冷蔵庫に熱いものや温かいものを入れてもいい?冷凍する場合は?

冷蔵庫に熱いものや温かいものを入れてもいい?冷凍する場合は?

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料理を作ったあと、冷蔵庫にすぐにしまうことが出来れば楽ですよね。

もしかしたら、熱いまま冷蔵庫に入れている方もいらっしゃるかもしれません。

でも冷蔵庫や冷蔵庫に熱いものを入れてもいいのでしょうか?

目次

冷蔵庫に熱いものや温かいものを入れてはいけない

結論から言うと、熱いものを入れるのはNGです。

熱いものを入れるのはどうしていけないのでしょうか。

いくつか理由はありますが、まず一番のデメリットは【食品をダメにしてしまう】ことです。

どうして食品をダメにしてしまうか疑問ですよね。

これから「冷蔵庫や冷凍庫に熱いものを入れてしまうのはどうしていけないのか」詳しく説明致します。

もちろん冷蔵庫の機能で”熱いまま冷蔵”や”熱いまま冷凍”などの機能があれば熱いまま冷蔵庫入れてしまっても問題ありません。

冷蔵庫に熱いままの食材を入れてはいけない理由

ではなぜ冷蔵庫に熱いままの食材を入れてはいけないのでしょうか。その理由は大まかに分けて4つあります。

冷蔵庫内の他の食品等が痛んでしまう

冷蔵庫は通常、常温で保存できない食品や冷やした状態で飲みたい飲み物を入れます。

飲み物は特に品質が変わってしまうなどはありませんが、常温で保存出来ないものはどうでしょうか?

常温で保存出来ないということは、つまり低温で保存しなければいけないということです。

その理由は雑菌が繁殖してしまうことがあるからです。

冷蔵庫であっても熱いものが近くにあると、隣の食品の温度は上がってしまいますし、冷蔵庫内の温度自体も上がってしまいます。

量が多い場合2〜3度程度冷蔵庫内の温度が上がることもあるようです。

また、冷凍庫の場合は冷凍している食品などが溶けてしまうことがあります。

したがってその保存している食材等が傷んでしまい、腐ることもあるのです。

食材が傷んでしまった場合は食べることが出来なくなる、食べてしまうと食中毒等を起こしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

冷蔵庫に入れた食材にカビがはえる

熱いまま食材を冷蔵庫に入れてしまうと、その冷蔵庫に入れた食材にカビがはえる可能性があります。

出来立ての食品にラップをかけたり、蓋などをしてしまうと、湯気が水滴になりますよね。

その水滴がカビなどの原因になってしまうことがあります。

電気代がかかる

熱いものを入れると、冷蔵庫や冷凍庫内の温度が上がってしまいます。

もし温度が上がってしまった場合は、普段よりも多くの電力を使って温度を下げようとします。

一度で1000円単位で変わるわけではありませんが、回数が増えるにしたがって、その分電気料金が上がってしまうのです。

そのような使い方で冷蔵庫を酷使していると、冷蔵庫の寿命が縮まってしまう可能性がありますので注意して下さい。

故障

熱いものを冷蔵庫にラップ等をせずにそのまま入れた場合、冷蔵庫の中で湯気が出ている状態になります。

冷蔵庫という温度が低い場所に入れたとき、湯気は水分に変わります。
冷凍庫の場合は湯気が霜になってしまう可能性があります。

冷蔵庫は冷蔵庫の中の無駄な水分は排出ドレンから冷蔵庫の下の方にある受け皿に排出されます。

そしてその水分は冷蔵庫自体の熱によって気化されるような仕組みになっています。

しかし、必要以上に負荷をかけてしまうと排出ドレンが詰まってしまったり、受け皿がいっぱいになってしまうと水が漏れてしまったり、故障の原因になります。

少し離して熱いまま入れた場合もダメか

先ほど熱いものを冷蔵庫の中に入れた場合は”他の食品に影響が出る”と説明しました。

では、熱いまま冷蔵庫に入れる時に他の食品と距離を離して入れる場合はどうでしょうか?

熱い状態のまま、他の食品と少し離して冷蔵庫に入れることも控えてください。

なぜなら、冷蔵庫の中の温度を全体的に上げてしまうからです。

全体的に温度が上がってしまうなら、近くに置こうが距離を置こうが関係ないのです。

冷蔵庫の温度は1〜2度程度しか上がらないとしても、その温度の変化で影響を与えてしまう食品もあります。

温度の変化に弱い食品は様々ありますが、どこのご家庭でも常備されていることの多いヨーグルトやバター、卵などは温度の変化に弱い食品なので特に注意が必要です、

粗熱がどれくらい冷めたら冷蔵庫に入れてもいい?

粗熱が取れたら冷蔵庫へ…とよくいいますが粗熱とは何度の事をいうんだろう?

と思われるかたもいらっしゃいますよね。粗熱とは一言でいってもその粗熱をとる使い道によって温度は異なるのです。

冷蔵庫に入れる場合

冷蔵庫は機能の差も大きく、冷蔵庫内の設定温度や冷蔵庫内の食品の量によっても変わってくるので、どの温度まで熱を取れば問題がないかはっきりとした答えはありません。

”熱いまま冷凍”などの機能がある冷蔵庫の場合は粗熱を取る必要はないのです。

では”熱いまま冷蔵”などの機能がない場合はどの程度の温度にしたらいいのでしょうか?

冷蔵庫や冷凍庫に入れるための「粗熱をとる」の温度は室温と同じくらいと言われています。

暑い夏であっても環境省で推奨されている室温は28度前後です。
したがって、粗熱を取る目安の温度は大体28度前後と言えます。

私たちがその粗熱をとったものを触った時に「少し冷たいかな?」位が丁度いい温度です。

料理中

料理中にレシピなどで「粗熱をとる」と記載がある場合もありますよね。

料理中の粗熱の場合は室温くらいまで冷ます必要はありません。

料理中の”粗熱をとる”の温度はおおよそ38度〜44度程度が目安になります。

人肌より少し温かいかな?くらいの温度です。

少し脱線しますが料理中の「粗熱をとる」には理由があります。

  • 芋類の皮が剥きやすくなる
  • 暑い時に切ると形が崩れるが粗熱をとることで形崩れを防ぐ
  • 料理の風味や香りを飛ばさず味が染み込みやすくなる

粗熱をとるのととらないのとでは、皮むきなどの下準備の時間が大きく変わります。

何より料理の味が格段に違うのです。

熱いまま調味料を入れてしまうと風味や香りが飛んでしまうのでせっかく心を込めて作った料理がもったいないです。

粗熱を取るだけでとっても美味しくなりますよ。

粗熱を冷ます方法

「粗熱を取るのは時間がかかる」と思いますよね。

そのまま置いておくのがスタンダードですが、それ以外にも粗熱を取る方法はあるのです。
これから粗熱を取る方法を紹介します。

そのまま放置

そのまま放置は1番スタンダードな方法。

加熱をして料理を作った後にそのまま放置しておきます。

可能であればお皿などに移す方が好ましいですが、カレーなど全てお皿に移すことが難しい場合にはそのまま鍋などで置いておいて下さい。

じゃがいもなどの食材そのままの場合は、ボウルやザルなどに入れて置いておきます。

風を送る

そのまま放置して置くのもいいですが、少し時間がかかってしまいますよね。

時間がない場合は手軽な方法として、風を送るのがおすすめです。

うちわなどで扇ぐ、扇風機で風を送るとそのまま置いておくよりも早く粗熱をとることが出来ます。

氷水

風を送る方法はとても手軽に出来ますが、カレーなどにはあまり効果がありません。

その場合は、ボウルなどで氷水を作り、鍋ごとそのまま氷水につけます。

このようにすることで全体的に冷やすことが出来るので粗熱を素早くとることが可能になります。

かき混ぜる

カレーやシチュー、スープなどは鍋で多くの量を作ることが多いと思います。

その場合、加熱を止めた状態で、かき混ぜることによって効率的に粗熱をとることが出来ます。

上記で説明した氷水を使いながらでも使える方法なので、是非組み合わせてみて下さいね。

保冷剤

氷水もいいですが、氷を使ってしまってない時や氷をつくり忘れてしまうことってありますよね。

そんな時には保冷剤です。保冷剤を使うことで素早く粗熱をとることが出来ます。

可能であれば複数の保冷剤を使うことで、より効率がよくなります。

保冷剤はお皿に入れてあるものでも底に置くことで、粗熱をとることが出来るのでとても便利です。

冷凍ご飯は熱いまま入れたほうがいい?

ご飯を冷凍する場合、本来であれば冷凍庫に入れるのは熱いまま早ければ早い方がいいです。

しかし、それはごはんの美味しさのことだけを考えた場合です。

熱いままのご飯を入れてしまった場合、冷凍庫内の霜の原因となってしまうことがあります。

さらに、冷凍庫の中の温度が上がってしまい、その影響で以前から冷凍庫に入れてあるものが溶けてしまったり、食材が劣化してしまう可能性があります。

したがって冷蔵庫の故障を防ぐならご飯は、必ず粗熱を取ってから冷凍して下さい。

ご飯を冷凍する方法

ご飯の粗熱を取ってからでも冷凍ご飯は美味しく保存することは可能です。

まず重要なポイントは炊きたてのご飯を使うこと。

炊きたてかどうかで冷凍ご飯の味は変わってきます。
そこから「ラップ」や「タッパー」を使用して保存をします。

それぞれの手順を紹介します。

ラップを使う場合

  • 炊きたての温かいご飯をラップの上に1膳分をのせます。
  • このときに多くの量を一気に包むのではなく、必ず1膳分にして下さい。
  • それからご飯を平らに広げます。
  • そしてご飯を潰さないように優しく、ぴったりとつつみます。

可能であればこのあとにジップロックに入れていただくことでの水分やごはんの香りが守られて、より美味しく保存出来ます。

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ラップにつつむときにご飯の量が多すぎたり、平らにしても厚みが大きすぎる場合や、おにぎりのような形など立体的な形にしてしまうのは、温める時に加熱のムラが起きやすくなってしまうので注意してください。

タッパーを使う

短期保存であればタッパーで保存がおすすめです。

タッパーにご飯を保存する手順は、簡単。

タッパーに炊きたてのご飯を詰めるだけです。

このときの注意点は詰めすぎないこと。

詰めすぎず隙間なくふわっとご飯をタッパーに入れたらすぐに蓋をして下さい。

隙間なくご飯を入れる理由は、中途半端にご飯を入れた状態だと空気が入ってしまい、霜がつきやすくなってしまうからです。

ご飯を温めるときは、蓋は軽くかぶせるだけの状態にして下さいね。

冷蔵庫に熱いものを入れる時のまとめ

料理を作ったあとすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保存することが出来れば時間短縮にもなりますし楽ですよね。

しかし、熱いままの状態で冷蔵庫や冷凍庫に入れてしまうとデメリットが大きいです。

せっかくの料理や食材を無駄にしてしまう可能性があるのです。

それに加えて結果的に冷蔵庫の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
電気代も余分にかかってしまいます。

粗熱をとることでそのデメリットは解消出来ます。

そのまま置いておくだけでなく、より効率的に粗熱をとる方法もあります。

今回はそんな方法も紹介致しました。よろしければ参考にしてみて下さいね。

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