朝顔という花はよくご存知かと思いますが、他にも昼顔、夕顔、夜顔この3種類があります。
では、朝顔、昼顔、夕顔、夜顔この4種類の花はどのような違いがあるのでしょうか。
また、どうやって見分ければよいのでしょうか。
画像や比較表を用いながら、詳しく解説しています。
朝顔とは
- ヒルガオ科サツマイモ属
- 一年草
- 原産地は熱帯アジアヒマラヤ
- つる性植物
朝顔の特徴は主に観賞用として知られています。
朝顔はその名の通り早朝のうちに花を咲かせることが特徴です。
そして午前が終わる頃、朝顔は花をしぼませてしまいます。
色は「青色」「紫色」「水色」「白色」。
多くの小学校ではこの朝顔を育てて成長過程を絵にしたのではないでしょうか。
また夏休みの宿題として朝顔の成長記録を残すという宿題もあるようです。
昼顔とは
- ヒルガオ科ヒルガオ属
- 多年草
- 原産国は日本、ヨーロッパ、アジア太平洋諸島
- つる性植物
昼顔はあのドラマの昼顔とは全く関係ありません。
昼顔が咲く時間は朝顔の時間帯よりも少し遅め。
午前中に花を咲かせ、夕方にしぼむというサイクルです。
朝顔は観賞用として愛されているのに対し、昼顔はどちらかというと邪魔な扱いをされています。
その理由は昼顔の茎の駆除は非常に難しいからです。
雑草のような扱いをされてしまうのがこの昼顔。
夕顔とは
- ウリ科ユウガオ属
- 一年草
- 原産国は北アフリカ、インド
- つる性植物
その名の通り夕方に花を咲かせることが特徴です。
そして次の日の朝には花がしぼんでしまうのがこの夕顔。
色は白色。
そしてユウガオの実はかんぴょうの原材料としてされています。
夜顔とは
- ヒルガオ科サツマイモ属
- 一年草
- 原産国は熱帯地方、アメリカ
- つる性植物
夜顔は夜に咲き明朝にしぼみます。
夜顔は朝顔のように観賞用として愛されている花です。
色は白色
違いを比較
朝顔 | 昼顔 | 夕顔 | 夜顔 | |
時間 | 早朝~正午 | 午前~夕方 | 夕方~明朝 | 夜~明朝 |
用途 | 鑑賞 | 雑草 | 材料 | 鑑賞 |
色 | 青紫水白 | ピンク | 白 | 白 |
性質 | 一年草 | 多年草 | 一年草 | 一年草 |
科名 | ヒルガオ科 | ヒルガオ科 | ウリ科 | ヒルガオ科 |
見分けるポイント
花の性質
上記の表を見るとわかるのですが、「朝顔、夕顔、夜顔」この三種類は一年草に対し昼顔のみ多年草です。
一年草とは、1年以内に花が成長して開花、そして結実するという性質があります。
つまり1年で咲いて1年で散るということです。
多年草というのは複数年にわたりその命が続く花の事。
昼顔は多年草ですが、花の部分は毎年咲いて散ることを繰り返します。
ここは一年草と同じ。
ですが昼顔が多年草と言われている理由は茎にあります。
昼顔の茎は根絶が難しく、この部分が多年草と言われている所以。
どちらかというと邪魔な雑草なのが昼顔。
必要とされているのが朝顔、夕顔、夜顔この3種類です。
花が咲く時間帯
これは名前の通りに覚えることで、簡単に見分けることができます。
ただし、朝顔の場合は観賞用として多くの改良を施されている品種。
ですから、昼になってもしぼまない朝顔もあるので、一概に時間帯で決めることはできません。
ですが名前は、概ね花が咲く時間帯に由来しています。
葉っぱの違い
葉っぱの違いでも見分けることができます。
朝顔の場合の葉っぱは大きく、 Mの形をしているのが特徴的。
その一方で昼顔の幅は小さいです。
また、葉っぱの形はMの形をしていません。
その形としては三角に近いような形をしています。
まとめ
- 朝顔
- 昼顔
- 夕顔
- 夜顔
この4種類の花には、上記のような違いがありました。
違いを見分ける方法や、違いの比較に関しては上記に示した通り。
違いを覚えるために上記の表を何度も見返してくださいね。
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