オイルヒーターのつけっぱなしは火事になる?洗濯物を乾かすのは危険?

オイルヒーターのつけっぱなしは火事になる?洗濯物を乾かすのは危険?

オイルヒーターは安全。本当にそうでしょうか。実はオイルヒータのつけっぱなしは火事になることもあるのです。もちろん洗濯物を乾かすのは危険であり、推奨できません。

では安全と言われているオイルヒーターなのに、火事の原因となるものはいったい何なのでしょうか。

目次

ヒーターの中で火事になりやすいものは?

電気ヒーターが1番

ヒーターの中で一番火事になりやすいものが、電気ヒーターであるのはご存じですか?

本記事では電気ヒーターとオイルヒータは別物として解説しています。

電気ヒーターとは、パネルヒーターやハロゲンヒーター、ペットヒーターのように、火を使わず電気の熱量の放出で暖を取る電気暖房器具のことです。

暖房器具の火災で一番多いのが、電気ヒーターで7割、次に多いのが石油ストーブで2割、一番少なかったのがガスストーブで1割です。

火を使わない電気ヒーターなのになぜ火事になりやすい?

火を焚いて使う石油ストーブよりも火を使わない電気ヒーターのほうが火災になる割合が高いのは、人的災害が多いからです。

電気を使った暖房器具の多くは、音が静かで安全装置もついており、何より換気がいらないのでつけっぱなしにしている方が多く、安全な使い方や管理方法からいつの間にか外れてしまっているのが大きな原因です。

では、どんな使い方や管理方法が危険に至るのか見ていきましょう。

電気ヒーターで火事になった実体験と口コミ

寝具や座布団の真横で使って夜中に引火

電気を使った暖房器具で一番多い火災が、寝具や座布団への引火で全体の4割を占めるそうです。

寝る前には電気ヒーターから離れた位置に布団があっても、十分安全な距離をとっていなかったために、つけっぱなしにしていた電気ヒーターに寝返りなどで布団が覆いかぶさり、引火するケースが多いそうです。

音も静かで、火を使わないことから、夜中もつけっぱなしになっていたり、寝具との安全な距離1mをとっていなかったたりと、人的ミスが火災につながりました。

https://twitter.com/basuketaku1001/status/701641419102879744?s=20

カーテンの真下で使って引火

電気を使った暖房器具の多くは隙間風が入りやすい、窓際近くに置くことが多いのではないでしょうか。

設置場所としては間違っていませんが、カーテンとの安全な距離を取り忘れてしまうと、カーテンを閉めた時、一部が電気を使った暖房器具に覆いかぶさってしまうことがあります。

音が静かで、火が出ない電気を使った暖房器具の存在に安心して、つけっぱなしにして寝てしまい、火災が起こるケースが約1割起きているそうです。

壁際から安全な距離20㎝を保たずに夜中もつけっぱなしで使い続けたことによる人的ミスでした。

洗濯物が落下して引火

壁際のカーテンや寝具から安全な距離を保っていても、電気を使った暖房器具の真上に洗濯物を干していては危険です。

電気を使った暖房器具をつけっぱなしにして外出や就寝をしている間で、何かの拍子に洗濯物が落下して、電気ヒーターを覆い隠してしまったら、火災につながります。

こうした洗濯物が電気を使った暖房器具の上に落下して引火するケースが約2割起きるそうです。

これも、音が静かで、火を使っていないという安心感から生まれた人的ミスでした。

オイルヒーターは火事になりやすいか

直接的な火事の原因になりにくいが…

難燃性のオイルを温めて使うオイルヒーターは、フィンの表面は触っても火傷をしない程度に温まり、送風機能も付いていないので、じんわりとお部屋を温める暖房器具です。

メンテナンスがほとんどいらず、たまに表面についたホコリをふき取る程度で手間いらず。

火を使わないので火災とは無縁の暖房器具のように感じますが、実際はどうでしょう。

実際に2021年1月13日にはオイルヒーター周辺が焼け焦げ、やけどを負うという事故も発生しているので、必ずしも安全とは言えません。

参考:オイルヒーター周辺が激しく燃える…

オイルヒーターで火事になる場合はコンセントが原因のことも

オイルヒーターの火災はコンセント部分も原因です。

オイルヒーターは、コンセントにプラグを挿して使う暖房器具です。

また、1200W~1500Wと高い電力を使用するので、ご自宅のコンセントの許容電流を超えると焼き付けを起こしたり、コンセントそのものが溶けたり、火災が発生するおそれがあります。

この他、長期間コンセントにプラグを挿しっぱなしにしたことによって、ホコリがたまり、火災が発生することもあります。

更に、プラグ付近でコードを束ねたことによって起きた断線から、火災につながることもあります。

使用前に注意書きをよく読むことが必要です。

テーブルタップ(たこ足プラグ)や延長コードは使用せず、コンセントへ直に挿すことを使用説明書では指示しています。更にコンセントが2口の場合は、1つのみで使用することも明記されています。

オイルヒーターは電気を使った暖房器具の中では比較的安全ですが、コンセントやプラグ、コード付近で火災が起こる可能性があることを認識しておきましょう。

しかし、これらの火災の原因は、購入から一定期間を過ぎた古いものに多く、メーカーが保証している期間を過ぎたオイルヒーターは使用を控え、新しく購入することで火災事故を防ぐことも可能です。

オイルヒーターのつけっぱなしは火事になる?

やはり外出時には電源を切っていかないとオイルヒーターの火災につながる危険は十分考えられます。

安全装置はついていますが、人がいなくなった室内での使用はできないものと考えましょう。

やはり、オイルヒーターのコンセント部分は火事の原因になると考えられます。

オイルヒーターだから完全に安全であるとは言い切れないですね。

デロンギのオイルヒーターは安全?

デロンギ製オイルヒーター(型番:091521TEC)が2008年10月に「オイルの噴出または電気接続部分からの発煙がまれに生じる可能性がある」ことからリコールが起こりました。

2008/10/02 デロンギ・ジャパン株式会社 オイルヒーター

1995年7月~2006年5月に製造されたかなり古い機種ですが、もし手元にまだある方は使用しないで下さい。

リコール対象商品以降で同じ内容のリコールや不具合はないので、現在のデロンギは安全に使えるメーカーとなっています。

リコール以降のデロンギでは、専門技術者による「まごころ訪問」というサービスもあり、何か不具合や心配なことがあればサポートを受けられる体制が整っています。

購入した際の保証書を手にサポートセンターに電話をすれば不安なことを相談できるので安心ですね。

また、現在のデロンギ製品には、本体が転倒時に自動で電源がOFFになったり、発熱や発火事故を起こさないための安全プラグがついていたり、安全装置の内容が充実しています。

オイルヒーターで火事が起きた事例

オイルヒーターで実際に火事が起きた体験をした人や、火事に至る前に焦げ付きを発見して難を逃れた人の口コミをご紹介します。

火事が起きた事例

https://twitter.com/hirorin300/status/1202574730017955840?s=20

2口コンセントの1つはオイルヒーター、もう1つは別な電気機器を挿し込んで使ってしまったのですね。
フィンの内部から火が出たのは怖いですね。
やはり、説明書の注意書きに書かれているように2口コンセントは1つだけで使用しなければなりませんね。

・オイルヒーターを使用したら、コードやテーブルタップが焦げて溶けたり、絨毯の一部が焦げた。

・オイルヒーターに洗濯した服をかけて使用していたらスイッチ部が溶け、床も焦げた。

・10年間使用したオイルヒーターのコードの付け根から発火した。

https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/attention/oilheater_20160226.html

絨毯が焦げたのですね。凹凸の激しい場所や絨毯の上で使うのは避けたほうが良いですね。
オイルヒーターはコンセントへの直挿しが必須です。
テーブルタップを使用することは推奨されていないので、説明書をしっかり読むことが大切ですね。
どんな機械も、メーカーが保証している期間を過ぎてからの使用は危険が伴います。10年使った古いオイルヒーターは買い替えを検討しても良いでしょう。

危険な目に遭った事例

オイルヒーターをつけっぱなしにして外出されたのですね。
帰宅後にコンセントの焼き付きに気付いて良かったですね。
やはり、外出時や就寝中はオイルヒーターの電源をオフにしておかなければいけませんね。

https://twitter.com/dogleegg930/status/965846462847377409?s=20

2口コンセントのうち1つを使用していたようですが、テーブルタップのようなものを使われていたのですね。
他にも電気機器をさして使われていたのかもしれません。

パチパチと音がするのと異臭は怖かったですね。古い家屋のコンセントは1500Wの電流に耐えられないものもあります。コンセントの工事が必要な家屋もあるので、使用前に家のコンセントがオイルヒーターに適してしるのか調べておくことも必要ですね。

オイルヒーターで火事になる原因

比較的安全な暖房器具のオイルヒーターですが、火事になる原因がいくつかありますので項目別にご紹介します。

オイルヒーターで洗濯ものを乾かす時

オイルヒーターの使用説明書には、フィンの部位を「覆わないように」と明記されています。

衣類やタオルで表面が覆われると熱が放出されず、こもった状態が続きます。

これにより、本体がショートした時に、衣類やタオルが発火して、オイルヒーターによる火災が起こる可能性があります。

また、濡れたままの洗濯ものによってオイルヒーターが覆われると、本体がショートし、オイルヒーターの故障が起こる可能性があります。

オイルヒーターの真上に洗濯物を干すと、落下してフィンを覆ってしまう可能性があるので、メーカーが指定する安全な距離をとって、洗濯物を干すようにしましょう。

寝具を温める時

オイルヒーターの使用説明書には、フィンの部分を「覆わないように」と明記されているのは先ほどの章でもご紹介しましたね。

オイルヒーターは、フィンから放出される熱によってお部屋の空気を暖める暖房器具です。

しかし、オイルヒーターを寝具でくるむようにして暖をとってから、寝る時に寝具をベットに敷くご家庭もあるようです。

このような使い方は、オイルヒーター本体の熱がこもって寝具に引火して火災が発生する可能性があります。

本来の使い方で、寝具とオイルヒーターの間は1mの間隔を空け、お部屋の空気を暖めるためだけに使用しましょう。

ホコリ

音が無く静かで、燃料を入れたり、メンテナンスがほとんどいらなかったりするオイルヒーターのお手入れと言えば、フィンの表面に付いたホコリを払うくらい。

オイルヒーターの本体にONとOFFのスイッチが付いていると、コンセントに差し込んだプラグを見る機会が少なくなります。

オイルヒーターの火災で最も多いのがさきほどから説明している通り、コンセントとプラグにたまったホコリに引火して起こる火災です。

こうしたホコリによって引き起こされる火災をトラッキング現象と言います。

オイルヒーターを使わないときはコンセントからプラグを抜いて、ホコリがたまらないように定期的に掃除をするように心掛けましょう。

コンセントを抜いた部分はホコリが入り込まないように、ホコリ防止プラグを使用するのがおすすめ。

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カーテンの真下

オイルヒーターの設置場所で一番多い窓際は、カーテンに引火する可能性がとても高い場所でもあります。

窓際の壁やカーテンか火事になるら安全な距離をとっていなかったために、オイルヒーターの真上にカーテンが覆いかぶさって起こる火災なのです。

壁やカーテンから20㎝は離してオイルヒーターを設置して使うようにしましょう。

コンセントの契約アンペアの上限

オイルヒーターの使用電力は1200W~1500Wになります。

一般家庭の契約アンペアは平均15A~20Aです。

一つのコンセントをオイルヒーターが使ってしまうと契約アンペアの上限にすぐ達してしまいます。ギリギリで使用するとコンセントやプラグに負荷がかかり、コンセントの焦げ付きだけでは済まず、火災へと発展するおそれがありますので注意が必要です。

オイルヒーターを購入する前にご自宅の契約アンペアを事前に調べ、古い家屋の場合はコンセントが何Wまで使えるか確認すると安心ですね。

オイルヒーターをつけっぱなし

音が無く静かで、燃料を入れたり、メンテナンスがほとんどいらなかったりするオイルヒーターのお手入れと言えば、フィンの表面に付いたホコリを払うくらい。

冬の数か月間、一度も電源を切らずにオイルヒーターを使い続けてはいないでしょうか。

外出時や就寝時に電源を切って、プラグをコンセントから抜き取っておかないと、いつの間にかたまったホコリによるトラッキング現象によって火災が起こる可能性があります。

外出時や就寝時は電源を切って、毎回プラグをコンセントから抜く習慣をつけておくと火災を予防することができます。

メーカー初期不良

めったにないことですが、説明書通り使っていても購入から短期間で本体から煙が出たり、オイル漏れがあったり、コンセントから火花が出た時は、すぐにコンセントからプラグを抜き取って、メーカーへ初期不良が起きたことを連絡しましょう。

手元には保証書や購入日が明記されたレシートがあると良いでしょう。

オイルヒーター火事を起こさない置き場所

これまでは火災が起こる原因についてご紹介しましたが、この章では火災の予防につての情報をまとめました。オイルヒーターで火事を起こさない置き場所をご紹介します。

壁際または窓際から20㎝

オイルヒーターが火事を起こさない置き場所は、人の出入りが激しくない、外側が外気に面した壁際から20㎝離れた場所か、外側が外気に面している窓際から20㎝離れた場所が最適とされています。

コンセントへ直挿しできる場所

コンセントへオイルヒーターのプラグを直挿ししますので、延長コードやテーブルタップを使わずに済む場所の確保が必要です。

表面が平らな床の上

毛足の長い絨毯やカーペットの上ではなく、オイルヒーターは表面が平らで硬い床の上で使用しましょう。

水回りや湿気の多い場所を避ける

オイルヒーターは電気を熱源としているので、お風呂場や台所などに設置すると、何らかのはずみで水を本体が浴びた時にショートする可能性があります。

故障と火災の原因になりますので、リビングや寝室、子供部屋などに設置するのが良いでしょう。

リビングでは家具、寝室では寝具、子供部屋では家具と寝具からオイルヒーターを1m以上離して設置しましょう。

上部1m以内に何もない空間がある

オイルヒーターの暖かい熱が天井に向かって循環できるように、上部1m以内に何もない空間のある場所に設置しましょう。

オイルヒーターの暖かい熱を利用して洗濯物を乾かそうと本体の真上に干してしまうと落下した時に、本体に覆いかぶさった場合火災の原因になりますので、洗濯物はオイルヒーターの真上に干さないようにしましょう。

常時人がいる部屋で使う

普段人が多くいるリビングで使用するのが理想です。

この他、常に2時間以上人がいる部屋、例えば子供部屋や、就寝前にくつろぐ寝室での使用が良いでしょう。

子供部屋では家具と寝具から、寝室では寝具からオイルヒーターを1m以上空けて使用しましょう。

人が普段立ち入らない倉庫やペット小屋での常時運転は危険ですので設置はやめましょう。

ペットにはペットヒーターを設置してあげると安全です。

オイルヒーターの火事まとめ

フィンの中に入っている難燃性のオイルを電気で温めて、送風機能を使わず、空気を伝ってじんわりと温めてくれるオイルヒーターは、音も静かで空気も汚さず、赤ちゃんやペットのいるご家庭では人気の電気暖房器具です。

メンテナンスがほとんどいらず、本体やプラグのホコリを払うだけの簡単なオイルヒーターは、つい冬の間はつけっぱなしで利用される方が多いのではないでしょうか。

危なくないヒーターというイメージから起こるオイルヒーターの危険性を、事例を交えてご紹介してきました。

火事の心配のない、そんなイメージがあるオイルヒーターで火災が多く発生するのはプラグやコード、ご自宅にあるコンセント付近で起きましたね。

この他に、本体に濡れたタオルや洗濯物で覆ったり、寝具に暖を持たせるために本体をくるんだりする、本来の使い方ではない方法で故障や火事を起こす原因になることもご紹介しました。

正しい設置場所

  • 外が外気に触れている壁際か窓際から20㎝の場所で、上部1mには何もない空間が必要です。
  • 寝具からは1mの間隔を空けて使いましょう。
  • 毛足の長い絨毯やカーペットの上は避け、硬く平らな床の上にオイルヒーターを設置しましょう。
  • また、オイルヒーターは人がいつもいる場所での使用を心掛けましょう。

外出時や就寝中は電源のOFFとコンセントからオイルヒーターのプラグを抜くことを習慣化させて、安全にオイルヒーターを使用しましょう。

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