米粉団子を柔らかくする方法!米粉団子が固い原因はコレ

米粉団子を柔らかくする方法!米粉団子が固い原因はコレ

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お団子を作ってみたけれど「お店と違って固い!なんで?」「柔らかく米粉団子を作るには?」と思った方もいるのではないでしょうか。

今回は「米粉団子が固い原因」そして「米粉団子を柔らかくする方法」についてご紹介します。

目次

米粉団子が固い原因

水分を失って固くなる

米粉団子を作るための米粉はいろいろなものがありますが、上新粉・白玉粉・だんご粉などが有名です。そして、あらゆる米粉には「でんぷん」が含まれています。

お団子を作る時、この「でんぷん」が、水とともに蒸されたり、炊かれたり、茹でられたりすることによって水分を吸収して、柔らかくなります。しかし時間がたつと「でんぷん」は吸収した水分を放出してしまいます。このことによってあらゆる米粉で作られた「お団子」は固くなってしまうのです。

うるち米の上新粉を使って固くなる

上新粉、白玉粉、だんご粉、名前を見れば違う製品だということはわかりますが、使い分けが完璧にできる方は少ないかもしれません。しかし、作りたい米粉団子によって、米粉を使い分けることが柔らかいお団子を作るには重要です。

米粉の違いによって、原料となるお米の種類が違ってきます。

例えば白玉粉などは「もち米」から作られ、上新粉は「うるち米」から作られます。みなさんが主食で食べている「コシヒカリ」「ゆめぴりか」などは、うるち米の中の種類です。

原料となる米の違いによって、お団子の作り方、出来上がり、時間が経った後の固さに違いがでてきます。

よって、使い分けができていないこと、それが米粉団子が失敗し、固くなる原因となります。

米粉ごとの、原料となる米とお団子の作り方

  • 上新粉
    • うるち米から作られる、蒸して「つく」ことでお団子にする
  • 白玉粉
    • もち米から作られる、熱湯で茹でてお団子にする
  • 団子粉
    • うるち米+もち米を合わせて作られる、熱湯で茹でてお団子にする

もち米はうるち米よりも、アミロペクチンという「でんぷん」が多く含まれています。

アミロペクチンは加熱すると水を吸って「粘り気」「もちもち」といった食感を与え、時間がったっても吸った水を保持しやすい「でんぷん」です。

うるち米から作られる上新粉で作った米粉団子は固くなりやすい。

上新粉を使ったお団子は固くなる!と知っているかたも多くいらっしゃいました。

少ないお湯で団子を作ると固くなる

白玉粉や団子粉で作った米粉団子を熱湯でゆでるとき、ついつい小さな鍋でゆでてしまうかもしれません。

これが米粉団子が固くなる原因になることもあります。

小さな鍋で少ないお湯でゆでてしまうと、お団子同士がくっついてしまいお団子の中まで火が通らなくなってしまいます。

たとえ柔らかくなっても、ぼそぼそとした柔らかさが均一でないお団子が出来上がってしまいますので「たっぷりのお湯」でお団子をゆでて下さいね。

また上新粉は「お湯で練る」ことが必要となります。

米粉の種類によって「水で練る」のか「お湯で練る」のかも違ってきます。上新粉は耳たぶくらいの柔らかさになるまで「お湯で練る」ことでもちもちの触感になるようです。

上新粉を蒸さずに団子を作ると固くなる

上新粉は、蒸して米粉団子を作ります。しかしウェブ上にあるレシピには「白玉粉・団子粉」のように茹でるとするものが多くありました。

面倒かもしれませんが、上新粉を使ってお団子を作る場合は、「蒸す」という工程があるレシピを使うことをおすすめします。

上新粉は「蒸す」ことによって柔らかくなる。

米粉団子が固くならない作り方

白玉粉を使えば固くならない

もち米から作られる白玉粉を使えば、固くなりにくい米粉団子を作ることができます。

また、白玉粉は粉の粒子が細かく製造されているため、触感がなめらかになります。

冷たく冷やしても固くなりにくいので、あんみつやかき氷などの冷たいデザートにはとても向いているでしょう。

また、なめらかで柔らかいため喉に詰まりにくいです。小さなお子様や高齢の方が食べるお団子に向いていると言えるでしょう。

冷たいデザートに添える場合、子供やお年寄りが食べる場合は白玉粉が団子作りに向いています

反対に、柔らかく、形がべちゃっとなりやすいので、飾る時間が長い「お月見団子」などは向いていないと言えます。

多少固くなってもよければ、白玉粉の扱いやすさと、上新粉の歯ごたえを兼ね備えた「団子粉」をつかってみるのもおすすめです。

砂糖を入れれば固くならない

砂糖には水分を保つ効果があります。砂糖には、周りから水分を奪う性質と、その水分をため込んだまま維持する性質があります。

例えば、ぱさぱさになりがちな鶏むね肉も、砂糖を少しまぶして茹でるとしっとりとした触感になります。

同じように、粉に砂糖を加えて米粉団子を作ることによって通常よりも固くなりにくいお団子にすることができます。スーパーでよくみかける1パック3本入りのお団子などは、とても甘いですよね。砂糖を使うことで賞味期限を延ばすことができます。

甘いデザートに添えるための白玉などは、白玉自体には甘みがないほうがよいかもしれません。しかし、団子自体に甘みがあっても大丈夫という場合はおすすめの方法になります。

甘くてもよいお団子には「砂糖」を使えば固くなりにくい。

米粉の量に対して20~30%の量の砂糖が適量とされています。

豆腐を入れれば固くならない

豆腐は固形の食べ物ですが、その90%が水でできています。豆腐を米粉に混ぜることにより、米粉だけで作った米粉団子よりも多くの水分を含ませることができます。

例えば、ハンバーグを作るときに豆腐を混ぜると、食感が「ふわふわ」で「ジューシー」なハンバーグが完成します。

また、豆腐をお皿に入れて冷蔵庫で放っておくとお皿には水がたまりますよね。米粉団子の中の豆腐から徐々に水分がしみだすことによって「でんぷん」から放出される水分を補っていると思われます。

お豆腐入りのお白玉団子は、冷蔵庫で1日たっても柔らかったいままのようですね。豆腐はスーパーで簡単に手に入れることができ安価なので気軽に試すことができます。味に違和感を感じることもないようなので、おすすめの方法です。

しかし、さすがに作り立ての団子の場合は、お豆腐が入っていないほうが柔らかくなめらかな食感が楽しめるでしょう。

時間の経過とともに豆腐の効果は発揮されるようですので、その日の内に食べきれないな、という量を作る場合には「豆腐入りの団子」を作ることをぜひ試してみて下さいね。

当日中に食べきれないお団子には「豆腐」で固くなりにくくする

レシピによっても違いますが

米粉と同量の豆腐を混ぜるのが適量です

水にさらせば固くならない

作った米粉団子は、少しの間であれば(1~2日くらい)水にさらしておくことで柔らかさを保つことができます。

お団子を作ったらすぐに平たくし、水にさらしてください。平たくする理由はお団子のすべての部分から均等に熱を逃がすためです。

元通りに、お団子を丸くする場合は再度蒸したり茹でたりする必要がありますが、平たいままでよければそのまま使うことができます。

酵素を入れれば固くならない

ご家庭で米粉団子を作るときには難しいかもしれませんが、アミラーゼという酵素を加えてお団子を作れば、時間がたっても柔らかさを保つことができます。

市販されている「大福」などは時間がたってもとても柔らかいですよね。アミラーゼは、1度柔らかくなったデンプンが、固く戻ってしまうのを防いでくれます。

固くなった米粉団子を柔らかくする方法(復活させる方法)

電子レンジで団子を柔らかくする

どんな種類の固いお団子であっても、水分と共に電子レンジで熱を加えることによって、柔らかさが復活するようです!

電子レンジを使うと温めることはできそうですが、柔らかさが復活するとは驚きですね。簡単なので誰にでもおすすめできる方法です。

蒸して団子を柔らかくする

蒸すことで米粉団子柔らかさを復活させることもできます。「蒸す」となると「蒸し器とか面倒。。」と思うかもしれません。しかし、お皿やタッパに少し水を入れて、その上にお団子をおいて蓋をしてレンジでチンをすることで代用になるようです。この方法ならば、簡単に蒸すこともできそうですね。

炊飯器で蒸して柔らかくする

炊飯器で固くなったお団子を蒸しなおすこともできそうです。炊飯器のボタンを押すだけですので気軽に試すことができそうですね。炊飯器は火を使わず、電子レンジのように「熱くなりすぎる」こともありません。小さな子供でも安心して使うことができるでしょう。

もう一度ゆでて団子を柔らかくする

固くなったお団子を「揚げてから、お汁粉の中でゆでる」という方法で、柔らかさを復活させている方もいらっしゃいました。お仏壇にお供えするとお団子は固くなってしまいますが、捨てるのはもったいないですよね。お汁粉などに再活用して、感謝の気持ちと共に美味しく頂いてみればいかがでしょうか。

焼いて団子を柔らかくする

ただ焼くだけでも、お団子の柔らかさは復活するようですね。少し固くなったお団子もちょっぴり焼くだけで、外側のカリっとした歯ごたえも楽しめて、中はトロッとするとのこと。フライパンやオーブントースターで「カリっフワッ」をぜひ試してみてくださいね。

上新粉に向いているお団子

柔らかい米粉団子を作るには、「白玉粉」や「団子粉」を使うことが向いていそうです。でも、すでに上新粉を買ってしまった!という方もいるのでは?大丈夫です、上新粉に向いているお団子を使って捨てずに活用できます。

では「上新粉」はどんなお団子が向いているのでしょうか。

お月見団子、かしわもちなどの歯ごたえが求められる水分の少ないお菓子は上新粉が最適です。また、ういろうや五平餅などの比較的「さっくり」とした歯ごたえも上新粉でしか表現できない米粉団子の特徴と言えるでしょう。

どれも「粘り気が少ない」お団子になります。絵本で見たような丸くて大きいお月見団子を作ればお子さんも大喜びすると思います。

せっかく買った「上新粉」ぜひ活用してみて下さいね。

まとめ

今回は米粉団子が固くなる原因、そして固くなった米粉団子をもう一度柔らかくする方法をご紹介しました。

柔らかい米粉団子を作るには

  • 白玉粉を使う
  • お砂糖を入れる
  • 豆腐を入れる

以上3点が特に有効のようです。ぜひ試してみてくださいね。

上新粉で作った米粉団子は固くなりやすいかもしれませんが、少し固めのお団子を好むかたもたくさんいらっしゃいました。中には「2日目の少し固いお団子が好き」という方も。

米粉を使い分けて、好みの固さのお団子を楽しむのも面白そうです。

次の日に米粉団子が固くなってしまったら、今回の記事をぜひ参考にしてください。米粉団子の柔らかさを復活させて、おいしく食べきって下さいね。

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