忙しい家庭でも簡単に育てることができるお野菜もあるので、以前からベランダにて家庭菜園でいくつかお野菜や植物を栽培しています。
自分で育てたお野菜や植物が成長していくのを見ているとうれしい気分になりますし、やっぱり自分で育てたお野菜を食べると格別においしく感じますよね。食費も多少は安く済みますし!それに、育てているうちになんだか愛着がわいてきて我が子を育てているような感覚になります(笑)
その家庭菜園のお野菜のなかに水菜があるのですが、先日その水菜にかわいらしいお花が咲いたんです。
それは菜の花のような黄色いお花でした。恥ずかしながらわたしは知らなかったのですが、菜の花も水菜も同じアブラナ科みたいですね。どおりで似ているお花を咲かせるわけです。
水菜に花が咲く理由
水菜がお花を咲かせるなんて知らなくて、初めて見たのでびっくりしました。調べてみると、水菜は種を撒いた時期から一定期間低温にさらされることでとう立ちするみたいです。なるほどうちの水菜たちはとう立ちしてしまったんですね。
とう立ちというのは、植物の花茎が伸びてくることを言います。ブロッコリーなどの蕾や茎を食べるお野菜にはとう立ちが必要です。しかし、水菜のような葉物野菜ではとう立ちすると葉が硬くなってしまったり味が悪くなってしまったりするので美味しくないと一般的には言われますね。
でもせっかく育てたのですから、食べないとなんだか勿体ない気がします。そこで、とう立ちしてしまった水菜は食べることができるのか調べてみました。
花が咲いた水菜は食べられる?
毒は無い?
水菜はとう立ちしてしまってもおいしく食べることができるようです。基本的には花が完全に咲く前の蕾のうちが食べごろです。蕾にも毒はないみたいなので葉や茎と一緒に食べてしまいましょう。
ちなみに葉は意外と柔らかくて食べやすいみたいです。花が完全に咲ききってしまった水菜は観賞用にとっておいてもいいですし、お花が終われば種になるのでそのままおいておいてもいいですね。
その味とは
実際にたべてみるとそのお味は、ほんのり甘みがある中に独特の苦みが少しあってあいしいです。蕾もコリコリとした食感を楽しむことができます。
それでは、とう立ちしても水菜をおいしくいただくことのできる食べ方はたくさんありますので以下よりそのさまざまなレシピの中からいくつか紹介していきます。
水菜のおすすめレシピ
水菜とエリンギのソテー
材料:・バター・醤油・水菜・エリンギ
①根元を切り落とした水菜をざっくり切ります。エリンギは長さを半分にして、食べやすいようにスライスしておきます。
②熱したフライパンにバターを乗せてスルスルと溶けたら、そこにエリンギを入れ炒めます。
③エリンギに火が通ったら、そこに水菜を加えてさらに炒めます。
④最後に、醤油を回し入れて味を調えたら完成です。
バターの香りは食欲をそそりますし、エリンギも水菜の蕾もどちらもコリコリと食感が楽しくとてもおいしくいただくことのできるメニューです。こちらは風味といい食感といいおつまみにもぴったりなお味になっているので、ぜひお酒のお供にどうぞ。
水菜ともやしの胡麻和え
材料:・いりごま・砂糖・醤油・和風だし・水菜・もやし
①根を切り落とした水菜をざっくり切ります。それをもやしと一緒に電子レンジで加熱します。
②いりごま、砂糖、醤油、和風だしを入れたボウルに、加熱をした水菜ともやしを入れて混ぜ合わせます。
③味がなじんだら完成です。
チンした水菜ともやしをまぜまぜとするだけなのでとっても簡単に出来てしまいます。水菜ともやし、どちらもシャキシャキとした食感が楽しく、さっぱりですが蕾つきだと食べごたえがしっかりとあり、おいしくいただくことのできる一品となっています。ちょっと食卓がさみしいな、と感じたときのプラスワンにぴったりです。
水菜と柚子のおひたし
材料:水菜・ゆずの皮・水・醤油・みりん・和風だし
①水菜は根を切り落とし、食べやすい大きさにきっておきます。ゆずの皮は千切りにしておきます。
②水、醤油、みりん、和風だしをボウルに入れて、電子レンジで加熱します。
③上記で加熱したボウルに、水菜とゆずを入れてよく混ぜ合わせ味がなじんだら完成です。
こちらは先ほどの胡麻和えよりもさっぱりといただくことができる和の一品となっています。水菜自体加熱しないレシピになっているので食感がよりシャキシャキ、蕾もより食べ応えを感じられます。さっぱりかつ食べ応えがあるものが食べたいときにぴったりなレシピです。
水菜とベーコンのペペロンチーノ
材料:・ニンニク・塩・オリーブオイル・鷹の爪・水菜・ベーコン・パスタ
①パスタはパッケージに従ってゆでておきましょう。
②にんにくをみじん切りにしておきます。水菜は根を切り落とした後に3㎝くらいに切っておきます。ベーコンも1㎝程度の大きさに食べやすいよう切っておきます。
③熱したフライパンにオリーブオイルをしいてオイルがスルスル動くようになったら、にんにくと鷹の爪を炒めます。
④にんにくの香ばしい香りがしてきたら、そこにベーコンと水菜を加えてさらに炒めます。
⑤最後にそこに茹でたパスタを加えてさっと炒めます。そして塩で味を調えたら完成です。
こちらは和の水菜と洋のパスタとの融合です。ピリッとしたおいしさのペペロンチーノの風味と水菜の蕾のコリコリ食感がよくマッチします。
卵と水菜のスープ
材料:・お湯・鶏がらスープの素・しょうゆ・塩コショウ・卵・水菜
①根をおとした水菜は3㎝程度に切ります。
②鍋に水を入れて沸かします。そこに鶏がらスープの素としょうゆと塩こしょうをいれて混ぜます。
③上記の、調味料を入れたお鍋を煮立たせます。そしてそこへ溶き卵を回し入れ、水菜も投入したら完成です。
ワンポイントのコツとしては、お鍋に溶き卵を回し入れたときに少しの間触らずにおいておくとうまくふわふわ卵になって、見た目もおいしそうなスープになってくれますよ。こちらのスープは白ご飯にもパンにもよく合いますし、さっとできるのでおすすめです。水菜の蕾のコリコリとたまごのふわふわが良いハーモニーを生み出します。
水菜のお味噌汁
材料:お湯・豆腐・水菜・和風だし・味噌
①お豆腐と根を切り落とした水菜は、食べやすい大きさに切っておきます。
②お鍋に水を入れて沸騰させます。
③沸騰したら、切ったお豆腐と水菜をいれて煮ます。
④ひと煮たちしたら、和風だしを加えて、味噌を溶き入れたら完成です。
こちらも、もう一品汁物を紹介させていただきました。お味噌汁という定番メニューに加えても水菜の蕾はなじんでくれて、さっぱりとしたお味噌汁になりますよ。
花が咲いた水菜の花が咲いた水菜のまとめ
今回水菜は、種をまいた後に低温にさらされていたのでとう立ちしてしまったようでした。
しかし、とう立ちしても蕾や茎には毒はまったくありません。そして、お花が咲ききる前の蕾の段階ならおいしくいただくことができるということでした。
そこで、水菜の蕾もそのまま一緒に使えるレシピを和食の品、洋食の品、そして汁物などいくつか紹介させていただきました。どれも簡単に調理できて、かつとてもおいしいのでぜひ試してみてくださいね。
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