うま煮という料理を食べたことがあるかもしれませんが、具体的に説明しろと言われたらかなり難しいですよね。
- でも何だかあの料理に似ている。そうだ筑前煮だ!
- でもうま煮って言ってるし筑前煮とは違うんだろうなぁ…。
- そういえば煮しめや含め煮とかいうときもあったな…。
- もう訳がわからない!
本記事ではそんな疑問を解説しています。
うま煮・含め煮・煮しめとの違い
煮物のカテゴライズとしては
- うま煮
- 含め煮
- 煮しめ
の3種類になります。
うま煮とは
うま煮とは「うま」という言葉が入っているように「旨味」「うまい」の事を指します。
ただしこれでは何の料理かが分かりません。
うま煮とは醤油や酒、みりんそして砂糖などで甘くて濃い味つけをして、煮込んでうまみを引き出すということからうま煮と呼ばれています。
またうま煮は汁がなくなるまで煮込まないのが特徴。
おすすめの材料
- ごぼう
- 鶏肉
- エビ
含め煮とは
では含め煮というのは一体何なのでしょうか。
含め煮は、薄く味つけした多めの煮汁で、時間をかけて煮ることです。
含め煮の料理の代表格としては、切干大根や高野豆腐の含め煮があります。
含め煮は乾物に使われることが多いですね。
おすすめの材料
- 油揚げ
- わかめ
- 高野豆腐
- 切り干し大根
- 里芋の含
- イカ
- タコ
- 白身魚
煮しめとは
煮しめの味つけは甘辛いのが特徴。
またその調理法は時間をかけて、煮汁がなくなるまで煮こむという調理法です。
おすすめの材料
- ジャコ
- 椎茸
- レンコン
- タケノコ
- こんにゃく
- 大根
- 人参
- 里芋
- 厚揚げ
筑前煮との違いは?
筑前煮は郷土料理の名前。
これは筑前地方で作られる料理なので、筑前煮という名前が付けられました。
筑前煮の大きな特徴として、煮るのはもちろんですが、煮る前に炒めるという工程を行うこと。
そして味つけは醤油、砂糖で甘辛くするのが特徴的です。
筑前煮の完成状態は汁があまりありません。
ですから、煮物の3種類のカテゴライズの中では、どちらかというと甘辛く煮込んで、煮汁がなくなるまで煮込むというということから、煮しめに近いものがありますね。
まとめ
うま煮というのは、簡単に言えば調理法の事でしたね。
つまりうま煮という料理は無く、うま煮という調理法を使った料理が存在するということです。
たとえばとり肉と根菜を甘辛い味つけで煮て、汁が残っているようであればそれはすうま煮となります。
ですからこれといった料理名は存在せず、うま煮という手法が存在するということ。
うま煮で煮た野菜もおいしいですが、残った汁もご飯にかけ食べたくなっちゃいます。
ですが塩分過多になってしまうので、気を浸けてくださいね(笑)
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