手錠にモザイクがかかる理由と顔にモザイクが入らない理由

手錠にモザイクがかかる理由と顔にモザイクが入らない理由

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手錠にモザイクがかかるのを見たことありますか?

ニュース番組で犯罪者が連行されている時の映像で、手錠にモザイクが掛かっているのを見たことがあるでしょう。

では一体、いつからモザイクが入り始め、何のためにモザイクをかけているのでしょうか。

そこにはあまり知られていない大切な理由があるのです。

目次

手錠にモザイクが入るようになったきっかけ

1981年 ロス疑惑

手錠にモザイクが入るようになったきっかけとして、1981年に発生した事件「ロス疑惑」によるものだと言われています。

では、ここまで現代における「当たり前」を生み出してきた事件とはどのようなものなのでしょう。

ロス疑惑とは

1981年8月末。元俳優三浦和義さんの妻・一美さんはロサンゼルスのホテル内でアジア系女性に殴投されます。

11月には夫婦で二人の男に銃撃をされ、夫・和義さんは足を負傷しましたが、妻・一美さんは頭を打たれ重傷となり、その後病院で息を引き取りました。

ここで、一美さん殺害の容疑で目を向けられたのが、夫・和義さんです。

一美さんには、多額の保険金があり、和義さんは約1億5千万円の保険金を手にしたと言われています。

保険金目的で殺害計画を企てたという理由から、容疑者となった和義さんですが、無罪を主張し続け、証拠不十分として無罪釈放となります。

しかしその後、アメリカで起こった事件であるが故、サイパン島にて身柄を拘束されます。

殺人罪については無罪であるものの、殺人共謀罪として有罪判決を受け、再び逮捕されるのです。

サイパンからロサンゼルスに移動した和義さんですが、ロサンゼルスの留置所にて、遺体で発見されました。

自殺なのか、他殺なのかも定かではなく、事件の真実も闇に落とされたままとなっています。

なぜ手錠にモザイクが入るきっかけになったのか

日本では、弁護士を立てずに訴訟を起こす「本人訴訟」が可能です。

この本人訴訟により、和義さんは476件の訴訟を起こしたと言われています。

ロス疑惑により、和義さんはメディアにより悪者扱いされ、ネガティブな報道をされ続けました。

さらには、家に不法侵入され、取材をされたこともあります。

明らかな人権侵害であり、和義さんは「有罪が確定していない被疑者をさらし者にする行為は人権侵害にあたる」として、本人訴訟を起こしました。

最終的には法廷で認められ、テレビや週刊誌各社に対しての忠告となったのです。

手錠にモザイクが入る理由

手錠にモザイクが入る理由として、大きく2つあると言われています。

人権を守るため

容疑者はあくまで、有罪なのか無罪なのか確定はしていない、つまり「罪を犯した人ではない」のです。

しかし、テレビや雑誌に1度出てしまえば、おそらく普通の生活には戻れないでしょう。

これは、容疑者に対する立派な人権侵害に当たります。

ロス疑惑を通じて、容疑者の人権を守ることの重要性が浸透していったのでしょう。

手錠の外し方がわからないようにするため

一説によると、手錠の外し方をわからないようにするため、報道側がモザイクをかけているという意見もあります。

しかし、検索をすると手錠の販売もありますし、外し方を解説した動画まで流れています。

残念ながら、この説は有力ではないと考えられます。

容疑者が手錠を外す時はあるのか

法廷では手錠を外す

裁判を受ける人は、有罪が確定していない推定無罪の段階です。

これは、憲法でも保障されているため、裁判が始まるときには手錠を外さなければならなくなります。

また、法廷内では身体不拘束の原則があるため、手錠だけでなく、腰縄も外さなければいけません。

裁判を受ける人1人に対し、2人の刑務官が付くので、暴れたとしても、すぐに対応できるような体制が整えられています。

外国における法廷内の手錠

国内では、裁判が始まる前まで手錠と腰縄を付ける必要があります。

しかし、他国ではそうとも限りません。

遠くヨーロッパでは、手錠と腰縄は付けません。

暴れる可能性がある方にのみ、例外的に付けられます。

お隣韓国では、法廷内で身体拘束は無く、法廷の隣が待機室となっているため、そこで手錠をはめたり、外したりします。

法廷という環境は一緒でも、国によって裁判を受ける人への対応は変わってくるのです。

手錠にモザイクがかかることへの意見

手錠をかけられた人への配慮が伺える意見です。
確かに、手にモザイクが入っている時点で、手錠かなと感じる方がほとんどだと思います。
すると、人権を守るという意味は果たさないでしょう。
あくまで、メディアや視聴者の主張が尊重されているように感じます。

ロングタイムで放送されている番組「警察24時」では、生々しい事件現場が映し出されることで、より、リアルに現場の緊迫感を感じられます。
ニュースと警察24時の違いを鋭く指摘した意見です。
確かに、容疑者の人権を守るのであれば、顔にモザイクを入れないのは間違っているのではないかと考えられます。

実際に手錠を見たとしても、目をそらしたくなることはあまり無いでしょう。しかし、無残な姿が時折ニュースに流れることはあります。
モザイクを手錠に入れるとしたら、確かにほかにも入れるべき場所があると感じるでしょう。

顔にモザイクが入らない理由

このように、「この事件を起こしたのは誰なんだろう」という視聴者の意見もあるでしょう。

さらに、ツイートにあるように「悪いことをしたらこうなるんだよ」と教育させるために大切な映像になることもあります。

しかし、考えて頂きたいのが「悪いことをした人」かはまだ分からないということです。

したがって、情報を知りたい・伝えたいという視聴者とメディア側の意見と、人権を保護したいという容疑者側の意見が対立し、顔にモザイクをかけることなく報道されているのです。

顔にモザイクが掛からないのは、視聴者の知りたいを伝えるため

顔にモザイクが入らない危険性

冤罪時のリスク

「あの人は○○の罪で逮捕された」という報道は、視聴者にとって様々な意見を生み出します。

マスコミが、容疑者の時点でネガティブな報道をして、視聴者を煽ることもあるのではないでしょうか。

たとえ無罪になったとしても、釈放された容疑者は「○○の罪の容疑者だった」と看板を背負いながら生活をしなくてはならないでしょう。

逮捕されることで、誘導尋問や身体検査も綿密に行われるため、その記憶も容疑者を苦しめる材料になってしまうこともあるようです。

したがって、顔にモザイクが入らないのは、容疑者の人生を苦しめることに繋がりかねません。

手錠のモザイクには賛否両論あるが必要なのではないか

ニュースで何気なく見ていた場面にも、実は重要な理由が隠されているのです。

容疑者はあくまで「一人の人間」であり、釈放後も今まで通りの日常を送る権利があります。

そのために私たち視聴者ができることを、改めて考えていきたいものです。

冤罪時にもモザイクが無いと大変なことになってしまいますからね。

しかしそう考えると、やっぱり顔のモザイクも必要な気が…。

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