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夜の紫外線による日焼け/紫外線は何時まで出てる?

夜の紫外線による日焼け/紫外線は何時まで出てる?

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日差しが強い昼間はなんとなく紫外線が出ているのは分かりますが、では夜は紫外線は出ているのでしょうか。
夜は肌を露出すると日焼けするのでしょうか。

この記事では

  • 夜の紫外線による日焼け
  • 紫外線は何時まで出ているのか
  • 肌への負担が少ない日焼け止め

について解説しています。

目次

夜でも紫外線は出ているのか?

夜の紫外線量はほぼ0に等しいと言えます。

しかし、微量の紫外線は夜の間も存在してはいるのです。

また、太陽が沈んだ後、お部屋で使っている蛍光灯やLED照明からも微量ですが紫外線が出ているのですよ。

日中のダメージが細胞レベルで夜に影響を及ぼす

アメリカ、イェール大学のダグラス・ブラッシュ教授らの研究によって、昼間にビーチのような強い日差しを浴びる環境で過ごした皮膚細胞は、太陽が沈んだ後も紫外線による損傷が続いていることが明らかになりました。

皮膚細胞にあるメラニン細胞が、昼間、太陽から吸収したエネルギーを、夜の間にDNAに伝達、その後変形を引き起こすのです。

また、紫外線はシクロブタンダイマーという原子を作るそうで、これによりDNAを損傷させるそうです。シクロブタンダイマーがあると、遺伝情報を正しく読み込むことができなくなり、細胞の機能不全、さらには癌化することもあるのだと言います。

メラニンが夜間に起こる損傷の原因

メラニン細胞ではメラニンという色素を作り出します。そしてメラニンは紫外線から皮膚を守るとされてきました。

しかし、ブラッシュ教授らは、このメラニンが実は夜間に起きる皮膚細胞の損傷の原因であることを明らかにしたのです。

同チームが実施したマウスと人間のメラニン細胞を使った実験から、太陽光からの紫外線放射によって細胞内の酵素が互いに反応しあう2つの化学物質を生み出すことが判明した。これらはエネルギーを使ってメラニン上の電子を励起する。つまり、メラニンは太陽光が持つエネルギーの一部を効果的に吸収していることを意味している。

http://karapaia.com/archives/52185611.html

これが昼間、太陽の光によって起こる損傷と同じ現象を引き起こすのです。

夜専用の日焼け止めの開発が進んでいる?

このメラニンが引き起こす損傷は、ゆっくりと進行する現象のため、将来的に予防策があります。

「これまで長い間、皮膚癌の発生を防ぐ方法が模索されてきましたが、日焼け止めクリームの開発においては紫外線A波と紫外線B波両方の暴露を最小限にすることを目指すべきであると本研究が示唆しています。また、紫外線による夜間のDNAの損傷は、超酸化物や酸化窒素の生成を妨げるものや、励起三重項状態中間体を抑える化学物質によっても緩和できるかもしれません」。とタイラー教授は説明する。

http://karapaia.com/archives/52185611.html

太陽の光によってDNAが損傷する現象を研究しているアメリカ、ワシントン大学のジョン・ステファン・タイラー教授によると、私たちが普段使っている日中用の日焼け止めクリームを科学的に少し改良するだけで効果が見込めるそうです。

夜の紫外線対策に日焼け止めは必要

夜の紫外線量は微量でしたが、昼間に強い日差しを長時間浴びる環境にいた場合、日中に皮膚細胞が受けたダメージが夜も続いているという研究結果があるように、寝ている間につけられる日焼け止めも、少しずつですが販売されてきています。

そこまで神経質になる必要はありませんが、将来の肌の美しさ、皮膚癌の予防を心掛けたい方には、夜の紫外線対策に日焼け止めは必要。

まずは紫外線について詳しく知りましょう。

紫外線の種類

B紫外線

紫外線には2種類あります。

1つはA紫外線(UVA)、もう1つがB紫外線(UVB)です。

B紫外線は4月から強くなりはじめ、真夏に最も量が多く降り注ぎ、9月まで紫外線対策が必要となります。

私たちが夏になると、日差しを長く浴びた肌の表面部分が赤くなったり、または黒く焼けたりする一般的な日焼けを起こす紫外線です。

A紫外線

これに対してA紫外線は、紫外線の中でも波長が長いため、皮膚の奥深くまで時間をかけて届きます。すると、肌を黒く焼くだけではなく、肌の弾力やハリを保っている線維細胞をじわじわと壊し、シワやたるみを作っていきます。

さらにA紫外線は波長が長く、四季を通して一定量ありますので、毎日紫外線対策を行いましょう。

日焼け止めのSPFとPAとは

SPFとPAとは、日焼け止めが持つ紫外線予防効果を判断する基準になります。

SPF

SPFはB紫外線を防ぐ効果の目安の数値で表され、単位は1〜50+まで。何も塗っていないときと比べ、B紫外線による炎症を防止できる時間を示しています。

その数値が大きくなるほど、B紫外線に対しての防御が強いことを意味しています。

PA

PAはA紫外線を防ぐ効果の目安を表していて、「+」で表記されます。

その値は4段階に分かれています。「+」が4に近いほど、A紫外線への防御効果が高いことを示しています。

SPFの数値が多く、PAの+が多いほど強力な日焼け止めとなります。

紫外線量の比較

場所による紫外線量

ビーチやプール、スキー場に行くとよく日焼けをするのには理由があります。上から降り注ぐ紫外線を水や雪が反射して、下からも紫外線を浴びるからです。

また、油断してしまうのが屋内や車内です。日差しが届かないと思っても、窓や車窓から降り注ぐ紫外線に注意しましょう。ご自宅の窓には光と紫外線を遮断してくれる遮光カーテンを日焼け止めと合わせて利用するのがおすすめです。

また、紫外線カットフィルムを貼るのも良いでしょう。

天気による紫外線量

曇りの日は日差しが弱いので、紫外線量も少ないと感じてしまうのですが、実際には、晴れた日の6割以上の紫外線が存在しています。雨の日であっても2割程度あるとされています。

そのため、紫外線対策は曇りの日も雨の日も必要になります。

日焼け止めを塗りっぱなしにしてもいいの?

日焼け止めには「紫外線乱射剤」と「紫外線吸収剤」という化学成分が使われています。

「紫外線乱射剤」の主な成分は酸化チタンや酸化亜鉛、「紫外線吸収剤」はオキシベンゾンやメトキシケイヒ酸オクチルなどが使われています。

そのため、長時間塗りっぱなしにしているのは肌に負担が大きくなります。

日中用の日焼け止めをそのままつけて眠ってしまうと、肌はダメージを受けてしまうので夜使うことができません。

しかし、現在販売されている夜つけて眠っても良い日焼け止めはSPFやPAの表示がありません。

これでは効果が思ったほど期待できないのではないかと不安になる方もいるでしょう。

そこで、塗ったままでも寝られるくらい低刺激で長時間使用することを前提に作られた、天然ミネラル成分だけの日中用日焼け止めと、皮膚科医もおすすめのノンケミカル日中用日焼け止めをご紹介します。

負担の少ない日焼け止め

Give&Give UV AアンドBプラスC

水がベースになっているローションなので、つけ心地が本当に軽いです。無香料、無着色、鉱物系オイルフリー、パラベンフリーとなっています。

SPF30でPA+++です。

潤いを肌に与えながら、紫外線防止効果があります。専用のクレンジングは必要なく、普通の石鹸や洗顔で洗い流すことができる日焼け止めです。

添加物が入っていないため、開封後は90日間で使い切る必要があります。しかし、それだけ、肌に負担がかからないという証しでもあります。

資生堂 ドゥーエ 日やけ止め ノンケミカル

https://twitter.com/suhada_biyou/status/1263442141381980160

皮膚科医もすすめる敏感肌の方用の日焼け止めです。優しい付け心地で、紫外線吸収剤無配合(ノンケミカル)の日焼け止め。

  • 無香料
  • 無着色
  • アルコール(エチルアルコール)無添加
  • パラベン無添加
  • 鉱物油無添加

・敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済み
・アレルギーテスト済み
(すべての方に皮ふ刺激やアレルギーが起きないわけではありません。)

https://www.shiseido.co.jp/sw/c/products/SWFG070410.seam?shohin_pl_c_cd=E46501&online_shohin_ctlg_kbn=1

SPF45 で PA++++です。

乳液状で伸びが良く、すっとなじんで白うきもせず、優しい使い心地です。専用のクレンジングは不要で、洗顔料だけで落とせるところも魅力です。

日焼けしやすい時間帯を比較

四季別に紫外線の多い時間帯を見ていきましょう。

春の紫外線量と時間帯

http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm_obs.html

午前10時~午後14時の4時間、強い紫外線が観測されていました。

春に日焼けしやすい時間帯は午前10時~午後14時でした。

夏の紫外線量と時間帯

http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm_obs.html

午前9時~午後14時までの5時間、強い紫外線が観測されていました。

夏に日焼けしやすい時間帯は午前9時~午後14時でした。

秋の紫外線量と時間帯

http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm_obs.html

午前10時~午後13時までの3時間に強い紫外線が観測されていました。

秋に日焼けしやすい時間帯は午前10時~午後13時でした。

冬の紫外線量と時間帯

http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm_obs.html

雪が降り積もる12月、1日を通して紫外線量が極端に弱くなります。

冬に日焼けしやすい時間帯は観測できませんでした。

冬至がある12月は紫外線量も少なくなっていました。

しかし、弱い紫外線でも地面や雪面からの反射で日中も紫外線の影響を受けています。

他の季節と同じように、午前10時~午後13時までは紫外線予防対策をしていましょう。

紫外線は何時まで出ているのか?

紫外線が何時から何時まで出ているのか、季節ごとにまとめました。

  • 春は午前6時~午後17時まで
  • 夏は午前5時~午後18時まで
  • 秋は午前6時~午後17時まで
  • 冬は午前7時~午後16時まで

上記の時間帯は紫外線がしっかり観測できています。

早朝や夕方のランニング、またはウォーキングを楽しむ際には、日焼け止め対策が必要になります。

夜間も微量の紫外線が出ているので、夜でも焼ける認識を持って紫外線対策に日焼け止めを塗って出かけましょう。

夜の紫外線による日焼けまとめ

アメリカ、イェール大学のダグラス・ブラッシュ教授らの研究によって、昼間にビーチのような強い日差しを浴びる環境で過ごした皮膚細胞は、太陽が沈んだ後も紫外線による損傷が続いていることが明らかになりました。

メラニン細胞が、昼間、太陽から吸収したエネルギーを、夜の間にDNAに伝達、その後変形を引き起こすのです。

しかし、メラニンが引き起こす損傷は、ゆっくりと進行する現象のため、将来的に予防策があります。

アメリカ、ワシントン大学のジョン・ステファン・タイラー教授によると、私たちが普段使っている日中用の日焼け止めクリームを科学的に少し改良するだけで効果が見込めるそうです。

そのため夜用日焼け止めの需要も出始めています。

日焼けを起こす紫外線が四季によって異なることも月別紫外線量グラフからわかりましたね。

日焼けする時間帯をしっかり把握して、昼間のダメージを少しでも夜に持ち込まないように予防策を徹底させましょう。

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