魔剤とは?モンエナ・レッドブル以外の種類は?味の組み合わせは何がある?

魔剤を知っていますか?

魔剤と聞くと、なんだか怪しい薬のように感じてしまいますね。

モンスターエナジーやレッドブルなど、栄養をチャージしたい時に飲むドリンクを、別名「魔剤」と呼びます。

今回はそんな魔剤について、レッドブル以外の種類も含めてご紹介していきます。

目次

魔剤とは?

魔剤とは、TwitterなどのSNS内で拡散した造語となり、2つの意味が存在します。

「マジ?」の派生用語

2014年頃から、Twitterを始めとしたネット業界で突如流行り出した、派生用語と考えられます。

「マジ」と「魔剤」パソコンで打つとなると「maz」までのスペルが一致するため、確かに言葉としては非常に近いような気がします。

エナジードリンクの別名

こちらの意味の方が、しっくりくる方は多いようです。

「飲むと魔法のようにエネルギーが溢れるドリンク剤」ということで、魔剤と言われ、ネットオタク界で浸透しているようです。

徹夜して勉強を意気込む学生や、仕事に一所懸命な会社員の方々から、特に多くツイートされています。

魔剤の元ネタ

言い間違えからの派生

2014年頃に発生したということもあり、時系列を考えると、「マジ」=「魔剤」となった、より有力な元ネタです。

「kwsk=詳しく」や「オワコン=終わったコンテンツ」などのインターネット業界でよく見られる造語と同様に、打ち間違えや省略をするところから派生したようです。

ゲーム中に出てくる回復アイテムからの派生

ゲーム内で、よく体力を回復させるためのアイテムとして、ポーションというアイテムが出現します。

画像のゲーム画面にも、色鮮やかな、まさにエナジードリンクのような色が並んでいます。

これらを魔剤と呼び、さらに現実でも、疲労回復のドリンクを同様に「魔剤」と呼び始めたのが起源とも考えられます。

Twitterでつぶやいた造語から派生

2015年頃に突如つぶやいたツイートから拡散され、浸透していったという所説も存在します。

そのツイートがこちらです。

2015年のツイートであることもあり、時系列を考えても有力な元ネタになるでしょう。

また、「魔剤をキメる」という言葉もこのタイミングで誕生したと考えられます。

たまたま発した一言が、ツイートを見た人から徐々に拡散されて、エナジードリンク=魔剤と言われるようになったようです。

ここでは、最後にあげた「エナジードリンク=魔剤」の説を掘り下げていきましょう。

魔剤の種類

国内で販売されている魔剤、つまりエナジードリンクには、大きく3つの種類が存在します。

清涼飲料水としての魔剤

モンスターエナジーやレッドブルに代表されるエナジードリンクは、「清涼飲料水」に当たります。

清涼飲料水とは、アルコールが1%未満の味や香りが付いた飲料水です。

食品に該当するため、食品衛生法により規定されていきます。

表示に関する特徴
  • 効能を広告で謳うことは禁止されている
  • 食品として認められた成分のみ使用・記載が可能
販売場所に関する特徴
  • 販売許可を取る必要が無い
  • 自販機で販売することができる
成分に関する特徴
  • タウリン(注1)を配合することができない
  • 代わりにアルギニン(注2)を含有するドリンクが多い

注1:細胞、特に肝細胞を正常に保ち、生活習慣病予防やストレス改善へも効果がある成分
注2:筋肉増強、免疫機能向上、血流改善へ効果がある成分

医薬品としての魔剤

ユンケルD2やユンケル黄帯液などの栄養ドリンクは、「医薬品」に該当します。

医薬品とはその名の通り、薬品に該当するので、病気の治療を目的としており、副作用をもたらす可能性もある、効果の強いドリンクです。

清涼飲料水とは異なり、薬機法(旧薬事法)により規制されます。

表示に関する特徴
  • 製造品目ごとに承認が必要となる
  • 誇大広告についての規制が厳しい

第六十六条 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。

2.医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の効能、効果又は性能について、医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布することは、前項に該当するものとする。
3.何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品に関して堕胎を暗示し、又はわいせつにわたる文書又は図画を用いてはならない。

厚生労働省ホームページ

「何人も」の表記から、誇大広告に関わる全ての方が罰則の対象になるという非常に厳しい規制となります

販売場所に関する特徴
  • マツモトキヨシなどの薬局や薬店でのみ、販売可能
  • 自販機で販売することはできない
成分に関する特徴
  • タウリンを配合することが可能
  • 医薬品として前例のない成分(コブラ、サソリ等)は配合できない

医薬部外品としての魔剤

市販でよく見かけるリポビタンDやチョコラBBハイパーやチョコラBBゴールドリッチなどの栄養ドリンクのほとんどが、「医薬部外品」に該当します。

薬品であるため、薬事法により、規定されます。

また、病気にならないように予防することや、美容を目的にしており、医薬品とは異なる点がいくつか存在します。

表示に関する特徴
  • 製造品目ごとに承認が必要となる
販売場所に関する特徴
  • コンビニやスーパーでも販売が可能
  • 自販機での販売も可能
成分に関する特徴
  • 従来医薬品だったものの中から、成分、効能、効果が適合するものが医薬部外品となる
  • タウリンを配合することが可能

以上のように、魔剤には大きく3つの種類が存在し、それぞれ違った特徴があります。

魔剤のメリット

おいしい

まるで、ジュースのようなおいしさがあり、つい何本も飲んでしまいたくなります。

また、味の種類も豊富なので、飽きが来なく、いろんな味を試す楽しみがあることもメリットの1つです。

瞬時に栄養補給ができる

時間がない方にとって、すぐにエネルギーを補給できるのは魔剤を飲む大きなメリットですね。

そもそも魔剤にはどのような栄養素が含まれ、私たちの身体にどんな効果を生み出しているのでしょうか。

代表的な魔剤と呼ばれる「リポビタンD」「チョコラBBハイパー」「モンスターエナジー」に含まれる成分を調べてみました。

カフェイン

  • 眠気防止
  • 疲労回復
  • 脂肪分解酵素の活性化
  • ガン予防

イノシトール

  • 生活習慣病予防
  • 神経細胞の正常化
  • 毛髪の健康維持

ビタミンB1(チアミン)

  • 細胞の活性化
  • 免疫増強
  • ストレス解消

ビタミンB2(リボフラビン)

  • 早期老化防止
  • 心疾患リスク低減

ビタミンB6(ピリドキシン)

  • ホルモン生成

高麗人参

  • 低血圧改善
  • 疲労回復
  • 血管拡張
  • 冷え性改善

カルニチン

  • エネルギー産生

このように、多様な栄養成分が含まれているため、飲んだ瞬間から元気を取り戻すことができるというわけです。

仕事の効率が上がる

眠気を抑えてくれたり、疲労を回復させてくれる成分が含まれているためか、頭がすっきりするという意見も見受けられます。

これにより、ここぞという時に仕事の効率を上げられるようです。

美容に役立つ

一昔前までは、栄養ドリンクは働く男性の飲み物という考えが浸透していました。

しかし、今や働く女性も多く、栄養ドリンクは男女問わず飲める飲み物へと進化していきました。

そんな中で、特に「チョコラBB」シリーズは女性の悩みの一つとなる「肌荒れ」にも着目し、美容にも一役買ってくれるような飲み物へ発展したようです。

このように、多くのメリットが存在する魔剤ですが、一方でデメリットも存在します。

魔剤のデメリット

糖分を摂りすぎてしまう

人気の魔剤である「レッドブル」を例に挙げると、1本185mlの中に20.35gの糖分が含まれています。

これは、リンゴジュースの糖分量とさほど変わりないのです。

もちろん、他の魔剤と呼ばれるドリンクの多くが、糖分を含んでいます。

ついつい美味しいから、と糖分を摂りすぎてしまうと、身体にどんな影響が出てくるのでしょうか。

糖分過多で現れる症状

  • 糖尿病
  • 肥満
  • 老化 など

老化が引きおこるメカニズムとして、私たちの身体は、糖分を摂取すると血液中のブドウ糖が溢れて、タンパク質と結合し始めます。

そして、体温で熱せられることでAGE終末糖化産物と呼ばれる毒素が生まれ、肌や骨の老化を引き起こしたり、血管に詰まることで脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすのです。

また、糖分過多は依存という新たな症状も引き起こしていきます。

糖分依存を引き起こすメカニズム

依存を引き起こしてしまうメカニズムは2つあります。

まず、1つ目はいわば”脳の誤作動”です。

特に空腹時、糖分を摂取することで、体内の血糖値は急上昇していきます。

そんな時に、インスリンが大量に分泌されて血糖値を一気に下げようとするのです。この状態を「低血糖状態」とも呼びます。

そうなると、脳はエネルギー不足となり、甘いものを摂取しなさい!と誤った命令を出してしまうのです。

2つ目は、糖分を摂取した時に出てくるホルモンの一種である、ドーパミンやセロトニンによって、脳は幸福感や癒しを感じます。

それによって、癒しを求めて、さらに糖分を摂取してしまうというわけです。

つまり、2つ目のメカニズムは脳の麻痺状態とも呼べるではないでしょうか。

以上のように、糖分を摂りすぎることで、依存体質になってしまったり、身体的な不調が現れることがあります。

カフェインを摂りすぎてしまう

人は脳内にあるアデノシン受容体に、アデノシンという物質が結合することで疲れを感じます。

カフェインは受容体とアデノシンの間に入り、結合を邪魔することで疲れを感じにくくする働きをしてくれるのです。

覚醒作用を得るために、ついついカフェインを摂りすぎてしまうと、カフェイン依存となり、身体に不調が現れます。

カフェイン依存の症状

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 動悸
  • 悪寒 など

特に子供は、身体が小さい分カフェインを多く摂取してしまうと症状が起こりやすくなります。

アメリカでは2017年に、健康な16歳男子がカフェインの摂りすぎで亡くなってしまったという事例も存在します。

適切な量を守らないと命の危険すらあるのです。

カフェインの適切な摂取量

カフェインの摂取量は、国によって定められてはいません。

しかし、欧州食品安全機関にて、以下のように推奨されています。

欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。

大人では、カフェイン摂取量が3 mg/kg体重であれば急性毒性の懸念はないとし、これから、体重70 kgの大人であれば、1回当たり200 mgのカフェイン摂取であれば健康リスクは増加しないとしています。また、習慣的なカフェイン摂取に関しては、妊婦を除く大人では1日当たり400 mgまでであれば健康リスクは増加しないとしています。

妊婦及び授乳婦については、習慣的なカフェイン摂取に関し、1日当たり200 mgまでであれば、胎児や乳児の健康リスクは増加しないと評価しています。

子供については、長期的・習慣的なカフェイン摂取に関する研究が少なく不確実性が残るものの、大人と同様、3 mg/kg体重/日であれば悪影響が見られないと推測されるとしています。

Scientific Opinion on the safety of caffeine  EFSA Journal 2015;13(5):4102

レッドブルは1本約80mg、リポビタンDやチョコラBBは50mgほどのカフェインが含まれています。

こちらのデータを参考にすると、成人であれば、1日5本が摂取量の限界となりますが、30㎏の子供であれば、1~2本で限界の量に達してしまうというわけです。

美味しいからと言っても限界があるため、1日〇本と決めて飲むように心がけましょう。

コスパが悪い

エナジードリンクによって価格幅はありますが、150円前後が一般的です。

週に1~2回程度であれば良いとしても、どうしても毎日飲まないと気が済まないという方もいらっしゃるかと思います。

水やお茶と比べても、少し割高になってしまうため、コスパを考えると、適度な頻度で飲むのが良いでしょう。

おすすめの魔剤の組み合わせ

モンスターエナジー×ストロングゼロ

とても美味しそうな様子が伺えるツイートです。

海外では「エナジードリンクカクテル」と呼ばれ、アルコールをエナジードリンクで割る、つまり「魔剤割り」のドリンクがありました。

しかし、カフェインの作用により、アルコールを飲み過ぎてしまったり、理性を失いやすくなるということもあり、アメリカでは2010年に販売がストップされています。

非常に刺激の強い飲み物なので、飲む際は量を決めたり、一緒に水を飲むなど、自身でブレーキをかけつつ、楽しんでください。

×糖分量の異なる魔剤同士

とてもカラフルな魔剤調合です。

どうやら、糖分量が異なるもの同士をゆっくりと入れていくだけで完成するようですね。

パーティーなどで、華やかなドリンクとしてぴったりです。

レッドブル×ポカリスエット

「いつもより、効いているかも!」というツイートが多くみられた組み合わせです。

どちらも糖分がしっかりと含まれているので、飲み過ぎは禁物ですが、疲れがなかなか抜けないとき、試してみて下さい。

モンスターエナジー×アイスボックス

夏にぴったりの組み合わせです。

アイスボックスは、味の付いた氷なので、エナジードリンクと組み合わせて、さっぱり・すっきりなドリンクに大変身です。

いつものエナジードリンクに飽きてしまったら、ぜひやってみて下さい。

ちょっとしたアレンジレシピで、いつもの魔剤も大きく味を変えることができます。

ただし飲みすぎは禁物です。

適切な量を守って、アレンジを楽しんでください。

魔剤のまとめ

魔剤はここ数年で、一気に人気が上がってます。

それは、働く人に限らずとも嗜好品の一つとして、多くの方々の手に渡っていったのが大きな理由だと思います。

暑い夏や、ストレスが溜まって爆発しそうな時、スポーツをしてのどが渇いてしまった時など、ぜひいろんなタイミングで飲んでいただき、気分をすっきりさせて頂けると嬉しいです。

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