一升餅(誕生餅)を焼くのはダメ?正しい食べ方とは

一升餅(誕生餅)を焼くのはダメ?正しい食べ方とは

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「一升餅 いっしょうもち」を皆さんはご存知でしょうか?

子どもの誕生から、お宮参り、お食い初め、初節句、七五三など子どもの成長を祝う行事は、節目節目において古くから現在に至っても行われています。

一升餅は、地方により呼び方であったり、行う時期は少し異なりますが、子どもの満一歳の誕生日や、立ち上がり歩き出した時期に行うお祝い行事の一つです。

目次

一升餅(誕生餅)とは何?

「一升餅 いっしょうもち」の呼び方は地方により変わります、「一生餅」と書く地方もあれば、「誕生餅」、「一歳餅」や「背負い餅」、「力餅」や「踏み餅」と様々です。

では、「一升餅」はどの様な行事でしょうか。

一升餅(誕生餅)の由来

満一歳を迎えた子どもに、一升分(1.8㎏程度)のもち米でついた、丸い形にした餅を背負わせます。

子どもが一升餅を背負い立って自分の足で歩く姿を見守りつつ、重い餅を力強く背負うことで子どもの健やかな成長を願うと共に、「これからの人生において一生食べることに困らないように」という願いが込められています。

また、丸い餅の形ように「丸く円満な人生を過ごせるように」と親から子への願いを込めて行うものです。

一升餅(誕生餅)のいわれ

https://twitter.com/yakiimopon/status/1487735093292834816

一升餅についてのいわれは地方それぞれに異なります。

歩いて間もない子どもが、重い餅を力強く背負い歩けたことを喜んだり、背負った餅が重くて転ぶことを喜ぶに掛けたりしています。

他の地方では、一歳の誕生日前に歩きだした子どもには、故意に尻もちをつかせて、親元を早く離れないよう、遠くへ行ってしまわないよう、家の跡を継いでほしいと言う思い。

また、足を地に付けてしっかりと人生を送るようにと、餅を足で踏ませたりと、古くからのいろいろないわれがあるようです。

一升餅は、一歳の子どもにはたいへん重いため、子どもが背負って立つことができなくても、我が子を思う両親や祖父母、家族みんなからの願いを込めて行うお祝い行事です。

一升餅(誕生餅)はどの様に行うのか

一升餅の祝い方は、地方により異なります。
準備する内容もそれぞれ違います、また、時代の流れにより古くからの形に捉われずいろいろな行い方があるようです。

一升餅(誕生餅)準備

一升餅を準備する際に決まりはあるのでしょうか。

一升餅の準備は、父方の実家でもしくは、母方の実家で準備する等地方で様々。
住んでいる地方の行い方に合わすことが一番ですが、夫婦お互いの行い方が違う場合もあるので、家族で話し合って準備することが良いですね。

一升餅は古くから行われているお祝い行事です。

それぞれ各家庭で餅をついていた時代であれば、父方もしくは母方の実家で一升餅を準備していたでしょう、しかし現在は、餅屋、和菓子屋の他、インターネットで手軽に注文できます。

また、一升餅の形状も、丸い形にこだわる事無くハート形などにしたり、一升分の餅を小分けにしたり、自由な形で準備されているようです。

最近では、子どもの成長を願う祝い事と考えて、餅にこだわらずお米であったり、一升分に当たる重量の小麦粉でパンを準備し餅の代わりに背負わすご家庭もあるようです。

一升餅(誕生餅)祝い方

一升餅を風呂敷に包み、たすき掛けのように子供の体に縛り背負わすのが昔からの姿ですが、地方によっては前で抱えるように持たせたりと異なるようです。

現在はリュックサックなどを利用して背負わせたりと、子どもに負担の無いように行う事もあります。

一升餅は、一歳の誕生祝いを兼ねて、両親、祖父母、家族みんなが集まり一緒に食事する場を設けるなどして、お祝いする地方もありますが、両親のみでお祝いするのも良いようで、古いしきたりに捉われることなくお祝いしましょう。


子どもに無理させることなく、また両親や家族が負担に思うことなく、子どもの健やかな成長をお祝いする事を念頭に置いて行うことが大切です。

一升餅(誕生餅)はいつ、どのように食べるのか

一升餅(誕生餅)は、いつ、どのようにして食べるのが良いのでしょうか。

一升餅に正しい食べ方はあるのでしょうか。

一升餅(誕生餅)を食べる時期に決まりはない

一升餅は、食べる時期、いつまでに食べるなど決まりは無いようです。

お祝いが済んだらできる限り早いうちに、餅が硬くならないうちに食べるのが良いですが、大きい餅であるため一度に食べれない場合は、切り分けてご家族や知人へおすそ分けするのも良いでしょう。

一升餅(誕生餅)の切り方

一升餅は、古くからより行われているお祝い行事。

一升餅には「天照大神」が宿っており、「天の岩戸」に見立てられていると言う神話があり、天の岩戸が開いた際に、眩しい光が差したことから、子どもの将来に明るい光が当たるようにとの願いを掛けます。

鏡開きとして切り分けて、周りの人々に振る舞う風習があることから切り分けることに問題はないでしょう。
また、切り方にも決まりはないようです。

一升餅(誕生餅)の食べ方に決まりはない

餅の食べ方と言えば、焼き餅であったり、雑煮であったり、レンジで温めて食べると言った、お正月の餅の食べ方を考えますが、一升餅はどうでしょう。

一升餅の食べ方についても、決まりごとは無いです。

ただし一升餅を焼くのは要注意

しかし地方によってはお祝いの餅を、火で炙るまたは、焼くことは火事を連想させる縁起が悪いことと、言われるようです。

このことから一升餅を焼くのはダメと言われているのです。

ではどのように一升餅を食べるのが良いのでしょうか?

一升餅(誕生餅)のおいしい食べ方

たくさんの保存をするとなれば、おやつ以外に料理に使用したり少しづつ食べていくのが良いですね。

食べ方に決まりは無いようですので、お正月に食べる餅の食べ方と同じと考えて良いでしょう。
※前述したように一升餅を焼くのは縁起が悪いという地域もあるので要注意

きな粉

きな粉餅は定番中の定番ですが、電子レンジだったり、オーブントースターなど、解凍方法を変えれば違った食感になりますので味わいの異なったきな粉餅が楽しめます。

はちみつとしょうゆ

はちみつとしょうゆを掛ければみたらし団子のような味になります。

ゆずこしょうとポン酢

お正月に食べるお餅ですが定番ばかりでは飽きてしまいます。
ゆずこしょうとポン酢で食べてみるのはいかがでしょう。

めんつゆ

おやつ感覚でなく、めんつゆを利用するとメイン料理にもなります。

餅を油で揚げ焼きして、めんつゆで味付けして調理すればおかずの1品に。

めんんつゆと砂糖

餅をベーコンで巻いて焼き、めんつゆに砂糖を入れて調理すると、軽い食事の代わりに。

一升餅(誕生餅)の保存方法

一升餅は冷凍保存がおすすめ

一升餅は、一度に全部食べ切れないことから、乾燥を防ぐことができ、長期保存が可能な冷凍保存をお勧めします。

冷凍した一升餅は、解凍方法を変えると、食感が変わるなど料理の幅も広がりいろいろ楽しめます。

丸い形の餅ならば、半月または、三等分に切り、半月状、三等分した餅を好みの厚さに切り、一つづつラップに包み、ラップに包んだ後、更にジッパー付の保存袋に入れると乾燥を防げます。

一升餅は保存期間

冷蔵保存をする場合は、保存期間は2週間程度です、また冷凍保存をするとおおよそ6ヵ月程度の保存ができます。

ただし、つきたての餅の場合であり、加工日を考慮すると保存期間は短くなりますので冷凍保存の場合でも早く食べることをお勧めします。

一升餅(誕生餅)の5つの解凍方法

1.自然解凍

冷凍庫から出して、4時間程度室内で常温で解凍。

2.電子レンジで解凍

1つの切り餅を500Wで30秒から1分程度で解凍。 
餅を水にさらした後にレンジをするのがよいでしょう。
もっちり食感と濃い味わいになります。

3.オーブントースターで解凍

オーブントースターにアルミ箔を敷き、上に餅をのせ加熱は10~13分程度。
香ばしくカリっとした食感になります。

4.フライパンで解凍

フッ素加工のフライパンを利用し、火加減は中火で片面5分づつ焼き、膨らんできたら焦げない様に注意しましょう。
外側はカリカリして中は柔らかくなります。

5.なべで解凍

鍋料理や汁物など煮て調理する際は、凍ったまま使用できます。
トロトロと柔らかい食感になり、だし汁の味が絡みやすくなりおいしくなります。

まとめ

「一升餅」は、子どもが満一歳になったことを喜び、これから成長していく中で、健やかに無事に育ってほしいと願いを込めてお祝いする行事です。

現在は、昔の古いしきたりに捉われる事無く、それぞれの家庭で少しづつ形を変えて行われています。

可愛い我が子の記念日として、また、家族の楽しい思い出作り1つのイベントとして、行うのも良いのではないでしょうか。

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