バターコーヒーにバターは使う?
今、ダイエット効果があると人気のバターコーヒーというものがあります。このバターコーヒーの基となったものはバター茶という飲み物。バター茶はアジアの中央、たとえば、チベットやブータンなどで飲まれていました。それを、アメリカのIT起業家がこのバター茶を基に、試行錯誤を重ねてバターコーヒーを作りました。
作り方は、特殊なバターとMCTオイルというものを混ぜて作ります。ですから、バターコーヒーを作るのにはバターは必須アイテムです。
この記事ではバターコーヒーについて詳しく解説。
バターコーヒーがまずいと感じる方、バターコーヒーのおいしい作り方、そして代用できるものを紹介しています。
バターコーヒーの材料
基本的なバターコーヒーに必要な材料は以下の4つ。
- コーヒー
- グラスフェッドバター
- MCTオイル
- 撹拌するもの
コーヒー
バターコーヒーを作るのに必要な材料の1つ目はコーヒー。お好きなインスタントコーヒーやコーヒー豆で問題はないです。砂糖とミルクを入れて作ることもできます。ただし、コーヒーとは別々に用意しましょう。また、健康を考えるならばオーガニックコーヒーが良いです。
ではどのコーヒーを選べば良いのかというと、日本製品なら安全なので日本製品を選びましょう。その理由は、日本では販売されているコーヒーにはしっかりとした基準があり、その基準に適合している商品しか販売していないからです。
また、「海外のコーヒーじゃ駄目なの?」と言う方もいるかもしれません。海外のコーヒーでもしっかりと対策をしている商品はあります。ですが、どれがその安全なコーヒーなのかが素人では分からないと思います。ですから、そのような場合は、海外物を取り扱っているお店で、信頼ができるお店から買うようにしましょう。
グラスフェッドバター
バターコーヒーを作るのに必要な材料の2つ目はバター。バターはグラスフェッドバターというバターがオススメです。
グラスフェッドバターとは、グラス=草、フェッド=餌という意味で、牧草を餌としている牛から作っているバターのことを言います。私達が普段食べているバターはグレインフェッドというバターで、こちらは、穀物を餌としている牛から作っているバターです。
グラスフェッドバターと普通のバターとの違いは栄養価。グラスフェッドバターは「オメガ3脂肪酸」が多く生活習慣病を予防してくれます。また、「酪酸」や「βカロテン」も多く、粘膜を健康にしたりガン予防にも良いです。
味は、一般のバターより濃厚で香りが良いのが特徴。このグラスフェッドバターをコーヒーに入れることで味がマイルドになり、ブラックコーヒーが飲めない人でも美味しく飲むことができます。
売っているお店は輸入食品を売っているようなお店です。たとえば、コストコ、スーパーの成城石井などのお店の一部で販売しています。値段は普通のバターより生産コストがかかるのでその分高いです。確実に手に入れたいならAmazonなどのネット通販を使うのをオススメします。
ちなみに、無塩バターやギーと言われるバターオイルを代用品として使うこと可能です。しかし、栄養素やコクと味わいが変わってきます。
ただし、有塩バターだけは避けましょう。その理由は塩分によって「まずい」「飲みにくい」「気持ちが悪い」と言う感想があるからです。
MCTオイル
バターコーヒーを作るのに必要な材料の3つ目はMCTオイル。MCTオイルとは、「中鎖脂肪酸」のことを言い、ココナッツやパームフルーツ、母乳などに含まれている成分です。MCTオイルは他のオイルや油とは違い、消化や吸収に優れていてすぐにエネルギーとして使われます。
販売しているところは、大型スーパーのイオンやイトーヨーカドー、輸入食品店、成城石井などの高級スーパーです。
こちらの代用品はココナッツオイル。ココナッツオイルなら手軽に入手できて抗菌や免疫を高めてくれるので、健康にも良いです。
撹拌するもの
バターコーヒーはバターとコーヒーを撹拌させて作るので、その撹拌させるための道具を用意しましょう。たとえば、ブレンダーやシェイカーなどです。
なお、スプーンではしっかりと撹拌されません。したがって、コーヒーとバターが混ざらずに気持ちが悪い、まずいバターコーヒーになってしまいます。
バターコーヒーの味に関する感想
見た感じは美味しそうに見えます。人の味の好みはいろいろなので合わない方もいるかも知れませんが、自分好みの味を探して飲み続けて欲しいです。
人によって飲み方はさまざまです。カフェインが苦手な方は、カフェイン無しのバターコーヒーがあるようなので試してみてください。
もし自宅で作って自分には合わないという場合もあると思います。材料を集めるのには大変ですし、お金もかかりそれが不安で飲むのを迷っている方もいるのではないでしょうか。そんな場合は一度市販のバターコーヒーで試してみるのも良いです。
コーヒーの苦さが駄目な方は牛乳を入れると飲みやすくなるかもしれません。ただし、牛乳は脂質があるのであまり多く入れると、ダイエット効果があるのに無駄になってしまいますので、少量にしておきましょう。
味の感想もいろいろありますが、どの方もバターの香りを楽しんでいます。しかも、MCTオイルのおかげで満腹感を得ることができるので、食べ過ぎ防止には良いかもしれません。
バターコーヒーを美味しく作る方法
まずは
- コーヒー
- グラスフェッドバター
- MCTオイル
を材料に使ったバターコーヒーの作り方です。
作り方は簡単で手軽に美味しく作ることができます。
コップは後で撹拌することも考えて大きめ、深めの物を選びましょう。
まずは、コーヒーをご自身が飲みたいくらい入れます。そこにグラスフェッドバターを大さじ1~2杯、MCTオイルも大さじ1~2杯入れましょう。グラスフェッドバターとMCTオイルの量はご自身で調整してみてください。
あとは、ブレンダーやミキサーなどで撹拌し泡立てば完成です。
バターコーヒーがまずい原因と失敗する原因
原因1 バター
バターコーヒーが飲みにくい、気持ち悪いと感じる原因の1つがバター。バターコーヒーのバターはグラスフェッドバターかギーオイルです。
しかし、このバターを用意するのが大変で市販のバターを使う方もいます。市販のバターでも無塩バターならまだ良いかもしれません。それが、有塩バターですとかなり飲みにくく、まずいバターコーヒーができてしまいます。
その原因は塩分。コーヒーに塩を入れたら飲みにくく、気持ちが悪いというのは想像できるのではないでしょうか。また、塩分は体に悪いのでやめましょう。
原因2 撹拌ができていない
バターコーヒーが飲みにくい、気持ち悪いと感じる原因の2つ目は撹拌がしっかりとできていないことです。バターコーヒーは、しっかりとバターとコーヒーを混ぜ合わせなければいけません。
しかし、中にはスプーンなどで軽く混ぜただけで飲んでしまう方もいます。これでは、コーヒーとバターが完全に混ざりません。したがって、コーヒーとバターを別々に飲んでいることになります。ですから、まずいバターコーヒーができてしまうのです。
ですが、しっかりとミキサーなどでコーヒーとバターを撹拌させると、コーヒーの味とバターの風味を混ぜることができるので美味しくなります。
バターコーヒーのバターを代用する方法
ギーとMCTオイルを使った方法
次の方法はグラスフェッドバターの代わりにギーオイルを材料にした作り方です。こちらも手軽に作ることができます。今回はシェイカーを使った方法です。
まずは、シェイカーにコーヒーを入れます。飲みたい量で良いですが150ml~200mlくらいでしょうか。そこにギーオイルを大さじ2程度(お好みの分量で可)入れます。そこにMCTオイルを入れましょう。このときに容器の外側にオイルが付くと混ぜるときに滑って危険なので注意してください。
あとは、蓋をしっかりとして15秒ほどシェイクします。コーヒーが熱く持てないときは、少しだけ冷ましてからシェイクしましょう。あとはコップなどに移して完成です。
バターコーヒーのオイルを代用する方法
ココナッツオイルで代用
バターコーヒーに使うMCTオイルは元々、ココナッツオイルから中鎖脂肪酸を抽出して作ったものをMCTオイルと言います。ですから、ココナッツオイルでも代用は可能です。
MCTオイルは売られているところが限られていて入手は難しいと感じる方もいると思います。ですが、ココナッツオイルなら手軽に手に入れることが可能です。
期待される効果については、MCTオイルは脂肪を燃やすのに対して、ココナッツオイルは抗菌作用や免疫力を高めてくれます。ですから、健康とダイエットの双方の効果を得たい方には良いかもしれません。
しかし、代用するときはMCTオイルと比べて味と香りに違いがあり、飲みにくいと感じる方もいます。飲みやすさを考えるならMCTオイルにしておきましょう。
ココナッツ・ギーで代用
こちらのココナッツ・ギーはココナッツオイルとグラスフェッドギーから作られている製品です。割合はココナッツオイルが75%。グラスフェッドギーが25%となっています。
これなら、オイルとバターを別々に揃えるということが無くなるので、手軽にバターコーヒーを飲むことができそうです。
市販のバターコーヒー
バターコーヒーにもインスタントで作れる商品があり、お湯で溶かして撹拌させるものやコーヒーにバターオイルパウダーを混ぜる物などがあります。
美味しいおすすめのバターコーヒー
CHARCOAL BUTTER COFFEE 『MCTオイル配合バターコーヒー(スタンダード)』
こちらの商品は1回分が1包に小分けになっていて、あとはお湯で溶かして飲むだけの、手軽なインスタントバターコーヒーです。牛乳や豆乳、緑茶や紅茶などを入れて飲むこともできます。
撹拌をする必要もなく小分けなので、職場や旅行先で飲みたいというときに良いです。
DUAL LIFE 『デカフェ オーガニックバタープレミアムコーヒー』
こちらの商品は、オーガニックコーヒーで作っていて評判も良いバターコーヒーのインスタントです。
ちなみに「デカフェ」とはカフェインが入っていない、少ないということで、「カフェインレス」と同じような意味になります。したがって、夜でも飲めて、カフェインが苦手という人でも飲める製品です。
また、アイスやホット、ミルクや砂糖を入れて飲むこともできます。
サプリマルシェ 『デカフェバターコーヒー』
こちらもカフェインレスタイプのバターコーヒーです。しかも、乳酸菌やコラーゲン、食物繊維など健康やダイエットに必要な栄養素を配合しています。
カフェインが苦手で、健康に注意している方にオススメなインスタントのバターコーヒーです。
Warrior Coffee 『有機インスタントバターコーヒー』
こちらは100%オーガニックのバターコーヒーで、撹拌の手間が要らず手軽に飲めるインスタント商品です。撹拌の必要がないのでどのような場所、場面でも飲め、クリーミーな味が楽しめます。
リオ・エンターテイメント 『オーガニックバタープレミアムコーヒー』
この商品はスティックタイプなのでお湯を注ぐだけで、手軽にバターコーヒーが飲むことができます。味もあっさりしていて初めての方にもオススメです。
4種類のオーガニック原料が配合されていて、体を温めて血行を良くしたり、胃で水分吸収をして膨張するので、満腹感を与えたりするのでダイエットをしたい方にはオススメします。
まずいバターコーヒー、美味しいバターコーヒーまとめ
今回は美味しいバターコーヒーということで解説させて頂きました。美味しいバターコーヒーを作るには、コーヒーとバター、MCTオイルが必要になります。
材料に使うコーヒーはインスタントコーヒーやコーヒー豆でも大丈夫。しかし、バターに関してはグラスフェッドバターかギーオイルが良いとされているので、このどちらかを使いましょう。この2つのバターがなければ無塩バターでも代用はできます。
なお、有塩バターだけは止めておきましょう。塩とコーヒーは相性が悪く「気持ち悪い味」「飲みにくい味」になりますし、何より塩分の取り過ぎは体に悪いです。
次にMCTオイルですが、MCTオイルはココナッツオイルでの代用が可能です。栄養素の効果や味には若干違いはありますが、どちらも体に良いオイルなので飲みやすい方を選んでみてください。
さらに、バターコーヒーを混ぜるときはしっかりと撹拌させることが大事です。撹拌が悪いとまずいバターコーヒーができます。ですから、ミキサーやブレンダーなどの器具を使いしっかりと混ぜてから飲みましょう。
最後に、材料を集めるのが大変、作るのが面倒だと感じる方もいると思います。そんな方は、コーヒーなどの専門店やインスタント製品があるので、そちらを使い手軽に美味しいバターコーヒーを楽しみましょう。
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