イカには毒がある?イカの触手触腕は食べる、食べない?

イカには毒がある?イカの触手触腕は食べる、食べない?

イカは刺身料理や煮物、天ぷらなど様々な調理法で食べられますが、普段何気なく食べているイカに毒を持った種類は存在するのでしょうか。

また、触手触腕を分けて食べる食べないといった理由はあるのかなどを細かく見ていくことにしましょう。

目次

イカの種類は?

イカは世界中の海域に生息しており確認されているだけでも450種類ほどになるそうで、日本近海では140種類ほどになると言われています。

日本で食されるイカは地域性を含めれば20種類ほど存在するようですが、国内だけでこれほどの種類を個人レベルで確認して食べるのはかなり難しそうですね。

市販のイカに毒は無い

結論的に魚屋さんやスーパーで下地処理されて売られているイカの毒に対する心配はないようです。

日本で食されるものにはツツイカ目とコウイカ目という大きく2種類に分けられ、その種類によって捕れる旬も異なります。

ツツイカ目
  • ヤリイカ(閉眼類)
  • アオリイカ(閉眼類)
  • ケンサキイカ(閉眼類)
  • スルメイカ(開眼類)
  • アカイカ(開眼類)
  • ホタルイカ(開眼類)など
コウイカ目
  • コウイカ

スルメイカやホタルイカなどは比較的馴染があるのではないでしょうか。

スルメイカなどは干物、ゲソ、屋台で売られている姿焼き等でも目にすることが多いかもしれませんね。

イカの豆知識

日本では古くからイカが食べられている

日本では古くからイカは食べられており、青森県や北海道にある縄文時代の遺跡からその痕跡が発見されています。

奈良時代や平安時代には「烏賊(イカ)」の文字が文献に記されているのが確認されており、江戸時代になるとイカ料理は刺身や煮物、吸い物にかまぼこ、和物まで文献で確認できるそうです。

イカ刺しで注意すること

アニサキスに注意

イカだけに限った話ではありませんが、普段から食べられている魚などにアニサキスという寄生虫が存在します。

イカの中では特にスルメイカに多く寄生するようで、イカ刺しとして自宅で調理する場合は注意が必要になります。

アニサキスは体長が2cmから4cmほどの白く細長い寄生虫で、目視で発見できます。
しかし、イカの内部にいるアニサキスはなかなか見つけることができません。

そこで以下のような下処理が大切になってきます。

アニサキスは下地処理が重要

アニサキスはお寿司やさんやスーパーの下地処理された刺身や魚介類でも確認事例がありますが、寄生確率は格段に低いとされます。

調理するためにスルメイカなどをおろす場合はまず肉眼でアニサキスの存在を確認して、取り除く作業をします。

その後の確認しきれなかったものについては、イカの身を細切りにすることで隠れていたアニサキスも同時に切り裂かれやすくなります。

ただし、この場合でも完全な対策ではありませんが、仮に残ってしまったアニサキスを口にして噛み砕くことができなかった場合でも胃に溜まることはなく排出される確率の方が高いとされています。

アニサキス対策でイカを冷凍する

アニサキスは低温に弱いです。

したがってイカを冷凍することでアニサキス対策をすることが可能です。

マイナス20度以下であれば24時間以上で死滅します。

しかし、家庭の冷凍庫の場合、マイナス20度以下にするのは難しいのでどうしても心配な場合は加熱処理するようにしましょう。

アニサキス対策でイカを加熱する

アニサキスは加熱処理でも死滅可能です。

加熱60度ならば1分以上、70度以上ですぐに死滅します。

イカの刺身も大変魅力的ではありますが、寄生虫がどうしても心配というのであれば加熱した調理を選択しておきましょう。

アニサキスで起こる食中毒

イカやその他の魚介類についても鮮度は非常に大切ですが、調理の際にしっかりとした下地処理をすることも重要です。

下地処理が不十分な状態で調理したものを食べてしまうと、アニサキス症という食中毒になってしまう可能性があります。

アニサキス症になってしまうと食後の数時間後以降、激しい腹痛や気分が悪くなり嘔吐してしまったりすることがあるようです。

アニサキスによる食中毒を予防しましょう

イカの足に毒は無い!

結論的にはイカの足に毒はなく、実際に食べても問題はありませんが注意点が幾つかあるのでご紹介します。

交接腕は食べない

オスのイカには「交接腕」という生殖器にあたる腕が触腕とは別についており、この部分は食べないのが基本です(理由は精莢(せいきょう)の欄で解説)。

オスは「交接腕」をメスに挿して交尾しその後に「交接腕」を切り離しますが、しばらくすると再生します。

調理用として売られているイカは下地処理が施されているため交接腕の心配は不要です。

精莢(せいきょう)に注意

精莢は生殖器官で、交尾の際に交接腕を使いこの精莢をメスに差し込みます。

精莢の先端は鋭く尖った鍵状になっており、誤って人が飲み込んだりしてしまうと激しい痛みに襲われ手で抜いたりすることが困難なため、医療機関での摘出手術が必要になります。

こちらも下地処理されていれば問題ありませんが、釣ったばかりのイカを自分でさばいて生け作りなどで食べようとした時には交接腕の切り落としを含めて注意しましょう。

毒があるイカはミナミハナイカ

ミナミハナイカはテトロドトキシンという猛毒を持つヒョウモンダコと同等の致死力を筋肉に持った、非常に危険な生物です。

熱帯地域に生息しているので人為的でない限り日本近海で発見されるようなことはなさそうですが、仮に発見しても絶対に近づかないようにしてくださいね。

コウイカ類の一種でハナイカという種類の近縁種になり、日本近海に生息するハナイカとは区別されます。

イカの触腕は食べない?

触腕(交接腕とは別のもの)は他の腕と共に下地処理さえ行えば「ゲソ」として食べることができます。

イカの腕とゲソとの違い

イカは分類学的には軟体動物の頭足類にあたり、タコ同様に胴と頭、足に分かれています。

頭足類上ではタコもイカも「足」となりますが、イカにはそのうちの長い足は「触腕」となり足ではなく腕なのです。

また、イカもタコも「足」は「触手」と言われることがありますが、イカの「触腕」だけは「腕」になります。

少しややこしい話になりますが、調理ではイカの腕は「ゲソ」と呼ばれます。

触腕の項目でもお話ししましたが、腕も触腕も「ゲソ」として食べることができます。

ゲソとは

「ゲソ」は靴などの外履きの意味である「下足(げそく)」を略した言い方で、その昔演芸場などで客の脱いだ履き物の管理をする下足番が客に渡す管理用の札につく紐を10本にまとめていたことから、イカの10本足を「ゲソ」と言うようになったという説があります。

イカの足はそのまま料理されることもあるのに対してタコの足は、食べやすいように細かくされるため「ゲソ」とは呼ばれないようです。

イカゲソは炒めたり唐揚げにしたり、醤油とバターで焼いても美味しいですね。

イカの触腕は食べる?食べない?

食べる派

触腕の食感を楽しむ

触腕は食感を楽しみながら食べれるようですね。
ネットではアオリイカの触腕が独特な食感だけでなく甘みも感じられるといった感想もありました。

触腕の姿焼き?

他の足を切り取って、明らかに触腕とわかる状態でお皿に盛っていますね。香辛料を混ぜた調理も興味深いです。

内臓と比較

触腕を好んで食べる人が、食べれない人に対してつぶやいたんですね。
内蔵はイカのワタ焼きや塩辛といったところが代表かもしれません。
内蔵系を好んで食べて触腕は汚いからという理由で避けてしまうのは食わず嫌いになってしまうのでしょうか。

触腕の梅醤油和え

紋甲イカは4月から7月あたりが旬で、刺身はとてもお美味しいようですね。
その他にも煮付けや天ぷらなど色々な調理に合います。
写真を見ても紋甲イカの触腕は美味しそうです。

食べない派

触腕を食べない理由

触腕はイカが獲物を捕食する部分なので何を触っていたかわからないとか、雑菌が心配といった理由で食べない人もいるようです。
ツイートではイカの触腕が汚いという理由で食べない人がタコの足を食べることに素朴な疑問がわいたのかもしれませんね。

味の好み

えんぺらとはイカの胴体の上にある耳の部分でコリコリとした食感を好む人もいますが、ツイートでは触腕も含めて食べないんですね。
イカの部位も人によって好みがあるのは当然で、柔らかい胴の部分だけを好んだりゲソが大好きだったりと味を自由に楽しんで良いと思います。

腕だけを食べる

こちらのツイート主さんは触腕を食べない理由は分かりませんが、腕、つまり他の足は「ゲソ」として食べられるのですね。
触腕が他の腕と違うことを意識してしまうと食べられないのかもしれませんね。

イカの毒まとめ

普段から食べられているイカに毒を持った種類はなく、触手触腕にも毒はなく下地処理を行えば普通に食べられることが確認できました。

触腕には独特な食感があるので他の部位同様に、好みで食べる食べないはあって良いと思います。

日本国内で流通するイカに毒はなくても寄生虫には注意が必要で、刺身などでさばく場合はしっかりと下地処理を行い食中毒にならないように対策をして美味しく料理をいただきましょう。

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