パンに白い粉が付いている理由!白カビとの見分け方は?

パンにのる謎の白い粉とは

今や、パンオタクと呼ばれるほどのめり込んでいる人がいるほどの人気ぶりを博しているパン。

そんなパンにもちょっとした疑問が湧いてきます。

パンの上に見られる謎の白い粉。あれは何なのでしょう。

カビなのでしょうか。それとも?

その正体を徹底解剖していきます。

目次

パンに白い粉が付いている理由

パンの表面に付く白い粉は、「小麦粉」です。

パンの原料として小麦粉は使われることがあるものの、なぜ表面にまで小麦粉を使うのでしょうか。

表面が焦げないようにする

自宅で手作りパンを作る人も多いでしょう。

パンは、温度や水分量で出来上がりが異なってきます。

特に、初めての方であれば、焦がしてしまうこともあるでしょう。

しかしそんな時に役に立つのがパンの白い粉。

パンを焼く前に白い粉(小麦粉)をパン生地にふります。
たったのこれだけでパンの生地が焦げにくくなるのです。

焼き色を付けないため

小麦を振る理由は、白いパンを作るときに焦げ目や焼き色を付けさせないためでもあります。

オーブンは中が300度近い高温になるため、白いパンを焼くときに茶色く色付いてしまう可能性があります。

そこで、小麦粉をまぶして、熱が通りにくくなるよう工夫するのです。

バゲットやカンパーニュを作るときにも用いられる、本場フランス発祥の技術です。

クープを入れやすくするため

フランスパンに入る、斜めの切り込みをクープと言います。

水分を逃がして、独特の長細い形をキープするために使われる手法です。

水分量が多いフランスパンは、斜めにナイフを入れるのに一苦労します。

そこで、小麦粉をまぶしてコーティングすることで、クープを入れやすくするのです。

飾りのため

茶色一色のパンだと、なんだか見た目も華やかではありません。

食べてみたいという好奇心もそそられないことでしょう。

そこで、目を引くパンに仕上げるために、飾りとして小麦粉をまぶすこともあります。

パンの白い粉とカビとの見分け方

パンに付着するカビの種類

アオカビ

建物や、ソーセージ、餅や清涼飲料水など、幅広い食べ物に繁殖します。

パンに生える白いカビの正体は、この「アオカビ」です。

中温性で乾燥にも強いのが特徴です。

毒性も強く、アレルギー症状を持つ方だと、気管支系の症状を引き起こします。

一方で、チーズの生産に役立つため、利点もあるカビです。

クロカワカビ

黒色で、建物や食べ物など自然界に幅広く繁殖します。

湿度が高いのを好み、低~中温性でpHが4~6が最適です。

吸い込むと、ぜんそくや気管支炎、肺炎などの症状を引き起こし、食べてしまうと食中毒になります。

クロコウジカビ

夏場に出る黒い斑点は、クロコウジカビによるものです。

浴室やキッチン、エアコン、パンに繁殖する代表的なカビの一種です。

酵素剤の原料にも使われるため、食品業界では重宝されています。

小麦粉と白いカビ(アオカビ)を見分ける方法

カビと小麦粉、そっくりなので見分けるのが大変です。

そこで、いくつかのチェックポイントをご紹介します。

1.匂い
2.味
3.見た目

まず、最も感じやすいのは匂いです。

鼻をつんと刺激してくる刺激臭は要注意です。

ただし、間違えて口に運んでしまっても、大丈夫です。

酸っぱいがしたらすぐに吐き出しましょう。

見た目の判断は難しいのですが、ドロドロと粘性があるものはカビです。

また、触っても取れないようなら、カビの可能性が高いでしょう。

パンにカビを生やしてしまった人の意見

食べてしまって腹痛になった

誤って食べてしまったパンにカビが生えていた方の意見です。

腹痛を起こし、原因がパンだったことに気づいたようです。

他にも、少量のパンでも腹痛を起こしてしまったというような意見も目立ちました。

食べてしまったが体調に変化はなかった

一方で、カビの生えたパンを食べても体調に問題が無かった方もいます。

食べた量や体調によって、症状が現れることもあるようなので、必ずしも腹痛になるわけでは無いようです。

勿体ないから食べた

勿体ないという理由で、カビが生えているにもかかわらず、そのまま食べたという強者も見られました。

ただし、身体に良いものではないので、気づいたら食べないのが一番でしょう。

カビの生えたパンを食べてしまったら

実は、カビを食べてしまったことで健康被害を受けるということは限りなくゼロに近いのです。

日本では、特定のカビを食べ、身体に影響が見られたという報告はありません。

ではなぜ、腹痛や吐き気などの症状を感じてしまうのでしょうか。

1つはカビが原因ではなく、単純に体調を崩してしまったということです。

もう一つの理由としては、「カビを食べてしまった」という心理的ストレスによるものもあると言われています

したがって、カビが生えたパンを食べたから腹痛になるとは考えにくいのです。

では、もし身体に症状が現れてしまった場合、どうすればよいでしょうか。

経過観察

この方法が最も有効的です。

カビを食べてしまって、下痢や吐き気などの症状に見舞われた場合、重症化することはほとんどありません。

したがって、安静にして様子を見ましょう。

病院を受診する

人によっては、数日経過しても治らないことがあります。

そんな時には、無理をせず、病院を受診しましょう。

カビが生えないようにする対策

防カビ剤

防カビ剤は、その名の通りカビの繁殖を防ぐことを目的に使用される「食品添加物」のことです。

カビの種類も多いことから、1つの成分だけでなく、複数を組み合わせて防カビをするのが一般的です。

市販のパンには、この防カビ剤を添加させることで、カビの繁殖を抑えているのです。

防カビ剤は体に悪いのか

「防カビ剤」=「身体に悪い」と認識されますが、果たしてそうなのでしょうか。

「人の健康を損なうおそれのない場合として厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定める場合を除いては、添加物(天然香料及び一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使用されるものを除く。)並びにこれを含む製剤及び食品は、これを販売し、又は販売の用に供するために、製造し、輸入し、加工し、使用し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。」

食品添加物とは|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)

食品衛生法第12条によると、食品添加物は以上のように定義づけされています。

つまり添加物と呼ばれるものは、厚生労働大臣の厳しいテストを潜り抜け、安全性が保証されているものとなります。

過剰に摂取することが無ければ、私たちの身体に害を与えるものではないのです。

冷凍する

カビは高温多湿の場所を好むため、冷凍室に保管することで防カビに繋がります。

冷蔵室の場合、パン自体の水分が失われるため、風味が損なわれる一方、冷凍室であればパンの水分ごと凍らせることができるため、風味を落とさずにカビを防止できるのです。

ただし、パンの種類ごとに保存の仕方が異なります。

パンの種類でカビの生えやすさは違う

食パンやフランスパンの保存

食パンやフランスパンは、切り分けて保存しましょう。

1枚ずつラップかアルミホイルで包みます。

食べる時には、ラップは外して、アルミホイルは付けたままトースターで温めましょう。

2週間から1か月は保存が可能です。

総菜パンの保存

総菜パンは、マヨネーズやサラダが入っているものが多いため、冷凍してしまうと風味が落ちるので注意が必要です。

冷蔵保存をして、2~3日中には食べきりましょう。

菓子パンの保存

菓子パンは冷凍保存がおススメです。

ラップをして冷凍庫へ入れれば、2週間程度は保管が可能です。

温める時も、レンジですぐに解凍できます。

パンを置く場所は高温多湿の場所を避ける

常温で保管したい場合には、必ず高温多湿の場所を避けましょう。

市販のパンであれば、少し長めに保管できますが、パン専門店のパンでは保存期間は長くありません。

2~3日中には食べきりましょう。

常温でパンを保存したい場合、床下収納があれば一番オススメです。

涼しいですし、直射日光を避けて保存することができます。

床下収納がなければ、冷蔵庫に入れておくのがよいでしょう。

しかし、冷蔵庫に入れたパンを出すと結露でパンが湿ってしまってそこから腐ることがあるので冷蔵庫から出した際は、食べきってしまうかすぐに冷蔵庫に戻してください。

カビが生えたパンの使いみち

食パンをキャンバスに

在宅ワークが増え、移動時間が無くなった今、家でアートを楽しむ方がいます。

写真のアートは、トーストした食パンにデッサンをした作品です。

もちろん、そのまま食べることもできます。

カビの生えてしまったパンがあれば、絵の具やマジックでお絵描きをしてみるのも良いでしょう。

新たなアートが見つかるかもしれません。

映えるパンに変身

カビなのかと一瞬目を疑うような、美しいパンです。

カビが奇跡的なアートを演出してくれていますね。

汚いイメージがあるカビですが、こんな風に写真に収めればSNSでもインパクト間違えなしでしょう。

パンにカビは生えやすい

湿気が多い季節には、パンの保存は非常に難しいです。

しかしながら、美味しいパンは美味しく食べたいと思うのは当然でしょう。

カビてしまう前に、しっかりと対策をして、安心して食べて頂けると嬉しいです。

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