咀嚼音が口を閉じても大きい原因と治し方!閉じてもクチャラーになる理由

咀嚼音が口を閉じても大きい原因と治し方!閉じてもクチャラーになる理由

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この記事では咀嚼音が口を閉じても大きい原因と治し方を解説。

中には口を閉じてもクチャラーになってしまう人もいるでしょう。

クチャラーになってしまう原因は実は様々なのです。

この記事を読んで自分に合った咀嚼音の改善を目指してください。

目次

口を閉じて噛んでも咀嚼音が聴こえるのは自分だけ?

人から言われて初めて気づいた咀嚼音。「口を閉じて噛んでいても咀嚼音が周囲に聴こえてしまう」、そんな悩みを抱えている人はいませんか。

咀嚼音の大きさを指摘されて悩む人は意外と多いかもしれません。

咀嚼音の大きさで悩んでいる人のつぶやきをご紹介します。

知り合いに指摘されて初めて気が付いた

友人にクチャラーだと指摘されて初めて気が付いたようです。

自分では全く気付かない典型的な例。

今は気を付けているとのことで、咀嚼音は小さくなったようです。

指摘してくれた友人にはある意味感謝とも言えそうです。

食事が喉を通過するときの音が大きい

こちらの方はクチャラーなのかはわかりませんが、飲み込む時の音が大きいとのこと。

口を閉じて食べていても、咀嚼音の大きさには注意しなければなりませんね。

食事に集中できない

一度咀嚼音を指摘されたら、どれくらい気を付けようが咀嚼するのが怖くなってしまうとのこと。

トラウマのようになってしまったのですが、指摘する方もされる方も難しい部分ではありますね。

咀嚼音がしないように舌でつぶす

人に指摘されたわけではないのですが、自分の咀嚼音が大きいのが気になるとのこと。

その咀嚼音の対策のため、舌で食べ物を潰してから食べることにしているようです。

さすがに気にし過ぎなのでは…?

クチャラーが原因で失恋

咀嚼音が大きくて失恋した模様。

もししかしたら咀嚼音は100年の恋も冷めるようなものなのかもしれません。

クチャラーの自覚なし

本人は口を閉じて食べているつもりでも、相手からしたらしっかりと口を開けて食べているようです。

気を付けながら食べていても、口を開けて食べてしまうほどクチャラーは根深いものなのかもしれません。

では口を閉じても咀嚼音が大きい原因は何でしょうか。多くの人が無自覚だと言われている咀嚼音が大きい原因と直し方をご紹介します。

鼻炎・呼吸で咀嚼音が大きい

原因 口呼吸

口呼吸になってしまう人は、慢性的な鼻炎や花粉症といった持病を抱えていることがほとんどです。

鼻がいつも詰まっているので、無意識に口で呼吸をしてしまいます。

すると、食べ物を口に入れていても咀嚼中にも口で息継ぎをするので、そのたびに「くちゃくちゃ」という音を発してしまいます。

口呼吸も咀嚼中の口での息継ぎも無意識に行われるため、自分では口を閉じて食べているつもりでも、自然と咀嚼中に口が開いて「くちゃくちゃ」音を立ててしまいます。

実際、筆者も花粉症で食べ物を食べるときは苦しくて美味しく食べられません。
かと言って口を開けるのは非常識なので、すぐに飲み込めるくらいの量を少しづつ食べています。

治し方 耳鼻咽喉科で治療を受ける

まずは、鼻詰まりの原因である慢性的な鼻炎や花粉症の適切な治療を耳鼻咽喉科で受けましょう。

そして、食事をする前に鼻をかんで、すっきりさせてから食事を開始すると、口呼吸をせずに食事がしやすくなります。

一人で食事をしているときや、ガムやグミを噛んでいるときに鏡でご自分の口元をチェックしながら食事をしてみると、口を閉じて食べる練習になります。

姿勢で咀嚼音が大きい

原因 猫背

猫背になっていたり、テーブルに肘をついていたり、足を組んでいたりしていませんか。

姿勢が悪いと、口の動きが悪くなり唾液が良く出ません。

そうなると、舌を使って口の中で食べ物を動かす動きが大きくなるので、口を閉じていても咀嚼音が大きくなります。

治し方 体に合ったイスに座る

背筋を伸ばして座っても無理のない、体にフィットしたイスを自宅に用意しましょう。

背もたれが短いイスや、足がぶらぶらして付かないイス、逆に深く腰掛けなければならない低いイスなどは使用を控えましょう。

正しい姿勢でイスに座る習慣がつくまで、体に合ったイスに座って食事を心がけましょう。

正しい姿勢で座れるようになると唾液の分泌も正常に行われて、口の中で舌が激しく動かなくなるので、咀嚼音が穏やかになります。

また、見た目も美しく、周囲に良い印象も与えるので、小さなことですが、姿勢の良い座り姿を是非手に入れてください。

舌の弱さで咀嚼音が大きい

原因 舌の動きが弱い

舌は、口に入ってきた食べ物を右や左に移動させたり、前から奥へ移動させたりして、満遍なくかみ砕く助けをしてくれています。

そのため、舌の動きが弱いと、咀嚼そのものがうまくいきません。

舌の弱さを補うために、自然と口の形が「た」の発音と同じ動きをして「くちゃくちゃ」と音をたててしまうのです。

治し方 舌を動かす練習をする

お口の中に対して、舌の長さや大きさは個人差がありますが、舌の動きは筋肉を鍛えるのと同じなので改善できます。

口を閉じた状態で舌だけを使って歯の周辺をぐるぐると舐めて動かしたり、舌を上あごにくっつけたり離したりを繰り返してみたり、舌を動かす練習をしてみましょう。

動かす練習をすることで、舌の動きを良くしていきましょう。

舌の動きが良くなれば、食べ物を口の中で動かすことができるようになるので、「た」の発音をする口の形で「くちゃくちゃ」と食べなくなります。

一口の量が多くて咀嚼音が大きい

原因 リス食い

口いっぱいに頬張ってリスのように頬を膨らませて食べる様子をリス食いと言います。

食べ物が口の中にたくさん入っているので、口を閉じていても咀嚼音が大きくなります。

また、リス食いをする人は、口の中にまだ食べ物が残っている状態でも、また新たに食べ物を口の中に詰め込んでいく癖があるので、「くっちゃくっちゃ」という音を立てて食べてしまいます。

治し方 一口の量を小さくする

リス食いをしてしまう人は、一度に口へ運ぶ食べ物の量を小さくすると、頬を膨らませて食べることがなくなりますよ。

そして、その小さくした食べ物が完全に飲み込まれてから、新たに小さな量の食べ物を口に運ぶと、食べ方もキレイに見えます。

リス食いで有名になったモデルで女優の北川景子さんも一口の量を小さくすることで美しい食べ方を身に着けています。

噛み方が悪くて咀嚼音が大きい

原因 前歯で噛んでいる

食べ物を口の奥に運ばず、前歯で噛むことにより、口を閉じて食べていても、「くちゅくちゅ」音がしてしまいます。

考えられる原因は様々です。

舌の動きが弱くて口の奥に食べ物を運べない、奥歯の噛み合わせが悪くて前歯でしか食べ物が噛めない、奥歯が虫歯で食べ物を噛みしめられないなどです。

治し方 奥歯で噛むまたは歯科で治療を受ける

食べ物を奥歯で食べるように舌を動かす練習が必要です。口を閉じた状態で舌だけを使って歯の周辺をぐるぐると舐めて動かしたり、舌を上あごにくっつけたり離したりを繰り返してみてください。

奥歯の噛み合わせが悪くて噛みしめられない場合は、歯列矯正を検討してみましょう。

大人になってから歯列矯正をすると、治療にかかる期間が長引いたり、高額になるので気軽に歯列矯正をしようとはなかなか思えませんが、長い人生で、毎日食べる時に不便を感じたり、奥歯ですりつぶせない分、消化に負担がかかったりすることを考えると、歯並びが悪いことは健康に良くありません。

歯列矯正について矯正歯科で一度診察を受けて、費用や期間の相談をしてみるだけでも挑戦してみましょう。

奥歯の虫歯が痛くて噛みしめられず、前歯で食べ物を咀嚼している場合は、早目に一般歯科にかかりましょう。

虫歯をそのままにしていると、将来的に歯を失うことになります。1日も早く治療を受けて、奥歯で咀嚼できるようにしましょう。

飲み込む前に喋るから咀嚼音が大きい

原因 食べるのと同時に話もしている

口を閉じて咀嚼しているつもりでも、食べ物が口に残っている状態で話すとどうしても口が開いてしまうので「くっちゃくっちゃ」と音が漏れてしまいます。

学校や会社のランチ時間や、飲み会など、楽しい会食の機会があるときは、話に集中してしまって、口の中に食べ物が残っているのに気づかず、話してしまって「くっちゃくっちゃ」と音をたててしまうのです。

治し方 食べ物を飲み込んでから話をしよう

食事のマナーの観点からも、口の中に食べ物が残っているときは、口を閉じて話さないようにしましょう。

そして、食べ物をしっかり飲み込んでから話始めましょう。

どうしても話がはずんでしまう時は、食事一口の量をとても小さくすることがポイントになります。

最近の食事は口の中に入れると溶けるように柔らかな食べ物がほとんどです。

一回に口に運ぶ量をとても小さくすれば、あまり咬まなくても飲み込めるので、話の邪魔になりません。

飲み込むのに時間がかかって咀嚼音が大きい

原因 唾液が少ない

姿勢が悪くて、唾液腺への刺激が少なかったり、加齢で唾液の量が減ってしまうと、口を閉じていても咀嚼音が大きくなります。

唾液が少ないと、食べ物を口の奥に運びづらかったり、飲み込むまでに時間がかかって「くちゃくちゃ」「もぎゅもぎゅ」といった音がします。

治し方 口輪筋(こうりんきん)を鍛える

唾液の量は加齢とともに減っていってしまうものですが、口輪筋(こうりんきん)を鍛えることで、唾液腺を刺激しやすくさせ、唾液の量を多くすることができます。

口輪筋を鍛える簡単な方法の一つが風船を膨らませることです。

口をすぼめて、風船に空気を送り込むことで、口周りの口輪筋が鍛えられます。

この他、ボタンと紐を使ったトレーニングもありませす。

ボタン穴に細めの紐を通して結び、前歯と唇の間にボタンを入れます。口を力いっぱいすぼめて、ボタンが抜けないように紐を引っ張って口周りの筋肉を鍛えます。

鼻が詰まっていないけれど、口呼吸がクセになっている人にも効果的なトレーニングです。

ぜひ、お試しください。

噛み合わせが悪く咀嚼音が大きい

原因 歯並びが悪い

歯並びが悪いと上の歯と下の歯が上手く噛み合わないので、無意識のうちに噛み合いやすい位置に顎を動かします。

その際、口が閉じきれなくなり咀嚼音が口の外に漏れ出てしまうのです。

また、噛み合っていない部分に隙間ができるので、食べ物が捕えづらく、口を大きく動かすため、やはり口を閉じて食べているつもりでも唇に隙間が出来て咀嚼音が外に漏れ出るのです。

治し方 歯列矯正を検討しましょう

上の歯と下の歯がしっかりと噛み合うように矯正歯科で歯列矯正の治療を受けましょう。

噛合わせが良くなると咀嚼音が改善されるだけではなく、唾液腺もしっかりと刺激を受けて食べ物が消化しやすくなり、健康へとつながっていきます。

虫歯で咀嚼音が大きい

原因 虫歯を避けて噛もうとする

虫歯があると食べ物をしっかりと噛むことができません。

そのため、虫歯のない側だけで噛もうとします。例えば、奥歯が痛くて噛めない時は前歯だけで咀嚼しようとしたりします。

この他、顎をスライドさせて、虫歯が噛み合わないように咀嚼しようとするので、口を閉じても音が漏れ出てしまうのです。

治し方 歯科治療を受けましょう

本来の正しい噛み合わせで食事ができるように虫歯の治療を一般歯科で受けましょう。

噛む力が弱く咀嚼音が大きい

原因 口輪筋(こうりんきん)が弱い

口の周りにある筋肉を口輪筋(こうりんきん)と呼びます。

口輪筋が弱ると無意識のうちに口を閉じることが難しくなります。

自分では口を閉じても咀嚼しているときには自然と開いているのです。そのため「くちゃくちゃ」と咀嚼音が周囲に聞こえやすくなります。

この他、口輪筋が弱ることにより歯並びも悪くなることもあります。

治し方 風船を膨らます練習をしましょう

100均などで売られている普通の風船を購入して、ご自分の口で普通に膨らませるだけで、口輪筋は鍛えられます。

風船がどうしても膨らませられない、膨らませることができても耳やその周辺が痛くなってしまうという人は、ボタンに紐を通して結び、ボタンを前歯と唇の間に入れて、ボタンが口の中から出るか出ないかの力加減で引っ張る運動をおすすめします。

自分で力加減を調整できるので、口輪筋が弱っている人におすすめの運動です。

口を閉じても咀嚼音が大きい人への伝え方

直接言うしか方法はない

咀嚼音が大きいことや、陰でクチャラーと呼ばれていたことに自分で気づく人は少ないのではないでしょうか。

自分の子供には口を閉じて音を立てないように食べるように躾を徹底して完璧でも、親の自分自身が「クチャラー」であることを自覚していないことなどもあります。

咀嚼音が大きい「クチャラー」と陰で呼ばれている人に事実を伝えるのは大変です。

遠回しに気付かせようとしても、口を閉じても咀嚼音が大きい人は、口を閉じているからこそ自分の咀嚼音が周囲に不快な思いをさせているなどとは思っていません。

やはり、直接「咀嚼音が大きいので直したほうが良いですよ」と伝えるのが一番良い方法でしょう。

クチャラーはわきがや口臭など生理的要因が大きいものではないので、伝えやすいと言えば伝えやすいです。
本人次第で直すことができるものですから。

二人きりの状況で

伝えるシチュエーションは、本人に恥をかかせないために、可能な限り周囲に人がいない二人きりの状態が良いです。

そして、必ず気遣いの言葉をかけましょう

例えば、「鼻炎や花粉症が原因で口呼吸になっているかもしれないから耳鼻咽喉科で診てもらったら健康を取り戻せるよ」というように、健康を気遣ってあげてください。

明らかに鼻詰まりがないようであれば、「口輪筋を鍛えると咀嚼音が小さくなるみたいだから、トレーニングのために一緒にハードグミを噛んで練習してみない?」または「風船を膨らませてみない?ダイエットにもなるから私も一緒に練習するよ」というように、時には一緒に取り組んであげる姿勢を見せてあげましょう。

咀嚼音が大きいことに気付けても、本人もどうやって治したらいいのかわからないからです。

悩みを相談し合える相手がいれば、本人も頑張れます。

また、お互いの信頼関係が構築されているのであれば、冗談っぽく伝えるのもアリです。
筆者の場合、友人にクチャクチャ言ってるよ!口閉じて食べてみて!そうそう!といって指摘したことがあります。

その後、「もしクチャクチャ言ってたらまた教えて!」と言って、本人も治す気になってくれて安心しました。

咀嚼音改善に関するアイテム

咀嚼音が大きいことに気付いても、自覚をもって毎回食事するだけではなかなか治りにくいものです。

咀嚼の練習や訓練に役立って、身近なものを改めてご紹介します。

口を閉じても咀嚼している最中に隙間が出来ていたり、無意識に口を開けてしまっていたりすることがあります。

自分だけではなかなか気づきにくいことなので、大きめの鏡を見ながら一人で食事している時、食事の練習をしている時に自分自身の口元を確認してみましょう。

ハリボー

ハード系の小粒グミ「ハリボー」。リス食いの改善や、奥歯でしっかり噛む練習をするのに便利です。

一粒が小さいので、口をしっかり閉じて奥歯で噛むことができます。

前章で紹介した鏡を使って、口元をチェックしながら食べる練習を毎日やってみましょう。

風船

自分では気づきにくい、口輪筋の弱りを改善するのに、風船を膨らませる運動は最適です。

100均などで売っている普通の風船を購入して、しっかりと風船を膨らませる運動をしましょう。

もし、耳の付け根が痛くなってもうまく膨らませられない時は、次にご紹介するボタンと紐を使った運動もおすすめです。

ボタンと紐

直径2㎝くらいのボタンに紐を通して結びます。

ボタンを前歯と唇の間に入れたら、唇をすぼめて口から出ている紐をボタンが抜けない程度に引っ張ります。

ボタンが抜けそうになったら唇に力を入れてすぼめながら紐を引っ張り、それを5分から10分程度繰り返してください。

口輪筋が鍛えられます。

食事のマナー本

咀嚼音だけが大きいのに、食事のマナー全般に無頓着だと決めつけられたことはありませんか。

食事のマナー全般に関心を持つことで、誰よりも常識があることをアピールしてみましょう。

きっと食事が楽しくなりますよ。

著:小倉 朋子
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咀嚼音が口を閉じても大きい原因と治し方まとめ

自分では気づきにくい咀嚼音の大きさ。

他人に指摘されても受け止めることすら大変なのに、改善方法を自分で探すのは更に困難です。

咀嚼音の大きさを指摘してあげる時は、原因と改善方法も一緒に伝えてあげることが肝心です。

また、身近にあるアイテムを使って、時には一緒に口輪筋を鍛えるトレーニングに励んで、悩みを共有してあげるのもいいでしょう。

咀嚼音を小さくする練習中も食事が楽しくできるように配慮してあげましょう。

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