車の運転中は、スマホを使用することは禁止されています。もし、スマホを片手に通話をしていると法律違反です。しかし、運転中でも仕事上の連絡や家族からの急な用事等、どうしても電話に出ない時が来るかもしれません。
また、「カーナビの故障」や「カーナビは高いからスマホで代用」等スマホを地図に使うこともあります。その際は、スマホは固定するべきです。
スマホを固定して通話や地図を見ることが出来る。それが、車載スマホホルダーです。
携帯電話の時代では、画面が小さいため運転中に地図を見ることは出来ませんでした。
しかし、スマホが主流になった現在は運転中にカーナビとして使えます。
実際にスマホホルダーを買うために店内を見ると、マグネット式のスマホホルダーが多いです。
また、タブレット専用の車載ホルダーも存在します。スマホと比べて画面が大きいため地図が見やすいです。
ここで一つの疑問。「スマホにマグネットホルダーを使用しても大丈夫か?」と考えます。
なぜなら、マグネットの磁力によってスマホに悪影響にならないかが心配だからです。
例えば、地図を見ている途中にマグネットによる悪影響があれば、違う目的地に着いてしまいます。そうならないためにも、マグネット式の車載スマホホルダーによるスマホへの悪影響を知ることが必要です。
マグネット式のホルダーはスマホに影響はあるの?
結論から言うと、問題はありません。
ネットはもちろん、精密機械であるカメラも問題なく使えます。
その理由は、車載ホルダーに使われているマグネットは、小さくて弱い磁石だからです。
しかし、100%安心は出来ません。
なぜなら、ホルダーは磁石が入っているため、スマホに搭載されているGPSやコンパスに若干の影響を及ぼし、現在地とずれることがあります。
ただ、磁力は弱いためGPSやコンパスが壊れることはないので心配はいりません。
特にiPhoneは、iPhone専用の車載専用ホルダーを販売しています。これは、「iPhoneが車載ホルダーを使用しても故障することはない」という証拠のため安心です。
携帯会社もクレーム対策として、車載ホルダーを使える商品の開発に力を入れていることが分かります。
そのため、安心して使うことが可能です。
この記事は、「車載ホルダーがスマホにどのように影響するのか?」や「使用時の対策」について解説していきます。
精密機械に磁石が悪影響と言われる理由
精密機械(例えば時計やカメラ)は、磁石によって悪影響があると言われています。
なぜなら、磁石の近くに精密機械があると「時々誤作動を起こす」「スイッチを押しても動かない」等、機械に影響するというイメージがあるからです。
例えば、「ソーラー式腕時計」。磁石の近くに置くと間違えた時間表示をしたり、動かなくなったりする時があります。
つまり、「精密機械の近くに磁石等磁場の強い物を置いてはいけない」というイメージが離れません。
マグネット式車載ホルダーがスマホに及ぼす影響
マグネット式車載ホルダーを使用することにより、スマホにどのような影響があるのか。
故障することはないので、深く考える必要はありません。
しかし、気になる点もあるので知っておくべきです。
以下の2点に影響がありますので、それぞれ見ていきましょう。
コンパス機能が正常に作動しなくなる
マグネット式車載ホルダーを使用するとコンパス機能が正常に作動しなくなり、GPSが現在地と別の位置に表示される可能性があります。
スマホに備わっているGPS。GPSは、電子コンパスが関係しています。
電子コンパスは、磁力によって間違えた方角を示すのは、普通のコンパスと同様です。
その電子コンパスが誤った方角を示すことにより、GPSにも影響します。
GPSが影響すると、スマホの地図にも誤った位置情報を出してしまうので悪影響です。
この点は仕方がないですが、車載ホルダーを付けても磁力の影響をなくす新しい機器が開発されるのを待ちましょう。
ワイヤレス充電に対応した車載マグネットでないと充電が出来ない
「電池の残量が少ないのに電話がかかってきた」「ゲームを充電しながらしたい」
そんな時に、有線式の充電器ならば電話やゲームは可能です。
しかし、車載ホルダーの中には、ワイヤレス充電が出来ないものがあります。
なぜなら、車載ホルダーには、メタルプレートが入っているからです。メタルプレートがあることによって、スマホと充電器との間で充電の邪魔になってしまいます。
ただ、完全にワイヤレス充電が出来ないのではなく「ワイヤレス充電に対応した車載マグネット」が販売されています。それを使用することにより、車内でもワイヤレス充電が可能です。
スマホホルダーをしながらのワイヤレス充電の注意点
スマホが有線で充電をする時よりも発熱する
スマホの充電時に、有線でするよりもワイヤレスの方が発熱しやすいです。
その理由は2点あり、「充電器の置く位置」や「スマホカバーをしながらの充電」は、使い方によっては発熱がしやすいため良くありません。
それぞれのケースについて解説していきます。
充電器を置く位置
充電器は、送電側のコイルから受電側のコイルに電力を送って充電されます。しかし、このコイルの位置にずれがあると、正しく充電が出来ません。
コイルの位置を把握して正しい位置に合わせると、発熱がひどくならないです。
スマホカバーをして充電
スマホカバーをすると、カバーが原因で送電側と受電側のコイルが遠くなります。
送電側と受電側のコイルが遠いと、充電器の置く位置がずれているときと同様に、発熱がしやすいです。
そのため、スマホカバーをしながら充電することは。発熱を起こします。
充電時は、スマホカバーをせずに充電するのが良い方法です。
充電の位置がずれてスマホが発熱しやすい
スマホホルダーを有線で充電の場合は、部屋のコンセントで充電するのと同じです。そのため、特に問題なく充電が出来ます。
しかし、スマホホルダーをしながらのワイヤレス充電は、送電と受電がうまくいかないことが多いです。例えば、車の振動で送電と受電の位置がずれて充電がスムーズに出来ません。
その結果、スマホが発熱をします。
スマホが高温になった場合は、故障の可能性が上がってしまうのです。
有線の充電時よりも充電のスピードが遅い
有線充電は、コンセントを通じて直接充電するため、充電のスピードは速いです。しかし、ワイヤレス充電は、送電側のコイルから受電側のコイルへ電力を送るためスピードが遅くなります。
外でもスマホを使う機会が多いので、電池の残量は余裕があったほうがいいです。
ワイヤレス充電でも充電のスピードを上げることは出来ます。それは、充電の出力が大きい充電器を使う方法です。
ツイッターの口コミ
それでは、世間は車載ホルダーについてどう思っているのかをツイッターから紹介します。
エアコンの吹き出し口にスマホを置くのは心配です。しかし、壊れるほどの悪影響はないため、安心して使用できます。
車載ホルダーの磁石は弱いため、データやSDカードには影響しません。こちらも安心して良いです。
車載ホルダーは、磁石があるため壊れるのではないかと気になります。しかし、車載ホルダーのマグネットの磁石程度では壊れないので心配はいりません。
マグネット式車載ホルダーを使う時の安全対策
マグネット式車載ホルダーは、大きな問題はなく使用は出来ます。しかし、若干の影響はあるので注意して使用しなければいけません。
以下の2点に注意すれば、安心して使えます。
スマホにICカード等を入れてマグネット式車載ホルダーを使用してはいけない
スマホと同じく使用する機会が多いICカードやクレジットカード。
そのICカードを一緒にスマホに入れて車載ホルダーを使用すると危険です。
なぜなら、ICカードやクレジットカードは、マグネットや磁気の影響を受けて磁気不良になります。その結果、ICカードやクレジットカードが誤作動を起こして使用不可になります。
対策は、スマホケース防磁シートを使って、ICカード等に影響がないようにすることが重要です。
エアコンを使う際は、両面テープで別の位置に貼る
夏や冬の日には、エアコンが使いたくなります。しかし、マグネット式車載ホルダーはエアコンにしか取り付けられません。
夏は影響が少ないですが、冬は注意が必要です。
なぜならば、冬のヒーターの温風でスマホが高温になります。
スマホが高温になれば、バッテリーの劣化や最悪の場合は本体の故障です。
対策は、マグネット式車載ホルダーを両面テープでエアコンから離れた位置で付けやすい場所に付けます。強力な両面テープであれば、車の振動程度では落ちません。
マグネット式スマホホルダーは使っても大丈夫か
スマホ式車載ホルダーは、マグネットが搭載されていますがスマホに大きく影響はしません。カーナビの代わりの地図としての使用も出来ます。
しかし、GPSの位置が正しく作動しない時があるので注意しましょう。
また、スマホの本体の発熱が日常生活で使う時よりもしやすいため注意です。
特にワイヤレス充電時は、高温になりやすいため注意する必要があります。
ICカードやクレジットカードを近くに置かないようにしましょう。どうしても近くに置く際は、スマホケース防磁シートを使うと影響を受けないため良いです。
スマホ式車載ホルダーは、使い方さえ間違えなければ良い物ですので安心して使用できます。
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