この記事では湯たんぽの代用品を解説。
湯たんぽがないけど暖まりたいなぁ…という方は湯たんぽの代わりになるものはこんなにあるんだと知っておくと便利です。
また、即席湯たんぽに必要なカバーの代用までも消化してします。
湯たんぽの代用品のお湯の温度
お湯を使用して湯たんぽの代用品を作る場合の大前提としてお湯は約50℃に設定しなければなりません。
これは低温やけどのリスクを軽減するためです。
湯たんぽ代用のお湯の温度は、警視庁の災害対策課からもツイッターから公式にアナウンスされています。
ペットボトルで湯たんぽを代用する方法
「湯たんぽを買うまででもないかなぁ」
そんな時には湯たんぽ代わりに「ペットボトル!」
身の回りにあってすぐに思いつくのが「ペットボトル」ではないでしょうか。
あなたの所にも1本くらいはありますよね。
ペットボトルで湯たんぽを作る
お湯を沸かして、ペットボトルに入れるだけ‼
それだけなのですが、ペットボトルもいろいろありますよね。
おすすめは、オレンジのキャップのホット用のペットボトルです。
ホット用に作られているので、ペットボトルの熱に対する強さが違います。
それと同様にペットボトルの強さで言うと、炭酸飲料と紅茶のボトルも強いですよ。
お湯は、沸騰させずに50~60度くらいのさわって少し熱いくらいの温度にしましょう。
なぜなら、ホット用に作られたペットボトルでも、沸騰したお湯ではペットボトルが変形してしまいます。
「温度がわからないよ?」
そんな時にはペットボトルの3/1に水をいれて、沸騰させたお湯をペットボトルの肩くらいまで入れると、丁度50度位の温度になります。
沸騰させてしまったときには、水を入れて冷ましましょう。
ペットボトル湯たんぽの注意点
・沸騰させない
・ホット用のペットボトルを使う
・お湯は注ぎ口まで入れる(隙間があると冷めたときにペットボトルがへこんでしまう)
・キャップはキチンと閉める
・低温やけどしないようにカバーをして使う
・ペットボトルの注ぎ口は熱さに弱いので「漏斗(ジョウゴ)」などを利用してお湯を入れる(こぼす心配もなくなります)
ペットボトルですから、ホット用を使ったとしても変形することはありますので、十分注意してください。
ウインドウォッシャー液の容器で湯たんぽを代用する方法
ウィドウウォッシャーの容器はペットボトルよりも強度があります。
自動車を持っていれば、1つくらいはあると思いますがどうですか?
ウインドウォッシャーの容器で湯たんぽを作る
作り方はペットボトルと同じです。
沸騰させたお湯を少し冷ましてから入れましょう。
ペットボトルよりは強いので、少し熱いお湯でも大丈夫です。
実践済みです。
ペットボトルより大きいので、かなり温まりますよ。
ウインドウォッシャー容器湯たんぽの注意
・沸騰してるお湯は入れない
・キャップはきちんとしめ、漏れていないか確認する
・低温やけどしないようにカバーをして使う
・注ぎ口は熱さに弱いので「漏斗(ジョウゴ)」などを利用してお湯を入れる(こぼす心配もなくなります)
・お湯は注ぎ口まで入れる(隙間があると冷めたときに容器がへこんでしまう)
変形はペットボトルほどしませんが、注意はして使用してください。
缶で湯たんぽを代用する方法
空き缶もペットボトル同様1つはあると思います。
どうせ捨てるなら缶も利用していきましょう。
缶で湯たんぽを作る
空き缶で湯たんぽを作るときには、アルミ缶のフタつき(スクリューキャップ)の缶を使います。
缶の場合はペットボトルより熱の伝わりが強いので、50~60度位の温度にしましょう。
変形の心配はないですが、熱が伝わりやすいので火傷には注意が必要です。
しかし、熱の伝わりが早いぶん布団などは早く温まります。
と言っても缶は小さいので、布団を温めるというよりは部分的に温める感じですね。
缶湯たんぽの注意
・アルミ缶のフタ(スクリューキャップ)つき
・キャップはキチンと閉める
・火傷に注意
ビンで湯たんぽを代用する方法
フタつきのビンで湯たんぽを作ってみましょう。
様々な大きさがありますが、大きいビンにすると重くなりますよ。
ビンで湯たんぽを作る
ビンで湯たんぽを作るときには、傷ついていないかをよく確認してから使いましょう。
ペットボトルや缶同様にフタのあるものを使います。
とは言え、ペットボトルや缶よりは大きさも様々あるので、用途も幅が広がりますね。
変形の心配もないので、フタが壊れない限り使い続けることができます。
缶同様、熱の伝わりが早いので火傷には注意してください。
使用したビンの場合は、割れることも考えてあまり高い温度のお湯は使わないように50度~60度位の温度にしましょう。
ビン湯たんぽの注意
・傷がないか確認
・フタをキチンと閉める
・ベットなど高さのある場所で使う場合には落下に気を付ける
・火傷には注意
・持ち運びに注意(落とすと割れることもある)
・厚手のカバーをする(やけど・割れ防止)
ジップロック(保存袋)で湯たんぽを代用する方法
キッチンにあるジップロックや保存袋をを湯たんぽにしてしまいましょう。
ジップロックで湯たんぽを作る
ジップロックなど保存袋を使うときには、直接お湯を入れるのではなく「タオル」などを温めて保存袋に入れて使います。
お湯がこぼれたり、容器が変形したり割れたりする心配がありませんので、安心して使うことができます。
タオルなどを直接お湯に入れて温める方法と、タオルを濡らしてから袋に入れてレンジでチンして温めることもできます。
レンジで温めるのはらくですよね。
ジップロック湯たんぽの注意
・袋にあった厚手のタオルを使う
・レンジから出すときに火傷に注意
・袋の空気はぬく
簡単にできるのですが、冷めるのも早いところがデメリットになってしまいますね。
コンニャクで湯たんぽを代用する方法
まさか「コンニャク」で湯たんぽの代わりができるとは思わなかったのではありませんか?
コンニャクで湯たんぽを作る
コンニャクでもいろいろありますが「平コン」を使って作ります。
コンニャクを鍋で温めて、温めたコンニャクの水分を拭き取り、タオルにくるんで使いましょう。
また、薄いガーゼなどでくるんでジップロック(保存袋)に入れて使ってもいいですよ。
ジップロック(保存袋)に入れて使えば、後で食べることもできますし、袋に入れてレンジで温め直して何度でも使えます。
コンニャク湯たんぽの注意
・温めて取り出すとき火傷に注意
・ジップロック(保存袋)などを使わなときには使ったコンニャクは食べない
コンニャクは、昔から温湿布に使われていたほど湯たんぽ歴史があります。
袋などを使わなかったときには、コンニャクに体の毒素が入り込んでしまうので使ったコンニャクは食べないようにしましょう。
小豆(あずき)で湯たんぽを代用する方法
自然素材でやさしい温かさを作りましょう。
小豆(あずき)で湯たんぽを作る
遠赤外線効果がある「あずき」!
小豆の持つ水分が天然の蒸気になって、じんわりと体の芯から温めてくれます。
そんな小豆はスーパーなど食料品店で簡単に入手することができますよね。
小豆を入れる袋を用意しましょう。
熱を加えるので、綿100%か麻素材で用意します。
あとは、袋(ガーゼなど)に小豆を入れてレンジで1~2分様子を見ながら加熱します。
小豆を湯たんぽは、繰り返し使うことができます。
また、肩こりや目の疲れなどにも使われていますよ。
私もパソコンやスマホの見過ぎで疲れたときには、よく利用しています。
小豆(あずき)湯たんぽの注意
・必ず「小豆」を使う
他の豆類は水分が少ないので、レンジで温めると焦げたり燃えることもあります。
・目に使う場合は、低い温度で5分前後にする
・布は、綿や麻素材
小豆は「湯たんぽ」の代わりにもなりますが、吸熱効果もあるので冷蔵庫で冷やして「水まくら」の代わりにすることもできます。
米ぬか+玄米+塩で湯たんぽを代用する方法
自宅に米ぬかがあるという人は少ないかも知れませんね。
米ぬかで湯たんぽを作る
自宅に精米機がある人や近くに無人精米所がある人なら簡単に作ることができますね。
また、スーパーなどでもまれに見かけることもありますので、聞いてみるといいと思います。
用意するものは
・米ぬか
・玄米
・塩
・鷹の爪(乾燥トウガラシ)
・綿または麻布の袋
・ビニール袋
・包む布
を用意します。
精米機から取った米ぬかはフライパンでから煎るをしてから使いましょう。
なぜなら、生ぬかは時間がたつと虫が出てきますので防止のために熱を加え、鷹の爪を虫よけに入れます。
米糠2:玄米1:塩1の割合で混ぜ合わせて布袋に入れて、米ぬかの量にもよりますが、鷹の爪を1~2本入れます。
塩を加えるのは、塩は水分を含んでいるので加熱効果を手伝ってくれます。
米ぬかが出てこないように口を閉めて、レンジで2~3分様子を見ながら温めます。
また、蒸し器で3分くらい蒸して温める方法もあります。
蒸し器を使った方が米ぬか湯たんぽが長持ちします。
ビニール袋は、米ぬかは細かいので布団などに落ちるのを防ぐために使います。
布製の袋に入れて、ビニール袋に入れて布製のカバーに入れて使います。
米ぬか湯たんぽの注意
・レンジで温める時に米ぬかに水分が足りなくなると発火の可能性がある
・米ぬかがこぼれないようにする
・米ぬかにかたまりができやすくなったときには、取り換え時
スーパーなど店頭で購入するときには、塩や調味料が入っていないものを選んで下さい。
ネコで湯たんぽを代用する方法
猫を飼っている人限定になりますが・・・
これこそ自然の温かさですね!低温やけどもカバーの心配もありません。
Twitterのもあるようにこちらが「湯たんぽ代わり」と思ってるのか、猫の方が私のことを「湯たんぽ代わり」と思っているのかは定かではありませんが、寒くなると布団に入ってきますよね。
でも温かいことには変わりありません。
しかし、残念なことがあります。
生き物なのでジッとしていてくれないので困りますね。
私の飼っている猫は、腕枕を要求してくるので朝になると肩が痛くなり困ります。
とは言え、ネコを撫でながら寝ると自然と心が穏やかになってきて寝てしまうのも事実。
紙オムツ(尿取りパッド)で湯たんぽを代用する方法
もしも、家に使わなかった紙オムツがあれば湯たんぽ代わりになりますよ。
紙オムツで湯たんぽを作る
紙オムツで湯たんぽなんて・・・
そう思うかもしれませんが、おしっこを吸収する「吸水ポリマー」を利用して湯たんぽを作ります。
まずは、紙オムツから吸水ポリマーの部分を切り取ります。
それをジップロックなど水がこぼれない口の閉まる袋に入れて、水を入れて吸水ポリマーに水をしみこませます。
この時に、「多いかな」と思うくらい水を入れてください。
吸水ポリマーが水分を吸い込んで徐々に透明になってきます。
水気がなくなったら、空気を抜い袋の口を閉めてレンジで加熱します。
加熱するときには、様子を見ながら徐々に加熱してください。
初めは30秒、触ってみてまだかな?と思ったら20秒と徐々に加熱していきましょう。
あとは、タオルなどに包んで使います。
紙オムツ湯たんぽの注意
・吸水ポリマーを切り取るときに、ポリマーの粒々が散らかる
・紙オムツ(尿取りパッド)がないと出来ない
切り取ったりするのは、若干面倒ですが、温かさは湯たんぽ程ではありませんが長続きします。
湯たんぽにカバーが必要な理由
湯たんぽにカバーが必要な理由は
「火傷をするから」
このことにつきます。
湯たんぽにカバー‼
肌に直接触れることが多いので、カバーをしていてもカバーが薄かったりすれば、やけどをしてしまいます。
寝ている間に知らず知らずに肌に近づけすぎて、朝起きたらヒリヒリ感が出てきて低温やけどなどになっていることがあります。
普通にやけど自体大変なことにですが、低温やけどは深いところまでやけどをしてしまうので、なおさら注意が必要です。
安全に使うためにも「湯たんぽにカバー」は必ずしましょう。
低温やけどを防ぐには⁉
やけどは「熱い!」と感じた時に、なってしまうので触らないように注意することができます。
低温やけどの場合は、熱いと感じずにやけどをしてしまうので、困ってしまいます。
湯たんぽに触れていて
「暖かいなぁ」
と感じる温度で、長時間同じく場所に湯たんぽと体がくっいていると「低温やけど」になってしまします。
低温やけどは普通のやけどより悪くなることがありますから、「おかしいな」と感じたらはやめに病院に行ってください。
・厚手のカバーにする
・湯たんぽの位置を変える
・湯たんぽに直接触れない場所に置く
・温まったら湯たんぽをよける
湯たんぽの代用品で作った場合も同じことが言えますので、十分注意したください。
湯たんぽのカバーに代用できるもの
やけどや低温やけどなどを防ぐためにも、やはりカバーは必要ですよね。
付属のカバーだけでは薄かったり、湯たんぽをペットボトルや缶など代用品で作った時のカバーはどうするのか?
どうせなら、カバーも代用品で作りましょう。
セーターで湯たんぽのカバーを代用
まずは、もう着ないだろと思うセーターを湯たんぽに着せちゃいましょう。
意外にも可愛く出来上がりますよ。
その時は、チクチクしない素材のセーターにしましょうね。
靴下で湯たんぽのカバーを代用
靴下でカバーの代わりにするのは、大きさにもよりますがペットボトルや缶・ビンにおすすめです。
少し厚手の靴下なら、なおさらOKですね。
タオル+ふろしきで湯たんぽのカバーを代用
タオルを縫ったりして袋にしてしまえばいいのですが
それも少し面倒だなぁ
というときには、タオルで湯たんぽをくるんで風呂敷でキッチリ包み縛ります。
そうすれば、寝ているときに少々蹴とばしても湯たんぽからカバーが外れることはありません。
古着+ふろしきで湯たんぽのカバーを代用
古着もタオル同様にして使います。
もう捨てるだけだわ
という服を捨てる前にカバー代わりに使いましょう。
長袖だと袖で縛ることもできますのでおすすめですね。
犬猫用寝袋で湯たんぽのカバーを代用
こちらは、ペットを飼っていて犬猫用寝袋があれば、湯たんぽカバーの代用品として使えます。
厚さもあるので、低温やけど防止にもなります。
湯たんぽの代用とカバーの代用まとめ
いかがでしたでしょうか。
家にあるものを湯たんぽ代わりにフル活用してみるのもいいと思います。
今回上げた注意点を気を付けながら、自分専用の湯たんぽを作ってください。
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