ポリ袋調理は危険でデメリットが多い?安全に使う方法は?

ポリ袋調理は危険でデメリットが多い?安全に使う方法は?

忙しい毎日、食事の準備は大変ですよね。下準備から調理、焼く、炒めるなど。食事を終えて一息ついていると、今度は洗い物が待っています。準備から後片付けまで時間もかかり手も抜けません。

とくに小さなお子さんがいたり、仕事で帰りの遅い方は毎日一苦労だと思います。とはいっても外食やコンビニの弁当よりも、家族には手料理を食べさせてあげたいですよね。

「もっとカンタンに料理ができたらなあ・・・」

「コンロが2つしかなく効率がわるい・・・」

「料理の後片付けが面倒だなぁ・・・」

と料理のたびに考えている方にオススメの方法があります。それは「ポリ袋調理法」です。調理の時間が短縮でき、洗い物も減るので「時短」と「効率アップ」ができます。またこの方法は毎日の家事の負担を減らすだけではなく、災害時にとても有効な調理法なのです。

こちらの記事ではポリ袋調理のメリットとデメリット、安全性や危険性おいしいレシピなどを紹介しています。ぜひご一読ください。

目次

ポリ袋での調理

ポリ袋での調理法は、材料と調味料をポリ袋に入れるだけ。その後、電子レンジや湯せんで加熱するというお手軽な方法です。

基本的なポリ袋調理の手順は以下のもの。

1.ポリ袋に材料、調味料を入れる

食べやすいサイズに材料をカットして、調味料といっしょにポリ袋に入れます。軽く揉むようにして、材料と調味料がよくなじむようにします。

2.空気を抜いて結ぶ

出来るだけ空気を抜いて、袋の上の方を結びます。ボウルに水を入れ、ポリ袋を浸して結ぶと真空に近い状態にすることが出来ます。

3.沸騰した鍋に入れる

鍋が沸騰したら弱火にしてポリ袋を入れます。加熱する時間は料理によって違います。

ポリ袋とビニール袋の違い

ポリ袋とは?

ポリ袋の原材料は「ポリエチレン」です。ポリエチレンはプラスチックの一種で、レジ袋やプラ容器など幅広く使われています。また衛生面と防水性に優れていることから、ラップや調理用袋などキッチンでも大活躍です。

ビニール袋とは?

ビニール袋の原材料は「塩化ビニル樹脂」です。現在は流通していませんので「ビニール袋」という名称は昔からの名ごりになります。よってビニール袋と呼ばれているものも現在では全てポリ袋になります。ちなみに塩化ビニル樹脂は、ホースやコードなど様々な用途で使われ、やはり私たちの生活に欠かせないものになっています。

調理に適したポリ袋は?

調理に使用するポリ袋は「高密度ポリエチレン袋」と呼ばれるものになります。商品パッケージに「調理用」や「湯せん」「電子レンジ用」と表示されていれば大丈夫です。一般的なポリ袋と比較して0.01mm以上厚みがあり、耐熱性に優れているのが特徴です。

こちらの投稿では「湯煎調理袋」を使用されています。厚みが0.015mmあり高熱にも安心です。

食品ラップ「アイラップ」の公式アカウントがTwitterを更新したときの投稿です。

ポリ袋調理を電子レンジで行う際の注意事項が、アイラップの担当者よりコメントが出されました。

「アイラップが1970年代に企画された当時は、ポリ袋での調理は想定していなかった」

「ポリ袋を密封して電子レンジを使用すると、温められた湯気(水蒸気)の逃げ場がなくなり、破裂する危険性があります」

「大変高温になり、火傷や事故の可能性があるため、パッケージに複数の注意書きを記載しました」

などポリ袋調理に対して警鐘を鳴らしています。

他にも電子レンジで使用する際の注意点としてあげているのは

「耐熱皿を使用する」「密封しないこと」

また湯せん調理にも

「アイラップの耐熱温度は120℃のため、湯せん時は鍋底に耐熱皿を置き、鍋肌につかないように」

と呼び掛けています。

高密度ポリエチレン袋については「耐熱性のないポリ袋も、高密度ポリエチレン袋と同じ材質なので、間違って使用しないようにお願いします。他社製でも湯せんや電子レンジ対応と明記しているポリ袋をご使用ください」

以上のことから、使用するポリ袋は用途に適したものを選ぶことが重要になります。

ポリ袋調理のメリット

調理時間が短縮できる

材料と調味料をポリ袋に入れて、レンジやコンロで加熱するだけです。加熱している間は、他の作業をすることが出来ますので調理時間の短縮になります。

真空調理ができる

密封すると真空調理のような効果が得られます。真空状態になると食材に含まれている栄養成分、うま味、風味がしっかりと閉じ込められ、栄養価が高くなり、味と香りも格段に良くなります。

また食材への調味料の浸透効果も高まります。真空になることで食材組織の中に調味料が瞬時に浸透するのです。そのため少しの調味料でも味がしっかりと付くので健康的です。

油がいらない

食材と調味料をポリ袋に入れて湯せんするだけ。フライパンを使わないので油が不要になります。健康的でおいしくさっぱりと仕上がります。

余計な油は摂らず大事な栄養成分はしっかり摂る。しかもおいしい。まさに健康志向の方へオススメの調理法と言えるでしょう。

片付けがラクになる

ひとつの鍋にポリ袋をいくつか入れることが出来るので、洗い物が減ります。調味料もポリ袋に入れるだけなので、下準備に使う皿やボウルも不要になり、片付けの手間が省けるのです。

また油を使用しないので食器類の汚れも落としやすくなります。余談ですが箸や皿を使い捨てに替えることで、さらに時短ができます。

災害時に役立つ

水害や、いつ起こるかわからない地震などの災害時に、ポリ袋調理はとても役に立ちます。日頃から缶詰や乾物、調味料、ガスコンロなど備えが必要になりますが、調理がカンタンにできるので重宝します。つらく不安な災害時に温かい食べ物が食べられれば、体が元気になり勇気づけられると思います。

調理以外にもポリ袋は災害時に有効活用できますので、非常持ち出し袋に常備しておくことをオススメします。

ポリ袋調理の危険

とても便利なポリ袋調理ですが危険性もあり、いくつか注意点があります。

低密度のポリ袋は危険

密度が低く厚みの薄いポリ袋は使用しないでください。袋が破裂して思わぬ事故や火傷の原因になります。前述しましたが「調理用」「湯せん」「食品用」などの表示あるものを使用してください。

チャック付きポリ袋はデメリットあり

完全に密封できるジップロックなどのチャック付きポリ袋ですが、耐熱温度が低いものが多くオススメできません。

チャック付きポリ袋は、食品の小分けや冷凍保存などに適しています。

チャック付きポリ袋は保管という点ではメリットが多いですが、ポリ袋調理となるとデメリットが浮き彫りになってしまうのです。

海外製のポリ袋は危険

外国の製品は有害物質が発生する危険性があります。厚生労働省の基準に適合した原材料の日本製が安心です。

こちらの投稿によると日本赤十字社も日本製のポリ袋の使用を推奨しています。

ポリ袋での調理を安全に行うには

耐熱皿を使用する

鍋の下は炎など熱源が直接触れるため、かなりの高温になります。そこで鍋の底に耐熱皿を置き、ポリ袋の破れなどを防ぎます。また金網のザルなどでも代用可能です。

こちらの投稿は耐熱皿を置かなかったこと失敗の原因のようですね。

電子レンジでは袋を結ばない

レンジで密封して加熱すると、湯気が膨張して破裂することがあります。事故やケガにつながりますので、密封せずに耐熱皿を置いて加熱してください。

ポリ袋は使い回さない

1度使用したポリ袋は再利用せずに処分しましょう。衛生的ではない上に耐熱性が劣化している可能性があります。

使用済みのポリ袋は、生ゴミなどを入れて処分すればムダになりません。

ポリ袋調理のオススメレシピ

ここでオススメのレシピを紹介します。バランスを考えて主食に「ご飯」主菜として「煮魚」「肉じゃが」「蒸し鶏」副菜には「みそ汁」を選んでみました。

それぞれ加熱時間が違うので、効率よく湯せんすることが時短のポイントになります。

ご飯

日本人の主食として欠かせないご飯のレシピを紹介します。毎日のエネルギー源として、災害時にもお米、水などの備蓄があれば非常食にもなります。また飯ごう炊飯よりも手軽にできるので、アウトドアなどにもオススメです。

1.米1合をポリ袋にいれます。

2.水を210g(米1合140gの1.5倍の量)入れて30分以上浸します。

3.鍋が沸騰したら弱火にしてポリ袋をいれます。加熱時間は30分です。

煮魚

魚にはタンパク質やビタミン・ミネラルが多く含まれており、栄養のバランスを考えると1日に1度は食べたい食材です。湯せんするポリ袋調理には煮つけ料理の相性がよく、味がしみこみ、ふっくらとおいしくなります。

1.魚2キレ ブリやタラ、カレイなどお好みで

2.ポリ袋に魚と砂糖小さじ1、しょう油大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1入れます。骨などの突起物は、ポリ袋の破れの原因になりますので注意してください。

3.加熱時間は15分です。

肉じゃが

肉と野菜のタンパク質・ビタミン・ミネラルがバランスよく摂れる肉じゃが。定番の家庭料理といえる人気メニューです。なじみのある料理ですので、初めてポリ袋調理に挑戦する方にオススメです。

1.豚こま切肉15g、じゃがいも40g、玉ねぎ40g、にんじん15g、3倍濃縮の麺つゆ小さじ1.5、水30gを用意

2.じゃがいも、にんじんは適度なサイズに切り、玉ねぎはざく切りにします。

3.ポリ袋に入れて全体を軽く揉んで味をなじませます。

4.加熱時間は20分です。

蒸し鶏

健康志向の方に特にオススメなのが蒸し鶏です。高タンパク・低糖質でダイエットやトレーニングをしている方の強い味方です。密封した状態でじっくりと蒸すことで、水分を保ちタンパク質の凝固を防ぎ、やわらかく肉汁たっぷりな仕上がりになります。

1.鶏むね肉1枚、酒大さじ1、塩小さじ1/2、砂糖小さじ1/2を用意します。

2・ポリ袋に入れてよく揉んで味をなじませます。

3.常温で30分ほど寝かせます。

4.沸騰した鍋に入れて弱火で3分ほど加熱します。

5.火を止めて鍋にフタをして1時間で出来上がりです。 

みそ汁

口に入れるとホッとする日本人のソウルフードと言えるみそ汁。栄養価が高く健康維持に欠かせない一品です。また具材を替えることでいろいろな味が楽しめます。災害時に「温かいスープが飲みたい」という声が多く、乾物など材料が備蓄しやすいみそ汁は非常食としてもオススメです。

1.野菜適量、わかめ1g、みそ小さじ1、水200g、顆粒だし2g用意します。

2.ポリ袋に入れて揉みます。味噌がとけるくらいまで揉みましょう。

3.沸騰した鍋に入れて20分で完成です。

非常にカンタンですが、おいしく栄養たっぷりの料理ができます。ごはんからみそ汁、お肉、魚料理まで定食が作れますね。

ポリ袋調理の評判

ポリ袋調理をされた方のコメント紹介です。

ご飯が炊けるのは本当に便利ですね。蒸しパンもおいしそうです。

お米とパンを同時に調理でき、時短が可能なのはポリ袋のメリットを最大限に引き出しています。

ポリ袋調理の危険性やデメリットまとめ

ポリ袋調理法は忙しい毎日にありがたい時短調理法です。手軽にカンタンに調理ができ、おいしくしっかり栄養が摂れるのです。

また後片付けの時間も減りますので、空いた時間で他の家事をしたり、自分の好きなことができるようになり良いことづくめですね。

便利な反面、危険が伴うデメリットもいくつかありましたね。安全面には細心の注意を払いましょう。

実際に調理された方のコメントを見ても高評価が多いのもうなずけます。本当に優れた調理法なのですのでぜひお試しになってください。

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