた状態のままレンジに入れて500wで1分30秒程度加熱して、温めが足りなければ10秒ずつ加熱を加えてください。
海苔はそのまま解凍でも大丈夫
海苔が個別に包装されたおにぎりを一緒にそのままレンジで解凍しても、海苔は殆ど湿ることはありません。
海苔が温まるのが嫌な場合は、おにぎりをレンジに入れる前に外しておきましょう。
海苔が湿ってしまった場合は包装から取り出してガスレンジの火で軽く炙れば、パリパリ感が復活します。
直巻きおにぎりもレンジで加熱
直巻きになった海苔はおにぎりの水分に馴染んでしんなりしており、冷凍すればおにぎりと一緒に固まりますが解凍して味が落ちるということはありません。
直巻きおにぎりの場合も海苔が個別になったおにぎりの解凍方法と同じように、レンジ500wで1分30秒ほどで加熱してまだ解凍が甘いようであれば10秒づつ加熱して様子を見てください。
コンビニおにぎりは自然解凍できる?
食感が落ちる
コンビニおにぎりの解凍は、出してすぐにレンジで加熱する方法が一番良い方法です。
自然解凍も可能ではありますが、ご飯の水分が抜けたようなパサつき感が出ます。
レンジを併用する
自然解凍が悪いわけではありませんがそのままではあまり美味しく感じることはないので、食べる前にレンジで30秒から40秒ほど加熱するとご飯のモチっとした食感が復活します。
自然解凍が良い具材
ちなみに自然解凍を前提にするのであれば、タラコや明太子の入ったおにぎりを冷凍保存しても良いでしょう。
タラコや明太子は水分を多く含んだ具材のため、レンジで解凍すると水分が分散して味が落ちてしまいます。
冷凍したコンビニおにぎりの賞味期限
消費期限は製造日以内から翌日早朝
コンビニおにぎりは賞味期限ではなく消費期限として記載されており、ほとんどが製造日以内もしくは翌日早朝に食べ切ることが前提となっています。
コンビニおにぎりの賞味期限としての目安は、常温と冷蔵それぞれに以下のようになります。
- 常温の場合….おにぎりの包装に記載された消費期限内
- 冷蔵保存した場合….記載された消費期限から2日程度以内
冷凍保存した場合
冷凍したコンビニおにぎりは常温や冷蔵庫よりも保存期間は長くなりますが、密閉された包装ではないので期間が長くなるほど本来の味は落ちてしまいます。
冷凍で保存できる期間は最大で1ヶ月ほど可能ではありますが、味の落ちる前に消費したいと考えれば2週間ほどを目安にしておくのが良いでしょう。
冷凍コンビニおにぎりのアレンジレシピ
お茶漬けはシンプルな具材で
冷凍コンビニおにぎりのアレンジレシピとしても簡単にできるのがお茶漬けで、具材は梅や鮭、おかかなどシンプルなものが良いでしょう。
- コンビニおにぎりを解凍する
- 茶漬け用の茶碗におにぎりを入れておにぎりをほぐす
- お茶漬けの素をかける
- 沸騰したお湯をかける
コンビニのおにぎりの塩分が気になる場合はお茶漬けの素を使わずに、熱い緑茶をかけるのも良いと思います。
焼きおにぎりは混ぜご飯系でも大丈夫
焼きおにぎりはシンプルな具材だけでなく鳥五目やチャーハンなどの混ぜご飯などもオススメできます。
- 冷凍コンビニおにぎりを解凍する
- フライパンにさっとごま油を引く
- 解凍したコンビニおにぎりをフライパンで加熱する
- 焼き目ができたらその上に醤油2:みりん1の割合のタレを垂らす
- タレは焼き目が出来てから垂らすようにする(焼き目ができる前に垂らすと焦げやすくなります)
タレについてはつけすぎると味が濃くなる可能性もあるので、混ぜご飯系はごま油のみでも良いかもしれません。
雑炊(玉子を追加しても良い)
雑炊には梅や鮭などの冷凍コンビニおにぎりで作るのがオススメで、好みで玉子雑炊にしても良いですね。
- 鍋に適量の水を入れて加熱する
- 家にある出汁を入れる(麺つゆ、出汁の素など)
- コンビニおにぎりを入れてほぐす
- 好みで溶き卵、ネギなどを入れる
冷凍保存の期間が伸びて多少味が落ちてしまっても、アツアツの雑炊アレンジで美味しくいただきましょう。
チャーハンは具材の掛け合わせもアリ
チャーハンのアレンジでは単体の具材でも良いですが、好みで掛け合わせて作るのもオススメです。
- 解凍したコンビニおにぎりをご飯と具に分ける(個別になった海苔はちぎっておく)
- ごま油を引いたフライパンにご飯を入れて炒める
- 分けておいた具と溶き卵を一緒にフライパンに入れる
- 好みでネギなどを追加する
- 皿に持った後にちぎった海苔をふりかける
リゾット(チーズ、ベーコン)
リゾットには鮭や混ぜご飯系、冷凍保存には向いていませんがツナマヨなどが良さそうです。
- 耐熱容器に冷凍おにぎりを入れてレンジで温める
- ベーコンを炒める
- 耐熱容器に入った冷凍おにぎりをほぐす
- 適量の牛乳と炒めたベーコンを刻んで耐熱容器に入れる
- チーズを加える(とろけるチーズ、粉チーズどちらでも)
- コンソメや塩胡椒を好みで加える
- さらにレンジで温める
牛乳の代わりにコンソメを使っても良いですね。
コンビニおにぎりの冷凍保存は便利
今回はコンビニおにぎりの冷凍保存やその解凍の仕方などについてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
冷凍保存することで本来の消費期限より長く保存は可能ですが長すぎるとお米がパサつき初めて味は落ちてしまうので、できるだけ早めに食べることをオススメします。
また、冷凍保存から1ヶ月を過ぎてしまったら諦めてコンビニおにぎりを処分せず、アレンジレシピを参考に美味しく食べる方法を実践してみてはいかがでしょうか。
とは言っていますが…筆者の場合、スーパーで安売りされているおにぎりを大量購入し冷凍保存しまっくっていますけどね(笑)
ご飯を炊くのがめんどくさい時や小腹が空いたときにおにぎりをレンジで解凍して食べると便利ですよ。
もちろん、味は少し落ちていますが。
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