暖かい時期になってくると自然と窓に寄って来る虫。
できることなら窓に虫が寄ってきて欲しくないですね。
また、しっかりと窓を閉めているにもかかわらず虫が侵入してくる。
何か良い解決方法はないでしょうか。
そこで本記事では「窓に虫が来ない方法」と「窓に虫が来る原因」について解説しています。
窓に虫を寄せ付けない方法はいろいろありますので最後までお読みください。
窓に虫が来る原因
水に寄って来る
虫は水に群がる習性があります。
たとえば「蚊」の幼虫であるボウフラは、家の近くの水が溜まりやすい場所や、バケツにたまっている水にいますよね。
窓の周辺に「水」があることにより虫が寄せ付けられているのです。
たとえば、窓の近くに植木鉢などがある場合、その水に虫は寄せ付けられます。
また、放置してあるバケツやカップなどにも水が溜まりやすいです。
雨が降ったら定期的に水を捨てるか、水が溜まりやすい物を片付けると虫が群がる原因を1つ消すことができます。
照明に群がる
虫は明かりに寄せ付けられます。
実は、「明り」と一言に言っても蛍光灯や LED によって虫のむらがり具合が違います。
結論から言えばLEDは虫を寄せ付けません。
逆に、蛍光灯だと非常に虫が集まりやすいです。
虫は明りを目指して動くと言われています。
たとえば太陽であったり、月明かりであったり。
それと同じように蛍光灯があると、そこを目指して虫が動いてきてしまうのです。
蛍光灯には紫外線が含まれていますが、 LED に紫外線は含まれていません。
ですから蛍光灯に虫は寄せ付けられるのです。
そして、虫は青色に近ければ近いほど認識しやすい生き物。
ですから紫外線がある光に向かって誘導されていくのです。
ですから、太陽にも虫は誘導されるんですね。
ちなみに光の走り方には種類があり、太陽の光は一直線に放たれています。
ですから、虫が太陽の光を目指す場合は直線的に動きます。
街灯の明かりは拡散されているため、虫は直線的に動くことができません。
街灯の明かりに虫が群がっている時にグルグルしている光景をよく目にするかと思いますが、これは街灯の光が拡散されているため、あちらこちらに誘導されているということになるんですね。
窓の隙間
窓の隙間は虫の侵入経路です。
窓に隙間があるという事は光が漏れている可能性があるということ。
蛍光灯から発生する光により虫が誘導されてきているのかもしれません。
また、窓に取り付けるクーラーを設置している方は、窓とクーラーの隙間が開きがちになっています。
このような隙間から漏れる光に寄せ付けられて、虫は窓に近寄って来るのです。
窓に虫を寄せ付けない方法
ですがどれだけ対策しても、真っ暗にしていない限りは虫が寄せ付けられてきてしまいます。
そこで、どうしても虫が窓に寄って来る場合の対策をご紹介。
殺虫器の設置
昔おじいちゃんの家で紫色の蛍光灯に虫が寄ってきて「バチッバチッ」と音を立てて虫を駆除していませんでしたか?
それが殺虫器です。
殺虫器は、窓に群がる虫対策の大定番。
殺虫器は紫外線を多く発生させることにより、意図的に無視を大量に寄せ付け駆除する事ができます。
ただし、うるさいのでご注意ください。
音で寝られなかったり、近所の人に迷惑が掛からないかどうかを考えなければなりません。
また、虫の死骸が散らばってしまうという難点もあります。
捕虫器の設置
捕虫器というのは虫を吸い込んで、窓から侵入される前に捕虫器の中に取り込んでしまうというものです。
捕虫器には虫がむらがりやすいUV (紫外線)をあえて発生させることにより、虫を寄せ付け吸い込みます。
これは上記で説明した殺虫器と違い、虫の死骸を外にばらまかないので、庭が散らからないというメリットがあります。
超音波での虫をブロック
虫が嫌がる音を発生させて、そもそも虫を窓に寄せ付けないというのが超音波型の害虫駆除器。
これは意図的に虫を集めて駆除する捕虫器と殺虫器と真逆。
また、超音波型害虫駆除器は、窓に寄って来る虫だけではなくゴキブリやねずみなどにも効果があるので、幅広く害虫対策をする事ができます。
ニオイで虫を寄せ付けない
窓に寄って来る虫はニオイで防ぐ事もできます。
- アロマ
- ハッカ油
- 虫コナーズ
ニオイで虫を寄せ付けない方法であればこれらが一般的。
ニオイで虫を寄せ付けない方法は効果が薄いので、さきほどの超音波と合わせて使用するのが良いでしょう。
特にハッカ油は窓に飛んでくる虫だけではなく、アリ・ゴキブリを寄せ付けないにおいてもあります。
アロマやハッカ油のニオイはリラックス効果なども同時に見込めることができるので、においで寄せ付けないという方法もわりと効果的で効率的。
「虫コナーズ」に関しては、市販されているものを購入し窓から吊るすだけので非常にお手軽。
ちなみに、ニオイで虫を寄せ付けない対策と、殺虫器の組み合わせはダメ。
これは、寄せ付けないようにするに良いと紫外線で寄せ付ける殺虫器の効果は真逆だからです。
対策の組み合わせはしっかりと考えましょう。
スプレーを網戸にかける
網戸に虫が寄ってこないスプレーを直接好きかけておくのも効果的です。
使用する際は、内側から外側に向けてスプレーする事で、部屋の中をスプレーで汚さずに済みます。
ただし、これは網戸に虫がくっつかないようにするものなので、窓に隙間が開いていたりするとその部分から進入してきたりするので注意。
虫を寄せ付けない商品と併用するのがオススメ。
防虫フィルム
窓に貼る防虫フィルムというのもあります。
これは室内から外へ発酵する紫外線を抑えるという効果があります。
防虫フィルムを窓に貼ることで、たとえ窓から光が漏れていたとしても紫外線は発生していないので虫が寄ってこないという仕組みです。
またこのフィルムは、太陽の紫外線を室内にも通さないので、家具の痛みも防止する事ができます。
また、窓にフィルムを貼ることにより、熱効率が良くなり、冷房も暖房も効果的に使用する事ができるようになるのが特徴。
侵入経路を潰す!
さて、上記で窓に虫が来ない方法を実践する事ができたら、次は窓周辺の虫の侵入経路を潰していかなければなりません。
以下の項目をチェックしてください。
隙間を埋める
窓に設置するクーラーの下側に隙間ができているのであれば、隙間テープで隙間を防ぎましょう。
また、築年数が長い家は家自体が歪み隙間ができている部分があるかもしれません。
その部分も隙間テープで埋めておくと、虫の侵入を防ぐことができます。
網戸を見直す
網戸を見直してください。
穴が開いているのであれば窓を閉めていたとしても、少しの隙間でも虫が侵入してくる可能性が高くなってしまいます。
また、網戸の網目も見直しましょう。
網目が大きければそれだけ虫は侵入しやすくなってしまいます。
自分で網戸だけ交換するのも非常に簡単なので、これを機に網戸を見直してみてください。
蚊が侵入してきたこれ一発!
家に侵入されたら本当に嫌なのは「蚊」ですよね。
蚊を倒そうとしても、すぐに見失ってしまったり、逃げられたりしてしまいます。
ですが「手でパチっと叩く習慣」はもう終わり。
室内にシュッとワンプッシュで、蚊を駆除できるスプレーがあります。
これは本当に効果が高くて、絶対に持っておきたい商品。
夜中に蚊が飛び回っていると確実に目を覚ましてしまいます。
「夜中に起きて、電気を付けて蚊を発見するのに苦労し、結局見つけられずに布団をかぶって寝ることになる」という経験をしたことがある人も多いはず。
そのような時はワンプッシュで蚊を駆除できるスプレーを持っておくと、いつの間にか蚊が地面に落ちています。
あくまでも筆者の体感ですが、アースノーマットなど電気で動くタイプよりもスプレータイプの方が効果が高いように思えます。
室内で使うのも効果的ですが、車中泊の時なども重宝する商品です。
窓に虫を寄せ付けない方法まとめ
虫を寄せ付けて駆除するなら
- 殺虫器
- 捕虫器
窓に虫を寄せ付けないなら
- ニオイ
- 超音波
- 網戸にスプレー
- 防虫フィルム
このように目的に合った虫対策をしていくことで、効率的に窓の虫を駆除する事ができます。
窓に虫が来ない完璧な方法
網戸にスプレーをして、虫が嫌がるにおいの虫コナーズを設置。
そして超音波を発生させる機会を窓際に置き、防虫フィルムを貼るというフルコースがオススメ。
これで窓に虫が来ない方法は完璧。
虫が多い時期はぜひ実践してみてくださいね。
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