今では当たり前のように使われているSNS。でもなぜかSNSをやっていない人に魅力を感じる人が多くいるようです。
なぜSNSをしない人やそもそもSNSに興味がない人はカッコいいと言われるのでしょうか。
その理由を解説していきます。
SNSに興味がない人の特徴
必要ない
とても便利なSNSですが、SNSに興味がない人はそもそもその必要性を感じていません。
なぜなら、SNSが普及するより以前の私たちも、何不自由なく暮らすことができていました。
そして、SNSがないと生活に支障がでる、生活できないということはありません。スマートフォンの個人保有率は年々上昇していますが、少数派の方は以前のようにガラケー(ガラパゴス携帯)を使用している人もいます。
また、必要な時の連絡手段はメールか電話であれば十分という考えで、あえてSNSを使用しない人もいます。
さらに、令和元年度の総務省の調べによると、情報収集源としてのSNSの信頼度は各年代20~30%台に対して、TVや新聞というマスメディアの信頼度は55%以上となっています。情報収集源としては新聞やTVなど信頼度のあるマスメディアからの情報であれば不足はありません。
めんどくさい
SNSを開始するまでの登録などの手続きや、その後の人づきあいにめんどくささを感じる人もいます。
簡単に始められ、気軽に誰かとつながることができるSNS。SNS慣れしている人は開始するまでの作業について、特段に不自由を感じていないことが多いです。
しかしながら、初投稿をするまでには複数の作業があり、それを億劫に感じてしまい興味がない人もいます。
例えば、Instaglamを今から開設する場合。
- まず「Instagram」をダウンロード
- 「新しいアカウントを作成」というボタンからメールアドレスでの登録を選択
- 自分の名前とパスワードを設定・登録する
- 自分の誕生日の入力
- ユーザーネームの変更
- Facebookや連絡先の連携設定
- プロフィールの写真を追加・変更
- ログイン情報の保存と通知設定
上記のように自分のアカウントの開設、自分のユーザーネームの作成、その他のアプリや連絡先との連携があります。
これだけですでに面倒という考えになってしまいます。
さらに、開始後は更新頻度やいいね、コメント返しなど、気にしないといけないことはあり、めんどくさいことが苦手な人には継続は難しいのが現状です。
また、一定数いる他人が投稿した内容を隅々までよみ「この前~にいっていたよね」と実際にあったときに確認してくる人もいて、監視されているような状況に陥り、めんどくさいと感じるのです。
他人に興味がない
SNSとは人とのつながりの場、コミュニケーションの場です。そのSNSに興味がないということは、そもそも他人に興味がない、マイペースな人が多いです。
なぜなら、マイペースな人は自分の関心があるものへ忠実です。一方で自分の関心がないものへの興味・執着は薄く、他人の共感やコミュニケーションも必要性が感じられず、SNSに興味がないのです。
SNSは時間の無駄
もともとのプライベートや仕事が忙しく、SNSをしている時間がない、無駄な時間を過ごしたくないという人もいます。女優クリスティン・スチュワートは以下のように述べています。
「当たり前のことを言って、バカに聞こえるかも知れない。それに、時代遅れのようにも聞こえるかも。だけど、SNSの代わりに、もっとクールなことができるのよ。SNSなんて、時間を取られるだけだよ」
このように、SNS以外の時間への投資を考える人もいます。
WHOの統計による、一生のうちのSNSの使用時間は平均6年8か月といわれており、その時間をほかのやるべきことや夢のために使用することができるという考えもあります。
人づきあいが嫌い
SNS内での、人づきあいを敬遠して使わないということも挙げられます。理由としては次のことが考えられます。SNSでは意図していなくても、自分の投稿と関連している他人とつながることができます。
投稿すると友人やフォロワーからいいねを押されますが、自分が投稿しない見る専門だった場合も、いいねを押さないといけないのではないかという強迫観念にかられてしまい、いつも他人の目を気にしないといけないという、わずらわしさが生じます。そのような理由からSNSを使用しないことを選択する人もいます。
マツコ・デラックスさんは
「ストレスっていうのはさあ、ほぼ対人関係なわけじゃない? だからアタシは極力対人関係を作りたくないのよ。数が多ければ多いほど、そこにストレスは発生するわけじゃない」
と述べており、第三者が自分の投稿した記事の内容を読み、監視されているような状況、あえて人とかかわりストレスを増やすことを避けるために使用していないようです。
トラブルに巻き込まれたくない、SNSへの不信感
SNSから引き起こされるトラブルを恐れ、またSNSへ不信感があるためにSNSを使用しない人もいます。
なぜなら、近年SNSがきっかけでプライベート情報が流出したり、ストーカー被害にあうなどのトラブルや犯罪事件が起きています。
また、SNSへの書き込みが原因で自殺に陥るなど悲しい出来事も増えており、そのようなトラブルに巻き込まれないようにするためにSNSに興味がない場合もあります。
なぜSNSをしない男がカッコいいとされるのか?
周囲の目を気にせず自分の意志で行動できる
SNSは人とのつながりの場、コミュニケーションの場です。それに興味がないということは、元来他人に興味がない、マイペースな人が多いです。
マイペースな人は自分の関心があるものへ忠実です。一方で自分の関心がないものへの興味・執着は薄く、自分の意思で行動できるため、他人の共感やコミュニケーションも必要性が感じられず、SNSに興味がないのです。
スマホじゃなく自分を見てくれる
前述に説明した通り、人間がSNSに費やしている時間は一生で平均約6年8か月です。
SNSを使用していない人は、リアルな人との関わりを尊重し、SNSを使用しない分の時間を今、自分の目の前にいる相手と過ごす時間に集中でき、大切にできます。
また、SNSを使用していない分、逐一SNSをチェックする必要がなく、相手と会っている時間も携帯を見る時間が減り、SNSをしている人よりもスマホを見ている時間が少ないことを意味します。
一緒にいる時間が増える、浮気の心配が少なくなる
SNSに費やす時間がないために、相手と一緒に過ごしたり、関わることに時間を使うことが可能です。また、出会い系SNSは数多く存在し、なおかつ、実名を隠して様々な人と出会えるSNSは、浮気につながる道具となりうるものです。
アナザースカイ探偵社の調べによると、浮気相手と出会った場所の1位の職場(52%)に続いて、SNSは2位の約15%を占めています。すなわち、浮気をしている人の4人に1人はSNSの出会いだといえ、SNSをしていない人はSNSからの浮気の確率が下がります。
チャラくないという安心感がある
トラブルに巻き込まれたり、不信感からSNSを使用していない人は、SNSの利点・欠点を自分で判断しています。SNSは、簡単に他人とつながることができる一方で、プライバシーが漏洩する可能性や犯罪の可能性も潜んでいます。
したがって、その点を考えて行動に移している人は、責任感がある、安心感があると好感を持たれます。
また、SNSを出会いの場として使用している人もいますが、使用していないために女遊びや浮気の心配がすくない印象を持たれる点でも軽い人のイメージが軽減します。
ミステリアス
Facebookなどで簡単に相手のことを知ることができる現在、あえてSNSをしていない場合、不思議な人、ミステリアスなイメージを持たれやすくなります。
なぜなら、SNSで検索しても相手のことを簡単に知ることができないからです。人間の「知りたい」という気持ちは好奇心につながります。人は自分が知らないこと・ものを自覚したとき、好奇心がうまれ、もっと知りたいと夢中になります。
まとめ
SNSに興味がない人の特徴は必要性を感じない、めんどくさい、他人に興味がないなどの性格であったり、便利なSNSではありますがその不都合な点を考えたうえでのその選択をしている人もいます。
SNSをしていない人に対して周囲が感じる魅力は、情報や他人の意見に左右されずに自分の意思をはっきりする点、周囲から一歩引いているような冷静さにあるようです。
また、SNS内の見えない人との関わりではなく、“今自分の目の前にいるリアルな人”との関わりを大事にする誠実性にも魅力があるのだと考えられます。
現在SNSを利用している人も、SNSに興味がない人の理由や特徴を紐解くと、共感できる部分があるのではないでしょうか?
共感できる部分、考慮する点があれば自分の生活に取り入れることも可能です。
便利な面が重視されがちなSNSですが、“今自分の目の前にいるリアルな人”との関わりにも意識を向けながら、実りある生活を送りましょう。
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